FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/06/10 戦績

 2020/06/10 水曜日 戦績

USDJPY        +133,700円

EURUSD        +190,684円

GBPUSD        +156,072円

AUDUSD         +25,408円

NZDUSD         +27,181円

USDCAD         +61,546円

USDCHF        +138,218円

EURJPY        +120,200円

GBPJPY        +161,100円

AUDJPY         +14,500円

NZDJPY         +13,200円

CADJPY         +53,900円

CHFJPY         +42,600円

EURGBP         +18,858円

EURCHF         +42,761円

TOTAL       +1,199,928円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +3,091,576円

 

月間戦績(06月)

TOTAL      +12,274,025円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL     +250,336,044円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +444,429,533円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,824,429,548円

 

このブログは「日本時間で前日の出来事を書く」と言うのがいつものスタンスですので、本来でしたら深夜に日付が変わってから朝までの出来事は、明日のブログ更新での内容となります。ただ、さすがに明日のブログ更新で「昨日、FOMCが~」とか書いても随分と古いネタになってしまいます。早朝にFOMCのような金融イベントや事件があった場合のみスタンスを変更し、深夜に日付が変わってから朝までの出来事を書かせていただく場合もございます。

 

日付が本日に変わり早朝午前3時、米連邦公開市場委員会FOMCが2日間の会期を終えまして、決定した議事内容(Statement = 声明文)を公開しました。政策金利については、事前の市場予想通りに据え置きの 0.00~0.25%レンジ、FRBが事実上の上限金利として見ている超過準備預金金利(IOER)も据え置きの 0.10%維持となりました。 

連邦準備制度(FRS)
(中央銀行制度)

06/11 0300JST
現状 市場予想 結果
FF金利誘導目標
(政策金利)
0.00~0.25% 0.00~0.25% 0.00~0.25%
超過準備預金金利
(IOER)
0.10% 0.10% 0.10%

冒頭からこの表⇧までが事前に下書きしてあった部分なので、「できればその通りになってくれたら手間がないんだけどな~」とか思いながら昨晩は寝につき、午前3時ちょっと前に起き出しまして、「今回は鳩組の皆んなが主役なのか、鷹組の皆んなが主役なのか」とワクワクしながらFOMC発表会のお時間を迎えました(笑)。

www.nikkei.com

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発表されました声明文は実質2ページでしていつもと同じくらいの分量、ただし表現方法は過去のパターンでは無く新しく書き下ろしたと言っていい感じの内容でした。もっとも、今回の発表内容を過去のパターンで書けと言っても難しいでしょうが。

書き方が変わろうが金融政策自体に目新しい事もなく、政策金利は現状維持と言う事で、恐らくはここ最近ドル売りポジション整理していた向きがポジション復帰のためのドル買いを入れたんでしょう。あわよくば、少し安くなったドルを買い戻せたら利益になりますし。

ところで、今回のFOMC終了後の発表では、私なんかレベルでも「声明文より長期展望(Projection Materials)の方が重要」と認識してまして、月曜日のブログでも絵入りで講釈たれたりもしておりました(笑)。

fxse.hatenablog.jp

当然、今朝もFOMC声明文を見る前に長期展望を確認しましたところ、まずのドットチャートの前に、長期展望1ページ目の一番左上の目立つ場所にありました今年のGDP予想がマイナス6.5%⇩となっておりまして、やたら目につく(笑)。

続いて件のドットチャートを確認しましたところ「なんじゃこりゃ~」状態⇩


(公開された資料のままだとドットの色が薄く見にくいため、ドットの色は濃くしてあります。)
2022年までゼロ金利が続くと、
FOMCメンバーの大半が予想 

中長期、いや、数時間後の状況は分かりませんが、このドットチャートが出てる以上パウエル議長の会見までは「どう考えてもドル売りだろ?」と言う感じで、ただ、ドルを買ってる皆さんはロイターやブルームバーグに言われるまで気が付かないのか知りませんが。ドットチャート見て自分を信じてドル売った方の中には、随分とお稼ぎだった方もおられるようです。私?私はほら?システムの中の小人さんたちにお任せで、最近は裁量はしない事にしてますんで、別に自分を信じられないからとか、ヘタレだからとかで裁量しないわけじゃないんですよ?(笑)。

 

