FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2022/06/06 月曜日

2022年第23週の月曜日です。

昨日、キリスト教では「ペンテコステ」と言う日になっておりまして、この日の生い立ちなどはさて置き、どんな日なのか簡単に説明しますと「教会の成立した日」つまり「教会のお誕生日」と言う事になってます。なってますと言う書き方も微妙なんですが、まあそう言う事です(笑)。キリスト教の中には有名どころでもカトリックとプロテスタントと言う2つの教派≒勢力があるのはご存知かと思いますが、そこに聖公会≒イングランド国教会をあわせた世界三大西方教会ではそんな感じです。

と、言うことで、本日が振替休日として株式市場を含め金融市場がお休みとなっている国が多くなっております。日本人としては、6月に祝日とか羨ましいところでしょう(笑)。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で6月7日火曜日午後1時半に豪州中銀RBAが今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 0.35%から40bp(ベーシスポイント)の引き上げを行い 0.75%とするとの市場予測となっておりまして、ここ最近は住宅価格の上昇だけでなく物価全体が上昇してきている事から、利上げしても耐えられると判断する可能性は十分にあるかと思います。 

9日木曜日午後8時45分に欧州中銀ECBが今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 0%の据え置き予想となっており、他の多くの中銀が利上げを行う中で日銀と一緒に利上げ出来ない仲間となってます(笑)。また、45分後の午後9時半からはECBラガルド総裁による記者会見が予定されており、利上げが無ければ今回もラガルド総裁会見まで外国為替市場は大きな動きはないかと思われます。

これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、6日月曜日午後6時カザフスタン、7日火曜日午後1時半豪州、8日水曜日午前7時チリ,午後1時半インド,午後4時タイ、9日木曜日(時間未定)ポーランド,午後3時半ウズベキスタン,午後7時セルビア,午後8時45分ユーロ圏、10日金曜日午前8時ペルー,午後7時半ロシア,午後8時半パキスタンなどが予定されております。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日6日月曜日は多くの国で祝日となっており、まともな指標発表がありません。強いて言うなら午前10時45分にある中国の財新サービス部門PMIくらいでしょうが、果たして民間指標の更に中国の数字でどこまで影響があるでしょうか。

明日7日火曜日、この日も微妙な感じの指標ばかりでして、目立つところでは午後9時半にあるアメリカの貿易収支くらいでしょうか。

8日水曜日、午前8時50分に日本の第1四半期国内総生産(GDP)確定値の発表があります。確定値ですので極端に大きく変化が無ければ市場への影響も無いかと思われます。午後6時にもユーロ圏の圏無い総生産(GDP)確定値の発表があります。欧州やアメリカの四半期GDPは「速報値 ⇨ 改定値 ⇨ 確定値」と全部で3回の発表があり、今回は3回目の「確定値」の発表となってまして、こちらも確定値の発表となりますので市場への影響は少ないと思われます。

9日木曜日、この日も指標が少なくなっておりまして、注目指標の選定に苦慮するくらいです(笑)。正午前後に中国の貿易収支が発表になり、注目と言えばこの程度でしょうか。貿易収支ですので必ず相手国があり、その内容次第では他国の金融市場への影響もございます。

10日金曜日、週末金曜日にして、今週始めて赤字で強調表記する指標の登場です。午後9時半にカナダの失業率など雇用関連指標が発表になります。今月はアメリカの雇用統計と1週ズレたため、ここら辺りでガツンと大きな数字が出て、カナダドルには大暴れして欲しいところです。同じく午後9時半にアメリカの消費者物価指数(CPI)が発表になります。今週の注目ナンバーワン指標なんですが、ナンバーワンと言うより、むしろ今週のオンリーワン指標とも言えそうな感じになっております(笑)。最後、午後11時にミシガンなんとかさん速報値の発表があり今週も終了となります。


 

今週は指標が少なく、来週には、アメリカ・英国・スイス・日本などの金融政策発表も控えている事から、金融政策・政策金利発表を意識した展開となりそうです。

今週も一週間、がんばってまいりましょう。


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