FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/05/03 月曜日

2021年第18週の月曜日です。

完璧にゴールデンウィークの真っ只中となりました「憲法記念日」の本日です。明日5月4日火曜日は「みどりの日」でして、パッと聞いたところは、まるでドイツの某政党のための日のように聞こえてなりません ⇦ 考えすぎ。

そしてゴールデンウィーク最後5月5日水曜日は「こどもの日」となっております。こどもの日ですが、「子供は家で我慢するだけの日」となりませんように願ってやみません。こう言う風に言うと「今は我慢する時」と言う言葉尻を捉える方もいるかと思いますが、言葉尻を捉えるなら捉えた足元掬われませんように、「我慢するだけ」にならないようにと言う部分をよく噛み締めて頂きたいと思うところです。例えば「我慢したけどお寿司が食べられた」これだけでも、子供にとっては十分に「我慢するだけ」じゃ無かった楽しい祝日になるでしょう。 


 

さて今週の予定です。今週は日本がゴールデンウィークだったりする月初週なんですが、いつも以上にイベント事が盛りだくさんだったりしてまして、なかなか忙しい週になりそうです。ゴールデンウィークで「家にこもってFX」の方にとっては、天国にも地獄にもなりそうな感じです(笑)。

 

まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で、明日5月4日火曜日午後1時半に豪州中銀RBAが今後の政策金利と金融政策の発表を行う予定です。事前の市場予想では政策金利は 0.10%の据え置きとなっておりまして、まず間違いなく変更される事は無いでしょう。

6日木曜日午後8時、英中銀イングランド銀行(BOE)が金融政策委員会(MPC)を終え今後の金融政策を発表します。事前の市場予想では、こちらも政策金利は 0.10%の据え置きとなっております。また、量的緩和政策の資産購入枠も合計 8950億ポンドの据え置き予想となっております、が、こちら若干でも修正が入りますと、やれテーパリング開始だ!とか、やれ金融緩和拡大だ!のと大騒ぎになる事は間違いなく、政策金利はどうせ変更無いんだからとにかく資産購入枠だけ注視と言ったところでしょうか。

また、今回BOEの発表と同時に日本の皆さんにおなじみなトルコ中銀の金融政策発表も予定されてまして、事前の市場予想では現状 +19.00%の据え置きが大勢を占めている感じですが、直前になりますと突然新しい情報が舞い降りて来たりしまして、トルコリラを取引されている方は十分にご注意ください。

これ以外にも中銀の金融政策発表としては、5月3日月曜日午後6時ブルガリア、4日火曜日午後5時アルメニア、5日水曜日午前6時ホンジュラス,午後4時05分タイ王国,午後8時ポーランド,午後11時アルバニア、6日木曜日午前6時ブラジル,午後4時マレーシア,午後5時ノルウェー,午後9時半チェコなどが予定されております。今週はエキゾチックな国々だけでなく、比較的よく耳にするような国も多く含まれております。文字だけですが、毎週毎週こうやって世界中の国を羅列しておりますと、今は叶わない世界中を自由に旅行できた時を思い出しまして、行ったことがある国だけではなく、今まで行った事もないような国にまで興味が出てきます。

連休明けの6日木曜日午前8時50分、日銀が3月18~19日に開催しました金融政策決定会合の議事要旨を公開します。ポイントとしては、直近の4月26~27日に開催した分ではなく、その前の3月に行った回の議事要旨と言うところです。そのためこの議事要旨の公開自体で市場が動く事は比較的考えにくくなっておりまが、連休明けの東京株式市場が寄り付く10分前の公開ですので、この議事要旨の公開に関係なく動く可能性もありまして、「日銀金融政策決定会合議事要旨公開後から日経先物が◯◯」とかの報道にはご注意ください(笑)。

7日金曜日午前10時半、豪州中銀RBAが四半期金融政策報告を公開します。4日火曜日にありますRBAの金融政策発表では、声明文と言う形で非常にざっくりとした発表しかありませんので、この四半期金融政策報告書の内容によっては、こちらの方が豪ドルへの影響があるかもしれません。前回2月の公表で出した数字をどの程度修正してくるのかがポイントとなるでしょう⇩

jp.reuters.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

ある程度は4日火曜日の金融政策発表で示唆される可能性もありますが、若干でも目先の予想が下方修正された場合、金利上昇圧力が低下するため豪ドルが売られシドニー株は買われると言った状況も考えられますので、注意しておいた方が良さそうなイベントです。

 

直接、金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、4日火曜日早朝3時20分から予定されているFRBパウエル議長による講演があります。どこで講演を行うのか?と言いますと、非常に日本語で説明しにくい「 NCRC 全米地域再投資連合」と言うところでして、日本には無い「地域再投資法」と言う概念を実現するための組織です。この地域再投資法と言うのは主に低所得地域での金融機関に対する規制でして、人種や地域で融資に差別をしてはならないと言う事から、支店や営業所の統廃合の事前許可まで規定されており、そのサービスを受ける側の代表が全米で集ったのがNCRCだとお考えください。微妙なニュアンスの誤りを恐れずに簡単に言えば、法的な後ろ盾がある、公民権運動団体やマイノリティ団体の連合です。

