FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2022/06/27 月曜日

2022年第26週の月曜日です。

今週末、金曜日には7月に突入します。遂に2022年も半分が終わります。ドル円も135円前後で高止まりしたままですし、年の中間点を過ぎて今後の行方も気になります。どうしたいのか市場参加者の皆様が考えるでしょう(笑)。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、27日月曜日午後7時ブルガリア、28日火曜日午後9時ハンガリー、30日木曜日午前3時グァテマラ,午前6時半ジャマイカ,午後4時半スウェーデン、7月1日金曜日午前3時コロンビアなどが予定されております。

本日27日月曜日午前8時50分に、前回6月16~17日に開催しました金融政策決定会合の「主な意見」を公開します。毎度の事なんですが、この主な意見と言うのは日銀特有なものでして、どの中銀でもある会合直後の「声明」と1ヶ月程度経過してから発表される「議事要旨」の間を埋めるような感じの会合で出た意見を羅列したものでして、どちらかと言えば議事要旨より分かりやすいです。 分かりやすいんです、が、たぶん値が動く事は無いでしょう(笑)。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日27日月曜日午後9時半にアメリカの耐久剤受注が発表になります。いつもなら変動が激しい輸送用機器を除いた数値が注目されるところ、航空機・船舶などを含む超高額な輸送用機器の受注がアメリカ経済成長の起爆剤となるため、輸送用機器を含めた総合値が伸びる事を期待されております。 

明日28日火曜日、午後10時にアメリカの米連邦住宅金融局(FHFA)が発表する住宅価格指数と、同じく午後10時にアメリカのファイサーブ社が集計しS&P社が発表するケースシラー(CS)住宅価格指数の発表があります。指標発表サイトなどではCS米住宅価格指数をメインにしているんですが、こちらは全米の主要都市における実際に取引された様々な物件を集計しているため、現金で購入された物件も、低額物件も高額物件も全て含まれております。対してFHFAが発表する方は公社融資を受けた全米全ての物件が対象となるため、あらゆる都市が含まれている一方、公社融資の受けられる信用力が高い者が購入した物件だけが集計対象となり、当然ですが現金で売買された場合や、信用力が低く民間の金融機関だけで融資を受けた場合は集計に入りません。統計を分析するためには、何がなんでも全ての情報をかき集めればいいと言うわけではありませんが、こう言う事も知った上で指標を見る事は、数字を見て判断する上で必要な知識かと思います。政策金利を利上げするとなったら、当然に住宅ローンの利率も上り、住宅価格も上昇します。既に住宅価格は高騰しておりますので、今まで以上に注目度が上がりそうなのが住宅価格指数でしょう。

29日水曜日、午後9時半にアメリカの四半期国内総生産(GDP)の発表があります。欧州やアメリカの四半期GDPは「速報値 ⇨ 改定値 ⇨ 確定値」と全部で3回の発表があり、今回は3回目の「確定値」の発表となってます。四半期GDPの発表とは言え確定値の発表となりますので、市場への影響は少ないと思われます。

30日木曜日午前8時50分に日本の鉱工業生産・速報値の発表がありますが、この指標で株価とか為替とか動いているところ見たことが無い。⇦ 実際には動いた回も存在します。午後9時半にアメリカの個人所得・個人消費支出など個人収支関連指標があります。間違いなく今週注目度ナンバーワン指標で、むしろ注目度オンリーワン指標と言っても過言ではなさそうな気がします。なにせアメリカの経済は個人消費にかかってます。また、個人消費支出デフレーター(PCEデフレーター)は、同様の指標である消費者物価指数(CPI)よりも広範囲の調査対象のためFRBが最も注目していると言われており、PCEデフレーター・コアPCEデフレーターの数値しだいでは米ドルが極端に動意づく可能性もありそうです。同じく午後9時半にカナダの月次国内総生産(GDP)の発表があります。カナダ大好きな私としては非常に重要な指標ですが、アメリカの個人収支関連指標の裏番組的な扱いのため、カナダドルが動いたとしてもどっちの指標で動いたのか効果測定が難しいところです。

7月1日金曜日、この日はマークイット社による製造業購買担当者景気指数(PMI)の集中発表が予定されております。主要国のPMIについては確定値となりますが、欧州やアメリカはPMIで振れやすいため、それぞれの国の発表時間にだけ若干の注意をしておいた方が良さそうです。午前8時半に日本の失業率など雇用関連指標午後8時50分に日銀短観の発表があります。日銀短観は特に大企業における現状や先行きへの判断が重要視されまして、株価への影響から外国為替市場へも波及する可能性があります。午後11時にアメリカのISM製造業景況指数の発表があります。この発表の15分前にマークイット社のPMIが発表されるので、その数字次第ではマークイット社のPMIからのコンボでドル急変が発動するかもしれません。今週の注目指標は以上となります。


 

最近の東京は晴れの日が多く気温も30度を超える日ばかりで、ほとんど夏が来たような感じになってきました。冷房の電気代もかかる事ですし、電気代を気にしないでエアコンを使えるように頑張って稼ぎたいと思います(笑)。今週も一週間、頑張ってまいりましょう。


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