FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/07/01 戦績

 2020/07/01 水曜日 戦績

USDJPY        +130,400円

EURUSD        +107,963円

GBPUSD        +317,452円

AUDUSD         +33,608円

NZDUSD         +35,007円

USDCAD        +122,149円

USDCHF         +85,766円

EURJPY        +155,800円

GBPJPY        +373,600円

AUDJPY         +41,000円

NZDJPY         +37,700円

CADJPY        +111,600円

CHFJPY         +74,200円

EURGBP         +59,403円

EURCHF         +72,628円

TOTAL       +1,758,276円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +3,579,548円

 

月間戦績(07月)

TOTAL       +1,758,276円

 

月間戦績(06月)

TOTAL      +29,843,801円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL     +269,664,096円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +463,757,585円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,843,757,600円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。
このブログは「日本時間で前日の出来事を書く」と言うのがいつものスタンスですので、本来でしたら深夜に日付が変わってから朝までの出来事は、明日のブログ更新での内容となります。ただ、さすがに明日のブログ更新で「昨日、FOMCが~」とか書いても随分と古いネタになってしまいます(笑)。早朝にFOMCのような金融イベントや事件があった場合のみスタンスを変更し、深夜に日付が変わってから朝までの出来事を書かせていただく場合もございます。

 

本日早朝3時、米FRBが6月9~10日に開催ました連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公開しました。特に目新しい部分はなく、正直言って午前3時に起きていた価値があったとは思えません(笑)。「もちろん」と言っていいほど為替相場への影響はなく、いや、むしろFOMC議事要旨公開で静かになっていまったくらいです。

今回の議事要旨を見ますと、真っ先に目に付きましたのは、参加者の人定に次いでアメリカで問題になっております人種差別についての議長からの発言でした。


これ、FOMC終了後の記者会見でもお話しされておりました。

最近のアメリカ社会を新型コロナウイルス以上に騒がせている差別に対するFRB議長としての立場を示しまして、強い口調で発言しておりました。実は過去にパウエル議長は差別主義者とか報じられた事もありまして、その辺りも今回の発言の切っ掛けになったのかもしれませんが。

日本で日銀総裁と言う立場以上に、アメリカではFRB議長の立場と言うものは非常に強く、また尊敬される地位でもあります。実効的に意味があろうがなかろうが、立場が高い人物からの発言と言うのは大きな意味がありますので、今回のパウエル議長の発言と言うか、宣言は、私としては評価しております。

fxse.hatenablog.jp

 

今回の議事要旨公開でロイターが発した速報では、

新型コロナウイルス感染拡大に起因する景気後退(リセッション)からの回復に向け、FRBがあらゆる手段を行使することに広範な合意があったことが分かった

jp.reuters.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

との事ですが、うん知ってた(笑)。

この「あらゆる手段を行使」も、FOMC終了後の記者会見で話してましたし、「広範な合意」も、FOMC終了直後に公開された声明文で全会一致でしたので分かってました。合意得られなかった反対する委員が登場しそうなものですから。

そんな感じで、私が議長メッセージを取り上げたり、ロイターが⇧このような内容で速報を出すくらい、今回の議事要旨は注目するところが無かった感じです。


 

 昨日午後9時15分に公開されました、アメリカの給与計算アウトソーシング最大手であるADP社の全米雇用レポートですが、事前の市場予想通りマイナスからプラスになった上で数百万人規模の上昇と言う結果になりました。

米国6月
2115JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ADP全米雇用報告
(前比)
 -306.5万人
 -276.0万人
+300.0万人 +236.9万人

前回値の修正がマイナス30万人程度入りましたので、プラス300万人予想としたら「ほぼ、いいラインだった」と言ってもいいのではないでしょうか。

本日発表予定の米雇用統計でも、同じようにプラスへ数百万人規模の振れがあるものかと思われます。アメリカが連休前と言う事や、ここ最近の市場全体の値動き、ADP社の発表を受けた市場反応なんかを見てますと、今日の雇用統計はあまり期待できないのかな?とか思ってしまいます。良い意味で裏切ってもらい、発表直前までの値動きと同じ方向にびゅ~んと飛んでくれると嬉しいのですが(笑)。


