FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2022/05/09 月曜日

2022年第19週の月曜日です。

ゴールデンウィークも終わりまして、と、これを書いている段階ではまだ終わっていないわけですが、ぶっちゃけ今回のゴールデンウィークは非常に充実していたため、若干遊び疲れた感じではあります(笑)。

昨年2021年、一昨年2020年と、2年連続で新型コロナウイルスの影響によりゴールデンウィークは大人しくしておくのが社会的なコンセンサスとなっていた感じで、買い物すら息を潜めるような状況でした。

今年も、それ以前の状況まで戻ったとは言えずとも、お出かけをしていても問題無いレベルにまで戻った事は喜ばしい事です。ゴールデンウィークが終わり、当然に新型コロナウイルスの感染者数は増加する事でしょう。その数字だけに振り回され、またしても社会の営みを抑止させるような発言だけが大きく取り沙汰される事だけは無いようにしていただきたいと思います。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で10日火曜日午後9時ルーマニア、11日水曜日(時間未定)ルワンダ,午前6時ホンジュラス,午後4時マレーシア,午後5時ジョージア(グルジア)、12日木曜日午後7時セルビア、13日金曜日午前3時メキシコ,午前8時ペルー,午後0時半チュニジアなどが予定されております。

本日9日月曜日午前8時50分、日本銀行が前々回3月17~18日に開催しました金融政策決定会合の議事要旨を公開します。日銀は「議事要旨」を公開する前に「主な意見」と言う議事要旨のサブセット版のようなものを公開してまして、既にこの回の主な意見は1月26日に公開され、その時は完全スルーでした。今回も恐らく何も無いかと思いますが、念の為に注意だけはしておいた方がいいかと思います。

12日木曜日午前8時50分に、前回4月27~28日に開催しました金融政策決定会合の「主な意見」を公開します。毎度の事なんですが、この主な意見と言うのは日銀特有なものでして、どの中銀でもある会合直後の「声明」と1ヶ月程度経過してから発表される「議事要旨」の間を埋めるような感じの会合で出た意見を羅列したものでして、どちらかと言えば議事要旨より分かりやすいです。 分かりやすいんです、が、たぶん値が動く事は無いでしょう(笑)。

と、言うことで、今週は日銀の議事録関係の公開が2件あり、金融政策関係ですと日銀のこれだけと言う少しさみしい週となっております。その分、ちょっとした事でも「◯◯待ち」と言った状況が発生しないため値が急激に動く事もあり、むしろ注意が必要な週となっております。特に先週FOMCを終えておりますのでFRB高官らがこぞってアレコレ言い出す週でもあり、発言関係に敏感となりそうです。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

9日月曜日、特に目立った指標はありません。午前8時半に日本の勤労統計調査が発表になりますが市場に影響があるとは思えず、とりあえず日本の指標なので書いてみました(笑)。

10日火曜日、この日も特に注目の指標はありません。午前8時半に日本の全世帯家計調査がありますが市場に影響があるとは思えず、とりあえず日本の指標なので書いてみましたパート2(笑)。午後6時にドイツとユーロ圏のZEW景況感調査が発表になりますが、これも赤字で強調するほどでは無いでしょう。

11日水曜日午後9時半にアメリカの月次消費者物価指数(CPI)が発表になります。突然やって来る大型指標でして、いきなり今週注目ナンバーワン指標となっております。先週あったFOMCでは市場が予想していた通りの結果となり、材料出尽くしで一旦はドル売りとなったわけですが、ここで再度CPIが材料となるのかどうか。前回値や事前の市場予想との乖離がどの程度になるのか、指標発表直前まで動向を注視しておきたいところです。

12日木曜日午後3時に英国の第1四半期国内総生産(GDP)各種生産指数貿易収支など集中発表が予定されております。特にGDPは非常に注目されており、午後3時という外国為替市場が動きやすい時間という事もあるためポンドが極端に振れる可能性もありそうです。午後9時半にアメリカの生産者物価指数(PPI)の発表があります。前日にCPIの発表があるため注目度は低いのですが、もしCPIの発表で動けないような状況、例えば市場予測とピッタリ一致となった場合などはPPIが注目される事になるため、前日のCPIの流れから注意しておく必要がありそうです。

