FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/11/22 月曜日

2021年第47週の月曜日です。

本日早朝3時ころから始まったオセアニア時間は、若干の円高っぽい雰囲気でした。取引が少なくスプレッドが見にくい状況でしたが、午前4時過ぎころからのなんとなく2wayプライスになりつつある?みたいな感じからすると、利根川くらいの広さのスプレッドになってまして、それでも若干は円高方向へのシフトだったようです。まあ、たまにポンドとかで200Pipsくらいになってるナイル川レベルの月曜日もありますから、それに比べたらマシだったかとは(笑)。

 

今週、アメリカが25日木曜日にサンクスギビングデーの祝日でお休みとなっておりまして、アメリカでよくある「連邦は~」とか「証券取引所はやってる~」とかも一切なく、むしろスーパーマーケットやドラッグストアまで休業してしまうお正月を超えるような恐ろしい祝日を迎えます。金融屋さんたちは、当然のように連休になりますので、25日木曜日から外国為替相場を含む金融市場は全く動かない、あるいはメインプレーヤー不在で荒らされてガンガン動く、どちらかとなります。

また、民間レベルでは翌日もブラックフライデーで連休としてお休みになってしまう方も非常に多いのですが、26日金曜日ニューヨーク証券取引所は一応はオープンしまして午後1時(日本時間で27日土曜日午前3時)までの半日営業となってます。恐らく、外国為替相場もこの辺りで終わりです。

それと、日付は前後しますが、明日23日は勤労感謝の日で日本がお休みとなっております。年によってはアメリカのサンクスギビングデーと勤労感謝の日が重なる時もありまして、なるべくなら一気に終わってしまってくれる方が外国為替相場で丁半博打取引をしている者としてはありがたいのですが。ちなみに次回は再来年2023年に重なるようです。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で11月24日水曜日午前10時にニュージーランド中銀ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 +0.50%から 25bp(ベーシスポイント)利上げの +0.75%となる予想が大半となっております。いい意味で裏切る事が多いRBNZですので、何も無いところで突然「えっ?誰が利上げするなんて言った?(笑) 」とかは無いかとは思います(笑)。

これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、22日月曜日午前10時半中国(実質的な政策金利であるローンプライムレート),午後8時ガーナ,午後11時イスラエル、23日火曜日午前7時パラグアイ,午後10時半ナイジェリア、24日水曜日午前10時ニュージーランド,午後5時半ザンビア、25日木曜日午前0時グァテマラ,(時間未定)韓国,午前11時スリランカ,午後5時半スウェーデン、26日金曜日(発表なし)、27日土曜日早朝3時コロンビアなどが予定されております。

 

25日木曜日早朝4時に、米FRBが前回11月2~3日(現地時間)に開催しました「連邦公開市場委員会(FOMC) 」の議事要旨を公開します。この回は資産購入ペースの縮小(テーパリング)を決定した回でした。ただ、テーパリング開始とは言え、もうずっと言われていた事を実行しただけでして特に大きな混乱もなく、発表直後に若干のドル売りに傾斜した程度で終わっておりました。

fxse.hatenablog.jp

ただ、議事要旨で何か新しい発見でもありますと、金融政策の発表直後に大人しかったため逆に「なんだ!そう言うのもあったのか!」のような大きな反動がある可能性も若干ありますので、注意しておきたいイベントです。

 

25日木曜日午後9時半に欧州中銀ECBが金融政策理事会の議事要旨を公開します。この回は、例の最近有名な「ラガルド総裁は、今回の理事会ではインフレが主要な議題になったとし、 「とにかくインフレ、インフレ、インフレについて議論した」と述べた。」と言う、あのインフレ回でして、来年(2022)年に利上げしない=ユーロ買おうゼ!だった時です。

fxse.hatenablog.jp

具体的な記述と言うのは見込めないかと思うのですが、動きが急激に悪くなる日程の中での議事要旨公開ですので、ちょっとした事で動く可能性もありますので、最近のECB議事要旨公開の中では一番注意が必要な回だと思われます。

あと、この土日にECB議事要旨公開について話していたら「えっ?あるの?」みたいに何人かに言われたんですが、日本の指標発表サイトさんらが業務委託している先が見ている某金融系通信社の「翌週の指標予定」に載っていなかったから、いつもコピペしているだけで掲載忘れたんじゃないかと(笑)。ちゃんと公式では発表予定になっております⇩

www.ecb.europa.eu

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次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が非常に少ないくなっておりまして、いつものレベルで書くと24日水曜日しか書く指標が存在しないスカスカ状態になりそうな勢い(笑)。

本日22日月曜日、深夜24時に米国の中古住宅販売件数の発表があるくらいです。

明日23日火曜日、この日はマークイット社によるサービス業と複合の購買担当者計指数(PMI)確定値の集中発表日になっております。欧州やアメリカはPMIで振れやすいため、それぞれの国の発表時間にだけ若干の注意をしておいた方が良さそうです。フランスが午後5時15分、ドイツが午後5時30分、ユーロ圏が午後6時、英国が午後6時半、アメリカが午後11時45分となってます。

24日水曜日午後10時半にアメリカの四半期国内総生産がありますが、欧州やアメリカの四半期GDPは「速報値 ⇨ 改定値 ⇨ 確定値」と全部で3回の発表があり、今回は2回目の「改定値」の発表となってます。速報値では無いため大きく変化する事は無いでしょうから、市場への影響はまず無いかと思われます。深夜24時にアメリカの個人所得や消費支出など個人収支関連指標の発表があります。同じく深夜24時にアメリカの新築住宅販売件数ミシガン大学消費者態度指数・確定値の発表がありますが、個人収支関連指標やミシガン大学消費者態度指数などは通常は金曜日の発表になっておりまして、これも木曜日サンクスギビングデーからの連休の影響となっております。特に個人収支関連指標は今週注目ナンバーワンと言うか、むしろ、これだけ!と言った感じの指標でして、これを過ぎると急激に市場の熱が冷めていくかと思われますので、最も注目している指標、最も注目している時間となっております。

25日木曜日、えっ?なんだろう(笑)。午後4時のドイツの国内総生産とか重要指標にしているところもあるようですが、これって確定値なのでマズもって市場への影響なんてコンマゼロパーミルくらいですよ?(笑)。

26日金曜日、午前8時半に東京都の消費者物価指数の発表があります。今週は、他に書けるような日本の指標が無かったため、東京都にご登場願うことになりました。午前9時半に豪州の小売売上高の発表がありまして、今週はこれで有力っぽい指標の発表はおしまいかな?って感じでして、あとは、午後5時のスイスの四半期国内総生産、う~ん。一応書いてみた(笑)。


 

さて、ついに今週はクリスマス1ヶ月前を含む週となっております。いよいよ今度の日曜日からクリスマスまでの期間アドベントが始まりまして、気分は盛り上がってまいります。

毎年書いているんですが、そろそろ何でも商業ベースに乗せるのが得意な日本のマーケッターの皆さんは、アドベントを大々的に打ち出してもいい頃なんじゃないかと思うところでして、ハロウィン終わってクリスマスまでのツナギにどうでしょうか?

いずれにせよ、お金のかかる年末を迎えるわけで、今週は厳しい金融市場ながらも地道に稼いで行かなければなりません。今週も一週間、頑張ってまいりましょう。


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