欧州中央銀行金融政策発表を前に
本日7月20日、お昼には日銀金融政策決定会合2日目も無事終わりまして、12時をほんのすこし回ったところで要旨の発表。マイナス金利維持と、長期国債の買い入れも現状維持と言う、予想の王道を行く発表に為替は総スルーでの若干ドル買い円売り、日経平均は前場に引き続き後場も上げてスタートと言う状況でして、全くもって面白く無い展開だったわけです。
実際、そうなるだろうと言う予兆はいくつもございましたので、私も総スルーを決め込みましてランチタイムだったわけですけど(笑)。
だが、しかし!今日これからございます欧州中央銀行、ECBの金融政策発表では何かが起こる、いや起こって欲しいと言う事でして、めずらしくそれだけのためにブログエントリーを起こしてみました。新聞社が、号外入れて新聞の発行回数カウント回してるようなものです(笑)。
まずは、あと5分ほどで政策金利が発表になり、その後に我らがマリオちゃん、マリオ・ドラギECB総裁の会見が控えております。
小動きながら売られ始めたユーロ、そしてユーロより過敏に売られておりますポンド(笑)。どうなりますやら。
【おなじみさん限定】つづきは・・・・・・、 今回はございません(汗)。
2017/07/19 戦績
USDJPY +64,200円
EURUSD +92,857円
GBPUSD +45,288円
AUDUSD +38,279円
USDCAD +46,164円
EURJPY +130,400円
GBPJPY +173,300円
EURGBP △9,553円
TOTAL +580,935円
週間戦績(当週)
TOTAL +1,982,327円
月間戦績(07月)
TOTAL +13,863,852円
年間戦績(2017年)
TOTAL +199,361,057円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +742,518,984円
これ、どうよ?(笑)。
この、ドル円とポンドドルの動かなさ(汗)。ドル円とポンドドル、昨日は無かった事でお願いしたいくらいの低ボラでした。その代わりと言ってはなんですが、ユーロがドルに対しても円に対してもキレイになだらか~な下り坂でして、一方通行的な値動きは歓迎なんですが、こっちもドルに対してはゆったり過ぎてポジション取りに入れない感じ。人が手でやってたとしても難しい日でしたから、これはこれで仕方ないです。もし仮に、仕方無くないと言ってもどうしようも無いのですから(笑)。
さ~て、本日は魔の日銀金融政策決定会合2日目でして、果たして12時半より前に発表があるのかどうか。市場的には「どうせ現状維持しか言えない」と思っておりますので、ここら辺で突然のサプライズでもあれば一気に動かす力はあるかと思うのですが、そう言う冒険はしないでしょうけど。
昔どこかの中銀がやったみたいに、突然のプレスリリース予告で市場を大混乱にさせ、結果は「え~、庁舎前の木を切るので通行止めを実施します」と言う営繕部からのプレスリリースだったりとか(笑)。
夜には欧州中央銀行 = ECB の金融政策発表もありまして、まず政策金利は維持だと思うのですが、資産購入枠をどうするのかに焦点が集まっております。ドラギ総裁はテーパリングに関してちょろちょろ発言しておりまして、今回逆に話題にもしませんと、それはそれでサプライズになるかと思います。
ところで「テーパリング」ですが、なぜか日本でも最近よく使われるようになりまして、ECBが目論んでいるテーパリングとは何ぞやといいますと「購入した資産の、段階的な売却」です。ええ、日本で報道するときにはそう書けばいいのですが、どうも敢えてカタカナ表記がお好きな方がおられるようでして、そのうち英語でも日本語でも無い言語で日本の金融系ニュースは配信されるようになるのでは無いかと危惧しております。
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2017/07/18 戦績
USDJPY +142,400円
EURUSD +229,144円
GBPUSD +129,207円
AUDUSD +95,373円
USDCAD +36,925円
EURJPY +67,400円
GBPJPY +230,800円
EURGBP +53,296円
TOTAL +984,545円
週間戦績(当週)
TOTAL +1,401,392円
月間戦績(07月)
TOTAL +13,282,917円
年間戦績(2017年)
TOTAL +198,780,122円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +741,938,049円
昨日は「とにかく米ドル売っとけ、そしたら間違いない」たまにある、そう言う日でした(笑)。 みんながそう言う風に動いている日に、理由なんて求めてはいけません。理由なんて適当に後からいくらでも付けられますが、動いているのは今なんです。「いつ売るの?今でしょ?」と、別に例のキャッチコピーではありませんが。
ただ、お一人様だけある時点から逆行して対米ドルでも売られておりました通貨がございました。ポンド様です(笑)。
日本時間で午後5時半にありました消費者物価指数( = CPI)等の発表を前に、日本時間で午後5時くらいから随分と下げ始めまして、発表直後に数値が悪いのを確認してダメ出しして終了みたいな。まるで事前に知っていた者がいたような値動きでして、実は今年の3月にも指標の事前漏れ問題が英国ではありまして、何とも言えませんが。
英国6月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
消費者物価指数 | +2.9% | +2.9% | +2.6% |
小売物価指数(前月比) | +0.4% | +0.4% | +0.2% |
小売物価指数(前年比) | +3.7% | +3.6% | +3.5% |