パウエル議長は弁護士時代からこう言った団体や、あるいは黒人の方など個人に対してでも支持を表明し、実際に手を貸す事をしたりもしてまして、もしかしたら今回の講演でも、どちらかと言えば耳障りのいい発言が出る可能性もあります。私としては世の中で言われているよりは注意しております。

一応、ストリーム予定のユーチューブサイトはこちら⇩

    www.youtube.com  

  

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日3日月曜日(憲法記念日)、この日はマークイット社による製造業購買担当者景気指数(PMI)の集中発表が予定されております。主要国のPMIについては確定値となりますが、欧州やアメリカはPMIで振れやすいため、それぞれの国の発表時間にだけ若干の注意をしておいた方が良さそうです。フランスが午後4時50分、ドイツが午後4時55分、ユーロ圏が午後5時、英国が午後5時半、アメリカが午後10時45分となってます。午後11時にアメリカのISM製造業景況指数がありますので、直前のPMIが速報値と比べ大きくブレたりしますと、ISMへの影響を考えてPMI発表の段階で派手に動く可能性もあります。 

明日4日火曜日(みどりの日)午後9時半にアメリカの貿易収支の発表があります。近年は貿易収支で為替よりも株価指数の方が引っ張られやすい感じもありますが、ここ最近のアメリカの経済指標を見ておりますと、仮に極端な数字が出ても無視を決め込んでスルーする可能性が高そうです。

5日水曜日午前7時45分にニュージーランドの四半期失業率など雇用関係指標の発表が待ち受けております。これね、NZの雇用指標ね、すっごい反応する時は凄いんですよね(笑)。⇦ イメージ先行 午後9時15分に米ADP社の全米雇用レポートがあります。もうそろそろ赤字にすらしなくていいような感じと言い続けならがも赤字にして強調しておいたんですが、句読点的な変わりとして時刻だけ赤字にしておきます(笑)。

この日はマークイット社によるサービス業と複合の購買担当者計指数(PMI)確定値の集中発表日になっております。3日月曜日のPMIと同じ時間に発表ですので、その時間だけ注意しておいたらいいかと思いますが、アメリカの発表が午後10時45分なので、直後の午後11時にISM非製造業景況指数の発表がありますから、その先行指標として機能した場合には急変する可能性を頭の片隅に置いておいた方がいいかなと。

6日木曜日、特にコレと言ってパッとした指標も無く、午後6時のユーロ圏小売売上高も大して反応無さそうです。一応、午後9時半にあるアメリカの週次新規失業保険申請件数だけは、翌日に雇用統計を控えているので注意しておきたいところです。

最後7日金曜日午後9時半にアメリカの雇用統計、同じく午後9時半にカナダの失業率など雇用関係指標が同時に公開になります。ぶっちゃけ、発表直前までロイターやブルームバーグがどれだけ煽りまくり詳細な解説を入れるのかによって動くのか動かないのか決まるようなところが最近はミエミエなので、前日くらいから市場の空気読んで判断したいところです。今週はミシガンさんもありませんし、これで終了となります。


 

今週は水曜日まで祝日でお休みと言う事で、正直やる気が全くありません。普段プラプラしている私ですらこんな感じなんですから、一生懸命働いたり勉強したりしている皆さんなんて余計にそんな感じでしょう。それでも、掛け声だけは頑張ってるフリをしておきたいと思います(笑)。

今週も一週間、頑張ってまいりましょう。 


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2021/05/01 戦績

 2021/05/01 土曜日 戦績

USDJPY         +28,400円

EURUSD         +43,995円

GBPUSD         +60,629円

AUDUSD          +4,406円

NZDUSD          +7,653円

USDCAD          +2,349円

USDCHF          +3,375円

EURJPY         +30,400円

GBPJPY         +75,000円

AUDJPY          +3,900円

NZDJPY          +5,600円

CADJPY         +11,300円

CHFJPY          +4,500円

EURGBP          +1,996円

EURCHF                -

TOTAL         +283,503円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +5,487,641円

 

月間戦績(5月)

TOTAL         +283,503円

 

月間戦績(4月)

TOTAL      +23,059,500円

 

年間戦績(2021年)

TOTAL      +86,792,208円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +712,042,614円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +2,092,042,629円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

毎週の事ですが、土曜日の戦績は、日本時間で金曜日から土曜日に日付が変わり早朝まで、ニューヨーク時間で金曜日の夕方市場終了までの取引です。


 

昨日5月1日は世界的にメーデーの祝日でした、が、今年は残念な事に土曜日だったため「祝日ではあったけど、平日が休日に変わったわけでは無い」と言う国が多かったのではないでしょうか。