最後13日金曜日、この日も目立った指標がありません。13日の金曜日という事で恐れおののき指標発表をしないのでしょう(笑)。午後11時にミシガンなんとかさんのなんとか指数速報値があり、今週は終了となります。


 

さて、ゴールデンウィークも終わりまして、次の日本の祝日は7月18日海の日となってます。天皇誕生日が12月23日から2月23日に移動し12月も祝日が無い月となってから、また以前のように「公務員のボーナス月には祝日が無い」と言う状況になっております(笑)。

12月は年末年始休みが入りますし、日本でもクリスマスはなんだかんだ言ってホリデーモードですが、6月は本当に何も無いため、せめて6月には各々がセルフ休暇を取れる雰囲気になれるよう、なんかイベント的なものでもあればいいように思います。そういうところ、大手広告代理店が頑張ってくれるといいのですが。

いつまでも祝日祝日言っていても祝日が増えるわけでもありませんし、そろそろ本気出して頑張りたいところです。まずはその第一歩、今週も一週間頑張ってまいりましょう。


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2022/05/02 月曜日

2022年第18週の月曜日です。

ゴールデンウィークの連休突入前だった先週の木曜日、日銀が金融政策決定会合を行いました。会合の内容としたら、金利抑制についての方針を明確にしただけで、ここのところ急激に進行している円安についての策は提示せず⇩

jp.reuters.com

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その結果、久々に登場した1ドル131円台⇩

今週は、ゴールデンウィークを堪能しながら、このドル円の動きもお楽しみにしたいと思います。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で5月3日火曜日午後1時半に豪州中銀RBAが今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 0.10%から15bp(ベーシスポイント)の引き上げを行い 0.25%とするとの市場予測となっておりまして、ここ最近は住宅価格の上昇だけでなく物価全体が上昇してきている事から、利上げしても耐えられると判断する可能性は十分にあるかと思います。

jp.reuters.com

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5日木曜日早朝3時に米FRBが連邦公開市場委員会(FOMC)を終え今後の金融政策を発表予定です。事前の市場予想では、政策金利は 0.50%上限から 1.00%上限へと50bp(ベーシスポイント)引き上げが予想されております。また、午前3時半からはFRBパウエル議長による会見も予定されております。この50bp引き上げなんですが、国際通貨基金(IMF)の会合でパウエル議長が発言したものでして、結果に注目しております。

jp.reuters.com

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5日木曜日午後8時に英中銀イングランド銀行(BOE)が金融政策委員会(MPC)にて決定した金融政策を発表予定です。事前の市場予想では、政策金利は 0.75%から 1.00%へと25bp(ベーシスポイント)引き上げ予想が大半となっております。また、金融政策発表後にベイリー総裁による記者会見も予定されております。アメリカでは、かなりイケイケな感じで物価上昇が続いておりますが、英国では少し物価上昇が落ち着いてきておりまして、利上げに関して少しだけ期待感が低下してきております。今回利上げが行われたとしても、発表される声明文にて物価上昇に対する意識がMPC委員の中でどのようになっているのかによって、今回の発表直後の値動きが随分と変わってきそうです。

jp.reuters.com

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これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、3日火曜日午後1時半豪州,午後5時アルメニア,(発表時間未定)マラウィ・4日水曜日午後5時半アイスランド・5日木曜日午前3時米国,午前6時ブラジル,午後5時ノルウェー,午後8時英国,午後9時半チェコ,(発表時間未定)クウェート,バーレーン,アラブ首長国連邦,サウジアラビア,香港,マカオ,ヨルダン,ポーランド・6日金曜日午前8時チリ,午後9時モルドバなどが予定されております。また、米ドルとペッグしている通貨の発券国や、通貨バスケットの構成で米ドルを主としている通貨の発券国などの金融政策発表も控えております。

