FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/05/03 月曜日

2021年第18週の月曜日です。

完璧にゴールデンウィークの真っ只中となりました「憲法記念日」の本日です。明日5月4日火曜日は「みどりの日」でして、パッと聞いたところは、まるでドイツの某政党のための日のように聞こえてなりません ⇦ 考えすぎ。

そしてゴールデンウィーク最後5月5日水曜日は「こどもの日」となっております。こどもの日ですが、「子供は家で我慢するだけの日」となりませんように願ってやみません。こう言う風に言うと「今は我慢する時」と言う言葉尻を捉える方もいるかと思いますが、言葉尻を捉えるなら捉えた足元掬われませんように、「我慢するだけ」にならないようにと言う部分をよく噛み締めて頂きたいと思うところです。例えば「我慢したけどお寿司が食べられた」これだけでも、子供にとっては十分に「我慢するだけ」じゃ無かった楽しい祝日になるでしょう。 


 

さて今週の予定です。今週は日本がゴールデンウィークだったりする月初週なんですが、いつも以上にイベント事が盛りだくさんだったりしてまして、なかなか忙しい週になりそうです。ゴールデンウィークで「家にこもってFX」の方にとっては、天国にも地獄にもなりそうな感じです(笑)。

 

まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で、明日5月4日火曜日午後1時半に豪州中銀RBAが今後の政策金利と金融政策の発表を行う予定です。事前の市場予想では政策金利は 0.10%の据え置きとなっておりまして、まず間違いなく変更される事は無いでしょう。

6日木曜日午後8時、英中銀イングランド銀行(BOE)が金融政策委員会(MPC)を終え今後の金融政策を発表します。事前の市場予想では、こちらも政策金利は 0.10%の据え置きとなっております。また、量的緩和政策の資産購入枠も合計 8950億ポンドの据え置き予想となっております、が、こちら若干でも修正が入りますと、やれテーパリング開始だ!とか、やれ金融緩和拡大だ!のと大騒ぎになる事は間違いなく、政策金利はどうせ変更無いんだからとにかく資産購入枠だけ注視と言ったところでしょうか。

また、今回BOEの発表と同時に日本の皆さんにおなじみなトルコ中銀の金融政策発表も予定されてまして、事前の市場予想では現状 +19.00%の据え置きが大勢を占めている感じですが、直前になりますと突然新しい情報が舞い降りて来たりしまして、トルコリラを取引されている方は十分にご注意ください。

これ以外にも中銀の金融政策発表としては、5月3日月曜日午後6時ブルガリア、4日火曜日午後5時アルメニア、5日水曜日午前6時ホンジュラス,午後4時05分タイ王国,午後8時ポーランド,午後11時アルバニア、6日木曜日午前6時ブラジル,午後4時マレーシア,午後5時ノルウェー,午後9時半チェコなどが予定されております。今週はエキゾチックな国々だけでなく、比較的よく耳にするような国も多く含まれております。文字だけですが、毎週毎週こうやって世界中の国を羅列しておりますと、今は叶わない世界中を自由に旅行できた時を思い出しまして、行ったことがある国だけではなく、今まで行った事もないような国にまで興味が出てきます。

連休明けの6日木曜日午前8時50分、日銀が3月18~19日に開催しました金融政策決定会合の議事要旨を公開します。ポイントとしては、直近の4月26~27日に開催した分ではなく、その前の3月に行った回の議事要旨と言うところです。そのためこの議事要旨の公開自体で市場が動く事は比較的考えにくくなっておりまが、連休明けの東京株式市場が寄り付く10分前の公開ですので、この議事要旨の公開に関係なく動く可能性もありまして、「日銀金融政策決定会合議事要旨公開後から日経先物が◯◯」とかの報道にはご注意ください(笑)。

7日金曜日午前10時半、豪州中銀RBAが四半期金融政策報告を公開します。4日火曜日にありますRBAの金融政策発表では、声明文と言う形で非常にざっくりとした発表しかありませんので、この四半期金融政策報告書の内容によっては、こちらの方が豪ドルへの影響があるかもしれません。前回2月の公表で出した数字をどの程度修正してくるのかがポイントとなるでしょう⇩

jp.reuters.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

ある程度は4日火曜日の金融政策発表で示唆される可能性もありますが、若干でも目先の予想が下方修正された場合、金利上昇圧力が低下するため豪ドルが売られシドニー株は買われると言った状況も考えられますので、注意しておいた方が良さそうなイベントです。