声明文の公開から30分後の午前3時半からパウエル議長の会見がありまして、細かい内容なんかは日経がよろしくおまとめ下さってますので、そちらでどうぞ⇩

www.nikkei.com

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現状の経済に対する認識や今後の金融政策に対する考え方とかは、およそ見当がついていた通りの発言に終始していたんですが、1つだけ予想もしていなかった発言がありました。

There is no place at the Federal Reserve for racism, and there should be no place for it in our society, FRBにおいて人種差別は決して許されません、それは世の中においても同じはずです。

Everyone deserves the opportunity to participate fully in our society and our economy. 誰もが社会と経済に十分に参加するに相応しいです。

finance.yahoo.com

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(もともとブルームバーグ英語版の記事ですが、ブルームバーグ英語版は転載すると非常にやかましいために対して厳しいため、ヤフーUSAの記事になってます。)

最近のアメリカ社会を新型コロナウイルス以上に騒がせている差別に対するFRB議長としての立場を示しまして、強い口調で発言しておりました。実は過去にパウエル議長は差別主義者とか報じられた事もありまして、その辺りも今回の発言の切っ掛けになったのかもしれませんが。

日本で日銀総裁と言う立場以上に、アメリカではFRB議長の立場と言うものは非常に強く、また尊敬される地位でもあります。実効的に意味があろうがなかろうが、立場が高い人物からの発言と言うのは大きな意味がありますので、今回のパウエル議長の発言と言うか、宣言は、私としては評価しております。 

 

昨日の為替相場なんですが「ドル売りが継続していた」としか言えない相場で、クロス円の動きが止まった以上、本当にリスク回避のためにポジション整理をしていた皆さんが多かったのでしょう。

私としては、前日までの値動きがそこそこあったので、昨日は激しく動いて疲れてしまうような市場になるより、あの程度の値動きで大変満足でした。


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

NZL第1四半期(1-3月)
0745JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業売上高
(前比)
+2.24%
+2.45%
 -0.01%
日本国5月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
企業物価指数(前比)  -1.6%
 -1.5%
 -0.3%  -0.4%
企業物価指数(前比)  -2.4%
 -2.3%
 -2.4%  -2.7%
日本国4月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
機械受注(前比) -0.4% -8.6% -12.0%
機械受注(前比) -0.7% -14.0% -17.7%
オーストラリア6月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者信頼感指数  +88.1  +93.7
消費者信頼感指数(前比) +16.4%  +6.3%
オーストラリア4月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
住宅ローン残高
(前比)
+0.2% -10.0%  -4.8%
住宅ローン残高
居住用物件(前比)
+1.2%  -7.5%  -5.0%
住宅ローン残高
投資用物件(前比)
 -2.5%  -4.2%
中国5月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)  -0.9%  -0.5%  -0.8%
消費者物価指数(前比) +3.3% +2.7% +2.4%
中国5月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数(前比)  -1.3%  -1.0%  -0.4%
生産者物価指数(前比)  -3.1%  -3.3%  -3.7%
フランス4月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産
(前比)
-16.2% -20.0% -20.1%
中国5月
1630JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネーサプライM0(前比) +10.2%  +9.8%  +9.5%
マネーサプライM1(前比)  +5.5%  +5.7%  +6.8%
マネーサプライM2(前比) +11.1% +11.3% +11.1%
中国5月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
人民元新規貸出 1兆7000億CNY 1兆6000億CNY 1兆4800億CNY
ファイナンス規模 3兆0900億CNY 3兆1000億CNY 3兆1900億CNY
米国5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)  -0.8%   0.0%  -0.1%
消費者物価指数(前比) +0.3% +0.2% +0.1%
消費者物価指数コア(前比)  -0.4%   0.0%  -0.1%
消費者物価指数コア(前比) +1.4% +1.3% +1.2%

 


=別表= 米国 EIA週間燃油在庫集計

米国 EIA週間燃油在庫集計
(06/05分)

2330JST
前回値 結果
原油在庫(前比) -207.7万バレル   +572.0万バレル  
ガソリン在庫(前比) +279.5万バレル   +86.6万バレル  
中間留分在庫(前比) +993.4万バレル   +156.8万バレル  
クッシング原油在庫(前比) -173.9万バレル   -227.9万バレル  
原油輸入量(前比) -63.9万バレル   +104.0万バレル  

 


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