この土曜日が祝日になった時の対応なんですが、本当に国によって千差万別でして、一番多いのが「土曜日はもともと休みでは無いので休日の振替などの対応はしない」と言う、日本と同じような方式の国ではないでしょうか。

若干の国では翌月曜日を振替休日にしたり、国や州などの公的な取り決めではなく企業単位で前金曜日をお休みにしたりするところもあるようです。中にはタイ王国のように、土日に祝日や祭日などが重なった場合には、その祝日や祭日自体を翌月曜日に変更してしまう国もあります。これ、月曜日への休日振替と何が違うのかと言いますと、行事も全て月曜日に移動となりますので「土日は普段と変わらぬ週末を過ごし、祝日や祭日のイベントや行事は月曜日に実施しましょう」と言う事でして、お休みが徹底されるわけです。

このタイ王国の件、「前に書いたような気がするな~」と思ってブログ内を検索してみたところ、今から約3年半も前の2017年12月11日のブログで書いておりました。歳はとりましたが、意外と書いた事を覚えているものです(笑)。 


 

さあ、誰が待っているのか分かりませんが、お待ちかねと言う事になっておりますCFTC の IMMポジションです。毎週火曜日現在の数字を集計して米商品先物取引委員会(CFTC)が週末に公表しております「シカゴIMM」ポジションです。書くことが少ない日曜日の更新に、ブログのスペースを埋めるのに非常に役立ちます。

 

IMMポジション(2021年04月27日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 29,673 78,182 -48,509 +11,310
EUR (099741) 200,415 119,448 +80,967 +159
GBP (096742) 59,917 30,699 +29,218 +4,040
CAD (090741) 56,675 40,953 +15,722 +2,476
CHF (092741) 11,116 11,802 -686 +956
AUD (232741) 59,735 61,145 -1,410 +396
NZD (112741) 25,852 18,873 +6,979 +2,657
RUB (089741) 9,472 3,094 +6,378 -474
VIX (1170E1) 63,091 157,120 -94,029 +8,478
金Gold (088691) 270,717 100,098 +170,619 -10,879
パラジウム(075651) 5,997 2,993 +3,004 +309
原油 (067651) 650,300 160,589 +489,711 -10,272

 

IMMポジション(2021年04月20日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 26,617 86,436 -59,819 -1,507
EUR (099741) 197,137 116,329 +80,808 +13,957
GBP (096742) 61,053 35,875 +25,178 -412
CAD (090741) 53,824 40,578 +13,246 +10,840
CHF (092741) 11,264 12,906 -1,642 -2,466
AUD (232741) 56,723 58,529 -1,806 -5,565
NZD (112741) 21,695 17,373 +4,322 +1,802
RUB (089741) 8,212 1,360 +6,852 +539
VIX (1170E1) 58,418 160,925 -102,507 +140
金Gold (088691) 275,985 94,487 +181,498 +624
パラジウム(075651) 5,887 3,192 +2,695 -158
原油 (067651) 650,867 150,884 +499,983 +7,305

 

過去のIMMポジション
fxse.hatenablog.jp

ここ最近の VIX底打ち感からしたら前週比で+8,478とか、もう少し買いが入っててもいいような気もするんですが、やはり VIXラー の皆さんからすると「VIXは売ってナンボ」と言ったところなんでしょうか(笑)。まあ、私は買ってますけど。

この毎週貼り付けてる⇧上の表にはないんですが、4月中旬から買い始めたコーンの先物さんが最近は随分とエライ事になってます。いつもは言うだけ言って実際に買う事はあまり無かったんですが、今回ばかりはなんでコーンを買ったのかと言いますと、3月31日に発表になったカナダの原材料価格の指標からでして、その辺りのウンチクは翌日のブログ( 2021/03/31戦績 )に書いてありますが、要約すると「2月の原材料価格が前年比で +17.1%にもなってて、しかも農産品の上昇寄与凄いぞ!」って事から今後もコーンいけるか?って感じからの買いだったわけです。

4月末にも同じくカナダの原材料価格の指標が発表されてまして、今回発表された3月の原材料価格は、前年比で +34.7%(笑)。まだ下がる感じがしないコーンですが、5月の限月だけ気をつけて、できればもう少し楽しみたいと思ってます。


 

土曜日がお仕事だった方も、本日からは本格的にゴールデンウィークに突入と言う方も多いかと思います。

東京などには、新型コロナウイルスによる非常事態宣言を出ておりまして、ゴールデンウィークを楽しむと言うのには程遠い感じもあるんですが、ここ1年以上新型コロナウイルスと付き合ってきて「何をしたら感染するのか」また「何をしたら感染を広げてしまうのか」いい大人なら理解できているかと思うんです。

私は既に平均寿命と言われる歳の半分は過ぎたわけで、年齢的には「いい大人」であろうかと思ってます。

何でもかんでも我慢し抑圧するのがいいとは思いませんが、せめて子供たちに自分の行動を誇れるように、子供たちに自分の行動を見せ恥ずかしいと思わないように、それだけは忘れずに日々を過ごしていきたいと思ってます。