4日水曜日午前6時にニュージーランド中銀のニュージーランド準備銀行(RBNZ)が金融安定性報告書(Financial Stability Report)を公表します。また、6日金曜日午前10時半に豪州中銀RBAが四半期金融政策報告(Statement on Monetary Policy)を公開します。それぞれ発表時間の直後にはNZドルや豪ドルの動きに注意しておいた方が良さそうです。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

2日月曜日、この日はマークイット社による製造業購買担当者景気指数(PMI)の集中発表が予定されております。主要国のPMIについては確定値となりますが、欧州やアメリカはPMIで振れやすいため、それぞれの国の発表時間にだけ若干の注意をしておいた方が良さそうです。フランスが午後4時15分、ドイツが午後4時30分、ユーロ圏が午後5時、英国が午後5時半、アメリカが午後10時45分となってます。午後11時にアメリカのISM製造業景況指数の発表があります。この発表の15分前にマークイット社のPMIが発表されるので、その数字次第ではマークイット社のPMIからのコンボでドル急変が発動するかもしれません。

3日火曜日、特に目立った指標は無いんですが、午後11時にありますアメリカの製造業新規受注くらいでしょうか。

4日水曜日、この日はマークイット社によるサービス業と複合の購買担当者計指数(PMI)確定値の集中発表日になっております。発表時間は月曜日と同じですので、その時間だけ一応気をつけておけばいいでしょう。午前7時45分にニュージーランドの失業率など雇用関連指標の発表があります。午後9時15分に米ADP社の全米雇用レポートの発表があります。先月は随分とブレが収まりまして、果たしてこのまま大きくブレずに続くのか、そこが気になって仕方ありません(笑)。午後11時にアメリカのISM非製造業景況指数がありますが、この発表の15分前にマークイット社の同種の指標サービス業PMIが発表されるので、そこからの流れも要注意です。

5日木曜日、純粋な指標としては目立つ指標が少ない日となってます。午前10時半に豪州の住宅建設許可件数がありますので、豪ドルを取引している場合には少し注意しておいた方がいいかもしれません。

6日金曜日、日本ではゴールデンウィークが明けるのか、まだ明けないのか微妙な日となります(笑)。午前8時半に東京都区部の消費者物価指数(CPI)が発表になります。これで市場が動いた事なんて過去に数えるほどしか無く、週に1回くらい日本の指標を書いておこうと言う趣旨でしかありません(笑)。そして午後9時半にアメリカの雇用統計があります。今週の注目ナンバーワン指標となります。FOMC直後の発表と言う事もあり、FOMCでの雇用に関する言及も雇用統計発表後の値動きに関わってくるため、その辺りも注意しておきたいところです。また、同じく午後9時半にカナダの失業率など雇用関連指標も発表となります。


 

ゴールデンウィークに突入し、本日2日月曜日と6日金曜日もお休みですと9連休と言う方も多いかと思います。

普段は平日がお仕事のため、このゴールデンウィークはFXをやろうと楽しみにされていた方もおられるでしょう。最近は非常に値動きも大きく、短期の売買でも上手にやれば収益があげられるチャンスがゴロゴロしております。逆に言えば、損失を出す可能性も大きい感じですので、どうかストップロスだけは忘れずにいて欲しいと思うところです。

せっかく本当にゴールデンなゴールデンウィークなんですから、皆様もどうかよい連休をお過ごしください。今週も一週間、頑張ってまいりましょう。


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2022/04/25 月曜日

2022年第17週の月曜日です。

本日はオーストラリアやニュージーランド、南太平洋の島国の多くで ANZAC Day(アンザックデー)と言う祝日となっております。また、英国は祝日ではありませんが、ロンドンにて戦没者慰霊祭が行われます。アメリカで5月最終月曜日に行われる戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)と同じような日でして、当初は第一次世界大戦のガリポリの戦いで戦った兵士らを追悼する日だったものが、徐々に全ての戦没した兵士らを追悼する日となったようです。