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

ニュージーランド5月
0745JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
住宅建設許可件数(前比)   -9.9%
  -6.5%
+35.6%
日本国4-6月期
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
日銀短観
大企業製造業業況判断DI
  -8  -24  -34
日銀短観
大企業製造業先行き
 -11  -19  -27
日銀短観
大企業製造業設備投資
(前年度比)
 +4.3%  +8.0%  +6.5%
日本国4-6月期
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
日銀短観
大企業非製造業業況判断DI
 +8   -7  -17
日銀短観
大企業非製造業先行き
  -1  -15  -14
日銀短観
大企業非製造業設備投資
(前年度比)
 +0.3%  +0.4%  +1.2%
日本国4-6月期
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
日銀短観
大企業全産業業況判断DI
   0  -16  -26
日銀短観
大企業全産業先行き
  -6   -9  -21
日銀短観
大企業全産業設備投資
(前年度比)
 +1.8%  +2.7%  +3.2%
オーストラリア5月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
住宅建設許可件数(前比)  -2.1%
 -1.8%
 -7.8% -16.4%
住宅建設許可件数(前比) +6.1%
+5.7%
 -2.5% -11.6%
日本国6月
1400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者態度指数
季節調整(二人以上世帯)
24.0 28.0 28.4
消費者態度指数
(二人以上世帯)
24.1 28.5
消費者態度指数
(単身世帯)
26.0 30.5
消費者態度指数
(総世帯)
24.7 29.2
ドイツ5月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比)   -6.5%
  -5.3%
 +3.9% +13.9%
小売売上高(前比)   -6.4%
  -6.5%
  -3.5%  +3.8%
英国6月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
全国住宅価格指数
(前比)
 -1.7%  -0.7%  -1.4%
全国住宅価格指数
(前比)
+1.8% +1.0%  -0.1%
ドイツ6月
1655JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業者数(増減) +23.70万人
+23.80万人
+12.00万人  +6.90万人
失業率 6.3% 6.5% 6.4%
米国6月
2030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
企業人員削減数(前比)
(チャレンジャー社)
+577.8% +305.5%
企業人員削減人数
(チャレンジャー社)
397,016人 170,219人
米国6月
2115JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ADP全米雇用報告
(前比)
 -306.5万人
 -276.0万人
+300.0万人 +236.9万人
米国6月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ISM製造業景況指数 43.1 49.5 52.6
ISM製造業雇用指数 32.1 43.0 42.1
米国5月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
建設支出(前比)  -3.5%
 -2.9%
+1.0%  -2.1%

 


=別表= 購買担当者景気指数(製造業) 最新07/01

オーストラリア6月
07/01 0700JST
前回値 結果
製造業購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
44.0 51.2
アイルランド6月
07/01 0901JST
前回値 結果
製造業購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
39.2 51.0
日本国6月
07/01 0930JST
前回値 結果
製造業購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
38.4 40.1
購買担当者景気指数(製造業) -続きを展開⇩- 合計38ヶ国・地域

グローバル(全世界)6月
07/01 2400JST
(07/02 0000JST)
前回値 結果
製造業購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
42.4 47.8

 


=別表= 米国 EIA週間燃油在庫集計

米国 EIA週間燃油在庫集計
(06/26分)

2330JST
前回値 結果
原油在庫(前比) +144.2万バレル   -719.5万バレル  
ガソリン在庫(前比) -167.3万バレル   +119.9万バレル  
中間留分在庫(前比) +24.9万バレル   -59.3万バレル  
クッシング原油在庫(前比) -99.1万バレル   -26.3万バレル  
原油輸入量(前比) -79.7万バレル   -50.6万バレル  

 


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2020/06/30 戦績

 2020/06/30 火曜日 戦績

USDJPY         +87,300円

EURUSD         +93,738円

GBPUSD        +190,461円

AUDUSD         +16,237円

NZDUSD         +21,645円

USDCAD         +26,349円

USDCHF         +62,957円

EURJPY         +71,400円

GBPJPY        +179,200円

AUDJPY         +28,800円

NZDJPY         +33,600円

CADJPY         +69,300円

CHFJPY         +91,900円

EURGBP         +45,336円

EURCHF         +51,914円

TOTAL       +1,070,137円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,821,272円

 

月間戦績(06月)

TOTAL      +29,843,801円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL     +267,905,820円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +461,999,309円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,841,999,324円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

昨日、さすがに月末だけありまして指標は山盛りだったんですが、どの指標もあまり市場に影響を与える事はありませんでした。大体、予想通りではあるんですが。日本の失業率も上昇しましたが全くの無反応、欧州各国地域の消費者物価指数も現状ではどう評価していいのか難しいところでして、カナダの国内総生産(GDP)もマイナス二桁の落ち込みでしたが事前の市場予想通りであったため特に動意なく終わりました。

