FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2022/05/02 月曜日

2022年第18週の月曜日です。

ゴールデンウィークの連休突入前だった先週の木曜日、日銀が金融政策決定会合を行いました。会合の内容としたら、金利抑制についての方針を明確にしただけで、ここのところ急激に進行している円安についての策は提示せず⇩

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その結果、久々に登場した1ドル131円台⇩

今週は、ゴールデンウィークを堪能しながら、このドル円の動きもお楽しみにしたいと思います。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で5月3日火曜日午後1時半に豪州中銀RBAが今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 0.10%から15bp(ベーシスポイント)の引き上げを行い 0.25%とするとの市場予測となっておりまして、ここ最近は住宅価格の上昇だけでなく物価全体が上昇してきている事から、利上げしても耐えられると判断する可能性は十分にあるかと思います。

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5日木曜日早朝3時に米FRBが連邦公開市場委員会(FOMC)を終え今後の金融政策を発表予定です。事前の市場予想では、政策金利は 0.50%上限から 1.00%上限へと50bp(ベーシスポイント)引き上げが予想されております。また、午前3時半からはFRBパウエル議長による会見も予定されております。この50bp引き上げなんですが、国際通貨基金(IMF)の会合でパウエル議長が発言したものでして、結果に注目しております。

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5日木曜日午後8時に英中銀イングランド銀行(BOE)が金融政策委員会(MPC)にて決定した金融政策を発表予定です。事前の市場予想では、政策金利は 0.75%から 1.00%へと25bp(ベーシスポイント)引き上げ予想が大半となっております。また、金融政策発表後にベイリー総裁による記者会見も予定されております。アメリカでは、かなりイケイケな感じで物価上昇が続いておりますが、英国では少し物価上昇が落ち着いてきておりまして、利上げに関して少しだけ期待感が低下してきております。今回利上げが行われたとしても、発表される声明文にて物価上昇に対する意識がMPC委員の中でどのようになっているのかによって、今回の発表直後の値動きが随分と変わってきそうです。

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これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、3日火曜日午後1時半豪州,午後5時アルメニア,(発表時間未定)マラウィ・4日水曜日午後5時半アイスランド・5日木曜日午前3時米国,午前6時ブラジル,午後5時ノルウェー,午後8時英国,午後9時半チェコ,(発表時間未定)クウェート,バーレーン,アラブ首長国連邦,サウジアラビア,香港,マカオ,ヨルダン,ポーランド・6日金曜日午前8時チリ,午後9時モルドバなどが予定されております。また、米ドルとペッグしている通貨の発券国や、通貨バスケットの構成で米ドルを主としている通貨の発券国などの金融政策発表も控えております。

4日水曜日午前6時にニュージーランド中銀のニュージーランド準備銀行(RBNZ)が金融安定性報告書(Financial Stability Report)を公表します。また、6日金曜日午前10時半に豪州中銀RBAが四半期金融政策報告(Statement on Monetary Policy)を公開します。それぞれ発表時間の直後にはNZドルや豪ドルの動きに注意しておいた方が良さそうです。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

2日月曜日、この日はマークイット社による製造業購買担当者景気指数(PMI)の集中発表が予定されております。主要国のPMIについては確定値となりますが、欧州やアメリカはPMIで振れやすいため、それぞれの国の発表時間にだけ若干の注意をしておいた方が良さそうです。フランスが午後4時15分、ドイツが午後4時30分、ユーロ圏が午後5時、英国が午後5時半、アメリカが午後10時45分となってます。午後11時にアメリカのISM製造業景況指数の発表があります。この発表の15分前にマークイット社のPMIが発表されるので、その数字次第ではマークイット社のPMIからのコンボでドル急変が発動するかもしれません。

3日火曜日、特に目立った指標は無いんですが、午後11時にありますアメリカの製造業新規受注くらいでしょうか。

4日水曜日、この日はマークイット社によるサービス業と複合の購買担当者計指数(PMI)確定値の集中発表日になっております。発表時間は月曜日と同じですので、その時間だけ一応気をつけておけばいいでしょう。午前7時45分にニュージーランドの失業率など雇用関連指標の発表があります。午後9時15分に米ADP社の全米雇用レポートの発表があります。先月は随分とブレが収まりまして、果たしてこのまま大きくブレずに続くのか、そこが気になって仕方ありません(笑)。午後11時にアメリカのISM非製造業景況指数がありますが、この発表の15分前にマークイット社の同種の指標サービス業PMIが発表されるので、そこからの流れも要注意です。

5日木曜日、純粋な指標としては目立つ指標が少ない日となってます。午前10時半に豪州の住宅建設許可件数がありますので、豪ドルを取引している場合には少し注意しておいた方がいいかもしれません。

6日金曜日、日本ではゴールデンウィークが明けるのか、まだ明けないのか微妙な日となります(笑)。午前8時半に東京都区部の消費者物価指数(CPI)が発表になります。これで市場が動いた事なんて過去に数えるほどしか無く、週に1回くらい日本の指標を書いておこうと言う趣旨でしかありません(笑)。そして午後9時半にアメリカの雇用統計があります。今週の注目ナンバーワン指標となります。FOMC直後の発表と言う事もあり、FOMCでの雇用に関する言及も雇用統計発表後の値動きに関わってくるため、その辺りも注意しておきたいところです。また、同じく午後9時半にカナダの失業率など雇用関連指標も発表となります。


 

ゴールデンウィークに突入し、本日2日月曜日と6日金曜日もお休みですと9連休と言う方も多いかと思います。

普段は平日がお仕事のため、このゴールデンウィークはFXをやろうと楽しみにされていた方もおられるでしょう。最近は非常に値動きも大きく、短期の売買でも上手にやれば収益があげられるチャンスがゴロゴロしております。逆に言えば、損失を出す可能性も大きい感じですので、どうかストップロスだけは忘れずにいて欲しいと思うところです。

せっかく本当にゴールデンなゴールデンウィークなんですから、皆様もどうかよい連休をお過ごしください。今週も一週間、頑張ってまいりましょう。


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