FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/09/08 戦績

 2020/09/08 火曜日 戦績

USDJPY         +52,600円

EURUSD         +73,097円

GBPUSD        +148,725円

AUDUSD          +9,492円

NZDUSD         +13,882円

USDCAD         +63,115円

USDCHF         +39,202円

EURJPY        +130,600円

GBPJPY        +435,200円

AUDJPY         +28,100円

NZDJPY         +37,600円

CADJPY         +74,200円

CHFJPY         +44,300円

EURGBP         +61,396円

EURCHF         +14,743円

TOTAL       +1,226,252円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,620,302円

 

月間戦績(09月)

TOTAL       +6,615,422円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL     +329,434,278円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +523,527,767円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,903,527,782円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

「指標で動けない、政治的な挑発発言もない、大きなイベントもない」そんな中でジリジリ動いていた外国為替市場参加者の皆さんが遂に我慢の限界になったのか、アメリカさんが三連休明けの昨日、ニューヨーク時間早朝になる夜9時過ぎから久しぶりに「円買い&ドル買い」の同時無双が発生しまして、どの通貨ペアも激動。特にブリグジット関連で前日月曜日から単騎で頑張っておりましたポンドは対円・対ドルともに頑張ってくれておりました。

株式市場の下落が先なのか、原油の下落が原因なのか、為替主導なのか分かりませんが、それぞれの立場で「自分たちの市場以外のところから誘引された値動き」と言われると漠然と「そうなのか」と思ってしまうところが不思議です。

 

昨日、こんなニュースがありました⇩

www.bloomberg.co.jp

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内容自体はハードブリグジットに備えて、既に昨年2019年10月に合意済みの北アイルランドとアイルランド間における輸出入手続きに関する協定、いわゆる北アイルランドプロトコルを一方的に破棄できるように準備すると言うもので、これに対し、与党側である英国の元首相テリーザ・メイ議員からこんな発言がありました⇩

How can the Government reassure future international partners that the UK can be trusted to abide by the legal obligations of the agreements it signs?

政府はどのようにして、将来の国際的なパートナーに、英国が署名した協定の法的義務を遵守することを信頼できると安心させることができるのでしょう?

www.express.co.uk

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前日月曜日にも英環境食料地域農務省のジョージ・ユースティス大臣が「我々はゴールポストを動かさない!」とか発言をしておりまして、これ、日本人の心にグッと刺さるようにワザとやってませんかね?(笑)。

まあそれは半分冗談なんですが、結局は、国際間の信頼を得ると言うのは「ゴールポスト動かさない」とか「一度決めた条約や協定は一方的に破棄しない」とか、当たり前の事をしましょうって事なんでしょう。もちろん、不平等な条約であったりした場合には国際世論にまで判断を仰ぐことも辞さず、場合によっては破棄もやむを得ないと認められる事もあるのでしょう。また、今回の北アイルランドプロトコルに関して、メイ元首相が言っているのは方法論であって、仮にハードブリグジットとなった場合でも絶対に遵守しろと言うものでもありません。 

先月8月に概ね合意となっておりました日英通商協議ですが、あと少し残っているチーズなどの農産物の話し合いも実務者レベルでは進んでいるようでして、今週中にも合意完了する見込みとの報道も出てきております⇩

www.express.co.uk

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ジョンソン首相にとっても、現状の苦しいEUとの協議の最中に、なんとかして実績を作りたいと言う意向もあるでしょう。それに、日本の政権交代前に済ませませんと不確実な要素が出てくる可能性もあります。また、報道によりますと政権交代前での合意完了は日本側の意向でもあると言う事ですが、これはどうなんでしょう?新首相の手柄とするために先送りする可能性もゼロでは無く、だとしたら英国が警戒して早く決めたいと言う方が大きいように思えます。

