2021/06/08 戦績
USDJPY +22,300円
EURUSD +33,751円
GBPUSD +86,486円
AUDUSD +7,739円
NZDUSD +16,226円
USDCAD +12,403円
USDCHF +36,622円
EURJPY +47,300円
GBPJPY +43,400円
AUDJPY 0円
NZDJPY +15,300円
CADJPY +24,700円
CHFJPY +40,900円
EURGBP +26,688円
EURCHF -
TOTAL +413,815円
週間戦績(当週)
TOTAL +658,298円
月間戦績(6月)
TOTAL +4,228,057円
年間戦績(2021年)
TOTAL +108,787,270円
累計戦績(令和になってから)
TOTAL +734,037,676円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +2,114,037,691円
追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。
昨日、インターネットであちこちのサイトにアクセスしづらい状況が発生しまして、私もちょうど英国政府のページを見ようとしたら「 Error 503 Service Unavailable 」が出たため「まあ、英国政府のホームページだし、またか」と思って簡単にあきらめていたところ、実は世界的な大規模障害だった(笑)。
あちこちのニュースで報じられてはいたんですが、たとえばこの朝日新聞の記事タイトルでは「政府機関などのサイトダウン」となってますが、サイトはダウンしておりませんので書いた人がよく分かってないのでしょう⇩
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さすがに専門サイトの PC Watch は正確に報じてまして、タイトルでも「正常に表示できず」また本文でも「表示できない障害が発生」と正確に書いておりました⇩
リンク切れ時 ⇨ アーカイブ
「伝わればいい」と言う考え方もあるかとは思うんですが、上の2つの記事タイトルを比較してみますと、むしろ正確に書いた PC Watch の記事タイトルの方が一般の人にも分かりやすく、伝える側も専門的な内容の場合には、専門家の判断を仰ぐなど正確性には注意してもらいたいところです。朝日新聞も PC Watch 見て記事書けばよかったのにね?(笑)。
ところで、ネットで障害が発生しますと必ずと言っていいほど「確実性のある接続を望む声」が出てくるのですが、そもそも論で「インターネットは不確実な接続方式」でして、今回のような障害が発生しても、「全部が切断されたり」あるいは「全ての通信が不可能になったりしない」ところが最大の特徴です。
インターネットって、実はこの21世紀も4分の1が終わろうとしている世の中なのに、世界の大部分の通信は善意で接続されております。Tier-1ネットワークと言われる、インターネット通信の大部分を支える大規模ネットワークを運用する会社同士がお互いの費用負担無しで相互に接続しておりまして、確実性のある接続を作るとしたら「一体誰が費用負担するの?」と言う事になってきてしまいます。例えるなら、街ナカにあるフリーWiFiに「確実に接続できて、高速で、安定して、安全」そんなネットワークを望むような感じです。
このインターネット全盛の世の中になっても、まだ月額数百万円から数千万円するような国際専用線を使っている企業がありますが、それこそ自前でその費用負担をし、確実なネットワークを作っているからに他なりません。それだけ確実なネットワークを作るのにはお金がかかります。
今回の障害を起こしたと言われている CDN サービスなんですが、詳細は省かせてもらいますが(NTTコミュニケーションズによる解説 リンク切れ時 ⇨ アーカイブ P1 P2 P3 )、実は世界中のハッキングされたパソコンやインターネットデバイスから一斉に攻撃される DDoS攻撃と言う非常に厄介な攻撃に確実に対抗できる唯一の手段でして、CDNを提供している大手 Akamai社や Fastly社は、「ある特定の国が異常に敵視」していると思われます。
設定ミスだと既に発表されておりますが、本当に設定ミスだったのか?設定変更を出来る立場の人にまで特定の国の人が入り込んでいるのでは無いのか?陰謀論好きとしては色々と考えてしますところです。
で、インターネットの障害について長々と書いていると言う事でお分かりになるかと思いますが、昨日も外国為替市場は全くの閑古鳥でした。残念!
