FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/01/04 土曜日

本日、日本に帰国する予定でおります。なにも、この帰省ラッシュの最中に日本に戻らなくてもいいと思うのですが、大勢の人が移動する時に一緒に移動したくなるのは人間の性(さが)なのでしょうか(笑)。 

 

昨日、イラの軍隊であるイスラム革命防衛隊の司令官ソレイマーニー氏が米軍による作戦により殺害されたとの報道がありました。

jp.reuters.com

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また、同時にイラのシーア派武装組織カタイブ・ヒズボラの最高指導者とみられるアブ・マフディ・アル・ムハンディス氏も殺害されたとの事です。ついその前日には、駐バグダッド(イラ)米国大使館の周辺で激しく抗議活動を行っていたカタイブ・ヒズボラの集団が大使館周辺から撤退しており、その理由として「イラクの政府高官が外国軍の撤退検討を約束した」とか言う情報もありますが、本当かどうか。

edition.cnn.com

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この中東情勢不安を受け、原油価格が激しく上昇、一時はWTIで64ドルまでつけるところまで値を伸ばしました。

ほんと、トランプ大統領信じて原油先物売ったりしなくて良かったわ・・・・・・

とりあず、60ドル超えたらショート入れとこ(笑)。

fxse.hatenablog.jp

私としては、トランプ大統領が原油価格に興味を失い、このまま何も言わずにズルズル上昇を続けてしまうのが怖くて60ドル超えましたが売りを入れられません。

fxse.hatenablog.jp

やはりか。

やっぱり、トランプ大統領が原油に関して何も言わないのは、なんかあると思ってたんですよね~ 結果論ですけど。 


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2020/01/03 新年3日

フラッシュクラッシュ一周年記念ということで警戒&期待していた方も多いかと思うのですが、2日深夜から3日0時になった直後くらいから若干の円買いがあったものの、通常の想定されるような値動きで終わってしまったようです。

お正月も通常通り営業中の皆さんや、お正月休みに為替取引をしようと楽しみにされていた皆さんには、うれしいお年玉になった程度の値動きだったかと思います。

 

そう言えば、中国人民銀行(PBOC)が元日1月1日に新春初売りセールを行いまして、市中銀行に対する強制預金の預金準備率を0.5%引き下げ、標準的な銀行では12.5%程度の預金準備率になるそうです。

www.bloomberg.co.jp

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何も、元日から発表しなくても、ね~(笑)。

この預金準備率の引き下げってどんな効果があるのかと言えば「市中銀行への流動性提供」なんですが、ぶっちゃけ量的緩和です。量的緩和は、なにも金利がゼロ近くに低下しないとできないわけではありません。中国のように、政策金利が4%台と十分高くても微調整のように使う事も可能なわけです。ただし、金融機関に対する信用付与と過剰融資の可能性も同時に与えてしまうためなかなか難しい面もありますが、もともと準備率が高めな中国なら大丈夫なんでしょう。日本はちょっと異常で最大1%台の前半程度、アメリカで10%丁度となってます。


 

このお正月、実家に帰省されている方も大勢おられるでしょう。実家でノートパソコンを取り出して為替取引とか、なんとなくやりにくい方もおられるのではないでしょうか?(笑)。悪いことをしているわけでは無くても、日本では「為替」とか「先物」あるいは「株」ですら博打のように思われる風潮もあり、親類縁者が集う中では鋼の心を持っていてもスマホでカチャカチャが限界かもしれません。

私の場合、父も同じ業種で働いていたため、為替取引どころか金融市場全般での取引になにも言われないどころか、むしろ積極的に運用を強制される方(ほう)でして、過去の運用成績が悪いと帰省直後に反省会となってしまうため、まるで父が私の上司のようです(笑)。

 

ところで、多くの方にとって「実家」とは、出身地であり両親の住む場所であり、難しく言えば自分のアイデンティティがある場所だと思うんです。また、ほとんどの方が、実家と呼べる場所は自分の国籍がある国にあるでしょう。

私の場合これが非常に曖昧でして、「実家」と呼んでいる香港は生まれた場所であり両親が住んでおりますが、じゃ自分のアイデンティティは香港なのかと言えば、そうとも言えるような、そうでも無いような。

見た感じ西洋系のような、でもアジア系とのハーフっぽいような感じでもありますが、日本にいる時に「どちらの出身ですか?」と聞かれたら「これでも日本人なんですが」と言えば、場が凍りつくのさえ我慢したら誤魔化せます(笑)。英国にいるときなら「ブリティッシュ」と言っておけばいいのですが、でも英国に住んでいたのなんて人生のうちで数年しかありませんから、英国籍でも英国人という意識は非常に乏しいです。

差別や出身などに非常に気を使うように思われているアメリカ、このアメリカにいた時が一番厄介でした。英語圏なので、英国人と言えば「言葉変だね」と言われ、日本人と言えば「えっ?」と言われ、香港人と言えば「中国人?」と言われ、これのどこが差別や出身に非常に気を使う国なんだよ?と一人ツッコミしまくりでした。最終的にアメリカでは「ルーツは英国」と言う、まるでアメリカ人であるかのように思わせぶりで話す事で受け流す方法を身につけた感じです。