指標に反応しない外国為替市場ですが、最近は月末恒例となった月末ロンドンフィキシングはしっかり開催されまして、もう、ポンドはビンビン(笑)。

なんでもいいので、動いてくれたらそれでいいです(笑)。 


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

日本国5月
0830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業率 2.6% 2.8% 2.9%
有効求人倍率 1.32 1.22 1.20
日本国5月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産(前比)
速報値
 -9.8%  -5.9%  -8.4%
鉱工業生産(前比)
速報値
-15.0% -23.1% -25.9
中国6月
1000JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
(中国国家統計局)
50.6 50.5 50.9
非製造業購買担当者景気指数
(中国国家統計局)
53.6 53.6 54.4
(複合)購買担当者景気指数
(中国国家統計局)
53.4 53.3 54.2
オーストラリア5月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
民間与信
(前比)
  0.0% +0.2%  -0.1%
民間与信
(前比)
+3.6% +3.8% +3.2%
日本国5月
1400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
住宅着工戸数(前比) -12.9% -14.4% -12.3%
建築受注額(前比) -14.2% -12.3%  -6.1%
英国第1四半期(1-3月)
1500JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)確定値
(前比)
 -2.0%  -2.0%  -2.2%
国内総生産(GDP)確定値
(前比)
 -1.6%  -1.6%  -1.7%
英国第1四半期(1-3月)
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
経常収支  -92.20億ポンド
 -55.51億ポンド
-154.00億ポンド -211.46億ポンド
スイス5月
1530JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比)  -13.6%
 -14.7%
+30.7%
小売売上高(前比)  -18.8%
 -19.9%
 +6.6%
フランス6月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.1% +0.3%  -0.1%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.4% +0.4% +0.1%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.2% +0.3%  -0.1%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.4% +0.5% +0.1%
フランス5月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数(前比)
PPI(フランス国内)
-2.9% -0.7% -0.1%
生産者物価指数(前比)
PPI(フランス国内)
-4.7% -4.3% -4.1%
スイス6月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
KOF 先行指数  49.6
 53.2
 77.0  59.4
スペイン第1四半期(1-3月)
1600JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)確定値
(前比)
 -5.2%  -5.2%  -5.2%
国内総生産(GDP)確定値
(前比)
 -4.1%  -4.1%  -4.1%
イタリア6月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
 -0.2% +0.1% +0.1%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
 -0.2%  -0.2%  -0.2%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
 -0.3% +0.1%   0.0%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
 -0.3%  -0.3%  -0.4%
ユーロ圏6月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
 -0.1% +0.3% +0.3%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.1% +0.1% +0.3%
消費者物価指数コア(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.7% +0.1%   0.0%
消費者物価指数コア(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+1.1% +1.1% +1.2%
イタリア5月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数(PPI)
(前比)
 -2.6%  -0.1%
生産者物価指数(PPI)
(前比)
 -5.1%  -5.3%
カナダ4月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)
(前比)
 -7.5%
 -7.2%
-12.0% -11.6%
国内総生産(GDP)
(前比)
 -5.9%
 -5.8%
-16.9% -17.1%
米国4月
2200JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ケースシラー住宅価格
総合指数(前比)
+3.9% +3.8% +4.0%
ケースシラー住宅価格
総合指数(前比)
季節調整
+1.1% +1.0% +0.9%
ケースシラー住宅価格
総合指数(前比)
季節調整
+0.5% +0.5% +0.3%
ケースシラー20都市圏
住宅価格指数
222.21 224.08
米国6月
2245JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
シカゴ購買部協会景気指数 32.3 45.0 36.6
米国6月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者信頼感指数  85.9
 86.6
 91.0  98.1

 


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2020/06/29 戦績

 2020/06/29 月曜日 戦績

USDJPY         +72,000円

EURUSD         +57,836円

GBPUSD        +147,929円

AUDUSD          +4,647円

NZDUSD          +7,023円

USDCAD         2,362

USDCHF         +48,304円

EURJPY        +165,200円

GBPJPY         +78,500円

AUDJPY          +8,600円

NZDJPY         +11,200円

CADJPY         +19,200円

CHFJPY         +70,600円

EURGBP         +36,968円

EURCHF         +25,490円

TOTAL         +751,135円

 

週間戦績(当週)

TOTAL         +751,135円

 

月間戦績(06月)

TOTAL      +28,773,664円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL     +266,835,683円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +460,929,172円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,840,929,187円

 

昨日、珍しいことに東京時間中からユーロが買われてました。しかも、東京時間だと言うのに相対する通貨は円ではなく米ドル、対円のユーロ円では仲値の時間帯にドル円と共に上げてからは後場が始まってしばらくするまでダラ下がりでしたので、よっぽどユーロドルでどうにかしたい方がおられたのでしょう(笑)。

ユーロが強かったわけでも、米ドルが弱かったわけでもなく、ただユーロ対米ドルの勝負でユーロに傾いていただけです。ユーロが強かったのなら対ポンドでも上昇してもおかしくありませんが、ユーロポンドは不動のご様子⇩

