FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/09/04 戦績

 2020/09/04 金曜日 戦績

USDJPY         +96,900円

EURUSD         +81,366円

GBPUSD        +281,489円

AUDUSD         +39,152円

NZDUSD         +32,713円

USDCAD         +54,768円

USDCHF         +68,583円

EURJPY         +89,000円

GBPJPY        +352,600円

AUDJPY         +46,200円

NZDJPY         +23,300円

CADJPY         +70,900円

CHFJPY         +46,900円

EURGBP         +41,331円

EURCHF         +13,178円

TOTAL       +1,338,380円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +5,573,795円

 

月間戦績(09月)

TOTAL       +4,778,033円

 

月間戦績(08月)

TOTAL      +25,992,574円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL     +327,596,889円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +521,690,378円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,901,690,393円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

昨日、米雇用統計がありました。

www.bloomberg.co.jp

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一昔前なら、非農業部門雇用者数が前回値や事前の市場予想と数万人乖離しただけで大騒ぎだった雇用統計ですが、近年はそんな雰囲気すら感じられなくなってきてまして、特に今年に入ってからの新型コロナウイルスによるパニックのような状況になってからは「雇用統計数字のインフレ」と言うほどの異常値が常態化してまして、どんな数字の発表で反応していいのか分からないような状態になっておりました。

昨日の発表でも、 非農業部門雇用者数の変化はまだ前月比で100万人を超えているような状況でして、アメリカの雇用状況が落ち着いたとは到底言えないような状況です。それでも、失業率は随分と低下しておりまして、久しぶりに10%を割り込みました。また、雇用されている者と失業者と認定されている者の合計から計算される労働参加率は上昇しておりまして、数字のマジックでは無く、実際に就業できている人の人数が増えている事が分かります。

米国8月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
非農業部門雇用者数 +173.4万人
+176.3万人
+140.0万人 +137.1万人
失業率 10.2%  9.8%  8.4%
労働参加率 61.4% 61.6% 61.7%

失業率の急激な低下のインパクトからなのか、発表直後に珍しく外国為替市場での反応が見られまして、とりあえずドル円で20pipsほどの急上昇⇩

その後、一旦は半分程度まで上昇幅を戻すも、きちんと数字を見て評価できる債券屋さんたちが「労働環境の改善=将来的にFOMCへの利上げ期待」として米国債利回りを上昇させる向きに出ますと⇩

為替屋さんたちも「もうちょっと米ドル買っとこ」と、なったようです(笑)。ただ、週末越えはマダマダ負えるようなリスクでは無いようでして、午後11時過ぎころからのダウ下落もあり、ポジション整理が進んでいた雰囲気です。

昨日の発表で一番衝撃的だったのは補足にサラッと書かれていたこの部分でして⇩

For March through July, BLS published an estimate of what the unemployment rate would have been had misclassified workers been included.

3月から7月までに雇用統計局から発表された失業率には、誤って分類された者が含まれていた可能性がある。
Repeating this same approach, the overall August unemployment rate would have been 0.7 percentage point higher than reported.

同じ分類誤りを繰り返していた場合、8月の失業率(今回分)は0.7%高くなっていたであろう。

f:id:fxse:20200905063501p:plain

と言う事でして、簡単に言えば「3月から7月に発表された失業率には集計誤りが含まれており、その集計誤りの蓄積を修正しなければ、今回の発表で0.7%は高い失業率となっていたでしょう」と言う事です。でも、前回値の修正は入ってないのは、赤枠で囲ってある部分の最終段⇩

However, this represents the upper bound of our estimate of misclassification and probably overstates the size of the misclassification error.

これ、何が書いてあるのかと言うと、よく分かりません。英語が分かるとか分からないとかそう言う問題ではなく、集計誤りがあっても自分たちの発表自体に大きな問題は無かったとダラダラ言い訳しているだけです。超訳しますと、上の文章全体で「我々の想定の範囲内だ」と言った感じでしょうか(笑)。想定の範囲内の誤差だから「前回の失業率に集計誤りが含まれていて、その集計誤りの数値が推計できていても、前回値の修正はしない」と言う事のようです。

日本人としてはちょっと腑に落ちないところではあるんですが、たぶん「誤りがあったと発表している事を評価する」と言う事でいいんでしょう。

 

雇用統計も終わりましたし、来週はもうちょっと動いてくれる事を期待します。


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

オーストラリア7月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比) +2.7% +3.3% +3.2%
ドイツ7月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業新規受注(前比) +28.8%
+27.9%
 +5.0%  +2.8%
製造業新規受注(前比)  -10.6%
 -11.3%
 -6.0%  -7.3%
フランス7月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
予算収支 -1249億ユーロ -1510億ユーロ
米国8月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
非農業部門雇用者数 +173.4万人
+176.3万人
+140.0万人 +137.1万人
失業率 10.2%  9.8%  8.4%
平均時間賃金(前比) +0.1%
+0.2%
  0.0% +0.4%
平均時間賃金(前比) +4.7%
+4.8%
+4.5% +4.7%
米国8月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
非農業部門民間雇用者数 +148.1万人
+146.2万人
+120.0万人 +102.7万人
製造部門雇用者数  +4.1万人
 +2.6万人
 +5.0万人  +2.9万人
週間平均勤務時間 34.5 34.5 34.6  
U6失業率 16.5% 14.2%
労働参加率 61.4% 61.6% 61.7%
カナダ8月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
就業者数  +41.85万人  +30.00万人  +24.58万人
失業率 10.9% 10.1% 10.2%
労働参加率 64.3% 64.6% 64.6%
カナダ8月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
フルタイム雇用者数  +7.32万人  +6.00万人 +20.58万人
パートタイム雇用者数 +34.53万人 +24.00万人  +4.00万人
カナダ8月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
Ivey購買担当者指数 68.5 68.7 67.8

 


=別表= 購買担当者景気指数(建設業) 最新09/04

ドイツ8月
09/04 1630JST
前回値 結果
建設業購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
47.1 48.0
購買担当者景気指数(製造業) -続きを展開⇩- 合計5ヶ国・地域


英国8月
09/04 1730JST
前回値 結果
建設業購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
58.1 54.6

 


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