そして、いよいよ日本では今週末となる4月29日金曜日からゴールデンウィークが始まります。特に、スワップポイントの付与・徴収が変則的となるため、ご自身の取引しているFX業者のアナウンスを注意しておいた方がいいでしょう。基本的にはニューヨーク時間で、26日火曜日終了時点で4日分、27日水曜日終了時点で4日分、29日金曜日終了時点で3日分のスワップ受け払いとなるかと思います。相場の状況次第では、ドル円ショートなんて一瞬クローズして再度エントリーした方がいいような状況もありえそうです。みんな考える事は同じで、失敗したら大変ですけど(笑)。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で4月28日木曜日お昼の正午前後に日本銀行が金融政策決定会合を終え、決定した今後の金融政策を発表予定です。事前の市場予想では、政策金利は -0.10%の現状維持が大半となっております。今回は年に4回公開されます「経済・物価情勢の展望」いわゆる日銀展望レポートが金融政策の発表と同時に公開される事になっております。今回の発表では「物価上昇率の引き上げ」が行われるとみられ、円安についても何か言及があるかもしれません。と言うか、言及がある事を期待してます(笑)。また、午後3時からは日銀黒田総裁の記者会見が予定されております。

これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、25日月曜日午後1時半キリギスタン,午後6時カザフスタン、26日火曜日午後9時ハンガリー、28日木曜日(時間未定)ボツワナ,午前3時グアテマラ,午前7時コスタリカ,(正午前後)日本国、午後4時半スウェーデン、29日金曜日(時間未定)マラウィ,午後7時ブルガリア,午後7時半ロシア,午後9時アゼルバイジャン、30日土曜日午前3時コロンビアなどが予定されております。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日25日月曜日、特に目立って注目の指標はありません。最近は、物価関連と雇用関連の指標以外では全く動じない感じですので、あえて余計な指標まで追いかける必要は無いようにも思います。

明日26日火曜日午前8時半に日本の失業率など雇用関連指標の発表があります。日本の場合、雇用に関しては資本主義とは思えないような高水準での雇用維持が継続されており、失業に関する数値が日銀の金融政策に与える影響は非常に小さいため、注目度合いが低い傾向があります。今回もそのたぐいでしょう(笑)。午後9時半にアメリカの耐久剤受注が発表されます。輸送用機械を含む総合値がどれだけ上昇するのかが、市場の反応するポイントになるかと思います。午後10時にアメリカの米連邦住宅金融局(FHFA)が発表する住宅価格指数と、同じく午後10時にアメリカのファイサーブ社が集計しS&P社が発表するケースシラー(CS)住宅価格指数の発表があります。指標発表サイトなどではCS米住宅価格指数をメインにしているんですが、こちらは全米の主要都市における実際に取引された様々な物件を集計しているため、現金で購入された物件も、低額物件も高額物件も全て含まれております。対してFHFAが発表する方は公社融資を受けた全米全ての物件が対象となるため、あらゆる都市が含まれている一方、公社融資の受けられる信用力が高い者が購入した物件だけが集計対象となり、当然ですが現金で売買された場合や、信用力が低く民間の金融機関だけで融資を受けた場合は集計に入りません。統計を分析するためには、何がなんでも全ての情報をかき集めればいいと言うわけではありませんが、こう言う事も知った上で指標を見る事は、数字を見て判断する上で必要な知識かと思います。政策金利を利上げするとなったら、当然に住宅ローンの利率も上り、住宅価格も上昇します。既に住宅価格は高騰しておりますので、今まで以上に注目度が上がりそうなのが住宅価格指数でしょう。午後11時にアメリカの新築住宅販売件数の発表があります。いまアメリカは「USA!USA!」モードに突入しつつあり、アメリカの経済を支えている個人消費で一般的には最大の金額となる住宅関連指標は今後非常に重要性が増してくるでしょう。そろそろ注意が必要な頃です。

