FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2022/06/20 月曜日

2022年第25週の月曜日です。

FOMC明けの月曜日で、いつもですとFRB高官らの発言解禁によってビュンビュンと動きそうな日なんですが、本日はアメリカが昨日の祝日振替休日となっておりましてお休みのため動きづらそうな感じとなっております。また、週半ばにはパウエル議長による議会証言も待っておりまして、それを過ぎるまでは微妙な展開でしょうか。

先週はドル円も135円を超えまして、未来永劫に渡って円安は続かないと分かっている人たちにとっては非常にいい感じに推移してきていることでしょう。私としても、現物資金を円にするには非常にいい時期だと思ってますので、まだ続いてもいいかと思ってます。何を買うにも売るにも、長期に渡って積み上げられるものは「ドルコスト平均法」がいいわけでして、まだ現状で上に向かっている途中だとしても、それがいつ下落を始めるのか神のみぞ知るわけで、特にある一定レンジ範囲上限下限に近い場所での積み上げには最高の手法でしょう。

もっとも、ドル円レンジの上限が360円とか考えている方にとっては「まだまだ序の口の円安」と言ったところでしょうけど(笑)。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、日本の皆さんにおなじみなところとしては、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で23日木曜日午後5時にノルウェー中銀、午後8時にトルコ中銀、24日金曜日午前3時にメキシコ中銀の発表があるくらいでしょうか。G10通貨に入っているノルウェークローネはまだ分かるのですが、トルコリラやメキシコペソなど、高金利と言うだけで一昔前に日本で大人気だった名残りで日本のFX業者のメジャーとして残っているのでしょう。

これ以外の国も含め今週の各国中銀の金融政策発表としては、20日月曜日午前10時半中国(実質的な政策金利であるローンプライムレート)、21日火曜日午後9時モロッコ、22日水曜日午前7時ホンジュラス,午前7時パラグアイ,午後5時ジョージア(グルジア),午後5時半アイスランド,午後9時半チェコ、23日木曜日午後4時フィリピン,午後4時半インドネシア,午後5時ノルウェー,午後8時トルコ、24日金曜日午後3時メキシコ,午後6時モンゴル,(時間未定)エジプト、25日土曜日午前7時トリニダード・トバゴなどが予定されております。

 

議事録関係としましては、6月21日火曜日午前10時半に豪州中銀RBAが前回6月7日に開催しました金融政策委員会の議事要旨を公開します。また、22日水曜日午前8時50分に日本銀行が前々回4月27~28日に開催しました金融政策決定会合の議事要旨を公開します。日銀は「議事要旨」を公開する前に「主な意見」と言う議事要旨のサブセット版のようなものを公開してまして、あまり議事要旨の公開で市場が反応する事は無いのですが、今回は為替関係への言及でなにかあると反応しやすい状況でもあり、いつも以上には注意しておきたいところです。

22日水曜日午後10時半からと、翌23日木曜日午後11時から、FRBのパウエル議長がアメリカの上院と下院において半期に1度の議会証言を行います。議会証言の場合、実際の議会証言よりも事前に公開される原稿の方で反応しやすいため、注意しておいた方が良さそうです。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日20日月曜日、特に注目の指標はありません。注目の指標どころか、指標自体が非常に少なくなってまして、強いて言えば的な指標すらありません。まあ、そう言う月曜日もあるでしょう(笑)。

明日21日火曜日午後9時半にカナダの月次小売売上高の発表があります。カナダ単体の指標としては比較的注目度が高い指標です。午後11時にアメリカの中古住宅販売件数の発表があります。

22日水曜日、午後3時に英国の消費者物価指数(CPI)など各種物価指数の集中発表があります。英国のCPIは前年比で9%とか言う恐ろしい事になってまして、小売物価指数(RPI)なんて前年比で11%超えております。午後9時半にカナダの消費者物価指数(CPI)の発表もあります。

23日木曜日、この日はマークイット社による主要国の購買担当者景気指数(PMI)速報値の発表が予定されております。フランスが午後4時15分、ドイツが午後4時30分、ユーロ圏が午後5時、英国が午後5時半、アメリカが午後10時45分となってます。むしろ、このPMIしか注目指標が無いのでは?的なノリの日です(笑)。

24日金曜日午前8時半に日本の消費者物価指数(CPI)が発表されます。物価が伸びずにここ数年マスコミから色々と言われていた日本ですが、今現在はちょうどいいくらいの2.5%程度の物価上昇となっておりまして、今現在はマスコミの攻撃が物価上昇を悪とする事で成立しております。まっ、どっちでもいいんですけど。午後3時に英国の月次小売売上高があります。最後、午後11時にアメリカの新築住宅販売件数と、同じく午後11時にミシガン大学消費者態度指数(確定値)があり今週は終了です。


 

東京も梅雨に入り割りと雨が降る日が多かったりましますが、一番は気温が上昇してきたことで過ごしにくくなってきました。当然、室内に居れば空調が入っており涼しくもあるのですが、外に出たときとの気温差で体調を崩しやすくなったりもします。今週も一週間、気温変化で体調を崩したりしないよう、頑張ってまいりましょう。


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