そして香港。広東語さえ話していれば、見かけは関係なく香港人として扱ってくれる風潮があります。私にとって香港は、生まれた場所であり、選挙権もある市民権(国籍)とほぼ同義な香港永久性居民もあり、生家もあり、両親も住んでおり、さらに「どこから来た人?」と聞かれない唯一の場所です。

 

昨年からデモで大きく揺れ動く香港ですが、若い香港人がデモに参加する理由の中には、このアイデンティティと言う部分も大きくあるんです。特に返還後に生まれた若い世代では「自分は中国人ではなく香港人」と言う意識と、パスポートに刻まれた「中華人民共和国香港特別行政区」の国名、そして香港中にある中国国旗とセットにして掲げられている一回り小さく一段低く掲揚される香港旗。

報道では「民主化」の文字ばかり先行しておりますが、気持ちの部分まで伝えるメディアがあったら嬉しいかなと思います。


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2020/01/02 新年2日

1月2日ですね。毎年1月2日のブログって何書くか困ってる気がします。去年何書いたかな~って思って2019年1月2日のブログを振り返って見てみましたら「香港ディズニーランドは1月入ってもクリスマスですよ」って内容がメインでした。 

fxse.hatenablog.jp

 

そんじゃ「一年ぶりに香港ディズニーランドのホームページでも見てみましょうか」と言う事で確認しましたところ⇩

f:id:fxse:20200102080326p:plain

www.hongkongdisneyland.com

今年は、もうクリスマスやってなかった~~~!

実は、昨年2019年1月2日のブログでも、一昨年2018年1月2日のブログの内容を確認し香港ディズニーランドがまだクリスマスやってるネタを書いてました。それだけ1月2日には書く事が無いと言う事です(笑)。


 

昨年、なにかと物議を醸したトランプ大統領の新年挨拶ツイートなんですが、

昨年のツイート⇩

www.sankei.com

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今年の新年のご挨拶ツイートは、昨年の反省を踏まえ簡潔に、

今年のツイート⇩

HAPPY NEW YEAR!

 以上。

たぶん、トランプ大統領も成長して、少し大人になった(笑)。 


 

いつもですと、日本時間で土曜日早朝に発表になっております CFTC の IMMポジションですが、今回はクリスマス進行が入り発表が現地時間で30日、日本時間で31日の早朝に変更となっておりました。日曜日のブログでは、31日の更新で書くような事を言っておきましたが、すっかり忘れてた(笑)。とりあえず、せっかく表を作ったのでお正月から貼り付けておきます。

 

IMMポジション(2019年12月24日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 40,592 74,134 -33,542 +8,520
EUR (099741) 160,263 233,206 -72,943 -7,249
GBP (096742) 68,574 59,877 +8,697 +14,477
CAD (090741) 51,478 42,981 +8,497 -2,694
CHF (092741) 14,516 24,195 -9,679 +1,395
RUB (089741) 33,084 3,873 +29,211 -1,130
VIX (1170E1) 65,257 221,813 -156,556 +16,795
金Gold (088691) 364,310 58,658 +305,652 +19,377
原油 (067651) 625,302 75,225 +550,077 +13,700

 

IMMポジション(2019年12月17日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 43,418 85,480 -42,062 +1,620
EUR (099741) 165,355 231,049 -65,694 +1,949
GBP (096742) 59,311 65,091 -5,780 +16,859
CAD (090741) 47,523 36,332 -11,191 -9,550
CHF (092741) 13,762 24,836 -11,074 +9,791
RUB (089741) 34,098 3,757 +30,341 +3,151
VIX (1170E1) 65,536 238,887 -173,351 +9,677
金Gold (088691) 344,493 58,218 +286,275 +15,355
原油 (067651) 612,113 75,736 +536,377 +40,838

 

過去のIMMポジション
fxse.hatenablog.jp

 円の売買差引ショートがどんどん減っております。円ショートですから円売りドル買い、つまりドル円で言えばロングが減少していると言う事で、利食った結果なのか、年末前の在庫一掃だったのか、あるいは円買いへの転換予兆なのか。⇦ 言うだけ言って、言いっぱなし(笑)。 


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2020/01/01 元日

皆様、あけましておめでとうございます。

日々、数字の羅列しか発表して無いようなブログですが、昨年も大勢の方にお越し頂きましてありがとうございました。

 

先日お会いした方で、もう70歳を過ぎているのにも関わらず、見た目も、考え方も若い方がおられました。その方が言うのには「若い人は常に新しい事にチャレンジしているから時代の最先端をいく、ならば歳をとっても常に新しい事にチャレンジしていたら、若い人と同じようにいられるのではないか」と言う事でした。

もう40歳を大きく過ぎますと新しく何かをしようとする気もなかなか起きません。それでも「一年の計は元旦にあり」と言う言葉を思い出し「お正月くらいは目標を立ててみたい」と言う気持ちだけはなんとか持てたようでして、具体的な目標はこれから考えます(笑)。