皆さんも、新型コロナウイルスに感染して辛い連休明けを迎えませんように、どうかお気をつけになられ、ゴールデンウィークをお過ごしください。


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2021/04/30 戦績

 2021/04/30 金曜日 戦績

USDJPY         +88,900円

EURUSD        +127,846円

GBPUSD        +156,077円

AUDUSD         +26,928円

NZDUSD         +30,465円

USDCAD         +22,119円

USDCHF         +28,560円

EURJPY        +147,700円

GBPJPY        +221,400円

AUDJPY         +19,200円

NZDJPY         +26,000円

CADJPY         +73,300円

CHFJPY         +63,900円

EURGBP         +13,279円

EURCHF                -

TOTAL       +1,045,674円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +5,204,138円

 

月間戦績(4月)

TOTAL      +23,059,500円

 

年間戦績(2021年)

TOTAL      +86,508,705円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +711,759,111円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +2,091,759,126円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

昨日、4月30日と完全に月末の末日だったわけでして、更に五十日(ごとうび)の週末の金曜日と、これ以上ないって程に全て詰め込んだ日でした(笑)。しかも、毎月晦日は指標が多く、見るだけでもうんざりな感じです。下に羅列してある指標一覧を御覧ください⇩凄いでしょう?(笑)。

じゃ指標で市場は反応しまくりなのか?と言えばそうでもなく、むしろ逆にどの指標にも興味無いような感じでして、指標に興味が無いと言うよりも、積極的な取引が全く見えないような感じを受けた昨日の外国為替市場でした。

月末と言えば、最近では「昔の雇用統計なんかより儲かる」と噂の「月末ロンドンフィキシング」でして、昨日も随分と頑張ってくれておりました⇩


ほとんど月末お小遣い稼ぎイベント(笑)

昨日の外国為替市場、全体的にはドルと円が若干の買い戻しと言った感じでしたが、いつもの例外でスイスフランだけは独自展開だったご様子。

最近、アメリカの指標はどれも非常に強くカナダの指標のそれを大きく上回っているのですが、それでも他の通貨に対して米ドルが買われている時に加ドルだけは静観と言うのはちょっと気になります⇩

