FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/11/03 戦績

 2021/11/03 水曜日 戦績

USDJPY         +38,600円

EURUSD         +32,992円

GBPUSD         +71,566円

AUDUSD         +24,190円

NZDUSD         +28,409円

USDCAD         +43,247円

USDCHF         +33,461円

EURJPY         +28,000円

GBPJPY         +65,500円

AUDJPY         +18,300円

NZDJPY         +25,100円

CADJPY          +9,500円

CHFJPY         +48,300円

EURGBP         +11,941円

EURCHF                -

TOTAL         +479,106円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,456,529円

 

月間戦績(11月)

TOTAL       +1,456,529円

 

年間戦績(2021年)

TOTAL     +216,198,040円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +841,448,446円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +2,221,448,461円

 

このブログは「日本時間で前日の出来事を書く」と言うのがいつものスタンスですので、本来でしたら深夜に日付が変わってから朝までの出来事は、明日のブログ更新での内容となります。ただ、さすがに明日のブログ更新で「昨日、FOMCが~」とか書いても随分と古いネタになってしまいます(笑)。早朝にFOMCのような金融イベントや事件があった場合のみスタンスを変更し、深夜に日付が変わってから朝までの出来事を書かせていただく場合もございます。

 

本日早朝3時、米連邦公開市場委員会(FOMC)が2日間の会合を終え、決定した今後の金融政策を発表しました。政策金利に関しては、事前の市場予想通りに据え置き、 

連邦準備制度
(中央銀行制度)

11/04 0300JST
現状 市場予想 結果
FF金利誘導目標
(政策金利)
0.00~0.25% 0.00~0.25% 0.00~0.25%
超過準備預金金利
(IOER)
0.15% 0.15% 0.15%

声明文は前回と全く同じコピペでして、いや、これ絶対に本当にコピペ(笑)。 

The Committee decided to keep the target range for the federal funds rate at 0 to 1/4 percent and expects it will be appropriate to maintain this target range until labor market conditions have reached levels consistent with the Committee's assessments of maximum employment (労働市場の状況がFOMCの評価する最大雇用に合致するレベルに達するまで) and inflation has risen to 2 percent and is on track to moderately exceed 2 percent for some time.

まず雇用、次いでインフレと言う流れは変えず、最近欧州やオセアニアで盛んに「インフレ!インフレ!」とそちらをメインにしようとしている流れとは一線を画す結果となりました。実際アメリカの場合は資源価格を除くとキレイにインフレしている感じがする月が多く、加盟国によって極端なインフレになったりする欧州や、住宅価格だけ異常値な豪州とはちょっと事情が違います。

 

金融政策に関してですが、前回9月の会合で、「次回以降に早いテーパリング着手への期待感を持たせる内容」だった前回の内容を履行しまして、

金融政策については、基本的には据え置きで、次回以降に早いテーパリング着手への期待感を持たせる内容となっておりました

fxse.hatenablog.jp

資産購入ペースの縮小(テーパリング)を決定しました⇩

In light of the substantial further progress the economy has made toward the Committee's goals since last December, the Committee decided to begin reducing the monthly pace of its net asset purchases by $10 billion for Treasury securities and $5 billion for agency mortgage-backed securities. Beginning later this month, the Committee will increase its holdings of Treasury securities by at least $70 billion per month and of agency mortgage‑backed securities by at least $35 billion per month. Beginning in December, the Committee will increase its holdings of Treasury securities by at least $60 billion per month and of agency mortgage-backed securities by at least $30 billion per month.

昨年12月以降、経済がFOMCの目標に向けて大きく前進を遂げていることから、毎月の資産購入のペースを、国債は月に100億ドル、ローン担保証券は月に50億ドルずつ減額開始する事を決定した。今月下旬からは、国債は月に700億ドル、ローン担保証券は月に350億ドルが購入の下限値となる。12月下旬からは、国債は月に600億ドル、ローン担保証券は月に300億ドルが購入の下限値となる。

 

そして、午前3時半からありましたFRBパウエル議長の会見ですが、ほぼ極々当たり前な内容に終始しました。日経のこの記事のタイトルなんて、資源などの供給が不足している事での物価上昇=供給制約の目処を問われたパウエル議長の「わからん」と言うのがメインとなっており⇩

www.nikkei.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

パウエル議長はエスパーでも予知能力者でも無いんで、当然そんな事は分からないでしょう(笑)。

と言うのは冗談ですが、FRBがどのような見解を持っているのかと言う事で、実は非常に難しい質問で、見解があると言えば理由を問われ、見解が無いと言うと政策の根拠を問われるものです。

 

これら全てを包括し外国為替市場の動きは、およそドル売り⇩

ただし、FOMC結果を受けて基軸通貨である円も売られたのでドル円だけは変わらず行って来いって言うか、まあ、ぼちぼち(笑)。

ブログ書きながら色々と待ってたんですが、もうコレ以上何もなさそうなので、FOMC通過で今週後半と来週以降へ期待したいところです。


 