 

直接、金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、4日火曜日早朝3時20分から予定されているFRBパウエル議長による講演があります。どこで講演を行うのか?と言いますと、非常に日本語で説明しにくい「 NCRC 全米地域再投資連合」と言うところでして、日本には無い「地域再投資法」と言う概念を実現するための組織です。この地域再投資法と言うのは主に低所得地域での金融機関に対する規制でして、人種や地域で融資に差別をしてはならないと言う事から、支店や営業所の統廃合の事前許可まで規定されており、そのサービスを受ける側の代表が全米で集ったのがNCRCだとお考えください。微妙なニュアンスの誤りを恐れずに簡単に言えば、法的な後ろ盾がある、公民権運動団体やマイノリティ団体の連合です。

パウエル議長は弁護士時代からこう言った団体や、あるいは黒人の方など個人に対してでも支持を表明し、実際に手を貸す事をしたりもしてまして、もしかしたら今回の講演でも、どちらかと言えば耳障りのいい発言が出る可能性もあります。私としては世の中で言われているよりは注意しております。

一応、ストリーム予定のユーチューブサイトはこちら⇩

    www.youtube.com  

  

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日3日月曜日(憲法記念日)、この日はマークイット社による製造業購買担当者景気指数(PMI)の集中発表が予定されております。主要国のPMIについては確定値となりますが、欧州やアメリカはPMIで振れやすいため、それぞれの国の発表時間にだけ若干の注意をしておいた方が良さそうです。フランスが午後4時50分、ドイツが午後4時55分、ユーロ圏が午後5時、英国が午後5時半、アメリカが午後10時45分となってます。午後11時にアメリカのISM製造業景況指数がありますので、直前のPMIが速報値と比べ大きくブレたりしますと、ISMへの影響を考えてPMI発表の段階で派手に動く可能性もあります。 

明日4日火曜日(みどりの日)午後9時半にアメリカの貿易収支の発表があります。近年は貿易収支で為替よりも株価指数の方が引っ張られやすい感じもありますが、ここ最近のアメリカの経済指標を見ておりますと、仮に極端な数字が出ても無視を決め込んでスルーする可能性が高そうです。

5日水曜日午前7時45分にニュージーランドの四半期失業率など雇用関係指標の発表が待ち受けております。これね、NZの雇用指標ね、すっごい反応する時は凄いんですよね(笑)。⇦ イメージ先行 午後9時15分に米ADP社の全米雇用レポートがあります。もうそろそろ赤字にすらしなくていいような感じと言い続けならがも赤字にして強調しておいたんですが、句読点的な変わりとして時刻だけ赤字にしておきます(笑)。

この日はマークイット社によるサービス業と複合の購買担当者計指数(PMI)確定値の集中発表日になっております。3日月曜日のPMIと同じ時間に発表ですので、その時間だけ注意しておいたらいいかと思いますが、アメリカの発表が午後10時45分なので、直後の午後11時にISM非製造業景況指数の発表がありますから、その先行指標として機能した場合には急変する可能性を頭の片隅に置いておいた方がいいかなと。

6日木曜日、特にコレと言ってパッとした指標も無く、午後6時のユーロ圏小売売上高も大して反応無さそうです。一応、午後9時半にあるアメリカの週次新規失業保険申請件数だけは、翌日に雇用統計を控えているので注意しておきたいところです。

最後7日金曜日午後9時半にアメリカの雇用統計、同じく午後9時半にカナダの失業率など雇用関係指標が同時に公開になります。ぶっちゃけ、発表直前までロイターやブルームバーグがどれだけ煽りまくり詳細な解説を入れるのかによって動くのか動かないのか決まるようなところが最近はミエミエなので、前日くらいから市場の空気読んで判断したいところです。今週はミシガンさんもありませんし、これで終了となります。


 

今週は水曜日まで祝日でお休みと言う事で、正直やる気が全くありません。普段プラプラしている私ですらこんな感じなんですから、一生懸命働いたり勉強したりしている皆さんなんて余計にそんな感じでしょう。それでも、掛け声だけは頑張ってるフリをしておきたいと思います(笑)。

今週も一週間、頑張ってまいりましょう。 


【おなじみさん限定】つづきは ⇨ こちら