その加ドルも、月末ロンドンフィキシング戦には参戦したようでして、まだしばらくは毎月晦日はロンドンフィキシングで楽しめそうです。


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。ほんと、月末は指標が集中しすぎてて多すぎ(笑)。

日本国3月
0830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業率 2.9% 2.9% 2.6%
有効求人倍率 1.09 1.09 1.10
日本国4月
0830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
東京都(区部)
消費者物価指数
(前比)
 -0.2%  -0.2%  -0.6%
東京都(区部)
消費者物価指数コア
(前比)
 -0.1%   0.0%  -0.2%
東京都(区部)
消費者物価指数コアコア
(前比)
+0.3% +0.3%   0.0%
日本国3月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産(前比)
速報値
 -1.3%  -2.0% +2.2%
鉱工業生産(前比)
速報値
 -2.0%  -0.3% +4.0%
中国4月
1000JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
(中国国家統計局)
51.9 51.8 51.1
非製造業購買担当者景気指数
(中国国家統計局)
56.3 56.1 54.9
(複合)購買担当者景気指数
(中国国家統計局)
55.3 55.2 53.8
豪州第1四半期(1-3月)
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数(前比) +0.5% +0.7% +0.4%
生産者物価指数(前比)  -0.1% +0.4% +0.2%
オーストラリア3月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
民間与信
(前比)
+0.2% +0.3% +0.4%
民間与信
(前比)
+1.6% +0.8% +1.0%
日本国3月
1400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
住宅着工戸数(前比)   -3.7%   -7.4%  +1.5%
建築受注額(前比)  +2.5% +12.5%
日本国4月
1400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者態度指数
季節調整(二人以上世帯)
36.1 34.0 34.7
消費者態度指数
(二人以上世帯)
36.1 34.8
消費者態度指数
(単身世帯)
36.5 34.7
消費者態度指数
(総世帯)
36.2 34.8
フランス第1四半期(1-3月)
1430JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -1.4%   0.0% +0.4%
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -4.8%
 -4.9%
+1.0% +1.5%
フランス3月
1430JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
個人消費(前比)  +0.3%
   0.0%
 +0.5%   -1.1%
個人消費(前比)    0.0%
  -0.1%
+19.9% +18.7%
英国4月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
全国住宅価格指数
(前比)
 -0.3%
 -0.2%
+0.5% +2.1%
全国住宅価格指数
(前比)
+5.7% +5.0% +7.1%
スイス3月
1530JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比)   -5.3%
  -5.2%
 +4.2% +22.1%
小売売上高(前比)   -6.6%
  -6.3%
 +4.7% +22.6%
フランス4月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.6% +0.2% +0.2%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+1.1% +1.3% +1.3%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.7% +0.1% +0.3%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+1.4% +1.6% +1.7%
フランス3月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数(前比)
PPI(フランス国内)
+0.8% +1.0%
生産者物価指数(前比)
PPI(フランス国内)
+1.8% +4.5%
イタリア3月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業率 10.2% 10.3% 10.1%
スイス4月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
KOF 先行指数 118.0
117.8
119.5 134.0
スペイン第1四半期(1-3月)
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
  0.0%  -0.5%  -0.5%
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -8.9%  -4.2%  -4.3%
ドイツ第1四半期(1-3月)
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
+0.5%
+0.3%
 -1.5%  -1.7%
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -3.3%
 -3.7%
 -3.2%  -3.0%
国内総生産(GDP)速報値
季節調整前(前比)
 -2.3%
 -2.7%
 -3.6%  -3.3%
イタリア第1四半期(1-3月)
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -1.8%
 -1.9%
 -0.5%  -0.4%
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -6.6%  -1.6%  -1.4%
スペイン2月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
経常収支  -10.10億ユーロ +10.00億ユーロ  -17.10億ユーロ
イタリア4月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.3% +0.4% +0.4%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.8% +1.0% +1.1%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+1.8% +0.8% +0.9%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.6% +0.9% +1.0%
ユーロ圏第1四半期(1-3月)
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
圏内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -0.7%  -0.8%  -0.6%
圏内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -4.9%  -2.0%  -1.8%
ユーロ圏4月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.9% +0.8% +0.6%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+1.3% +1.5% +1.6%
消費者物価指数コア(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.8% +0.8% +0.5%
消費者物価指数コア(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+1.0% +1.0% +0.8%
ユーロ圏3月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業率 8.2%
8.3%
8.3% 8.1%
米国3月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
個人所得(前比)   -7.0%
  -7.1%
+20.0% +21.1%
米国3月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
個人消費支出(前比)   -1.0%  +4.1%  +4.2%
米国3月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
コアPCE価格指数
(前比)
 +0.1%  +0.3%  +0.4%
コアPCE価格指数
(前比)
 +1.4%  +1.8%  +1.8%
米国3月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
PCEデフレーター
(前比)
 +0.2%  +0.5%  +0.5%
PCEデフレーター
(前比)
 +1.5%
 +1.6%
 +2.3%  +2.3%
米国第1四半期(1-3月)
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
雇用コスト指数(総合) +0.7% +0.7% +0.9%
雇用コスト指数(支払給与) +0.8%
+0.9%
+1.0%
雇用コスト指数(福利厚生) +0.6% +0.6%
カナダ2月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)
(前比)
+0.7% +0.5% +0.4%
国内総生産(GDP)
(前比)
 -2.2%
 -2.3%
 -2.2%  -2.2%
カナダ3月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業製品価格(前比)  +2.8%
 +2.6%
 +1.6%
鉱工業製品価格(前比)  +7.1% +10.0%
原材料価格(前比)  +6.5%
 +6.6%
 +2.3%
原材料価格(前比) +17.0%
+17.1%
+34.7%
米国4月
2245JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
シカゴ購買部協会景気指数 66.3 64.3 72.1
米国4月
2300JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
ミシガン大消費者信頼感指数
確定値
 86.5  87.4  88.3

 


=別表= 購買担当者景気指数(製造業) 最新04/30

日本国4月
04/30 0930JST
前回値 結果
製造業購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
52.7 53.6
中国4月
04/30 1045JST
前回値 結果
製造業購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
50.6 51.9
オーストリア4月
04/28 1700JST
前回値 結果
製造業購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
63.4 64.7

 


=別表= 米国 ベーカーヒューズ社 採掘装置(リグ)稼働数

米国 採掘装置(リグ)稼働数
04/30 2600JST
(05/01 0200JST)
前回値 結果
米ベーカーヒューズ社
原油のみ
343 342
米ベーカーヒューズ社
原油・天然ガス
438 440

 


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2021/04/29 戦績

 2021/04/29 木曜日 戦績

USDJPY        +149,500円

EURUSD        +154,276円

GBPUSD        +224,303円

AUDUSD         +32,173円

NZDUSD         +38,499円

USDCAD         +59,431円

USDCHF         +65,718円

EURJPY        +286,300円

GBPJPY        +420,600円

AUDJPY         +27,700円

NZDJPY         +46,500円

CADJPY        +161,600円

CHFJPY        +130,500円

EURGBP          +4,048円

EURCHF                -

TOTAL       +1,801,148円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +4,158,464円

 

月間戦績(4月)

TOTAL      +22,013,826円

 

年間戦績(2021年)

TOTAL      +85,463,031円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +710,713,437円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +2,090,713,452円

 

昨日の日本時間で午前10時過ぎから、アメリカのバイデン大統領が米議会両院合同会議におきまして施政方針演説を行いました。


www.nikkei.com

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jp.reuters.com

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既にあちこちで詳細が報じられておりますので、私が特に改めて解説するほどの事でも無いんですが、とにかくメインは「増税」と「対中国政策」でしょう。この流れは事前に伝えられていた通りでしたので、ポジティブ・ネガティブ双方ともに過度な反応をする事なく市場では受け入れたようです。