って言うか、私のココをご覧になられている皆さんは、そんな事は既にご自身でお分かりですよね?(笑)。
全く全然動かなかったわけではなく、スイスフランが買われていたりもしたんですが、やはり米ドルやユーロそして円が主導で動いてくれませんと、取引全体のボリュームが上がりません。豪ドル円なんて酷い有様でして⇩
なんじゃこりゃ?(笑)
昨日午後6時、ドイツの民間調査会社である欧州経済研究センター(ZEW)が、毎月公表しております景況感指数を発表しました⇩
ドイツ6月 1800JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
ZEW景況感指数 | +84.4 | +86.0 | +79.8 |
そもそもプラスだったらポジティブな結果とされている指標なんですが、最近は非常に数値が高くなってまして、今回は事前の市場予想が前回値の +84.4なんて言う 21世紀に入ってから過去最高値を上回る +86なんて言う予想を出していたようなんですが、さすがに +79.8と80をちょっと切った数値に落ち着きました。
事前の市場予想を下回ったとは言え、高い数値には違いないので市場ではポジティブに反応したとロイターが伝えております⇩
リンク切れ時 ⇨ アーカイブ
これ、もう事前の市場予想って必要なんですかね?(笑)。
もしこれが雇用統計だったとしたら「市場予想 86万人のところ79.8万人」なんて結果だった場合、「うぉぉぉぉ~市場予想下回った~~~!!!」とかなんとかでドル急落からの全部戻しとかになりそうな気がします。ほんと、指標で反応したりしなかったり、市場の皆さんはいつも気分屋です。
いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。
米国4月 0400JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
消費者信用残高 | +185.83億ドル +258.41億ドル |
+220.00億ドル | +186.12億ドル |
───── ニューヨーク時間終了 ─────
英国5月 0801JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
BRC小売売上高(前年比) | +39.6% | - | +18.5% |
日本国4月 0850JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
貿易収支 | +9831億円 | +3896億円 | +2895億円 |
経常収支・季節調整前 | +2兆6501億円 | +1兆5006億円 | +1兆3218億円 |
経常収支・季節調整済 | +1兆6965億円 | +1兆5690億円 | +1兆5528億円 |
日本国4月 0830JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
毎月勤労統計調査・速報値 現金給与(前年比) |
+0.6% +0.2% |
+0.8% | +1.6% |
毎月勤労統計調査・速報値 実質賃金指数(前年比) |
+0.8% +0.5% |
- | +2.1% |
毎月勤労統計調査・速報値 総実労働時間(前年比) |
+0.8% +0.4% |
- | +4.3% |
日本国第1四半期(1-3月) 0850JST |
前回値 (速報値) |
市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
国内総生産(GDP)確定値 (前期比) |
-1.3% | -1.2% | -1.0% |
国内総生産(GDP)確定値 (年率換算・前期比) |
-5.1% | -4.8% | -3.9% |
GDP個人消費・確定値 (前期比) |
-1.4% | -1.4% | -1.5% |
GDPデフレーター・確定値 (前年比) |
-0.2% | -0.2% | -0.1% |
オーストラリア5月 1030JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
NAB企業信頼感(先行判断) | +17 +26 |
- | +20 |
NAB企業景況感(現況判断) | +32 | - | +37 |
日本国5月 1400JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
景気ウォッチャー調査 現状判断DI |
39.1 | 34.0 | 38.1 |
景気ウォッチャー調査 先行き判断DI |
41.7 | 38.0 | 47.6 |
ドイツ4月 1500JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
鉱工業生産(前月比) | +2.2% +2.5% |
+0.5% | -1.0% |
鉱工業生産(前年比) | +4.8% +5.1% |
+29.5% | +26.4% |
フランス4月 1545JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
貿易収支 | -61.44億ユーロ -60.67億ユーロ |
-54.21億ユーロ | -62.44億ユーロ |
経常収支 | -26.78億ユーロ -28.96億ユーロ |
-34.00億ユーロ | -14.03億ユーロ |
イタリア4月 1700JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
小売売上高・速報値 (前月比) |
-0.1% | +0.8% | -0.4% |
小売売上高・速報値 (前年比) |
+23.5% +% |
+51.0% | +30.4% |
ドイツ6月 1800JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
ZEW景況感指数 | +84.4 | +86.0 | +79.8 |
ユーロ圏6月 1800JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
ZEW景況感指数 | +84.0 | +84.9 | +81.3 |
ユーロ圏第4四半期(10-12月) 1800JST |
前回値 (改定値) |
市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
圏内総生産(GDP)確定値 (前期比) |
-0.6% | -0.6% | -0.3% |
圏内総生産(GDP)確定値 (前年比) |
-1.8% | -1.8% | -1.3% |
ユーロ圏第1四半期(1-3月) 1800JST |
前回値 (速報値) |
市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
雇用者数 確定値(前期比) |
-0.3% | -0.3% | -0.3% |
雇用者数 確定値(前年比) |
-1.9% -2.1% |
-2.1% | -1.8% |
米国5月 1900JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
NFIB中小企業景況感 | 99.8 | 101.0 | 99.6 |
米国4月 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
貿易収支 | -750.25億ドル -744.48億ドル |
-690.00億ドル | -688.99億ドル |
カナダ4月 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
貿易収支 | -13.50億加ドル -11.40億加ドル |
-7.00億加ドル | +5.90億加ドル |
米国4月 2300JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
求人労働移動調査(JOLTS) 速報値(前月比) |
828.8万人 812.3万人 |
830.0万人 | 928.6万人 |
求人倍率(JOLTS) 速報値(前月比) |
