2022/04/11 月曜日
2022年第15週の月曜日です。
本日は、次の日曜日に復活祭 = イースターが待ち受ける、聖週 = ホーリーウィークの聖月曜日です。来週18日の月曜日ですが、多くのキリスト教国において復活祭=イースターの祝日となっております。また、今週15日の金曜日はイースター前の金曜日となる「聖金曜日=グッドフライデー」でして、これもまた多くのキリスト教国で祝日となっております。
世界中でどれくらいの国が今週15日の金曜日をグッドフライデーとして祝祭日のお休みにしているのか、世界中の祝祭日を網羅する事だけに心血を注いでいるサイト officeholidays.com で確認したところ⇩
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なんと、122ヶ国ありました。およそ世界の3分の2の国はお休みと言う事です。
基本的にはアメリカもお休みなんですが、連邦の祝日になっていないため連邦機関が行う指標発表などは通常通り、ニューヨーク州は州の祝日となっているためニューヨーク証券取引所は休場となってまして、対応がマチマチとなってます。外国為替市場は動いてはおりますが、市場参加者が極端に少なくなるため、全く動かなくなるか、あるいは急変する可能性もあったり非常に注意が必要な日となります。
欧米でこれだけお休みとなりますと、週末に向けてポジション整理や今週の取引自体が低調になる可能性が大いにありえます。こう言った時に、特に最近は大きく仕掛けが働いて思いもよらない値動きをする事もありまして、2019年のお正月1月3日にありましたフラッシュクラッシュが原因とも言われている大きな値崩れのような事態が発生する可能性、あるいは発生しようと仕掛けられる可能性もあります。
とにかく、このような時には生き残りを賭け、技術的にはポジション持ったら必ずストップロス、指値でエントリーを入れる時には必ず一緒にIf Done (IFD)でストップオーダーを入れるように、これだけやっておけば最悪でも致命傷全財産無くして追証なんて可能性は低くなります。If Done (IFD) で少なくてもストップオーダだけは入れる、あるいは、エントリーからリミットとストップを組み合わせた If Done (IFD) OCO 注文を出すと言った意味が分からない場合、意味と注文の内容をよく理解してから取引をするように強くオススメします。
さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。
日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で13日水曜日午前11時にニュージーランド中銀のニュージーランド準備銀行(RBNA)が政策金利と今後の金融政策を発表予定です。政策金利は現状 +1.00%から 25bp(ベーシスポイント)の引き上げで +1.25%との大方の市場予想となっております。一部では 50bpの引き上げなんて声もあるようですが、当たったら「ほらな?ほらな?」と言いたいだけです(笑)。
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同じく13日水曜日午後11時にカナダ中銀のカナダ銀行(BOC)が政策金利と今後の金融政策を発表予定です。政策金利は現状 +0.50%から一気に 50bp(ベーシスポイント)の引き上げで +1.00%との大方の市場予想となっております。
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14日木曜日午後8時45分にに欧州中央銀行ECBが今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 0%の据え置き予想となっており、他の多くの中銀が利上げを行う中で日銀と一緒に利上げ出来ない仲間となってます(笑)。また、45分後の午後9時半からはECBラガルド総裁による記者会見が予定されており、利上げが無ければ今回もラガルド総裁会見まで外国為替市場は大きな動きはないかと思われます。ただ、ECBの一部の皆さんは利上げ主張をしておりまして、この辺りが会合でどの程度影響あるのか?また、声明文でどの程度反映されるのかが注目となっております。
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これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、11日月曜日午後10時イスラエル、13日水曜日午前10時ニュージーランド,午後6時15分ナミビア,午後6時半ザンビア,午後11時カナダ、14日木曜日午前10時韓国,午後8時トルコ,午後8時ウガンダ,午後8時ウクライナ,午後8時45分欧州などが予定されております。