値動きの事象を解説している記事を見て、値動きの原因だと勘違いしないようにするために、気になる通貨は他のペアとの値動きも確認する事をおすすめします。ハードカレンシー相互のすべての組み合わせでのシステムトレードって割といい成績出したりしますし。もうテクニカルの世界を超えて、ほとんどアルゴリズムトレードの世界ですけど。 

東京時間が過ぎ欧州時間に入りますと、中途半端に上げられてしまったユーロに満足できなかったようでして、強引にあげようとした結果なのか対円でユーロ円が日中高値の120.65近辺を超えてきまして順調に値を伸ばしたところで、ニューヨーク勢の突入と共にドル円まで表舞台に引きずり出されたようです。

午後11時にはアメリカの住宅関連指標の驚異的な伸びがあったりしまして⇩

米国5月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
中古住宅販売留保(前比)  -21.8%  -19.7% +44.3%
中古住宅販売留保(前比)  -33.8%  -16.2%   -5.1%

それを受けた波にも乗りまして一気に上昇したのですが、中古住宅販売留保の指標の意味を思い出したのか、あるいは前月比は驚異的な伸びだけど前年比はまだマイナス圏だと気がついたのか、それとも月末を前にして注意が必要な深夜0時のロンドンフィキシングを前にして様子見なのか、何れにせよ指標を受けたドル買いは伸び続ける事なく落ち着いたようです。

 

ニューヨーク時間にはダウも大幅上昇し、日経先物もつられ高、そしたらドル円も買われても不思議はありません。日経平均上がるとドル円も上がるのって、ほんと不思議ですよね。よく「輸出銘柄への業績期待」とか言われますが、日本ってそれほど外需依存の貿易立国でもありませんし、よく私は「なんちゃって外需依存」とか言ってます(笑)。何が外需依存なのかと言えば、日本が貿易立国だと勘違いした国外の投資家の皆さんが、日経平均上がるとこぞって円売り入れてくれる事でして、日銀にとっては日経平均上昇すると介入しなくても円を勝手に売ってもらえるありがたい仕組みかもしれません。

日経平均とドル円の関係、よく相関性があるとか言われますが、相関性があると思われる時だけ切り取ったら相関性があるんでしょう。金と原油の関係も負の相関性があるとずっと言われておりましたが、最近はその関係に終止符が打たれたようですし、日経平均とドル円の関係もいつまで持続するのか誰にも分かりません。その時になって、日経平均上がってもドル円が上がらず「市場が間違っている」とか、あの名言を言わないように気をつけたいものです。 


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

昨日は日本の商業動態統計が午前8時50分に発表されまして、予想通り相変わらず厳しい数字が並んでおりました。ほとんどの指標発表サイトでは百貨店とスーパーマーケットのデーターが合算された「百貨店・スーパー販売額」として表示されているのですが、それぞれの業態を代表する組織が発表する過去のデーターを見ておりますと、ここ最近は極端に違っているのは間違いありません。商業動態統計の公式サイトから、百貨店とスーパーマーケットのそれぞれのデーターを抜き出しまして、貼り付けておきました。やはり、百貨店の落ち込み具合は凄いです。

