FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2022/06/13 月曜日

2022年第24週の月曜日です。

週が変わって月曜日から気の早い話題なんですが、今週末19日の日曜日はアメリカが祝日でお休みとなりまして、月曜日は振替休日の連休となっております。金融市場もお休みとなりますので、今週末のポジション持ち越しや、毎週水曜日のスワップ3倍デーが今週だけ4倍デーとなる事への影響などへの注意が必要です。

ところで、なんの祝日かといいますと、今年から連邦祝日として制定されました「奴隷解放記念日=ジューンティーンス(Juneteenth) 」という祝日です。

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あ~あ、日本も6月に祝日できないかな~(笑)。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

今週は、主要国中銀の金融政策発表が多数予定されておりまして、むしろ、先週発表になりました欧州を除き、ハードカレンシー発券中銀であるアメリカ、英国、日本とスイスが一堂に会している状態です。

16日木曜日早朝3時に米FRBが連邦公開市場委員会(FOMC)を終え今後の金融政策を発表予定です。事前の市場予想では、政策金利は 1.00%上限から 1.50%上限へと50bp(ベーシスポイント)引き上げが予想されております。また、午前3時半からはFRBパウエル議長による会見も予定されております。実際に50bpの利上げが行われますと2会合連続での50bp引き上げとなりまして、実際にどうなるのか注目です。

16日木曜日午後4時半にスイス中銀スイス国立銀行(SNB)が今後の金融政策を発表予定です。事前の市場予想では、政策金利であるスイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値は現状のマイナス0.75%の据え置き予想となっておりまして、ある意味では世界で一番金利が低い国を維持する事になるでしょう。

16日木曜日午後8時に英中銀イングランド銀行(BOE)が金融政策委員会(MPC)にて決定した金融政策を発表予定です。事前の市場予想では、政策金利は 1.00%から 1.25%へと25bp(ベーシスポイント)引き上げ予想が大半となっております。また、金融政策発表後にベイリー総裁による記者会見も予定されております。一時期はマイナス金利の導入を真剣に検討していたBOEですが、日本やスイスがマイナス金利のままダラダラしている間に、既に1%の政策金利となっております。で、日米間の金利差でドル円の現在のレートが出ているのであれば、ポンド円も随分と高くなっていて良さそうなものですが、そうでも無いようです。まあいいけど。

最後、17日金曜日お昼の正午前後に日本銀行が金融政策決定会合を終え、決定した今後の金融政策を発表予定です。事前の市場予想では、政策金利は -0.10%の現状維持が大半となっております。また、午後3時からは日銀黒田総裁の記者会見が予定されております。

これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、14日火曜日午後5時にアルメニア、15日水曜日午後6時15分にナミビア、16日午前3時にアメリカ合衆国,午前6時ブラジル,午前7時コスタリカ,午後4時半スイス,午後6時中華民国(台湾),午後8時英国、17日金曜日(正午前後)日本国,午後9時アゼルバイジャンなどが予定されております。また、米ドルとペッグしている通貨の発券国や、通貨バスケットの構成で米ドルを主としている通貨の発券国などの金融政策発表も控えております。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日13日月曜日午後3時に英国の月次国内総生産(GDP)鉱工業生産指数など各種生産指数貿易収支など指標の集中発表があります。特にGDPは月次とは言え特に重要な指標のため要注意です。

明日14日火曜日午後3時に英国の失業率など雇用関連指標の発表があります。午後9時半にアメリカの生産者物価指数(PPI)の発表があります。FOMC会期中のため動きづらい展開となっているかと思いますが、数字によっては過敏に反応する場合もあり、結局はその場になってみないとわかりません(笑)。物価指数の中では注目度が高くないPPIですが、注意しておいたほうがいいでしょう。

15日水曜日午前8時50分に日本の機械受注が発表になります。全く市場に影響を与えない指標として有名です(笑)。株価は、ごくたま~に反応することがあるので、その辺りからの影響を期待したいところです。午後9時半にアメリカの小売売上高の発表があります。もともとインパクトが大きな指標ですが、今回はFOMC会期中ということで影響がどのように出るのか分かりません。今現在の予想としては、数字が良ければ反応薄、数字が悪ければFOMC結果への悲観的な見方で高反応と言ったところでしょうか。

16日木曜日午前7時45分にニュージーランドの国内総生産(GDP)の発表があります。午前8時50分に日本の通関ベース貿易収支の発表があります。他国であまり発表にならない通関ベースなので過去の数値としか比較できませんが、港ごとの取り扱い高とか見ると、取り扱いキャパに対する現状から上限を見通すとかもできるようです。金融屋さんとしてはそこまで求めてませんが、できるって知ってるだけでもなにか優位に立てる日がありそうな気もします ⇦ コピペ。午前10時半に豪州の失業率など雇用関連指標の発表があります。午後9時半にアメリカの住宅着工件数など新築住宅関連指標の発表があります。

17日金曜日、午後3時に英国の小売売上高の発表があります。午後10時15分にアメリカの鉱工業生産指数の発表があり、今週の目立った指標の発表は終わりです。今週は金融政策発表メインとなりそうです。


 

先週、関東も梅雨に入りました。

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「梅雨なんてなくてもいいのに」と思っているのは一般人だけで、農家の皆さんや水道局の皆さんなど、水を大量に利用している方々にとったら梅雨はなくてはならないものです。そんなのは誰しも分かるのですが、それでも「雨降ったら嫌だな」と言う気持ちからして梅雨がうっとおしいのも仕方ありません。せめて、パッと降るときにまとめて降ってくれ、サッと梅雨が終わる事を願っております。

今週も一週間、梅雨に負けない勢いで頑張ってまいりましょう。


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