27日水曜日午前10時半に豪州の四半期消費者物価指数(CPI)の発表があります。豪州中銀RBAは中銀としては異例の権限の少なさの中で頑張っておりまして、ここ最近は住宅価格だけ上昇する事が悩みのタネでした。ここにきて、消費者物価指数全体が上昇してきており、そろそろ物価全体のバランスを考慮して利上げが可能となってくる頃です。そのため、今回のCPIの数値しだいでは大きく豪ドルが動くかもしれません。

28日木曜日午後9時半にアメリカの四半期国内総生産(GDP)の発表があります。この指標が今週の注目ナンバーワン指標となっておりまして、GDPの伸びもそうなんですが、国内総生産のひとつの指標として発表になる物価の変動を示す、個人消費支出デフレーター(PCEデフレーター)が注目されております。消費者物価指数(CPI)よりも広範囲の調査対象のためFRBが最も注目していると言われており、PCEデフレーター・コアPCEデフレーターの数値しだいでは利上げが早まるような観測や報道も出てくるかもしれません。

29日金曜日、この日は欧州各国で消費者物価指数(CPI,HICP)や国内総生産(GDP)の発表が相次ぎます。個々の国の指標がユーロに対して大きな影響を与えるような状況ではありませんが、束になってかかってくるため午後3時以降の欧州時間には注意しておいた方がいいかと思います。午後9時半にカナダの月次国内総生産(GDP)があります。最近はカナダドルの動きが対米ドルであまりパッとしませんが、カナダドル好きとしては、この辺りでカナダの底力を見せつけて欲しいと思うところです(笑)。同じく午後9時半にアメリカの個人所得・個人消費支出など個人収支関連指標が発表になります。こちらが今週注目ナンバー2指標となっております。PCEデフレーターはFRBが利上げを迫られる瞬発力の指標、この個人収支関連指標はもう少し長いスパンで利上げをしても大丈夫かFRBが判断するための指標と言う意味合いがあります。いずれにせよ、数字が良ければFRBの利上げ方針が変わらないって事でいいでしょう(笑)。最後、午後11時にミシガンなんとかさんのなんとか指数 確定値があり今週は終了です。


 

今週末はいよいよゴールデンウィークが始まると言うだけでなく、週末と月末が完全に重なります。週の途中で月が変わるのと違い週末と月末が重なりますと、月末要因に加え更に週末リスク回避などの売り買いも交錯するため極端に動く事もあり、今週末は特に値動きには注意が必要です。もっとも、極端に動く事を狙ってポジションを持ってみると言うも面白いかもしれませんけど(笑)。

ゴールデンウィークを前にして、今週も一週間がんばってまいりましょう。


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2022/04/18 月曜日

2022年第16週の月曜日です。

本日18日月曜日は、欧州の多くの国ではイースターマンデーの祝祭日でお休みとなっており、金融市場も休場となるところが多くなっております。ただ、アメリカでは連邦の祝日では無いので連邦機関や金融機関、金融市場はオープンします。このあたり、多民族国家であるがゆえに宗教的な意味合いが強いイースターを祝日の理由にできないとか言われてますが、だったらクリスマスはどうよ?と言う感じもありまして、実に都合がいい多民族国家の主張です(笑)。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、19日火曜日午後4時半にインドネシア,午後8時半にパキスタン,(時刻未定)ザンビア、23日土曜日午前7時にパラグアイなどが予定されておりますが、今週は極めて金融政策発表が少ない週と言えます。

19日火曜日午前10時半に豪州中銀RBAが前回4月5日に開催しました金融政策委員会の議事要旨を公開します。この回は政策金利は据え置きで、声明文の文言を若干修正した感じでして、その文言修正がどこまで本気なのか議事要旨で謳われますと豪ドルが動意づく切っ掛けになりそうではあります。