例の英連邦とアメリカによる諜報協定、いわゆるファイブアイズに日本が加わるように積極的に後援しているのも英国です。一方で、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)へ積極的に英国を招致しているのは日本です。過去、日英間には戦争で埋められないほどの溝ができた時期もありましたが、長い年月をかけ、お互いに信頼しあえる程になってきました。「やれゴールポストだ、やれ条約破棄だ」と、お互いを貶め合うような状況になりませんよう、今後はますます強い絆で結ばれて、お互いの利益となる関係を高めていきたいものです。政府や外務省だけの仕事でも責任でもなく、日本・英国それぞれの国民の責任でもあり、義務でもあると思ってます。


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

英国8月
0801JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
BRC小売売上高(前比)  +4.3%  +3.8%  +4.7%
日本国7月
0830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
家計調査・消費支出
(前比)
+13.0%  -6.5%
家計調査・消費支出
(前比)
 -1.2%  -3.7%  -7.6%
家計調査・実収入(実質)
(前比)
+15.6%  +9.2%
日本国7月
0830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
毎月勤労統計調査・速報値
現金給与(前比)
 -2.0%
 -1.7%
 -1.5%  -1.3%
毎月勤労統計調査・速報値
実質賃金指数(前比)
 -2.1%
 -1.9%
 -1.6%
毎月勤労統計調査・速報値
総実労働時間(前比)
 -4.0%
 -4.1%
 -2.4%
日本国7月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 -773億円  +1821億円  +1373億円 
経常収支・季節調整 +1675億円  +1兆8680億円  +1兆4683億円 
経常収支・季節調整 +1兆0492億円  +1兆4401億円  +9642億円 
日本国第2四半期(4-6月)
0850JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)確定値
(前比)
 -7.8%  -8.0%  -7.9%
国内総生産(GDP)確定値
(年率換算・前比)
-27.8% -28.5% -28.1%
GDP個人消費・確定値
(前比)
 -8.2%  -8.2%  -7.9%
GDPデフレーター・確定値
(前比)
+1.5% +1.5% +1.3%
オーストラリア8月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
NAB企業信頼感(先行判断) -14  -8
NAB企業景況感(現況判断)   0  -6
日本国8月
1400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
景気ウォッチャー調査
現状判断DI
41.1 41.3 43.9
景気ウォッチャー調査
先行き判断DI
36.0 39.1 42.4
フランス第2四半期(4-6月)
1430JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
非農業部門雇用者数
(前比)
 -2.0%  -0.6%  -0.9%
フランス第2四半期(4-6月)
1430JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
非農業部門民間雇用者数
(前比)確定値
 -0.6%  -0.6%  -0.8%
ドイツ7月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支・季節調整 +155億ユーロ
+156億ユーロ
+160億ユーロ +192億ユーロ
貿易収支・季節調整 +145億ユーロ +160億ユーロ +180億ユーロ
経常収支 +204億ユーロ
+224億ユーロ
+229億ユーロ +200億ユーロ
フランス7月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支  -80.57億ユーロ
 -79.55億ユーロ
 -62.11億ユーロ  -69.94億ユーロ
経常収支  -86.26億ユーロ
 -84.09億ユーロ
 -12.00億ユーロ  -62.38億ユーロ
ユーロ圏第2四半期(4-6月)
1800JST
前回値
(改定値)
市場予想
(中心値)
結果
圏内総生産(GDP)確定値
(前比)
-12.1% -12.1% -11.8%
圏内総生産(GDP)確定値
(前比)
-15.0% -15.0% -14.7%
ユーロ圏第2四半期(4-6月)
1800JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
雇用者数
確定値(前比)
 -2.8%  -2.8%  -2.9%
雇用者数
確定値(前比)
 -2.9%  -2.9%  -3.1%
イタリア7月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高・速報値
(前比)
+10.2%
+12.1%
 +5.1%  -2.2%
小売売上高・速報値
(前比)
 -2.4%
 -2.2%
 -0.2%  -7.2%
米国8月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
NFIB中小企業景況感  98.8  99.0 100.2

