FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2022/05/23 月曜日

2022年第21週の月曜日です。

先週末は、ドル円が微妙に128円を割り込んだラインで終えまして、ブルームバーグが榊原英資氏による「ドル円は150円になる可能性がある」との発言を取り上げ始めたことから、そろそろ円安も終焉の頃合いかな?と思っております(笑)。

www.bloomberg.co.jp

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さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で25日水曜日午前11時にニュージーランド中銀のニュージーランド準備銀行(RBNZ)が今後の金融政策と政策金利を発表します。政策金利は現状 +1.50%から 50bp(ベーシスポイント)の引き上げで +2.00%との大方の市場予想となっております。

これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、23日月曜日午後8時半パキスタン,午後9時ガーナ,午後10時イスラエル、24日火曜日午後4時半インドネシア,午後10時半ナイジェリア、25日水曜日午前11時ニュージーランド,午後7時ガンビア,午後11時モザンビーク、26日木曜日午前3時グァテマラ,午前10時韓国,午後8時トルコ、27日金曜日午後7時ブルガリアなどが予定されております。

 

26日木曜日早朝3時に、米FRBが前回5月3~4日(現地時間)に開催しました「連邦公開市場委員会(FOMC) 」の議事要旨を公開します。この回は、一気に50bp(ベーシスポイント)の利上げを行っておりまして、今後もこのペースが続くのかどうか今回の議事要旨で手がかりを探ろうと非常に注目が集まっております。

 

直接金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、本日23日月曜日に日米首脳会談が東京にて開催されます。経済面での協力などの話し合いはあるにしろ、特に金融市場に直接影響がある内容があるとは思えませんが、対中・対ロシア・対北朝鮮などの発表で、間接的に金融市場に影響が出てくる場合も考えて警戒はしておいた方がいいでしょう。

www.nikkei.com

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次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日23日月曜日、正直言って注目指標と言えるような発表がありません。一昔前でしたら、午後5時に発表されますドイツのIfo企業景況感指数なんかが注目されていたのでしょうが、ここ最近の指標スルーが状態化した市場環境と、ユーロに関しては、欧州の個別国の状況では動かなくなってきており、この指標も動意に結びつくようなことはなさそうです。

明日24日火曜日、この日はマークイット社による主要国の購買担当者景気指数(PMI)速報値の発表が予定されております。フランスが午後4時15分、ドイツが午後4時30分、ユーロ圏が午後5時、英国が午後5時半、アメリカが午後10時45分となってます。午後11時にアメリカの新築住宅販売件数の発表があります。アメリカの経済を支えている個人消費で一般的には最大の金額となる住宅関連指標ですが、ここ最近は随分と回復しておりまして、この新築住宅販売件数は完全に新型コロナウイルスの影響前の水準を超えております。実は、新築住宅販売件数に関してだけは新型コロナウイルスが猛威を振るっていた頃もあまり数値が低下しておらず、むしろ伸びていたような感じもありました。いずれにせよ、注目の指標である事には間違いありません。

25日水曜日、この日もあまり注目の指標がなく、午後3時にあるドイツの四半期国内総生産(GDP)にしても確定値でして、極端に大きく変更がなければスルーされる程度の指標です。午後9時半にありますアメリカの耐久財受注ですが、いつもなら変動が激しい輸送用機器を除いた数値が注目されるところ、航空機・船舶などを含む超高額な輸送用機器の受注がアメリカ経済成長の起爆剤となるため、輸送用機器を含めた総合値が伸びる事を期待されております。

26日木曜日、午後9時半にアメリカの四半期国内総生産(GDP)が発表されますが、欧州やアメリカの四半期GDPは「速報値 ⇨ 改定値 ⇨ 確定値」と全部で3回の発表があり、今回は2回目の「改定値」の発表のため、極端に大きく変更がなければスルーされそうです。

27日金曜日午前8時半に東京都区部消費者物価指数(CPI)がありますが、これで市場が動いた事なんて過去に数えるほどしか無く、週に1回くらい日本の指標を書いておこうと言う趣旨でしかありません(笑)。とりあえず書いておきます。午前10時半に豪州の月次小売売上高の発表があります。豪ドルですが、総選挙も終わった直後と言う事でナイーブな動きになる可能性もあり、指標には高反応を示すかもしれませんので注意しておいた方が良さそうです。そして、指標日照りな今週に突如現れる大型指標、午後9時半にありますアメリカの個人所得・個人消費支出など個人収支関連指標です。間違いなく今週注目度ナンバーワン指標で、むしろ注目度オンリーワン指標と言っても過言ではなさそうな気がします。なにせアメリカの経済は個人消費にかかってます。また、個人消費支出デフレーター(PCEデフレーター)は、同様の指標である消費者物価指数(CPI)よりも広範囲の調査対象のためFRBが最も注目していると言われており、PCEデフレーター・コアPCEデフレーターの数値しだいでは米ドルが極端に動意づく可能性もありそうです。最後、午後11時にミシガンさんとこの学生さんが頑張ってる例のアレ・確定値の発表があり今週も終了です。

それと、27日金曜日にアメリカの債券市場だけが米東部で午後2時で取引終了となります。来週の月曜日がメモリアルデーの祝日で連邦休日となっているため、その前営業日を半休にする事で連休の効果を高めるためと言う理由です。午前中だけの取引ではなく午後2時に終わると言う事で、正確に言えば半休と言うわけでも無いんですが、英語で言うと「Partial Holiday (パーシャルホリデー) 」でして、直訳すると「部分的な休日」となりますが、意訳するとやっぱり半休?(笑)。22日に債券市場が半休での直接影響は外国為替市場や株式市場へ無いとは言っても、来週月曜日までアメリカが連休になる事によるポジション整理や動意の低下などはありそうですので、その辺りは注意が必要でしょう。


 

最近天気が悪い日が非常に多く、このまま梅雨に入ってしまうのでは無いか?と半分諦めモードに入り始めております。もっとも、日本より緯度が赤道に近い地域では、梅雨どころか雨季がありますので、日本はまだマシとも言えます。まあ、「◯◯よりマシ」とか言い出した段階で半分諦めモードどころか、完全諦めモードと言った感じですけど。いっそ、梅雨が無い北海道にでも移住しましょうか。移住するにもお金がかかりますし、とりあえず稼いでから考えたいと思います(笑)。

今週も一週間、生活レベル維持したまま東京から北海道に移住できるほどお稼ぎできるよう、がんばってまいりましょう。


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