5.4 5.3 |
- | 6.0 |
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2021/06/07 戦績
USDJPY +9,700円
EURUSD +41,189円
GBPUSD +58,677円
AUDUSD +2,410円
NZDUSD +8,995円
USDCAD △1,820円
USDCHF 0円
EURJPY +34,400円
GBPJPY +69,100円
AUDJPY 0円
NZDJPY +5,600円
CADJPY +4,300円
CHFJPY △2,400円
EURGBP +14,332円
EURCHF -
TOTAL +244,483円
週間戦績(当週)
TOTAL +244,483円
月間戦績(6月)
TOTAL +3,814,242円
年間戦績(2021年)
TOTAL +108,373,455円
累計戦績(令和になってから)
TOTAL +733,623,861円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +2,113,623,876円
追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。
あれ?昨日って休業日でしたっけ?(笑)。
基本的にはドル売り円買いだった昨日、およそ先週木曜日の米ADPから金曜日雇用統計の無駄に元気だった動きを除くと、その前からの動きを継続していた感じです。
円は買われていたのですが、最近はとんと相関うんぬん言われなくなった日経平均は先週末から上昇して開始し順調に値を落とした感じではあるんですが、ギリギリ先週末の終値を上回って終わっておりました。
今週は11日金曜日に特別清算指数の算出、通称SQも控えており、果たして魔の水曜日が訪れるのか今日の動きを注目したいところです。
為替動かないから株に浮気(笑)。⇦ これ、失敗するパターン
いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。
日本国5月 0850JST |
前回値 | 結果 | 前回比 |
---|---|---|---|
外貨準備高 | 1兆3785億米ドル | 1兆3875億米ドル | +90億米ドル |
オーストラリア5月 1030JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
ANZ求人広告件数(前月比) | +4.7% | - | +7.9% |
ANZ求人広告件数(前年比) | +198.8% | - | +219.8% |
中国5月 1200JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
貿易収支(人民元) | +2765億CNY | +2760億CNY | +2960億CNY |
中国5月 1200JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
輸出額(人民元建て) (前年比) |
+22.2% | +19.5% | +18.1% |
輸入額(人民元建て) (前年比) |
+32.2% | +44.2% | +39.5% |
中国5月 1200JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
貿易収支(米ドル) | +428.5億ドル | +507.5億ドル | +455.3億ドル |
中国5月 1200JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
輸出額(米ドル建て) (前年比) |
+32.3% | +32.0% | +27.9% |
輸入額(米ドル建て) (前年比) |
+43.1% | +53.5% | +51.1% |
日本国4月 1400JST |
前回値 (前月確定値) |
市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
景気先行指数(CI)速報値 | 102.4 102.5 |
102.9 | 103.0 |
景気一致指数(CI)速報値 | 92.9 93.0 |
95.6 | 95.5 |
スイス5月 1445JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
失業率 | 3.3% | 3.1% | 3.1% |
失業率(季節調整済み) | 3.2% 3.1% |
3.1% | 3.0% |
ドイツ4月 1500JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
製造業新規受注(前月比) | +3.9% +3.0% |
+0.5% | -0.2% |
製造業新規受注(前年比) | +29.2% +27.8% |
+77.8% | +78.9% |
スイス5月 1530JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
消費者物価指数(前月比) CPI |
+0.2% | +0.3% | +0.3% |
消費者物価指数(前年比) CPI |
+0.3% | +0.5% | +0.6% |
スイス5月 1530JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
消費者物価指数(前月比) HICP(EU基準) |
+0.3% | - | +0.2% |
消費者物価指数(前年比) HICP(EU基準) |
-0.1% | - | +0.3% |
フランス5月 1545JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
外貨準備高 | 1834.28億ユーロ | - | 1912.34億ユーロ |
スペイン4月 1600JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
鉱工業生産 (前月比) |
+0.6% +0.4% |
+0.5% | +1.2% |
鉱工業生産 (前年比) |
+12.9% +12.4% |
+44.4% | +48.2% |
英国5月 1630JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
ハリファックス社住宅価格指数 (前月比) |
+1.5% +1.4% |
+1.2% | +1.3% |
ハリファックス社住宅価格指数 (前年比) |
+8.2% | +10.0% | +9.5% |
スイス 週次 1700JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
当座預金残高(国内銀行のみ) | 6兆3459.0億CHF | 6兆3217.5億CHF |
当座預金残高(外国銀行含む) | 7兆1049.7億CHF | 7兆1079.3億CHF |
中国5月 1700JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
外貨準備高 | 3兆1981.80億 米ドル |
3兆2150.00億 米ドル |
3兆2218.03億 米ドル |
ユーロ圏6月 1730JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
センティックス社 投資家信頼感指数 |
+21.0 | +25.4 | +28.1 |
スペイン5月 1930JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
ICO消費者信頼感指数 | 77.8 | 79.5 | 89.0 |
【おなじみさん限定】つづきは ⇨ こちら
2021/06/07 月曜日
2021年第23週の月曜日です。
なんか、どっかの小国でビットコインを法定通貨にするとか言う情報が出てましたが、あれって小国だろうが弱小国だろうが、法定通貨にされてしまうと外為法で規制される外国通貨になってしまうんですが、今後どうなるんでしょうかね?