 


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2020/09/07 戦績

 2020/09/07 月曜日 戦績

USDJPY         +34,700円

EURUSD         +24,436円

GBPUSD         +93,168円

AUDUSD               0円

NZDUSD          +2,693円

USDCAD         +17,335円

USDCHF          +6,992円

EURJPY         +42,000円

GBPJPY        +122,600円

AUDJPY               0円

NZDJPY          +4,500円

CADJPY         +15,300円

CHFJPY          +4,100円

EURGBP         +26,226円

EURCHF               0円

TOTAL         +394,050円

 

週間戦績(当週)

TOTAL         +394,050円

 

月間戦績(09月)

TOTAL       +5,389,170円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL     +328,208,026円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +522,301,515円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,902,301,530円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

さすがに、月曜日からアメリカさんが祝日でお休みともなりますと、外国為替市場は全くやる気がありません。

そんな中、早朝オセアニア時間から動き始めたポンドだけが頑張ってくれておりまして、久しぶりのポンド様々デーとなりました。先週末の英国側EU離脱主席交渉担当者に続き、ポリスジョンソン首相までハーディーなブリグジットを示唆する発言を受けましてのポンド売り一色⇩

www.bloomberg.co.jp

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また、英国の閣僚が相次いで首相に同調する発言をしており、環境食料地域農務省のジョージ・ユースティス大臣は、 

We're not moving the goalposts

我々はゴールポストを動かさない!

news.sky.com

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と、我々日本人の心にグッと刺さるような、非常に分かりやすい決意を発言されておりました。もっとも、今まで散々にゴールポスト動かしてるような(笑)。

 

アメリカさん含む北米が三連休明けとなる本日、本格的に週明けとして動き出す事を期待しております。


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

日本国8月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
外貨準備高 1兆4025億米ドル 1兆3985億米ドル
中国8月
1200JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支(人民元) +4422.3億CNY +3860.0億CNY +4165.9億CNY
中国8月
1212JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支(米ドル) +623.3億ドル +497.0億ドル +589.3億ドル
日本国7月
1400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
景気先行指数(CI)速報値  84.4  84.9  86.9
景気一致指数(CI)速報値  76.6  77.2  76.2
ドイツ7月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産(前比)  +9.3%
 +8.9%
 +4.5%  +1.2%
鉱工業生産(前比)  -11.4%
 -11.7%
 -7.3%  -10.0%
スイス8月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
外貨準備高 8469.59億CHF
8457.97億CHF
8483.14億CHF
英国8月
1630JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ハリファックス社住宅価格指数
(前比)
+1.6% +1.5% +1.6%
ハリファックス社住宅価格指数
(前比)
+3.8% +4.2% +5.2%
スイス 週次(09/04分)
1700JST
前回値 結果
当座預金残高(国内銀行のみ) 6兆3654.1億CHF 6兆3322.3億CHF
当座預金残高(外国銀行含む) 7兆0158.3億CHF 7兆0294.8億CHF
中国8月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
外貨準備高 3兆1543.91億
米ドル
3兆1760.00億
米ドル
3兆1646.09億
米ドル
ユーロ圏9月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
センティックス社
投資家信頼感指数
-13.4 -10.5  -8.0
IRL第2四半期(4-6月)
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)
(前比)
 -2.1%
 +1.2%
 -6.1%
国内総生産(GDP)
(前比)
 +5.7%
 +4.6%
 -3.0%

 


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2020/09/07 月曜日

2020年第37週の月曜日です。

本日の早朝オセアニア時間ですが、ポンドを除きまして、ほぼどの通貨ペアも前週の終値付近からの開始となった感じでした。問題のポンドですが、特に目立ったニュースは無かったと思うんですが、外国為替市場で影響しそうなところですと、こんなところでしょうか⇩