ちなみに、14日木曜日午後8時にウクライナの中央銀行であるウクライナ国立銀行が金融政策発表を行う予定となっておりまして、今回は発表を行うと公式HPでスケジュールを出しております⇩
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次に、純粋な数字だけの指標です。
本日11日月曜日、午後3時に英国の指標集中発表があり国内総生産(GDP)、鉱工業生産など各産業の生産指数、貿易収支などが発表されます。他に注目の指標が無い日でして、発表される時間も午後3時と言う動きやすい時間であり、特に英国のGDP辺りに注目しておきたいところです。
明日12日火曜日、午後3時に英国の失業率など雇用関連指標の発表があります。英中銀イングランド銀行(BOE)は、もうちょっと失業率が上昇すると予想していたところ思いのほか失業率が上昇せず済んでいる事から、失業率が利上げへのハードルとならなかった感じです。そのため、他の国=中銀よりも失業率が若干でも上昇したときに、今後の利上げに対して過敏に反応する可能性もあり、今後は今までより注意が必要な指標発表だと思われます。午後9時半にアメリカの消費者物価指数(CPI)の発表があります。もうアメリカのCPIと言うだけで今週の注目ナンバーワン指標です(笑)。一体アメリカの物価はどこまで上るのか。前年比で前回3月に発表になった2月度の7数値が 7.9%でしたが、今回発表になる3月度の数字は 8.4%予想となっておりまして、仮に事前の市場予想通りだったとしても利上げ加速期待からの流れとなりそうです。
13日水曜日、午前8時50分に日本のマネーストック統計、同じく午前8時50分に日本の機械受注の発表があります。たぶん全く動かないでしょう。悔しかったら動いてみろ!って感じです(笑)。連日立て続けなんですが、午後3時に英国の消費者物価指数(CPI)など物価関連指標の集中発表があります。アメリカさんよりまだマシですが、それでも英国も前年比で6%を超えるようなCPIとなってまして、発表される数字次第ではポンドに動きがありそうです。午後9時半にアメリカの生産者物価指数(PPI)の発表があります。前日にCPIの発表を終えているため、もしCPIの数値で市場が不完全燃焼だったりした場合、例えばCPIの数値が弱かった場合などPPIの発表に戦場が移る可能性も若干あります。注目度は、前日のCPIの数字次第と言うことになりそうです。
14日木曜日、午前10時半に豪州の失業率など雇用関連指標の発表があります。豪州中銀RBAは先進国の中銀の中で数少ない政策金利を上げていない中銀でして、雇用や物価の数値はRBAへの利上げ圧力となる可能性も高く、この雇用関連指標も特に注意しておいた方がいいでしょう。午後9時半にアメリカの小売売上高の発表があります。少し前なら小売売上高の数値がいいと、すぐに USA!USA! となって米株価上昇からの外国為替市場まで波及待ったなしと言った状態でしたが、最近はあまりそう言ったところを見かけないような気がします。理由としては、小売売上高の数値自体が伸び悩んでいることと、物価と雇用に注目がシフトしているためで、ただ物価と雇用に注目が集まっていたのはFRBが利上げをするトリガーとしてこの2点をあげていたからで、利上げが始まった今となったら今後また小売売上高の注目が集まってくる事でしょう。なにしろ、アメリカの繁栄を支えているのは消費ですから。
15日金曜日、この日は主要な国の多くで祝日となっているため、指標としては午後9時半にあるニューヨーク連銀製造業景気指数、午後10時15分にあるアメリカの鉱工業生産くらいしか目立った指標はありません。ただ、市場が閑散としているでしょうから、あえて挑んで来る大口の方などがいれば急変もありそうです。その辺りを注意して、ストップロスの設定をよく考えた方が良さそうな日です。
以上で今週の注目指標は終了です。
夏が来ました(笑)。
昨日、東京では27度近くまで気温が上昇し、半袖と言うかTシャツだけで過ごす事ができました。春が来たと思ったら初夏に突入した!そんな気分だったんですが、なんやら今週は後半になりますとまた寒くなるようです。
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気温の変化で体調を崩しませんよう十分に注意しながら、今週も一週間頑張ってまいりましょう。
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