私としては、国際送金の手段としては非常に有用なので、あまり規制にかかるようなことは避けて欲しいとは思うところです。
さて、本日はニュージーランドが女王誕生日で祝日となっており、月曜日早朝のオセアニカ開始がどうなるのか注意しておりましたところ、特に大きな混乱があるわけでもなく、いつも通り冷静に値が付かず値が飛んでいるだけでした(笑)。
ところで、本日はニュージーランドが女王誕生日と言う事ですが、ニュージーランドの元首はクイーンエリザベス2世女王陛下でして英国と同じです。英国と同じと言うか、英連邦=コモンウェルスと言われる国々の中で、英国と同じくエリザベス2世女王を元首としている国を英連邦王国と言い、このあたりごっちゃになってる方も多いかと思いますが、英連邦と英連邦王国は似てるけど別物です。そして、英連邦王国の各国で女王誕生日が別々の日で設定されているわけですが、英国では今年は6月13日土曜日で6月中旬が多く、カナダでは5月の下旬に終わりまして、オーストラリアは基本的に英国と同じなんですが州によって違うとか理解が難しい状況になってます。これ、別々の日付に設定されていると公式行事に訪問しやすいと言う利点もあったりします。もっとも、ほとんど外遊とかされませんけど(笑)。
ネットで調べてもらえば、およそ「気候のいい時期に祝日を設定するため」のような感じで書かれている事も多いかと思いますが、ニュージーランドの日程6月上旬はジョージ5世国王の誕生日が6月3日、英国やオーストラリアの6月中旬はエドワード8世国王の誕生日が6月23日、カナダの5月下旬はビクトリア女王の誕生日が5月24日と、実際にカナダは公言してますが、だいたい過去の国王・女王の誕生日が基準になっているようで、気候云々は「もともとの国王誕生日の日程に据え置くための言い訳」では無いかと思われます。
イングランドにスコットランドが脅迫されて国王を拿捕されて強引に合併させられグレートブリテン王国が出来て以降、4月生まれは現在のエリザベス2世女王だけでして、そのあたりも女王誕生日がバラバラな理由になっているようです。まさかこんなに在位期間が長くなると思わず女王誕生日を変更しなかったためとか(笑)。
さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。
日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で6月9日水曜日午後11時にカナダ中銀カナダ銀行が今後の金融政策と政策金利を発表します。また、金融政策発表後にはカナダ中銀総裁の会見が予定されておりますが、正確な時間が未定のため直前のアナウンスに注意しておきたいとこです。前回の金融政策会合では、資産購入ペースを従前の週40億加ドルから週30億加ドルへと変更し、先進国の中銀の中で唯一の金融緩和政策解除(テーパリング)を始めたカナダ中銀ですが、それゆえに今回は特に変更は無いと思われます。
6月10日木曜日午後8時45分に欧州中銀ECBが今後の金融政策を発表します。また、金融政策発表から45分後の午後9時半からはECBラガルド総裁による記者会見が予定されております。多くの委員らの発言で市場の「ECBテーパリング期待感」が盛り上がりますと、その火消しに躍起になっていた先週のECBでして、今現在は「どうせ現状維持だろ」と言う流れになっております。が、これがもしかしたら作戦で「テーパリングをサプライズとしておき、市場にある程度のインパクトを与えておきたい」のかもしれません。よくニュージーランド中銀がやっている作戦でして、事前の報道に惑わされることなく、十分に注意しておきたいところです。
これ以外にも中銀の金融政策発表としては、日本の皆さんにおなじみなところでは、9日水曜日午後8時ごろにポーランド、6月11日金曜日午後7時半にはロシアの発表があります。最近はロシアンルーブルを取引される方も多いらしいんですが、そんなに魅力的ですかね?ぶっちゃけ、今は買って持ってるだけで上昇しているようにも見えるんですが、これ対円ではドル円の影響が強いだけでして、買いスワップはそれほど大きく無い事を考えたら怖いような気がしてなりません。まあ、なんでも自己リスクなので私がとやかく言う事ではありませんが。
あと、毎度おなじみエキゾチックカントリーでは7日月曜日午後6時にカザフスタン、8日火曜日午後10時半モルドバ、9日水曜日午前6時にチリ共和国、10日木曜日午後4時ウズベキスタン,午後7時セルビア、11日金曜日午前8時にペルー,午後10時モーリシャスなどが予定されております。
直接、金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、11日金曜日からG7先進国首脳会議が英国イングランドのリゾート、カービスベイにて開催されます。あまり聞き慣れない地名かと思われますが、ぶっちゃけ英国人でも「ああ、そんなところあったね」的な場所でして、日本で言えば南紀白浜と言った感じでしょうか(笑)。別に地方でやる事には何ら問題があるわけでもなく、日本で行われた2008年の洞爺湖サミットや2016年の伊勢志摩サミットは評判もなかなか上々でした。⇦ 行くのが大変だと言う評価だけは除く
今回は対中問題や新型コロナウイルスワクチンについてなど特に重要な議題が多く、終了が13日の日曜日になることから、今週末はポジションを持ち越さないように注意が必要かと思われます。
次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。
本日7日月曜日、午前11時半ころに中国の貿易収支が発表されるハズです。中国の指標発表時間は非常にいい加減で変動するため確定できないものが多く苦労します。中にはピタッと決めた時間に発表される指標もあるのですが、国家統計局の発表する指標は定まらないものが多い感じがします。おい、国家だぜ?国家統計局だぜ?いいんかよ?(笑)。⇦ ワライゴトでは無いが、むしろワライゴトにしておきたい感じ 午後3時にドイツの製造業新規受注が前年比で70%を超えるような事前の市場予想だったりもありますが、東京時間終了と重なってドルの動きにちょぴっとでも影響を与えてくれると嬉しいかな~程度でして、逆に言えば、この指標すら取り上げるほどの指標の薄い日と言う事になります。