2022年4月5日 豪州中銀RBA金融政策発表時の報道⇩

jp.reuters.com

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21日木曜日早朝3時に米地区連銀経済報告いわゆるベージュブックが公開されます。ベージュブックが何なのかは、過去に何度も何度も何度も何度も書いておりますので詳細は省略しますが、このベージュブックが次回FOMCで議題のたたき台になるため、利上げ利下げの予想が難しい時などにはこのベージュブックでドッカ~ンと動く事もあります。ベージュブックはマスコミが伝えるような恣意が入った情報ではなく、標準化した目線から全米の現状を鳥瞰できる数少ない報告書でして、最近は特にその重要性が増していると私は考えております。為替や株の金融取引では、正しく大きく全体の流れを見た視点と言うのは非常に重要で、多くの人達がマスコミやSNSが伝える情報を鵜呑みにする中で、正しい情報を得ると言うアドバンテージは「ずるい」と言えるほど大きなものです。せっかく無料で全世界に公開してくれるのですから、これを見て利用しない手はありません。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日18日月曜日、欧米と言われる地域では多くの国が祝祭日となっておりまして、指標発表すらおサボりです(笑)。強いて言うなら本日の最も注目指標は、午前11時頃にあります中国の四半期国内総生産(GDP)くらいでしょうか。外国為替市場が薄商いの中での発表ですので、あえてこれで仕掛けてくる連中もいるかもしれません。

明日19日火曜日、この日も注目の指標は少なく、午後9時半にアメリカの住宅着工件数があるくらいです。

20日水曜日、午前8時50分に日本の通関ベース貿易収支の発表があります。他国であまり発表にならない通関ベースなので過去の数値としか比較できませんが、港ごとの取り扱い高とか見ると、取り扱いキャパに対する現状から上限を見通すとかもできるようです。金融屋さんとしてはそこまで求めてませんが、できるって知ってるだけでもなにか優位に立てる日がありそうな気もします ⇦ コピペ。午後11時にアメリカの中古住宅販売件数の発表があります。

21日木曜日、午前7時45分にニュージーランドの四半期消費者物価指数(CPI)の発表があります。あと他には、午後9時半にアメリカの週次失業保険件数の発表があったり、同じく午後9時半にフィラデルフィア連銀製造業景気指数の発表があったりしますが、いまいちパッとしませn。

22日金曜日、この日はマークイット社による主要国の購買担当者景気指数(PMI)速報値の発表が予定されております。フランスが午後4時15分、ドイツが午後4時30分、ユーロ圏が午後5時、英国が午後5時半、アメリカが午後10時45分となってます。午前8時半に日本の全国消費者物価指数(CPI)の発表があります。今回は日本のCPIを赤字にしたのは、ドル円との問題でして、もしかしたらドル円の位置次第ではこの指標で大きく動く可能性もありそうです。午後3時に英国の小売売上高午後9時半にカナダの小売売上高が発表されます。市場に与えるインパクトどうのこうの関係なく、消費に期待が持てるような数字だといいのですが。


 

先週はドル円が126円後半をマークしたりと、なかなかの相場を見せてくれました。この外国為替相場と言うのは本当に不思議で、「もうこれ以上行かないだろう」と大勢の人が思うと余計に進み、「まだ行くだろう」と大勢の人が思うと急激に反転します(笑)。まさに、投資の格言である「人の行く裏に道あり花の山」を地で行く展開となりえる感じです。

サブプライムローン問題の後には映画にもなったようなCDS使った逆張りが注目されたり、VIX急騰の時にも順張りで一気に2700億円稼いで話題になったりと、己の判断を信じて行動する事で結果的には他の人とは違った動きになったとしても、最終的には利益を上げる事が出来る場合があります。人の行く裏に道あり花の山の格言は、なんでもかんでも裏目を取るという事ではなく、そこに理論を求めております。

現状の「とにかく円売り」の市場ですが、長い目で見て一方的に円が安くなり続ける事はあるでしょうか?例えばドル円が1ドル150円、200円、500円、1000円?(笑)。それが無いと信じられるなら、単順に円買いという事で無く、CDSやVIXと言った高度な金融商品を探して長期的に円高に偏位した際に一気に稼ぐ事が出来るような手法を見つける事が花の山にたどり着く道なのかもしれません。