Brexit negotiator says UK unafraid to walk away without deal

「英国は合意なしでの離脱を恐れていない」EU離脱交渉官談

apnews.com

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今週はロンドンで、月末にはブリュッセルにて英国EU間での貿易協議が行われる予定になっておりますが、双方とも歩み寄る姿勢が全く見えない状況になっておりまして、お互いに好条件を引き出そうとする駆け引きなのか、あるいは、本当に小学生のケンカしているのか分からない感じになってきました。

先週末こんなニュースもありまして⇩

www.msn.com

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「もしかしたらマジでTPP入りたいの?」みたいな感じにもなってきました。

これからしばらくは、英国の通商関連のニュースでポンドが急変する可能性もありそうです。急変して欲しいと言う願いの方が強いかもしれませんが(笑)。 


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で9月9日水曜日午後11時、カナダ中銀カナダ銀行が今後の金融政策を発表します。事前の市場予想では、政策金利は現状据え置きの 0.25%で、金融政策の方針にも大きな変更は無いかと思われます。カナダ銀行と言えば、8月下旬に突然「インフレ目標について国民からの意見を募集」とか言うわけわからない事を始めまして⇩

jp.reuters.com

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これは一体どうしたいのかな?と、かなり不思議な取り組みです。実際にアンケートページを見たんですが、例えば「問5」

5. Do you think 2% accurately represents the level inflation across Canada?
 「2%」はカナダ全体のインフレ率を正確に表していると思いますか?

・I think inflation in Canada is lower than 2%
 カナダのインフレは2%以下だと思います

・I think 2% is accurate
 2%は正確だと思います

・I think inflation in Canada is higher than 2%
 カナダのインフレは2%以上だと思います 

こんなの、絶対にわかんない(笑)。例え極端なインフレがあったとしても、ある商品は極端に値上がりし、でも値上がりしない物もあるわけで、自分が買う物が値上がりしていたらインフレだと思うかもしれませんが、普通は「全体的に何パーセントの物価上昇している」とか考えて生活していないでしょう。今まで中銀がこんな事を直接してきたなんて聞いた事ないので、それでも何かの役に立つのかもしれません。もしかしたら、インターネット上での調査と同時に、過去行ってきたような書面調査を行い、ネット上での調査と比較検討したいのかもしれませんし、あるいは単にガス抜きなのかもしれませんし、もしかしたら、本当に調査したいだけなのかもしれません。調査期限は10月1日までのようですから今回の金融政策会合には間に合いませんが、次回の会合でこの調査が何らかの形で評価されるのであれば、為替で丁半博打している我々も無視する事ができないかもしれません。どう評価していいのか、結局はロイターやブルームバーグなどの金融系通信社の言うがままになりそうですけど。

9月10日午後8時45分に欧州中銀ECBが今後の金融政策を発表します。事前の市場予想では、政策金利は現状据え置きの 0.00%で、金融政策の方針にも大きな変更は無いかと思われます。ただ、最近はECB高官からユーロ高についてチラチラと遠回しな言及があるため、もしかしたら金融政策理事会でユーロ高が議題に出る可能性もあるかもしれません。その場合でも、スイス中銀のように不満を全力でぶつけて来たり介入も辞さないとか言ってくる事は考えられず、まずは「注視している」くらいの発言からになるであろうかとは思います。発表の45分後、午後9時半からはECBラガルド総裁の記者会見があります。以前のECB金融政策発表と言えば、決定内容の発表では全く動かず、総裁会見でまとめてド~ンと言う感じでしたが、最近では「どうせ総裁会見待っても大して影響無いし」と言った感じで発表直後に動いてしまう事も多くなってきました。今回も午後8時45分の発表から注意しておきたいと思います。