そして、昨日のうちに発生した事。

昨日午後9時15分、アメリカの大手給与計算サービス会社であるオートマチック・データ・プロセシング社(Automatic Data Processing Inc.)、ADP社による全米雇用レポートが発表になりました⇩

米国10月
2115JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ADP全米雇用報告
(前比)
+52.3万人
+56.8万人
+40.0万人 +57.1万人

「うん、いいね」って事で若干米ドルが買われました。

続いて午後11時、全米供給管理協会(Institute for Supply Management)によるISM非製造業景況指数が発表になりました⇩

米国10月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ISM非製造業景況指数 61.9 62.0 66.7

「うん、いいね」って事で若干米ドルが買われました。

 

結果的には、米ドルが行き場が無かった資金の受け皿になったような感じで⇩


こう、もるもるっと(笑)

この午後11時に発表になったISM非製造業景況指数の15分前、マークイット社の同様の指標も随分と上振れしておりました⇩

米国10月
11/03 2245JST
前回値 結果
サービス業購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
54.9 58.7

このPMIが発表された時には市場の反応は見受けられなかったんですが、いつも月曜日に書いている今週の予定でテンプレ状態になっている「マークイットPMI ⇨ ISM」の流れから期待していたところ、こう、もるもるっと(笑)。


 

昨日午後11時50分、ポーランド中銀が金融政策を発表しました。

ポーランド国立銀行(NBP)
(中央銀行)

11/03 2350JST
現状 市場予想 結果
リファレンスレート
(政策金利)
+0.50% +1.00% +1.25%

最近、ポーランド中銀の金融政策には関係なく国としてのポーランドの問題によってスイスフラン高を誘発しておりましたが、これはこれとして、75bp(ベーシスポイント)の利上げをするような状況だったんですね?ポーランドズロチなんて取引していないので知らなかったんですが、色々と驚きます。


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

凄いどうでもいいんですが、昨日はカタールの全産業PMIが発表予定になってまして、最近は「発表当日はスルー ⇨ 後日『えっ?もう発表済みだよ?』パターン」が2ヶ月に1回くらい発生していたので今回もそうなるかな~って思っておりましたところ、ちゃんと発表されたんですが、が、アラビア語版だけだった(笑)。

NZL第3四半期(7-9月)
0645JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業率 4.0% 3.9% 3.4%
就業者数(前期比) +1.1%
+1.0%
+0.4% +2.0%
就業者数(前年比) +1.7% +2.7% +4.2%
労働参加率 70.5% 70.6% 71.2%
オーストラリア9月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
住宅建設許可件数
速報値(前比)
 +7.6%
 +6.8%
  -1.0%   -4.3%
住宅建設許可件数
速報値(前比)
+32.5%
+31.2%
+12.8%
英国9月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
全国住宅価格指数
(前比)
 +0.2%
 +0.1%
 +0.4%  +0.7%
全国住宅価格指数
(前比)
+10.0%  +9.3%  +9.9%
フランス9月
1645JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
予算収支 -1780.4億ユーロ -1760.0億ユーロ -1751.2億ユーロ
スペイン10月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業者数増減 -76,113人 -56,000人    -734人
イタリア9月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業率  9.3%  9.2%  9.2%
ユーロ圏9月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業率 7.5% 7.4% 7.4%
米国10月
2115JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ADP全米雇用報告
(前比)
+52.3万人
+56.8万人
+40.0万人 +57.1万人
米国10月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ISM非製造業景況指数 61.9 62.0 66.7
ISM非製造業雇用指数 53.0 51.6
米国9月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業受注(前比) +1.0%
+1.2%
+0.1% +0.2%
製造業受注・輸送機器除く
(前比)
+0.5% +0.4% +0.7%

 


=別表= 購買担当者景気指数(サービス業・複合) 最新11/03

オーストラリア10月
11/03 0700JST
前回値 結果
サービス業購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
45.5 51.8
(複合)購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
46.5 52.1
購買担当者景気指数 -続きを展開⇩- 合計9ヶ国・地域

米国10月
11/03 2245JST
前回値 結果
サービス業購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
54.9 58.7
(複合)購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
55.0 57.6

 


=別表= 購買担当者景気指数(全産業) 最新11/03

シンガポール10月
11/03 0930JST
前回値 結果
(全産業)購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
53.8 52.3
香港10月
11/03 0930JST
前回値 結果
(全産業)購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
51.7 50.8
購買担当者景気指数(全産業) -続きを展開⇩- 合計13ヶ国・地域

ガーナ10月
11/03 1800JST
前回値 結果
(全産業)購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
52.6 51.0

 


=別表= 米国 EIA週間燃油在庫集計

米国 EIA週間燃油在庫集計
(10/29分)

2330JST
前回値 結果
原油在庫(前比) +426.8万バレル   +329.0万バレル  
ガソリン在庫(前比) -199.3万バレル   -148.8万バレル  
中間留分在庫(前比) -43.2万バレル   +216.0万バレル  
クッシング原油在庫(前比) -389.9万バレル   -91.6万バレル  
原油輸入量(前比) +70.2万バレル   -22.0万バレル  

 


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