明日8日火曜日、午前8時50分に日本の国際収支ベースの貿易収支、同じく日本の第1四半期国内総生産GDPの確定値が発表になります。今週、これ以外に目立つ日本の指標が無いため取り上げただけでして、この2つの指標で市場が反応するとは露程も(つゆほども)思っておりません(笑)。いつもの「週に1回は日本の指標にスポットライトを」と言う気遣いで取り上げておきました。午後6時には欧州の圏内総生産(GDP)もありますがこちらも確定値でして、極端に数字の変動が無ければスルーでしょう。欧州やアメリカの四半期GDPは「速報値 ⇨ 改定値 ⇨ 確定値」と全部で3回の発表があり、今回は3回目の「確定値」の発表となってます。午後9時半にアメリカの貿易収支があります。中国との通商対立がニュースでガンガン報じられていた頃には、アメリカや中国の貿易収支で市場が大きく反応する事もあったのですが最近はあまり動く事もなくなりました。ただ、ここのところアメリカの指標で市場が過敏になっている感じがあり、油断していると思わぬ値動きがあるかもしれません。
9日水曜日、午前10時半に中国の消費者物価指数(CPI)など物価関連の指標が発表になります。こちらも中国の国家統計局が発表する数字なんですが、担当者がきちっとした性格なのか、だいたい毎回時間通りに発表になってます(笑)。他には、本当に指標日照りな感じの日でして、あまりにも目立つ指標が無い週半ば水曜日のため、むしろ通常では反応しないような午後3時のドイツ貿易収支や、午後6時40分のドイツ国債入札、午後6時45分のイタリア国債入札なんかでも反応してしまうような気もします。国債入札は日本でも大きく反応する事もたまにありますので、指標とはちょっと違いますが、政策金利を半固定としているような時期には気をつけておいた方がいい感じでして、発表時間だけは確認しておいた方が良さそうです。⇦ 市場で値が動いた後で、理由付けのために必要な感じ(笑)。
10日木曜日、ECBの金融政策発表も終わり、ラガルド総裁の会見が始まるのと同じ午後9時半にアメリカの消費者物価指数(CPI)の発表があります。ほんと、まともな指標が少ない今週で唯一まともな指標と言った感じでして、こちらが今週の注目ナンバー1指標と言う事にしておきましょう。なんで「言う事に」みたいな表現かと言えば、最近はCPIが多少上振れしても政策金利を変更させないスタンスを再度打ち出している中銀が多くFRBもその類なので、CPIである程度大きな数字が出ても市場での反応は限定的となりそうなためです。それでも、将来への期待感や長期的に見た時の影響などからCPIの数字が大きければそれなりの反応はするハズでして、もちろん、それなりの反応と言う部分に期待しております。
11日金曜日、午後3時に英国の月次国内総生産(GDP)や、同じく英国の鉱工業生産など各種生産指数など英国の指標集中発表が待ち受けております。英国は、新型コロナウイルスの影響で指標発表時間を従前の午後5時(冬時間では1時間遅く)から午前3時に変更しましたが、一応これは暫定となっているものの、東京時間が終わった直後の発表と言う事でなかなかいい時間となってまして、もしかしたら新型コロナウイルスの影響が収まっても戻さない=暫定解除するのではないかと思うところです。指標発表を分散させて市場への影響を抑える方がいいのか、指標発表を集中させて市場への影響は一度で済ませる方がいいのか、国によって考え方は様々ですが、英国の指標集中発表を見ていると分かりやすい気がして私としてはポジティブな印象です。で、この日も小マシな指標は英国のコレらだけでして、最後に午後11時ミシガンさんとこの学生さんが頑張ってる例のアレ速報値があり今週は終了となります。
さて、もう季節的には梅雨でもおかしくないんですが、東京はいまだに梅雨入りしておらず、さらに今週は30度を超える気温にもなるとの予報が出ております。
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まあ、いいお天気だと言うのに文句を言っても仕方ありません(笑)。
暑くなったらエアコンさんのお世話になるわけでして、また電気代がかかる季節がやってきます。暑くなる前にエアコンさんのご飯代を稼いでおくためにも、まずは今週一週間がんばってまいりましょう。
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2021/06/05 戦績
USDJPY +18,400円
EURUSD +35,267円
GBPUSD +44,197円
AUDUSD +7,323円
NZDUSD +6,682円
USDCAD +2,729円
USDCHF +3,063円
EURJPY +11,600円
GBPJPY +19,500円
AUDJPY +2,300円
NZDJPY +3,700円
CADJPY +8,800円
CHFJPY △1,200円
EURGBP +5,446円
EURCHF -
TOTAL +167,807円
週間戦績(当週)
TOTAL +3,825,731円
月間戦績(6月)
TOTAL +3,569,759円
年間戦績(2021年)
TOTAL +108,128,972円
累計戦績(令和になってから)
TOTAL +733,379,378円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +2,113,379,393円
追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。
毎週の事ですが、土曜日の戦績は、日本時間で金曜日から土曜日に日付が変わり早朝まで、ニューヨーク時間で金曜日の夕方市場終了までの取引です。
昨日遅く、ロンドンにて対面で開催されていたG7財務相会合におきまして、先般から協議さえておりました最低法人税率について合意形成されたと報じられました。
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恐らく、日本人の多くの方たちは「15%なんて随分と低い最低税率だな!」と言う感想を持っているかと思うんですが、無税や極端に低い税率の国や地域や、所得の移転方法によって移転前・移転先の両方の国で課税を回避できる国などを国際的に規制して行こうと言う趣旨ですので、とりあえず最低15%でもあれば効果はあるんです。