これ以外にも中銀の金融政策発表としては、今週はみんな大好きエキゾチックカントリーばかり(笑)。7日月曜日カザフスタン、9日水曜日ポーランド,モルドバ、10日マレーシア,セルビア、ペルーなどが予定されております。EU加盟のポーランドがエキゾチックカントリーなのかは微妙なところではあるんですが、通貨として見たら外国為替市場でのポーランドズウォティの取引高は、もうホント微々たるものでして、トルコリラやブラジルレアルが1.1%なのに、ポーランドズウォティは0.6%しかありません。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が非常に少ないので、かなりレベルを落としながら羅列していきます。特に水曜日くらいまで注目度が高い指標が一切無く、さすが雇用統計明けの週と言った感じです。

本日7日月曜日、午前11時半頃に中国の貿易収支の発表があります。最近は少し大人しい感じのアメリカさんですが、大統領選挙前と言う事もありますし、もし中国の貿易黒字が極端に増えでもしていたら何を言い出すのかと言ったところでもあります。指標発表時の即その場ではありませんが、少しだけ注意しておきたい指標ではあります。

明日8日火曜日、午前8時50分に日本の貿易収支が予定されてまして、前回値がマイナス773億円のところ事前の市場予想がプラス1700億円前後となっており、季節調整や移動平均とかアメリカさんは全く無視でしょうから、果たしてどこまで単月の貿易黒字となるのか、日本がやり玉に上がらないように祈るしかありません。午後6時にユーロ圏の圏内総生産(GDP)もありますが改定値のため、速報値からの大幅な変更でも無ければ特に影響は無いかと思われます。

9日水曜日、とくになし(笑)。

10日木曜日、午後9時半にアメリカの生産者物価指数(PPI)がありまして、最近はFRBが消費者物価指数(CPI)に目を向けさせようと頑張っている中で、翌日にCPI発表を控えた中でのPPIですので、前回値はともかく、事前の市場予想と大きく乖離すると翌日のCPIの先行指標として機能する可能性が全くゼロでは無いと言う回りくどい言い方をする程度の期待感が若干ですがあります。まあ、ECBのラガルド総裁会見の開始時間と同じ時間の発表ですので、もし、ガツゥ~ンと動いたとしても、どっちのせいで動いたのか測定困難かもしれませんけど。

11日金曜日午後3時に英国の月次国内総生産(GDP)、鉱工業生産指数や製造業生産指数などの各種産業指数の発表があります。今週は他に動くような指標も少ないため、英国EU協議に特に目立った進展でも無ければ、GDPの数値次第では思った以上にポンドが動くかもしれません。午後9時半にアメリカの消費者物価指数(CPI)があります。最近はFRBが随分と「CPI注目しようぜキャンペーン」に力を入れてますから、ロイターやブルームバーグも頑張って記事書くでしょう(笑)。今回、前年比は前回値を上回る市場予想となっておりまして、季節調整入ってるにしろ、正直言って「前月の前年比を上回ってもどんだけ意味あるの?」ってところなんですが、ぶっちゃけ、値さえ動けば何でもいいので、今週最後のアメリカCPIに期待しておきたいと思います。


 

テレビのニュースを見ていても、今回の台風10号は九州沖縄を中心にして酷い状況だったようです。遠く離れた関東地方の雨風も台風の影響のようで、どれだけの規模の台風なのか恐ろしくなります。風の流れを見ますとよく分かります⇩


tenki.jp

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例年より台風の発生が遅いとは言え、毎年20番台の台風が日本に上陸している事を考えますと、これからの季節どんどん新しい台風が発生し、日本にやってくるのでしょう。正しく恐れ、準備しておかなくてはならないと思うところです。

台風に負けないよう、今週も一週間がんばってまいりましょう。


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2020/09/05 戦績

 2020/09/05 土曜日 戦績

USDJPY         +22,400円

EURUSD          +7,493円

GBPUSD         +30,878円

AUDUSD          +2,367円

NZDUSD          +3,106円

USDCAD          +6,082円

USDCHF         +11,319円

EURJPY         +20,700円

GBPJPY         +71,400円

AUDJPY          +6,600円

NZDJPY          +1,900円

CADJPY         +13,300円

CHFJPY          +9,200円

EURGBP          +7,454円

EURCHF          +2,888円

TOTAL         +217,087円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +5,790,882円