日本国5月・商業動態統計
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売業販売額
(前比)
-13.9%
-13.7%
-11.6% -12.3%
卸売業販売額
(前比)
-17.2%
-17.3%
-24.7%
百貨店・スーパー(既存店)販売額
(前比)
-22.1% -18.2% -16.7%
百貨店(既存店)販売額
(前比)
-71.1% -63.6%
スーパー(既存店)販売額
(前比)
+0.9% +4.5%
百貨店・スーパー(総合)販売額
(前比)
-18.6% -13.4%
百貨店(総合)販売額
(前比)
-71.5% -64.1%
スーパー(総合)販売額
(前比)
+3.7% +6.9%
コンビニエンスストア販売額
(前比)
-10.7%  -9.6%
大型家電専門店販売額
(前比)
 -9.0% +8.6%
ドラッグストア販売額
(前比)
+10.8%
+10.4%
 +6.4%
ホームセンター販売額
(前比)
 +4.1%
 +4.0%
+11.2%
スペイン6月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
  0.0% +0.3% +0.5%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
 -0.9%  -0.5%  -0.3%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.1% +0.2% +0.4%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
 -0.9%  -0.5%  -0.3%
スイス 週次(06/26分)
06/29 1700JST
前回値 結果
当座預金残高(国内銀行のみ) 5兆9891.0億スイスフラン 6兆0247.9億スイスフラン
当座預金残高(外国銀行含む) 6兆8007.4億スイスフラン 6兆8302.3億スイスフラン
英国5月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者信用残高  -74.25億ポンド
 -73.99億ポンド
 -25.00億ポンド  -45.97億ポンド
住宅ローン貸付残高  +0.13億ポンド
 +2.92億ポンド
+10.00億ポンド +12.24億ポンド
英国5月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
BOE住宅ローン承認件数 15,851件
15,848件
25,000件  9,273件
英国5月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネーサプライM4
(前比)
 +1.5%  +2.0%
マネーサプライM4
(前比)
 +9.5% +11.9%
ユーロ圏6月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ユーロ圏景況感指数  67.5  80.0  75.7
ユーロ圏6月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
企業信頼感指数  -2.41
 -2.43
 -2.60  -2.26
ユーロ圏6月
1800JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
消費者信頼感指数
確定値
-14.7 -14.7 -14.7
ドイツ6月
2100JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
 -0.1% +0.3% +0.6%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.6% +0.6% +0.9%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
  0.0% +0.4% +0.7%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.5% +0.6% +0.5%
カナダ5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業製品価格(前比)   -2.3%  +1.2%
鉱工業製品価格(前比)   -6.0%   -4.9%
原材料価格(前比)  -13.4% +16.4%
原材料価格(前比) -36.6%
-36.7%
-24.3%
カナダ5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
住宅建設許可(前比)  -15.4%
 -17.1%
+12.8% +20.2%
米国5月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
中古住宅販売留保(前比)  -21.8%  -19.7% +44.3%
中古住宅販売留保(前比)  -33.8%  -16.2%   -5.1%

 


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2020/06/29 月曜日

2020年第27週の月曜日です。

今週末の土曜日、アメリカは独立記念日を迎えまして、前日の金曜日から連休となります。さらにその前日の木曜日には債券市場が時短取引となりまして、日本時間で7月2日木曜日早朝(現地アメリカでは7月1日水曜日)にありますFOMC議事要旨公開以降は連休突入ムードになっていくかと思われます。ただ、現時点では「連休突入ムードで取引手控えなのか荒れるのか」予想がつかないため、直前までの雰囲気で読み取るしかありません。そうは言っても、手控えムードを待って荒らす皆さんもおられますし、正直言ってどうにも出来ないんですけど。

日本で祝日が土曜日になった場合、振り替えとかは特になく、よく巷では「無駄な祝日」とか言われて可愛そうな日となりますが、アメリカの場合には基本的には前金曜日が振り替え休日となります。ただし、アメリカの祝日の多くは移動祝祭日(フローティングホリデー)となってまして、日付が固定されているのが、元日1月1日,独立記念日7月4日,退役軍人の日11月11日,そしてクリスマス12月25日だけです。この中で、元日とクリスマスは何曜日になろうが前後左右ズラッと連休になっている方が多く、実質的に振り替え休日の意味を成すのは独立記念日と退役軍人の日だけとなってしまいます。

なぜ祝日が土曜日に当たった時に振り替えるのか。アメリカは完全に週休二日制だからなのか?と言えばそんな事はなく、多くの方が週に6日働いてます。もっとも、月給制では無い日給での労働の方が多いので、自ら率先して働いていると言う事情もあったりしそうですけど。

アメリカの祝日を定めている法律は、実は「公務員の休日」を定めている法律でして、日本や他の多くの国のように祝日を定めている法律があるわけではありません。公務員さん準拠で連邦の祝日を設定しているため、土日は休日だから土曜日が祝日になったら振り替え休日が必要だと言う事のようです。

なんでも正確に確かめないと気が済まない性分としては、ちゃんと法律も調べておきたいところでして、当然アメリカの法律ですので、アメリカのありとあらゆる連邦法をダラダラと定めている合衆国法典 = The United States Code の中にあるハズです。ちょこっと検索したらスグに出てきました⇩

5 U.S.C. § 6103 (合衆国法典第5編第6103条)

uscode.house.gov

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第5編が「政府組織及び職員  = Government Organization and Employees」に関する法律で、その中で第6103条は「休日 = Holidays」の規定になってまして、

5 U.S.C. § 6103 (b) (1)

Instead of a holiday that occurs on a Saturday, the Friday immediately before is a legal public holiday

