FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2022/07/04 月曜日

2022年第27週の月曜日です。

本日7月4日は、映画のタイトルにもなるほど有名なアメリカの独立記念日です。移動祝日の多いアメリカですが、この独立記念日だけは固定日となってますので、連休となる週末週初にかけての年は随分と盛り上がります。でも、一番喜ばれるのは木曜日とか火曜日とか1日挟んでお休みとなる曜日だったりしまして、木曜日に独立記念日となれば金曜日もお休みにして4連休、火曜日に独立記念日となれば月曜日もお休みにして4連休とする人も多く、4連休を取得しても大丈夫な雰囲気になるためです。アメリカでも、日本人が考えるほど自由気ままにお休みが取れるわけでもなく、やはり一緒に働く他の人との関係も考えながらお休みを取ってますから、皆で休めば怖くない的な日があると嬉しいものです(笑)。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で5日火曜日午後1時半に豪州中銀RBAが今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 0.85%から50bp(ベーシスポイント)の引き上げを行い 1.35%とするとの市場予測となっておりまして、前回40bpの利上げ予想だったところ50bpの利上げを実施し、今回も同じように50bpの利上げをロウ総裁が示唆しているため、実際に行われる可能性は十分にあるかと思います。

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これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、4日月曜日午後10時イスラエル、5日火曜日午後1時半豪州、6日水曜日午後4時マレーシア,午後9時ルーマニア,午後」11時アルバニア、7日木曜日午前7時ウルグアイ,午前11時スリランカ,午後7時セルビア,午後8時半パキスタン、8日金曜日(時間未定/深夜0時前後)ポーランド,午前8時ペルーなどが予定されております。

5日火曜日午後3時に英中銀(BOE)イングランド銀行が、年に2回だけ公表する「金融安定報告書 FSR(Financial Stability Report) 」を公表します。銀行監督など金融システムまで含めた大きな内容なので、こと金融政策についての直接の言及はあまりないかとは思われます。

7日木曜日早朝3時に、米FRBが前回6月14~15日(現地時間)に開催しました「連邦公開市場委員会(FOMC) 」の議事要旨を公開します。この回は、一気に75bp(ベーシスポイント)の利上げを行っておりまして、今後も更にこのペースが続くのかどうか。また、年末までにどこまでの利上げとなるのか、今回の議事要旨で手がかりを探ろうと非常に注目が集まっております。

7日木曜日午後8時半に欧州中銀ECBが前回6月9日に開催しました理事会の議事要旨を公開します。この回は、量的緩和政策である資産購入プログラム(APP)を7月1日に終了し、7月の理事会で利上げの意向を示しました。今月の理事会における25bpの利上げは実際に行われるとして、その後の利上げについてどのような考えなのか議事要旨の記載に注目です。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日4日月曜日、本日は特に注目の指標がありません。強いて言うなら、午前10時半に豪州の住宅建築許可件数が発表される事くらいでしょうか。アメリカがお休みのため、ハードカレンシーではないがそこそこのメジャー通貨と言うような豪ドルやカナダドルなどの方が動きやすいかもしれません。

明日5日火曜日、この日はマークイット社によるサービス業と複合の購買担当者計指数(PMI)確定値の集中発表日になっております。欧州やアメリカはPMIで振れやすいため、それぞれの国の発表時間にだけ若干の注意をしておいた方が良さそうです。フランスが午後4時15分、ドイツが午後4時30分、ユーロ圏が午後5時、英国が午後5時半となってます。ちなみにアメリカは今回は祝日絡みで1日遅れの翌6日発表となってます。

6日水曜日、午後6時に欧州の小売売上高の発表があります。今月の理事会において利上げは既に確定的になっている欧州ですが、小売売上高があまりにも落ち込むとインフレよりも経済回復が問題となり、また難しい舵取りを中銀が迫られます。そんな小難しい事を考えなくても、小売売上高が落ち込んだら困るくらいは分かりそうなものですが(笑)。午後11時にアメリカのISM非製造業景況指数があります。この発表の15分前にマークイット社の同種の指標サービス業PMIが発表されるので、そこからの流れも注意したいところです。

7日木曜日午後9時15分に米ADP社の全米雇用レポートの発表があります。最近は前回値の極端な修正も無くなってきまして、そろそろ雇用関連の先行指標としてのお役目を見せてもらいたいところです。私としては、この日の本命は午後9時半にあるアメリカの貿易収支と同じく午後9時半にあるカナダの貿易収支でして、ぶっちゃけカナダドルが動いて欲しいだけですけど(笑)。

8日金曜日、午前8時50分に日本の経常収支と貿易収支(国際収支ベース)が発表になります。日本の貿易収支は、国際収支ベースと通関ベースと言うのが発表されてまして、今回は国際収支ベースの方です。いわゆる世界中で発表されている貿易収支はこの国際収支ベースですので、他国の貿易収支との比較はこの指標となります。そして午後9時半にアメリカの雇用統計、同じく午後9時半にカナダの失業率など雇用関連指標が発表になります。一応は雇用統計が今週の注目ナンバーワン指標ではあるのですが、最近の流れ的に「本当に動くんだろうな?」のような感じも。まあ、動いても動かなくても、イベントクリアする必要はあるので発表をお待ちしております。今週はミシガンさんも無い事から、以上で注目指標が終わりとなります。


 

東京も突然梅雨があけまして、今度は台風がやってきました。気温なんかは完全に真夏となり、むしろ真夏が先にやって来てから梅雨明けと台風襲来がきたような感じです。梅雨に雨が少なかったようなイメージがありますが、また水不足とか言われないためにも、雨が降る時にはしっかり雨に降ってもらいたいとは思います。

暑さ対策や雨対策をしっかりして、今週も一週間がんばってまいりましょう。


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