 

月間戦績(09月)

TOTAL       +4,995,120円

 

月間戦績(08月)

TOTAL      +25,992,574円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL     +327,813,976円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +521,907,465円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,901,907,480円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

毎週の事ですが、土曜日の戦績は、日本時間で金曜日から土曜日に日付が変わり早朝まで、ニューヨーク時間で金曜日の夕方市場終了までの取引です。


 

雇用統計が終わりました。失業率の改善などが理由なのか、久しぶりに雇用統計の発表を受けた外国為替市場での反応がありましたが、ほとんどの通貨ペアではニューヨーク時間の終わりまでに行って来いで収束したようです。やはり、どんなに前回と比べての数値が改善していたとしても、新型コロナウイルスの流行が発生する以前と比べた場合、絶対的にはマダマダ悪いと言うのも市場の皆さんは冷静に判断できているのでしょう。

そもそも雇用統計があれだけ持てはやされた理由は、FRBが「雇用問題に取り組んでいる」と言う理由もあるのですが、雇用統計の数値が「政策金利の変更に影響を与えている(与えていた) 」からでして、「現時点では政策金利の変更は予定していない」と何度もパウエル議長やFRB高官からの発言、FOMCから発表される長期展望(Projection Materials) のドットチャートによる2022年までの政策金利現状維持の見込みなどから、「多少の雇用改善程度でFRBが政策金利を上げるワケがない」と言う現実があるわけで、現段階では雇用統計が持てはやされる理由が無いわけです。

現在、世界中のどこの中銀も「金融政策」を行える状況ではなく、ほとんど「経済支援」の実務となっている状況です。本来でしたら、経済支援の実務は政治やお役所が行う行政の仕事です。中央銀行が本来の金融政策を行えるよう、各国の政府や行政機関には一層の努力をして頂きたいと願いします。

そして、雇用統計が過去の栄光を取り戻し、個人で為替と言う丁半博打している我々が「よっしゃ~、行った~~~!雇用統計で行った~~~~!」と大騒ぎできるような世の中に早く戻してくれ!(笑)。よろしくおねがいしま~す。 


 

さあ、誰が待っているのか分かりませんが、お待ちかねと言う事になっておりますCFTC の IMMポジションです。毎週火曜日現在の数字を集計して米商品先物取引委員会(CFTC)が週末に公表しております「シカゴIMM」ポジションです。書くことが少ない日曜日の更新に、ブログのスペースを埋めるのに非常に役立ちます。

 

IMMポジション(2020年09月01日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 46,654 17,050 +29,604 +5,988
EUR (099741) 250,867 54,120 +196,747 -15,005
GBP (096742) 49,213 42,901 +6,312 +712
CAD (090741) 26,590 53,596 -27,006 +2,312
CHF (092741) 19,263 7,666 +11,597 -269
AUD (232741) 58,190 58,355 -165 +3,734
NZD (112741) 21,434 14,468 +6,966 +2,778
RUB (089741) 12,617 3,931 +8,686 +1,056
VIX (1170E1) 46,229 141,998 -95,769 +2,436
金Gold (088691) 306,118 75,322 +230,796 +9,758
パラジウム(075651) 5,161 2,383 +2,778 +223
原油 (067651) 665,460 174,545 +490,915 -9,784

 

IMMポジション(2020年08月25日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 44,978 21,362 +23,616 +3,032
EUR (099741) 262,061 50,309 +211,752 +14,809
GBP (096742) 45,390 39,790 +5,600 -904
CAD (090741) 21,590 50,908 -29,318 +4,269
CHF (092741) 18,344 6,478 +11,866 -2,641
AUD (232741) 51,131 55,030 -3,899 -599
NZD (112741) 19,756 15,568 +4,188 +426
RUB (089741) 11,506 3,876 +7,630 +1,184
VIX (1170E1) 48,840 147,045 -98,205 -1,221
金Gold (088691) 301,559 80,521 +221,038 -2,480
パラジウム(075651) 4,660 2,105 +2,555 -1
原油 (067651) 671,889 171,190 +500,699 -9,996