土曜日に生じる休日の代替として、直前の金曜日を法定祝日とする。

つまり金曜日は振り替え休日ではなく、金曜日も祝日扱いでした。結局、調べまくって何が分かったのかよく分かりませんが(笑)。 


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。 

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。冒頭でもちょこっと書いたのですが、7月2日午前3時に6月9~10日に開催した米連邦準備制度理事会(FOMC)の議事要旨をFRBが公開します。いつもながらの表現なんですが、よっぽどの事が無い限り議事要旨公開で市場が大きく動く事は無いかと思われます。既に市場の関心は、新型コロナウイルスの第二波に移って来ておりまして、今までの金融政策当局の対応は、今後の判断材料にならないと言う見方が欧米市場、特にアメリカ市場では今後大きくなるのではないかと考えております。それと、もし仮に新型コロナウイルスの第二波への懸念が弱まったとしても「マイナス金利にはしない、2022年まではゼロ金利を続ける見込み、必要があれば今後も金融緩和を積極的に行う」これらの前回のFOMCで発信されたメッセージを超える内容が、今回の議事要旨の公開で出てくるとも思えませんし。

それと、金融イベントではなく政治イベントとなるんですが、関連する事としまして先に取り上げておきたいと思います。日付が変わってスグくらいの7月1日午前1時半からFRBのパウエル議長が米下院金融サービス委員会におきまして議会証言を行う予定です。テーマは新型コロナウイルスに関する件でして、こちらの方が反応が大きい可能性は高いかと思われます。

主要国以外ですと、日本の皆さんにおなじみなところとしては、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で7月1日水曜日にスウェーデンの発表があるくらいでしょうか。毎度おなじみエキゾチックカントリーも今週は少なくて、6月29日月曜日ジャマイカ,キルギス、30日火曜日ブルガリア,コロンビア、7月1日水曜日アルバニアなどが予定されている程度です。

 

直接、金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、本日29日から英国-EU間におきまして、ブリグジットに伴う通商条約に関する集中協議が始まります。

with hopes rising that a month of “intensified” negotiations starting on June 29 will yield a breakthrough.

6月29日から始まる1か月間に渡る「集中した」協議が突破口をもたらすと期待感が高まります。

www.ft.com

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もっといい記事探したんですが、あまり期待されていないのか目立った記事もなく、なにか進展があれば都度報道はされる事でしょう。最近の英国というか特にジョンソン首相は、ぶっちゃけEUとの関係は見切ってる感じもしまして、日本を含む太平洋地域との関係模索に胸膨らませている感じがします。もっと簡単にいえば「仲良くして行こうと前向きに話し合える国とだけ仲良くしておけばいいかな~」みたいな感じでして、対アメリカでもEUと同じように一歩引いた感じが見え隠れしてなりません。当然、外交としては良くないんでしょうが、ここ数年ずっとブリグジットで厳しい政権運営を強いられてきた与党の党首としては「できる事からするしかない」と言う結論に至っても仕方ないのかな?とも思います。EUもアレですし、アメリカもアレですし。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は米雇用統計があるのですが、アメリカの祝日の影響でイレギュラーな木曜日の発表となってます。

本日29日月曜日午後9時にドイツの消費者物価指数(CPI,HICP)速報値午後9時半にカナダの住宅建設許可、同じく午後9時半にアメリカの中古住宅販売留保など、世の中が正常であれば数字によっては市場が動く可能性がある指標が並んでるんですが、今の状況でどうでしょうかね?ドイツのCPIは、現時点でCPIが評価されるのかどうか。カナダとアメリカの住宅関連指標は、仮にどんなに良い数字が出ても、前回までが酷すぎたと言う評価になりそうな気もします。

明日30日火曜日午前8時半に日本の失業率など雇用関連指標が発表されます。失業率は前回は2.6%、今回の事前の市場予想中心値が2.8%程度ですが、ここ2年くらい2%前半を維持してきた日本の失業率の上昇で、さすがに若干は反応するんじゃないかと思ってます。具体的には、日経平均が寄り付きで前日比下落スタートの何故か円買いのいつものパターン(笑)。まあ、予想してもどうせ何もしないんですけど。午後3時に英国の四半期国内総生産(GDP)の発表がありますが確定値なので反応は期待できません。午後6時にユーロ圏の6月消費者物価指数(HICP)速報値もあります。この日のメインイベントとしては、午後9時半にカナダの4月国内総生産があります。カナダドル好きとしては、イレギュラー数値の発生に頑張ってもらいたいと思ってます(笑)。

7月1日水曜日、この日はマークイット社が発表する製造業購買担当者景気指数(PMI)確定値の集中発表日となっております。特にユーロはこのPMIに反応する事が最近は多くありますので、確定値とは言え速報値との差異が大きいと思わぬ値動きになるかもしれません。午前8時50分に日銀短観がありますが、日銀短観で市場が反応したところを見たことは過去数回しか無いんですが、日本の注目指標も少ないため一応羅列はしておきます。午後9時15分に米ADP社による全米雇用レポートが発表されます。前回マイナス276万人でしたが、今回は事前の市場予想がプラス200~350万人程度と幅があるものの、マイナスからプラスに絶対値かのように転換した上で数百万人規模の上昇となってます。雇用統計でも市場予想の数字は同じようになっており、今回は雇用統計の先行指標としての役目が強い感じです。いつも以上に注意しておく必要があります。