さあ、そんな夢を見ながら、今週も一週間頑張ってまいりましょう。


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2022/04/11 月曜日

2022年第15週の月曜日です。

本日は、次の日曜日に復活祭 = イースターが待ち受ける、聖週 = ホーリーウィークの聖月曜日です。来週18日の月曜日ですが、多くのキリスト教国において復活祭=イースターの祝日となっております。また、今週15日の金曜日はイースター前の金曜日となる「聖金曜日=グッドフライデー」でして、これもまた多くのキリスト教国で祝日となっております。

世界中でどれくらいの国が今週15日の金曜日をグッドフライデーとして祝祭日のお休みにしているのか、世界中の祝祭日を網羅する事だけに心血を注いでいるサイト officeholidays.com で確認したところ⇩

www.officeholidays.com

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なんと、122ヶ国ありました。およそ世界の3分の2の国はお休みと言う事です。 

基本的にはアメリカもお休みなんですが、連邦の祝日になっていないため連邦機関が行う指標発表などは通常通り、ニューヨーク州は州の祝日となっているためニューヨーク証券取引所は休場となってまして、対応がマチマチとなってます。外国為替市場は動いてはおりますが、市場参加者が極端に少なくなるため、全く動かなくなるか、あるいは急変する可能性もあったり非常に注意が必要な日となります。 

欧米でこれだけお休みとなりますと、週末に向けてポジション整理や今週の取引自体が低調になる可能性が大いにありえます。こう言った時に、特に最近は大きく仕掛けが働いて思いもよらない値動きをする事もありまして、2019年のお正月1月3日にありましたフラッシュクラッシュが原因とも言われている大きな値崩れのような事態が発生する可能性、あるいは発生しようと仕掛けられる可能性もあります。

とにかく、このような時には生き残りを賭け、技術的にはポジション持ったら必ずストップロス指値でエントリーを入れる時には必ず一緒にIf Done (IFD)でストップオーダーを入れるように、これだけやっておけば最悪でも致命傷全財産無くして追証なんて可能性は低くなります。If Done (IFD) で少なくてもストップオーダだけは入れる、あるいは、エントリーからリミットとストップを組み合わせた If Done (IFD) OCO 注文を出すと言った意味が分からない場合、意味と注文の内容をよく理解してから取引をするように強くオススメします。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で13日水曜日午前11時にニュージーランド中銀のニュージーランド準備銀行(RBNA)が政策金利と今後の金融政策を発表予定です。政策金利は現状 +1.00%から 25bp(ベーシスポイント)の引き上げで +1.25%との大方の市場予想となっております。一部では 50bpの引き上げなんて声もあるようですが、当たったら「ほらな?ほらな?」と言いたいだけです(笑)。

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同じく13日水曜日午後11時にカナダ中銀のカナダ銀行(BOC)が政策金利と今後の金融政策を発表予定です。政策金利は現状 +0.50%から一気に 50bp(ベーシスポイント)の引き上げで +1.00%との大方の市場予想となっております。

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14日木曜日午後8時45分にに欧州中央銀行ECBが今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 0%の据え置き予想となっており、他の多くの中銀が利上げを行う中で日銀と一緒に利上げ出来ない仲間となってます(笑)。また、45分後の午後9時半からはECBラガルド総裁による記者会見が予定されており、利上げが無ければ今回もラガルド総裁会見まで外国為替市場は大きな動きはないかと思われます。ただ、ECBの一部の皆さんは利上げ主張をしておりまして、この辺りが会合でどの程度影響あるのか?また、声明文でどの程度反映されるのかが注目となっております。

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これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、11日月曜日午後10時イスラエル、13日水曜日午前10時ニュージーランド,午後6時15分ナミビア,午後6時半ザンビア,午後11時カナダ、14日木曜日午前10時韓国,午後8時トルコ,午後8時ウガンダ,午後8時ウクライナ,午後8時45分欧州などが予定されております。