 

過去のIMMポジション
fxse.hatenablog.jp

原油は、まあ、そんな感じでしょう(笑)。せっかく40ドル台前半の中盤くらいに定着するのかと思ったら、水曜日くらいからジリジリと下がりまして、金曜日には40ドルを割り込みました。

そう言えば、日本市場では今度の金曜日9月11日は四半期に一度のメジャーSQでして、日経平均も振られるんでしょうか。原油先物は毎月限月を迎えてますので逆に決算だからと大きく振られる事もあまりありません。ダウやSP500なんかのニューヨーク市場のSOQ(Special Opening Quotations 日本のSQと大体同じ)は次の金曜日9月18日でして、その後、9月末にはヘッジファンドの決算もあるため、9月後半に向かっては株式市場の動きの方に注意が必要かもしれません。


 

今日の早朝、東京でも激しく雨が降っておりましたが、お昼前の今現在は晴れ間が出てきました。天気予報ですと、お昼過ぎから雨になるようですが、果たしてどうなるのやら。大雨は、予報がハズレるならハズレて欲しいとは思いますが。

台風10号のニュースが気になって仕方ありません。若干勢力が弱まったようで、特別警報の可能性が低くなった事だけが現状では良かったと思っております。


tenki.jp

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随分とゆっくりした速度で北上しているご様子ですが、早く消滅して欲しいと祈っております。 


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2020/09/04 戦績

 2020/09/04 金曜日 戦績

USDJPY         +96,900円

EURUSD         +81,366円

GBPUSD        +281,489円

AUDUSD         +39,152円

NZDUSD         +32,713円

USDCAD         +54,768円

USDCHF         +68,583円

EURJPY         +89,000円

GBPJPY        +352,600円

AUDJPY         +46,200円

NZDJPY         +23,300円

CADJPY         +70,900円

CHFJPY         +46,900円

EURGBP         +41,331円

EURCHF         +13,178円

TOTAL       +1,338,380円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +5,573,795円

 

月間戦績(09月)

TOTAL       +4,778,033円

 

月間戦績(08月)

TOTAL      +25,992,574円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL     +327,596,889円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +521,690,378円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,901,690,393円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

昨日、米雇用統計がありました。

www.bloomberg.co.jp

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一昔前なら、非農業部門雇用者数が前回値や事前の市場予想と数万人乖離しただけで大騒ぎだった雇用統計ですが、近年はそんな雰囲気すら感じられなくなってきてまして、特に今年に入ってからの新型コロナウイルスによるパニックのような状況になってからは「雇用統計数字のインフレ」と言うほどの異常値が常態化してまして、どんな数字の発表で反応していいのか分からないような状態になっておりました。

昨日の発表でも、 非農業部門雇用者数の変化はまだ前月比で100万人を超えているような状況でして、アメリカの雇用状況が落ち着いたとは到底言えないような状況です。それでも、失業率は随分と低下しておりまして、久しぶりに10%を割り込みました。また、雇用されている者と失業者と認定されている者の合計から計算される労働参加率は上昇しておりまして、数字のマジックでは無く、実際に就業できている人の人数が増えている事が分かります。

米国8月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
非農業部門雇用者数 +173.4万人
+176.3万人
+140.0万人 +137.1万人
失業率 10.2%  9.8%  8.4%
労働参加率 61.4% 61.6% 61.7%

失業率の急激な低下のインパクトからなのか、発表直後に珍しく外国為替市場での反応が見られまして、とりあえずドル円で20pipsほどの急上昇⇩

その後、一旦は半分程度まで上昇幅を戻すも、きちんと数字を見て評価できる債券屋さんたちが「労働環境の改善=将来的にFOMCへの利上げ期待」として米国債利回りを上昇させる向きに出ますと⇩

為替屋さんたちも「もうちょっと米ドル買っとこ」と、なったようです(笑)。ただ、週末越えはマダマダ負えるようなリスクでは無いようでして、午後11時過ぎころからのダウ下落もあり、ポジション整理が進んでいた雰囲気です。

昨日の発表で一番衝撃的だったのは補足にサラッと書かれていたこの部分でして⇩

For March through July, BLS published an estimate of what the unemployment rate would have been had misclassified workers been included.