2日木曜日、実質今週の最終日のような感じがしてなりません。午後6時にユーロ圏の失業率とかありますが多分何もありません(笑)。午後9時半アメリカの雇用統計週次失業保険申請件数の雇用関連指標が一気に大放出されます。恐らく、事前の市場予想の通り雇用統計のうち非農業部門雇用者数は300万人前後となるのではないでしょうか。ところで、前回の雇用統計の集計が正確では無かった問題はどうなったのでしょうか?ADP社の給料算出ベースにしたレポートとの乖離が激しく、もしかしたら過去最大級の修正が来るかもとか言う話しもあったんですが、それもありませんでした。もしかしたら、白いお宅に住む偉い人が「彼らも精一杯やったんだから(数字が悪くなる可能性があるなら)それでいいじゃないか」とか言って労ってのかもしれません(笑)。いや、笑い事じゃないな。

3日金曜日、一応は今週最優日となります(笑)。この日はマークイット社が発表するサービス業と複合購買担当者景気指数(PMI)確定値の集中発表日となっております。いつもならアメリカが最後に来るんですが祝日のためありませんから、欧州までの発表となります。ほとんどこのPMIしか無いような感じでして、あとは午前10時半にオーストラリアの月次小売売上高があるくらいでしょうか。今週は、ちょっとさみしい金曜日の終わり方です。 


 

今週で遂に7月に突入です。もう一年の半分が終わるわけでして、本当に月日の経つのは早く感じます。今年は特に、ずっと新型コロナウイルスの件でバタバタしていたら気がついたらもう7月になる、と言った感じでして、いつもの年以上に早く感じます。早くと言うより、速くと書いた方がいいような気すらします。

そんな1年の折返しを迎える今週ですが、見方を変えたら「まだ1年の半分しか経過してない!」とも言え、まだまだ色々な事を取り返せる時期でもあります。今年は前半にやり残した事が多い方も多いでしょう。年後半に向け、この折返しの週である今週に目標を定め、年末には笑っていられるようにしたいものです。

今週も一週間がんばってまいりましょう。


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2020/06/27 戦績

 2020/06/27 土曜日 戦績

USDJPY          +4,400円

EURUSD         +16,367円

GBPUSD         +47,089円

AUDUSD          +1,149円

NZDUSD           887

USDCAD         +34,529円

USDCHF          +2,215円

EURJPY          +9,600円

GBPJPY         +54,600円

AUDJPY         2,400

NZDJPY          +3,800円

CADJPY          +7,500円

CHFJPY          +1,900円

EURGBP         +12,742円

EURCHF               0円

TOTAL         +192,604円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +4,666,550円

 

月間戦績(06月)

TOTAL      +28,022,529円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL     +266,084,548円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +460,178,037円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,840,178,052円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

毎週の事ですが、土曜日の戦績は、日本時間で金曜日から土曜日に日付が変わり早朝まで、ニューヨーク時間で金曜日の夕方市場終了までの取引です。


 

土日は主に金融の事から頭を遠ざけるようにしているのですが、それでも大きな発言などがありますと一般紙やテレビでも報道されてしまい、どうしても気になってしまうことがあります。ここしばらくはトランプ大統領の発言などもおとなしいため、土日に金融市場に影響が大きなニュースが出てくる事も少なくてありがたい感じです。

昨日も金融市場に大きな影響があるようなニュースは特に目につかなかったのですが、その代わりと言ってはなんなんですけど、こんなニュースがありました⇩

mainichi.jp

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これは~、これはダメでしょ?(笑)。⇦ 笑うしか無い状態。

これ、A社のハイオクガソリンも、B社のハイオクガソリンも、運んでる途中で同じタンクに入れてしまってるので、同じタンクから出荷したA社のハイオクガソリンも、B社のハイオクガソリンも、宣伝しているような「うちのハイオクガソリンは凄い」と言う事実が正確なのかどうか保証できません。「うちのハイオクガソリンは凄い」と宣伝しなければ、国が決めたハイオクガソリンと表示していいと言うオクタン価さえ超えていればいいだけで特に問題は無いんですが。

良く分からない方に別の物を例にして説明してみますと「スーパーで売ってる牛乳、A社のもB社のも、北海道から本州に運ぶ時は全部の会社の牛乳を混ぜて運んでるので実は中身はほとんど同じ」なのに「うちの牛乳は美味しいですよ」と宣伝して売っているようなものです。