外国為替市場では、早朝にありましたFOMCの結果やパウエル議長の会見を受けドル売りで推移していたところ、大統領演説の大勢が判明すると、パウエル議長会見後につけていた価格帯程度に収斂して落ち着きました⇩

上のチャートはユーロドルなんですが、ポンドや他の通貨も対米ドルではおよそ同じような値動きをしておりました。

ただ、唯一ドル円だけは東京後場終了後あたりから大幅にドル高、と言うか円売りに傾きまして、クロス円全般を巻き込んで円大廉売の大合唱と言った感じでした⇩

 

それと、午後9時半には今週注目ナンバーワンだったアメリカの四半期国内総生産(GDP)速報値の発表がありまして、 

米国第1四半期(1-3月)
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)速報値
(前比・年率換算)
 +4.3%  +6.1% +6.4%
GDPコア個人消費支出・速報値
(前比・年率換算)
 +1.3%  +2.4% +2.3%

GDP発表の中でも、とくにいつも注目されている年率換算GDPとGDPコア個人消費支出(PCE)は、まあ、およそ事前の各社予想中心値近辺だったんですが、世の中の流れ的に「事前の予想は超えてもらわないとダメ」的な雰囲気もありまして、指標発表の直後から若干ドル売りが入ったようです。


結論は「円売っとけよ!」みたいな(笑)

いつも思うんですが、この「事前の予想は超えてもらわないとダメ」的な雰囲気ってヤツ、だったら最初から超えて欲しいラインを事前の市場予想にしておけよ!って思うんです。「いや、予想は予想で希望は希望で別だから」と言うなら、だったら最初からそこまで折り込んでおけよ!って思うんです。⇦ ワラワナイ


 

なお、昨日のブログ(2021/04/28 戦績)で書きました「経済情勢報告」の件ですが、やっぱりお蔵入りとなりました(笑)。

www.mof.go.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブアーカイプPDF

非常によく出来ている資料なので、各自ご確認する事をおすすめします。 


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

ニュージーランド3月
0745JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 +2.01億NZドル
+1.81億NZドル
+2.10億NZドル +0.33億NZドル
豪州第1四半期(1-3月)
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
輸入価格指数
(前期比)
  -1.0%   -1.6%  +0.2%
輸出価格指数
(前期比)
 +5.5%  +9.0% +11.2%
ドイツ3月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
輸入物価指数(前比) +1.7% +1.0% +1.8%
輸入物価指数(前比) +1.4% +6.0% +6.9%
スペイン4月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+1.0% +0.9% +1.2%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+1.3% +1.9% +2.2%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+1.9% +0.9% +1.1%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+1.2% +1.7% +1.9%
スペイン第1四半期(1-3月)
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業率 16.13% 16.50% 15.98%
ドイツ4月
1655JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業者数(増減)  -0.6万人
 -0.8万人
 -1.0万人 +0.9万人
失業率 6.0% 6.0% 6.0%
ユーロ圏3月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネーサプライM3
(前比)
+12.2%
+12.3%
+10.2% +10.1%
マネーサプライM1
(前比)
+16.4% +13.6%
ユーロ圏4月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ユーロ圏景況感指数 100.9
101.0
102.2 110.3
ユーロ圏4月
1800JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
消費者信頼感指数
確定値
 -8.1  -8.1  -8.1
イタリア3月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数(PPI)
(前比)
+0.5% +0.9%
生産者物価指数(PPI)
(前比)
+0.7% +2.7%
ドイツ4月
2100JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.5% +0.5% +0.7%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+1.7% +1.9% +2.0%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.5% +0.4% +0.5%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+2.0% +2.0% +2.1%
米国第1四半期(1-3月)
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)速報値
(前比・年率換算)
 +4.3%  +6.1%  +6.4%
GDP価格指数・速報値
(前比・年率換算)
 +1.5%  +3.0%  +3.5%
GDP個人消費支出・速報値
(前比・年率換算)
 +2.3%  +10.5%  +10.7%
GDPコア個人消費支出・速報値
(前比・年率換算)
 +1.3%  +2.4%  +2.3%
米国 週次
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
新規失業保険申請件数  56.6万件
 54.7万件
 54.9万件  55.3万件
失業保険継続受給件数 365.1万件
367.4万件
361.4万件 366.0万件
米国3月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
中古住宅販売留保(前比)  -11.5%
 -10.6%
 +5.0%  +1.9%
中古住宅販売留保(前比)   -0.5%  +5.0% +23.3%

 


=別表= 米国 EIA週間天然ガス在庫集計

米国 EIA週間天然ガス在庫集計
(04/23分)

2330JST
前回値 市場予想 結果
天然ガス在庫(前比)  +38Bcf  +11Bcf  +15Bcf

 