何日か前のロイターのコラムでも詳しく書かれておりまして、
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ここではアイルランドがやり玉に上がっておりますが、オランダやルクセンブルクなども有名でして、まあ一番有名と言うか数多の課税を忌避できる地域を持っているのは英国なんですけど。
こう言ったルールは世界中で一気に統一できませんと、必ず抜け道は登場しますし、抜け道を作ったところは別のルールで対処するようなところまで本来でしたら作り上げて欲しいところです。
税金なんて払いたく無いのが本音ですが、もともと払わないとならない巨額な税金が正常に払われるようになりますと、広く多くの人たちから集めている税金を減じる事も可能なわけでして、国際社会のルール作りに多くの国の人たちが賛成の民意を示してもらえるように、その辺りもしっかり広報して欲しいと思うところです。
それにしても日本やあまりにも複雑な課税システムを持っておりまして、これをもっと単純な仕組みに変更するだけで、納税や納税監視に必要な人的リソース(国税や税務署)を押さえ、脱税や申告漏れあるいは申告ミスを防ぎ、その結果として税率も下げて透明性も上がると思うんです。
今現在のような「とりあえず申告納税させておき、後からルール違反を指摘し課税」そんな事を今後も繰り返しておりますと、本当に国際社会から相手にされなくなってしまいます。裁判所も、最近は国税有利な判決を否定しはじめておりますが、まだまだ先進国とは全く言えない課税判断が出ているのが日本です。
国際社会のルールづくり、国際社会のルール導入と同時に、国際社会と同水準の課税ルールの取り決めも、日本国にはお願いしたいところです。
さあ、誰が待っているのか分かりませんが、お待ちかねと言う事になっておりますCFTC の IMMポジションです。毎週火曜日現在の数字を集計して米商品先物取引委員会(CFTC)が週末に公表しております「シカゴIMM」ポジションです。書くことが少ない日曜日の更新に、ブログのスペースを埋めるのに非常に役立ちます。
通貨/商品 | Long(買建て) | Short(売建て) | Net(売買差引) | 前週比 |
---|---|---|---|---|
JPY (097741) | 29,462 | 76,577 | -47,115 | +3,041 |
EUR (099741) | 237,360 | 128,038 | +109,322 | +5,322 |
GBP (096742) | 64,204 | 40,079 | +24,125 | -6,534 |
CAD (090741) | 89,467 | 40,695 | +48,772 | +3,961 |
CHF (092741) | 13,940 | 13,616 | +324 | +1,527 |
AUD (232741) | 55,385 | 57,310 | -1,925 | -1,116 |
NZD (112741) | 24,684 | 18,757 | +5,927 | -2,658 |
RUB (089741) | 11,838 | 7,252 | +4,586 | -786 |
VIX (1170E1) | 78,637 | 140,419 | -61,782 | -850 |
金Gold (088691) | 288,826 | 75,125 | +213,701 | -941 |
パラジウム(075651) | 5,908 | 3,546 | +2,362 | +469 |
原油 (067651) | 638,635 | 147,338 | +491,297 | +15,807 |
通貨/商品 | Long(買建て) | Short(売建て) | Net(売買差引) | 前週比 |
---|---|---|---|---|
JPY (097741) | 24,163 | 74,319 | -50,156 | +792 |
EUR (099741) | 236,103 | 132,103 | +104,000 | +4,142 |
GBP (096742) | 64,193 | 33,534 | +30,659 | +5,759 |
CAD (090741) | 84,183 | 39,372 | +44,811 | -1,301 |
CHF (092741) | 12,223 | 13,426 | -1,203 | +3,062 |
AUD (232741) | 55,098 | 55,907 | -809 | -3,811 |
NZD (112741) | 24,446 | 15,861 | +8,585 | +135 |
RUB (089741) | 12,718 | 7,346 | +5,372 | +692 |
VIX (1170E1) | 81,366 | 142,298 | -60,932 | +1,308 |
金Gold (088691) | 288,266 | 73,624 | +214,642 | +15,753 |
パラジウム(075651) | 5,508 | 3,615 | +1,893 | -644 |
原油 (067651) | 625,568 | 150,078 | +475,490 | -457 |
過去のIMMポジション
fxse.hatenablog.jp |
やはり、先週の主役は原油ですね。もうWTI先物価格で70ドルの勢いでして、先物価格が上昇してるんだから、当然先物のポジションは増えているでしょう(笑)。笑い事では無いんですが、そこ、実は分かっておられない方が割と多くおりまして、お気をつけ頂きたいと思います。何を気をつけろって聞かれると困るんですが(笑)。
雇用統計も終わりました。中銀の政策金利を睨んだ指標での反応と言えば、近年は主に雇用と物価でして、物価については、しばらく消費者物価指数の上昇幅が大きくても中銀が見ている振れ幅のレンジ内なのかどうかの判断が難しく、指標発表での反応が限定されるだろう事を考えますと、一方の雇用での反応が気になるところで、理由はどうあれ雇用統計で市場が動くようになって来た事は純粋に嬉しい事です。