実は、牛乳も⇧こう書いた通りの事をしてまして、北海道から本州に運ばれる牛乳の大部分は同じ船に混合して運ばれているため、ほとんど変わりません。全くの無加工では無いので若干の違いはあるんでしょうが、「牛乳」と表示するために制限が多くあるので、正直言ってほとんど同じようなものでしょう。スーパー行ったら、賞味期限と価格だけで買ってしまって良さそうに思えます。もちろん、高級な瓶入りの牛乳の中には北海道で加工してわざわざ空輸しているようなものもあるそうなので、そう言うのだと味は違うんですかね?違うんでしょう。

牛乳の場合、それでも北海道から運搬している牛乳自体は原材料として考える事もできるので私の中ではギリギリセーフなんですが、このハイオクガソリンは、製品として出荷したハイオクガソリンをタンクで混ぜてしまってるので私の中では完全にアウトです。国が決めた基準は当然クリアしているでしょうが、宣伝文句が全くの嘘になってしまいます。まるで「 ASUS の Zenfone も Samsung の Galaxy も同じ Android だから良いじゃん」くらい言われているような気分です。 


 

さあ、誰が待っているのか分かりませんが、お待ちかねと言う事になっておりますCFTC の IMMポジションです。毎週火曜日現在の数字を集計して米商品先物取引委員会(CFTC)が週末に公表しております「シカゴIMM」ポジションです。書くことが少ない日曜日の更新に、ブログのスペースを埋めるのに非常に役立ちます。

 

IMMポジション(2020年06月23日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 50,490 23,032 +27,458 +5,348
EUR (099741) 190,816 72,368 +118,448 +1,316
GBP (096742) 29,654 48,170 -18,516 -2,518
CAD (090741) 22,852 43,686 -20,834 +4,652
CHF (092741) 11,739 10,291 +1,448 -158
AUD (232741) 35,974 40,784 -4,810 +1,722
NZD (112741) 16,174 16,189 -15 +1,917
RUB (089741) 14,881 2,813 +12,068 -442
VIX (1170E1) 45,918 109,044 -63,126 -11,313
金Gold (088691) 308,459 56,502 +560,883 +14,611
パラジウム(075651) 2,655 1,974 +681 +4
原油 (067651) 711,257 150,374 +251,957 +27,609

 

IMMポジション(2020年06月16日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 43,126 21,016 +22,110 +4,648
EUR (099741) 187,120 69,988 +117,132 +21,483
GBP (096742) 29,378 45,376 -15,998 +8,050
CAD (090741) 19,695 45,181 -25,486 -657
CHF (092741) 9,150 7,544 +1,606 -160
AUD (232741) 31,685 38,217 -6,532 +30,043
NZD (112741) 14,452 16,384 -1,932 +9,309
RUB (089741) 15,350 2,840 +12,510 +1,728
VIX (1170E1) 49,032 100,845 -51,813 +15,640
金Gold (088691) 277,395 53,047 +224,348 +15,735
原油 (067651) 706,483 160,211 +546,272 -21,637

 

過去のIMMポジション
fxse.hatenablog.jp

どうも最近気になってる商品がありまして、パラジウムなんですが、今週からパラジウムも一緒に集計してみる事にしました。ゴールドやプラチナさんと違い2012-13年頃の高騰は来てないのが特徴で、それ以降の上昇はまるでゴールドの移動平均のような感じの美しい上昇を見せておりました。この新型コロナウイルスの影響でダウやSP500など株式市場が崩壊するまでの事です。ゴールド、そして少し譲ってプラチナくらいまでの資産価値として持つ貴金属とちょっと違いまして、近年の高騰は自動車の排気ガス浄化の触媒としての価値によるもとだと言われてます。ただ、ここに来て金属全般が資産として見られるようになってきており、先物市場に上場している金属と言うものは流動性が高いため、評価は高めになるのかな?と思ったりします。

で、ぶっちゃけ、ゴールドは若干乗り遅れた感がありまして、一度値を下げているパラジウムくらいだったらいいかな~みたいな(笑)。IMMポジションで何かをするわけでは無いんですが、気になったものは何でも情報を集めてみたいため、せっかくだから一緒に集計しておこうと言う事です。集計してみて気がついたのは、随分と市場規模が小さいんだな~って事でして、でも、それに気がついた事でもIMMポジションの集計をしてみて良かった事だと言えます。投資って、こう言った細かい事の積み重ねで、たくさん調べてそのうち1つでも対象に出来たら御の字ですから。

ちなみに、何故かたまに聞かれるプルトニウムの先物は市場に存在してません。元ネタ自体は存じ上げております(笑)。 


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