3月から7月までに雇用統計局から発表された失業率には、誤って分類された者が含まれていた可能性がある。
Repeating this same approach, the overall August unemployment rate would have been 0.7 percentage point higher than reported.

同じ分類誤りを繰り返していた場合、8月の失業率(今回分)は0.7%高くなっていたであろう。

f:id:fxse:20200905063501p:plain

と言う事でして、簡単に言えば「3月から7月に発表された失業率には集計誤りが含まれており、その集計誤りの蓄積を修正しなければ、今回の発表で0.7%は高い失業率となっていたでしょう」と言う事です。でも、前回値の修正は入ってないのは、赤枠で囲ってある部分の最終段⇩

However, this represents the upper bound of our estimate of misclassification and probably overstates the size of the misclassification error.

これ、何が書いてあるのかと言うと、よく分かりません。英語が分かるとか分からないとかそう言う問題ではなく、集計誤りがあっても自分たちの発表自体に大きな問題は無かったとダラダラ言い訳しているだけです。超訳しますと、上の文章全体で「我々の想定の範囲内だ」と言った感じでしょうか(笑)。想定の範囲内の誤差だから「前回の失業率に集計誤りが含まれていて、その集計誤りの数値が推計できていても、前回値の修正はしない」と言う事のようです。

日本人としてはちょっと腑に落ちないところではあるんですが、たぶん「誤りがあったと発表している事を評価する」と言う事でいいんでしょう。

 

雇用統計も終わりましたし、来週はもうちょっと動いてくれる事を期待します。


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

オーストラリア7月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比) +2.7% +3.3% +3.2%
ドイツ7月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業新規受注(前比) +28.8%
+27.9%
 +5.0%  +2.8%
製造業新規受注(前比)  -10.6%
 -11.3%
 -6.0%  -7.3%
フランス7月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
予算収支 -1249億ユーロ -1510億ユーロ
米国8月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
非農業部門雇用者数 +173.4万人
+176.3万人
+140.0万人 +137.1万人
失業率 10.2%  9.8%  8.4%
平均時間賃金(前比) +0.1%
+0.2%
  0.0% +0.4%
平均時間賃金(前比) +4.7%
+4.8%
+4.5% +4.7%
米国8月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
非農業部門民間雇用者数 +148.1万人
+146.2万人
+120.0万人 +102.7万人
製造部門雇用者数  +4.1万人
 +2.6万人
 +5.0万人  +2.9万人
週間平均勤務時間 34.5 34.5 34.6  
U6失業率 16.5% 14.2%
労働参加率 61.4% 61.6% 61.7%
カナダ8月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
就業者数  +41.85万人  +30.00万人  +24.58万人
失業率 10.9% 10.1% 10.2%
労働参加率 64.3% 64.6% 64.6%
カナダ8月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
フルタイム雇用者数  +7.32万人  +6.00万人 +20.58万人
パートタイム雇用者数 +34.53万人 +24.00万人  +4.00万人
カナダ8月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
Ivey購買担当者指数 68.5 68.7 67.8

 


=別表= 購買担当者景気指数(建設業) 最新09/04

ドイツ8月
09/04 1630JST
前回値 結果
建設業購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
47.1 48.0
購買担当者景気指数(製造業) -続きを展開⇩- 合計5ヶ国・地域


英国8月
09/04 1730JST
前回値 結果
建設業購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
58.1 54.6

 


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