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2021/04/28 戦績

 2021/04/28 水曜日 戦績

USDJPY        +166,600円

EURUSD         +52,183円

GBPUSD         +83,769円

AUDUSD         +38,221円

NZDUSD         +24,509円

USDCAD         +16,982円

USDCHF         +45,688円

EURJPY        +182,900円

GBPJPY        +262,300円

AUDJPY          +3,600円

NZDJPY         +34,400円

CADJPY        +110,900円

CHFJPY         +62,700円

EURGBP          +1,352円

EURCHF                -

TOTAL       +1,086,104円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +2,357,316円

 

月間戦績(4月)

TOTAL      +20,212,678円

 

年間戦績(2021年)

TOTAL      +83,661,883円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +708,912,289円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +2,088,912,304円

 

このブログは「日本時間で前日の出来事を書く」と言うのがいつものスタンスですので、本来でしたら深夜に日付が変わってから朝までの出来事は、明日のブログ更新での内容となります。ただ、さすがに明日のブログ更新で「昨日、FOMCが~」とか書いても随分と古いネタになってしまいます(笑)。早朝にFOMCのような金融イベントや事件があった場合のみスタンスを変更し、深夜に日付が変わってから朝までの出来事を書かせていただく場合もございます。

本日早朝3時、米連邦公開市場委員会(FOMC)が2日間の会合を終え、決定した今後の金融政策を発表しました。政策金利に関しては、事前の市場予想通りに据え置き、 

連邦準備制度(FRS)
(中央銀行制度)

04/29 0300JST
現状 市場予想 結果
FF金利誘導目標
(政策金利)
0.00~0.25% 0.00~0.25% 0.00~0.25%
超過準備預金金利
(IOER)
0.10% 0.10% 0.10%

金融政策についても、量的緩和政策の国債などの買い入れ水準も含め概ね現状維持と言う結果になりました。

www.bloomberg.co.jp

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jp.reuters.com

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また、景気については「力強い回復を確認した」との判断を上方修正しましたが、一方で金融緩和政策を終わらせる見込みについては一切言及がありませんでした。

この発表を受けまして外国為替市場は、一瞬だけ上下運動をした後で若干のドル売りに傾きながら、午後3時半からのFRBパウエル議長による会見を待つような展開に⇩

その会見なんですが、開始当初からネガティブな発言を連発、若干のドル売りに傾いていたところを更にドル売りが加速する事態となりました⇩

まあ、それでもある程度のところで止まっていた事からしますと、やはり日本時間で本日29日午前中に行われる予定のバイデン大統領による施政方針演説に期待感があるのかもしれません。ただ、凄い増税来そうですが・・・・・・

www.nikkei.com

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A full recap of the Fed’s interest rate decision and Chair Jerome Powell’s press conference (政策金利発表(金融政策発表)およびパウエル議長会見の要約)

www.cnbc.com

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と、およその下書きを昨晩のうちに済ませてあったため、政策金利や金融政策などに変更が無かった事を期待しておりました(笑)。


 

FOMC結果公表前日だった昨日のご様子は、豪ドルの午前10時半を除いたらニューヨークオプションカット時間の午後11時近くまで特に大きな動きもなく、ダラっと前日までの方向感のまま微妙に動いている通貨ペアと、非常に狭いレンジで上下運動を繰り返す通貨ペアにキレイに分かれておりました。

その例外の豪ドルですが、午前10時半に2021年第1四半期の消費者物価指数(CPI)が発表されまして、結果は事前の市場予想中心値を下回り、

豪州第1四半期(1-3月)
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(CPI)
(前比)
+0.9% +0.9% +0.6%
消費者物価指数(CPI)
(前比)
+0.9% +1.4% +1.1%

その結果、豪ドルがグレートセールとなりまして⇩

高金利通貨として外貨獲得し通貨高を招いている豪ドルとしたら「CPIの回復を確認できない上に、悪化すらしている = 利上げ時期は現状のまま、もしくは遅れる可能性すら生じる」と言う事でして、これから短期間に「豪州から外貨が大量に逃げる、あるいは、入ってくる外貨が極端に減る」と言う事は考えにくいんですが、それでも直近のファンダメンタルズとしては豪ドル安を誘発する結果であると言う事です。

同じ「利上げの遅れの可能性」でも、全く逆に反応したのが株式市場でして、豪州の代表的な株価指数である S&P ASX200 は、発表があった午前10時半(現地シドニー午前11時半)を境にして急騰⇩

株価的には、利上げが遅れる事が企業の資金調達で有利になったりするため、CPIの伸びが事前予想より低かったのは都合がいいと言う評価です。経済全体的に見たらどうのとか言う教科書の理論は別として、目先だけで見たらこのような結果になったと言うだけです。


 