ちなみに、14日木曜日午後8時にウクライナの中央銀行であるウクライナ国立銀行が金融政策発表を行う予定となっておりまして、今回は発表を行うと公式HPでスケジュールを出しております⇩

f:id:fxse:20220408233547p:plain

bank.gov.ua

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次に、純粋な数字だけの指標です。

本日11日月曜日午後3時に英国の指標集中発表があり国内総生産(GDP)鉱工業生産など各産業の生産指数貿易収支などが発表されます。他に注目の指標が無い日でして、発表される時間も午後3時と言う動きやすい時間であり、特に英国のGDP辺りに注目しておきたいところです。

明日12日火曜日午後3時に英国の失業率など雇用関連指標の発表があります。英中銀イングランド銀行(BOE)は、もうちょっと失業率が上昇すると予想していたところ思いのほか失業率が上昇せず済んでいる事から、失業率が利上げへのハードルとならなかった感じです。そのため、他の国=中銀よりも失業率が若干でも上昇したときに、今後の利上げに対して過敏に反応する可能性もあり、今後は今までより注意が必要な指標発表だと思われます。午後9時半にアメリカの消費者物価指数(CPI)の発表があります。もうアメリカのCPIと言うだけで今週の注目ナンバーワン指標です(笑)。一体アメリカの物価はどこまで上るのか。前年比で前回3月に発表になった2月度の7数値が 7.9%でしたが、今回発表になる3月度の数字は 8.4%予想となっておりまして、仮に事前の市場予想通りだったとしても利上げ加速期待からの流れとなりそうです。

13日水曜日午前8時50分に日本のマネーストック統計、同じく午前8時50分に日本の機械受注の発表があります。たぶん全く動かないでしょう。悔しかったら動いてみろ!って感じです(笑)。連日立て続けなんですが、午後3時に英国の消費者物価指数(CPI)など物価関連指標の集中発表があります。アメリカさんよりまだマシですが、それでも英国も前年比で6%を超えるようなCPIとなってまして、発表される数字次第ではポンドに動きがありそうです。午後9時半にアメリカの生産者物価指数(PPI)の発表があります。前日にCPIの発表を終えているため、もしCPIの数値で市場が不完全燃焼だったりした場合、例えばCPIの数値が弱かった場合などPPIの発表に戦場が移る可能性も若干あります。注目度は、前日のCPIの数字次第と言うことになりそうです。

14日木曜日午前10時半に豪州の失業率など雇用関連指標の発表があります。豪州中銀RBAは先進国の中銀の中で数少ない政策金利を上げていない中銀でして、雇用や物価の数値はRBAへの利上げ圧力となる可能性も高く、この雇用関連指標も特に注意しておいた方がいいでしょう。午後9時半にアメリカの小売売上高の発表があります。少し前なら小売売上高の数値がいいと、すぐに USA!USA!  となって米株価上昇からの外国為替市場まで波及待ったなしと言った状態でしたが、最近はあまりそう言ったところを見かけないような気がします。理由としては、小売売上高の数値自体が伸び悩んでいることと、物価と雇用に注目がシフトしているためで、ただ物価と雇用に注目が集まっていたのはFRBが利上げをするトリガーとしてこの2点をあげていたからで、利上げが始まった今となったら今後また小売売上高の注目が集まってくる事でしょう。なにしろ、アメリカの繁栄を支えているのは消費ですから。

15日金曜日、この日は主要な国の多くで祝日となっているため、指標としては午後9時半にあるニューヨーク連銀製造業景気指数午後10時15分にあるアメリカの鉱工業生産くらいしか目立った指標はありません。ただ、市場が閑散としているでしょうから、あえて挑んで来る大口の方などがいれば急変もありそうです。その辺りを注意して、ストップロスの設定をよく考えた方が良さそうな日です。

以上で今週の注目指標は終了です。


 

夏が来ました(笑)。

昨日、東京では27度近くまで気温が上昇し、半袖と言うかTシャツだけで過ごす事ができました。春が来たと思ったら初夏に突入した!そんな気分だったんですが、なんやら今週は後半になりますとまた寒くなるようです。

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tenki.jp

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気温の変化で体調を崩しませんよう十分に注意しながら、今週も一週間頑張ってまいりましょう。


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