 

本日、日米貿易協定が発効しました。

jp.reuters.com

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もともと、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)からアメリカが離脱していなければ、既に同程度までは関税が引き下げられていたものですから、私としては大きく騒ぎ立てるほどの事では無いと考えております。

安い米国産の牛肉が関税引き下げで更に安くなり、チーズやワインなども安くなります。日本の農家などが打撃を受ける事を心配する声が高いようですが、既に安い海外産の農産物などに市場は晒されているわけで、高品質な国産の農産物を手にする消費者が、安易に米国産の農産物に鞍替えするとは思えません。

むしろ、既に日本で大きく市場を形成しているオーストラリア産牛肉や、先日から日EU経済連携協定(EPA)で関税が撤廃され急激に輸入が伸びた欧州産のワインなどの方が大きな打撃となるのではないでしょうか。

消費者としたら、各国の商品が安く手に入り、国産の高品質な商品も産出国の強みで比較的安価であり、今後ますます選択肢が広がるだろうと非常に期待しております。更に、相手国での関税撤廃による日本の輸出にも好影響があれば、日本の経済的にも嬉しい事です。

 

外国為替取引を生業(なりわい)としておりますと、自ずと経済動向やニュースが目につきます。だた、その目にしたニュースには質があり、書き手のバイアスも加わっており、本当の意味を理解するのはなかなか難しい事です。事実だけを淡々と伝えてくれるメディアがあればいいのですが、それにしても、伝えきれてない事実に真実が隠れている場合もあり、やはり鵜呑みにはできないでしょう。

上に引用しました「日米貿易協定発効」のニュースに関しても、記事では「国内の農家は荒波にさらされそうだ。」と、国内の農家への影響しか記述されてませんが、他にも考えられる影響があるのは上にも書いた通りです。

よくブログでニュース記事を取り上げますが、なるべくニュースを見ての自分の考えも書くようにしておりまして、それが私のブログを見てくださってる方が見て「ああ、そう言う考え方もあるのか」あるいは「そう言う見方もあったのか」と、ニュースを疑って見るキッカケになったらいいなと思っております。

 

本年も、よろしくお願い申し上げます。  


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2019/12/31 大晦日

あと数時間で2019年が終わります。今年は本当に早かった。もう、とっくに40歳を過ぎ、人生80年だとすると半ばを過ぎたわけで、ここから先は毎年毎年をゆっくり過ごさせてくれれば嬉しいのですが(笑)。 

 

今年は十二支最後のイノシシ年でしたので、来年は先頭に戻ってネズミ年となります。イノシシ年に関しては、昨年の大晦日に書いたブログでウンチクを垂れているのですが、ネズミ年に関しては特にございません。

この、セクシャジェネリー・トラディショナル・チャイニーズ・カレンダー・システム(Sexagenary traditional Chinese calendar system = 干支)を採用している国の全てでネズミさんの年となっております。なんでわざわざ長ったらしい英語で書いたのかといいますと、本来の干支の英訳は「Sexagenary cycle」と辞書にあるんですが、干支を知らない英語圏の人に本来の干支の英訳では通じないんです。

「えっ?通じないのに正式名称なの?おかしくない?」って思うでしょうが、例えば日本語で「無限軌道」って聞いて何の事だか分かりますか?一般的に戦車や工事車両,雪上車などの足回りに使われている「キャタピラー」と呼ばれるものの正式名称が日本語では無限軌道です。また、もっと伝わりにくい英訳としては「こんにゃく」の本来の英訳は「devil's tongue 悪魔の舌」ですが、こんなの、どんなに連想しても何だか見当もつきませんし(笑)。

「Sexagenary traditional Chinese calendar system = 60年周期の伝統的な中国のカレンダー」とまで言っておけば、干支を全く知らない人でも「ああ、そう言うものなんだな」と思ってもらえます。

最近、やたらと言葉狩りが多く、日本では「干支(えと) 」と言えば子から猪までの「十二支」を指すものだと誰しも分かるのに「いや、干支は十と十二の組み合わせだから、来年の干支はネズミはおかしい」とか言う人もチラホラ見かけますが、言葉や文化は進化変化するもので、特にこの干支に関しては、ここ最近になって十二支を指して干支と言うようになったのでは無いでしょうし、そこまで正確に使い分ける必要は無いように思えます。

 

今年の相場ですが、システムトレードをメインにする者としては、トランプ大統領の発言や米中通商競技、ブリグジットなど、全てそれらを含んだ上でのテクニカルな動きを追うしかなく、いちいち振り返っても仕方ありません(笑)。

もう、これだけ⇩対ドルでハードカレンシーの動きが鈍く、収益が上がらなかった。それだけの一年でした。

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巷で言われているような方向感とかどうでもいいので、来年こそはボラだけは上がってほしいと切に願っております。

  

そんな感じで、

 

いつも長文でダラダラ、たまに全然やる気なし、そんなブログに1年お付き合い頂きまして、まことにありがとうございました。

来年もよろしくお願い申し上げます。


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