そう言えば、まだ関東は梅雨入りしておりません。
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しかも今日以降、関東はしばらく晴れが多いらしく、
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「もう今年は梅雨入りしなくてもいいよ!」 って感じなんですが、そう言うわけにもいかないんでしょう(笑)。雨が降らないなら降らないで、せっかくの晴れですから、有効活用したいところです。
それでも、今日は若干雨模様のところもあるようですが、雨を上手に避けまして、良い日曜日をお過ごし下さい。
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2021/06/04 戦績
USDJPY +115,900円
EURUSD +179,454円
GBPUSD +222,830円
AUDUSD +41,286円
NZDUSD +37,152円
USDCAD +31,078円
USDCHF +56,226円
EURJPY +71,300円
GBPJPY +53,000円
AUDJPY +32,200円
NZDJPY +42,600円
CADJPY +64,700円
CHFJPY +11,600円
EURGBP +32,991円
EURCHF -
TOTAL +992,317円
週間戦績(当週)
TOTAL +3,657,924円
月間戦績(6月)
TOTAL +3,401,952円
年間戦績(2021年)
TOTAL +107,961,165円
累計戦績(令和になってから)
TOTAL +733,211,571円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +2,113,211,586円
追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。
昨日午後9時半、アメリカの雇用統計が発表されました。結果は、まあ予想よりは若干悪かったけど良かったんじゃないの?的な感じでした。
米国5月 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
非農業部門雇用者数 | +27.8万人 +26.6万人 |
+65.0万人 | +55.9万人 |
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そもそも、市場予想する際の基礎数値(市場環境を示す別の指標や労働データ)がブレッブレな中で出てくる事前の市場予想なんて、半分は当てずっぽうみたいなものです。実際、直前の予想ではアメリカの大手投資銀行JPモルガンと英国の銀行HSBCの2行が +55万人予想と今回の結果に一番近く、フランスの投資銀行BNPパリバは +45万人予想、ドイツ銀行なんて +80万人予想でした。
金融系通信社ロイターが取りまとめた事前の市場予想中心値が +65万人、ブルームバーグが取りまとめた事前の市場予想中心値が +67.5万人だったところ、+55.9万人だったと言う事で大きく市場予想を下回ったとかなんとかかんとか、で、
で、
結局は「ドル売りたきゃ売る」ただそれだけ。
⇧昨日のブログとの2号連続企画(笑)
失業率は前回より0.3%も改善しておりまして、失業率が下がると同じだけ下がってもおかしくない労働参加率はむしろ 0.1%しか下落しておらず、この関係からしますと、表面的な失業者だけでなく、失業者に含まれていなかった未就労者の雇用改善もできている事が確認できます。
米国5月 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
失業率 | 6.1% | 5.9% | 5.8% |
労働参加率 | 61.7% | 61.8% | 61.6% |
今回の雇用統計、明らかに9時半ジャストに一気ドル売り崩壊してますので、発表を受けた数値で判断したシステムが売り浴びせたのか、あるいは、もう最初からドル売りする気マンマンで売りを仕掛けていたのか分かりません。ただ、米国10年債利回りの動きは発表から一瞬のディレイがあり動いていたり、ダウ先物の明確な伸びは発表から30秒ほど掛かっていたのと比較しますと、為替市場の反応の速さが異常にも見えます。
なんか、こう言う動きを見ておりますと、実体経済に与える投機家の影響は、流動性の提供以上に罪深いな~って気もしないでもありません。そこには、当然我々も含まれております。
いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。
日本国4月 0830JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
家計調査・消費支出 (前月比) |
+7.2% | -2.2% | +0.1% |
家計調査・消費支出 (前年比) |
+6.2% | +9.3% | +13.0% |
オーストラリア4月 1030JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
住宅ローン残高 (前月比) |
+5.5% | +5.4% | +3.7% |
住宅ローン残高 居住用物件(前月比) |
+3.3% | - | +4.3% |
住宅ローン残高 投資用物件(前月比) |
+12.7% | - | +2.1% |
ユーロ圏4月 1800JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
小売売上高(前月比) | +3.3% +2.7% |
-1.2% | -3.1% |
小売売上高(前年比) | +13.1% +12.0% |
+25.5% | +23.9% |
フランス4月 1800JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
小売売上高(前月比) | -0.8% -1.0% |
+1.2% | -6.0% |
小売売上高(前年比) | +24.9% +21.3% |