昨日、全国財務局長会議と言うのがありまして、そこで全国の財務局が地元企業を調査した企業業績の結果である「経済情勢報告」を公表しました⇩ 

www.nikkei.com

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非常によく出来た資料でして、重要な部分はこちら⇩

令和3年4⽉調査時点の業績は、58%の企業が平常時と⽐較して「減少」と回答するなど、サービス業(宿泊・飲⾷、運輸等)を中⼼に依然として厳しい状況が続いている。

前回調査(1⽉)と⽐較すると、業績が「減少」と回答した企業の割合にほぼ変化はない。ただし、⾜下では感染拡⼤の影響により、「減少」の割合がわずかに増加(3⽉分:57%→4⽉分:60%)するなど、先⾏きには⼗分注意する必要がある。

f:id:fxse:20210428230352p:plain

各地域における地元企業へのアンケート調査と言うのは非常に重要かつ、数字だけでは見えない実際の現場の状況が把握できるため有用です。戦後最長だと言われていた いざなぎ景気が感じられないと言う方が多かったのも、この数字と現場の違いが大きいわけです。

ただし、注意しないとならないのは、だからと言ってGDPを上振れ修正した日銀が間違っているわけではありません。日銀は、もともとマクロな金融政策を行う機関で、それが中央銀行です。中央銀行としたら本来は数字だけ追わないとならないわけでして、そこを勘違いしておりますと、せっかくの別の立場から出てきている資料を見誤る事になりかねません。

この「経済情勢報告」ですが、ちょろっとブログで書いて終わりにするのはもったいないため、本日あまりブログで書く事がなければ、明日のブログで再度取り上げたいと思ってます。アメリカの四半期国内総生産(GDP)の発表とかもありますし、書くことが出てきたらお蔵入りでしょう(笑)。


 

昨日、欧州議会が英国との通商協定を批准しまして、ようやく英国がEUを離脱する法的手続きが全て終了した事になります。

www.bloomberg.co.jp

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正直「やっとかよ」と言う気持ちもありまして、長かった。私としては、2016年の住民投票でEU離脱は僅差で否決されると思ってましたから、まさかここまで来るとは思ってもみませんでした。英国側もEU側も、実務者の皆さんには「大変お疲れ様でした」と、心からの労いを申し上げたいと思います。


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

昨日発表になっていた日本の3月商業動態統計ですが、前年比の集計しか発表になっておらず、百貨店なんかはぶっちりぎ前年比上昇となってしまってます。統計として機能していないので、ぜひ他の民間団体がやっている統計と同じように、前々年比も発表して欲しいと思います。なお、数字が出ているので自分で計算もできるんですが、ちょっと面倒だったので今回は割愛してます(笑)。

日本国3月・商業動態統計
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売業販売額
(前比)
  -1.5%  +4.7%  +5.2%
卸売業販売額
(前比)
  -4.2%
  -4.3%
 +2.4%
百貨店・スーパー(既存店)販売額
(前比)
  -4.8%
  -4.7%
 +5.2%  +3.0%
  百貨店  -10.2% +21.8%
  スーパー   -2.6%   -2.7%
百貨店・スーパー(総合)販売額
(前比)
  -3.3%  +2.9%
  百貨店  -11.8% +19.8%
  スーパー   -0.8%   -2.1%
コンビニエンスストア販売額
(前比)
  -6.6%  +2.5%
大型家電専門店販売額
(前比)
 +7.2% +13.6%
ドラッグストア販売額
(前比)
  -8.5%
  -8.3%
  -2.6%
ホームセンター販売額
(前比)
  -0.1%  +0.3%
豪州第1四半期(1-3月)
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(CPI)
(前比)
+0.9% +0.9% +0.6%
消費者物価指数(CPI)
(前比)
+0.9% +1.4% +1.1%
ドイツ5月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
GfK消費者信頼感指数  -6.1%
 -6.2%
 -3.5  -8.8
フランス4月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
INSEE消費者信頼感指数  94  93  94
スイス4月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
CFA/期待指数 66.7 66.0 68.3
アイルランド3月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比) +13.9%   -1.9%
小売売上高(前比)   -3.2%  +8.5%
カナダ2月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比)  -1.1% +4.0% +4.8%
小売売上高コア(前比)  -1.2% +3.7% +4.8%
小売売上高(前比) +1.3% +2.0% +6.0%
米国3月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
先行貿易収支
(前比)
-870.7億ドル
-867.2億ドル
-850.0億ドル -905.9億ドル
先行卸売在庫
(前比)
+0.9%
+0.6%
+0.4% +1.4%
先行小売在庫
(前比)
+0.1%
  0.0%
 -0.2%  -1.4%

 


=別表= 米国 EIA週間燃油在庫集計

米国 EIA週間燃油在庫集計
(04/23分)

2330JST
前回値 結果
原油在庫(前比) +59.4万バレル   +9.0万バレル  
ガソリン在庫(前比) +8.5万バレル   +9.2万バレル  
中間留分在庫(前比) -107.3万バレル   -334.2万バレル  
クッシング原油在庫(前比) -131.8万バレル   +72.2万バレル  
原油輸入量(前比) -41.6万バレル   +121.8万バレル  

 


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