+34.8% | +42.1% |
IRL第1四半期(1-3月) 1900JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
国内総生産(GDP) (前期比) |
-4.4% -5.1% |
- | +7.8% |
国内総生産(GDP) (前年比) |
+1.5% | - | +11.8% |
米国5月 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
非農業部門雇用者数 | +27.8万人 +26.6万人 |
+65.0万人 | +55.9万人 |
失業率 | 6.1% | 5.9% | 5.8% |
平均時間賃金(前月比) | +0.7% | +0.2% | +0.5% |
平均時間賃金(前年比) | +0.4% +0.3% |
+1.6% | +2.0% |
米国5月 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
非農業部門民間雇用者数 | +21.9万人 +21.8万人 |
+60.0万人 | +49.2万人 |
製造部門雇用者数 | -3.2万人 -1.8万人 |
+2.4万人 | +2.3万人 |
週間平均勤務時間 | 34.9 35.0 |
35.0 | 34.9 |
U6失業率 | 10.4% | - | 10.2% |
労働参加率 | 61.7% | 61.8% | 61.6% |
カナダ5月 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
就業者数 | -20.71万人 | -2.00万人 | -6.80万人 |
失業率 | 8.1% | 8.2% | 8.2% |
労働参加率 | 64.9% | 65.0% | 64.6% |
カナダ5月 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
フルタイム雇用者数 | -12.94万人 | - | -1.38万人 |
パートタイム雇用者数 | -7.78万人 | - | -5.42万人 |
カナダ第1四半期(1-3月) 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
労働生産性(前期比) | -2.1% -2.0% |
-0.9% | -1.7% |
カナダ5月 2300JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
Ivey購買担当者指数 | 60.6 | 65.0 | 64.7 |
米国4月 2300JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
製造業受注(前月比) | +1.4% +1.1% |
-0.2% | -0.6% |
製造業受注・輸送機器除く (前月比) |
+2.3% +1.7% |
+0.4% | +0.5% |
=別表= 購買担当者景気指数(建設業) 最新06/04
ドイツ5月 06/04 1630JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
建設業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
46.2 | 44.5 |
フランス5月 06/04 1630JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
建設業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
49.8 | 51.1 |
イタリア5月 06/04 1630JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
建設業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
57.6 | 58.3 |
ユーロ圏5月 06/04 1630JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
建設業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
50.1 | 50.3 |
英国5月 06/04 1730JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
建設業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
61.6 | 64.2 |
=別表= 購買担当者景気指数(サービス業・複合) 追加06/04
ブラジル5月 06/04 2200JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
サービス業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
42.9 | 48.3 |
(複合)購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
44.5 | 49.2 |
=別表= 購買担当者景気指数(全産業) 追加06/04
ウガンダ5月 06/04 1500JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
(全産業)購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
57.8 | 56.5 |
ケニア5月 06/04 1630JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
(全産業)購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
41.5 | 52.5 |
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