英国6月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
生産者物価指数 | +3.6% | +3.4% | +3.3% |
日本時間で深夜0時、ニューヨーク市場が始まってしばらくしますと、株式市場や債券市場を睨みながらドル売りが一旦落ち着いた感じもありますが、果たしてこのまま落ち着くのか、再度ドル売りが勃発するのか。
理由なく又は理由乏しく値が動いた時は、自体の収拾方法が分からないので、地政学的リスクなど分かりやすい解決方法がある時よりもダラダラと行き続ける事があるので、その点注意が必要です。
まあ、いずれにせよボラが上がればなんでもいいです(笑)。
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2017/07/17 戦績
USDJPY +39,900円
EURUSD +45,778円
GBPUSD +75,183円
AUDUSD +10,025円
USDCAD +21,510円
EURJPY +144,700円
GBPJPY +48,500円
EURGBP +31,251円
TOTAL +416,847円
週間戦績(当週)
TOTAL +416,847円
月間戦績(07月)
TOTAL +12,298,372円
年間戦績(2017年)
TOTAL +197,795,577円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +740,953,504円
ドル円もう100円くらい、どうにかならなかったもんかねえ。ユーロドルは1円少なければねえ。システムは、こう言う部分が融通利きません(笑)。いや、あえて「数値マルメシステム」とか「ゾロ目システム」とか組み込めば出来るんでしょうけど(笑)。
昨日の相場、もう予想通り状態でお通夜(笑)。いや、実際のお通夜は笑えないので「お通夜(笑)」とか予測変換で出てきてしまうと後々人生を台無しにしてしまう可能性がございますので、何回か「お通夜」とだけ入力しまして、予測変換で「(笑)」が続かないようにしておかなければ非常に危険が危ない感じです。
ちなみに、このお通夜ですが、私が信仰とするところの広義のキリスト教では、そもそもありません。 ただ、割りとキリスト教は地域ごとのローカライゼーションに寛容なので、日本ではお通夜もしますし、七五三もします。ああ、敢えて広義のとか書きましたが新興系ではありませんので念のため(笑)。
日本時間で午後11時半過ぎからのドル円急上昇、金融系ニュースなんかでは巻き戻しとかリバ(リバウンド)とか言ってますが、先週のECB資産購入額明細が発表になったところでやや減少していたため「遂にテーパリングの開始か?」との憶測からユーロの上昇によって、ユーロ円の対米ドルクロスでドル円が一気に連れ高になったものかと思われます。
今まで金融緩和の一環としてテーパリングが出ると値を下げていた事が多いユーロですが、もうここまで来ると利上げを含めた金融緩和終了と言う意味で「欧州経済が上向いてきたとECBが判断するって事はユーロ買え」となるわけです。同じ現象や指標、ニュースを取ってみても、その場その場で解釈が変わりますので注意が必要なのが金融の世界でして、これが「アナリストは言ってる事がコロコロ変わる」と言われる要因の一つだったりもします。そう言う部分では、若干アナリストも可哀想なんですけどね。
そうそう、超おまけと言うか脱線と言うか、アナリストって職種は極端に所属先で立場が違いまして、絶対に所属先を確認しなければなりません。
・証券会社のアナリスト
・投資銀行のアナリスト
どちらの立場が上だと思いますか?
先に答えから申し上げますと、証券会社のアナリストはその道のプロの方も大勢おられますが、投資銀行のアナリストは「人間以下」と自称するほどの超新人下っ端も下っ端です。投資銀行って、普通の会社より役職を盛るのでこんな事になるんですが、それにしても酷すぎなんですけどね。
最近、ブラック会社が日本で話題になりますが、正直言いまして米系投資銀行に新卒又は若くして下っ端からアナリストとして入社した場合、朝7時から夜11時までは働かないとならないのでは無いかくらい過酷な日々が待っております。それに脱落せずに残れたら、自称奴隷、今の日本風に言えば社畜と言う感じのアソシエイトに昇格出来まして、なかなか厳しいわけです。よく、MBA持って入社するとアソシエイトからだと言う話しもありますが、社会経験の無いMBAホルダーが投資銀行に入社しても役に立たないので、結局はどこかでアナリストしてたりするわけで。
ちなみに私、アナリストはやっておりません。アソシエイトもしておりません。全く別職種から入社し、会社から「お前使えねえから、もう一回大学行ってこいよ」と言われまして、戻ってきたら今までの職場と別の部門に行かさせられ、小売業やらさせられたり、高利業で金貸しやらさせられたり(笑)。まあいいや。
と言う事で、六本木や丸の内で外資金融勤務の男性と出会いがあった際には、アナリストには注意と言うお話しです。
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2017/07/17 月曜日
本日、日本は海の日の祝日です。と言う事で、株式市場はお休みになっており、為替に関しても邦銀はお休みと言う事になっておりますが、まあ、実際にはシンガポールや香港で東京時間と同じ時間帯の取引をいつもと変わらずに行って終わりです。それでも、日本の企業からの外貨応需が無いため、やはり実需的にはさみしい東京時間となるんだと思います。特別大きなニュースとか無ければの話しですが。
いま「実需」と言うのが話しに登場しましたが、この実需筋が市場に与える影響が外国為替では非常に大きいんです。相場が形成される物は、古今東西どこでも需要と供給のバランスが保たれ「買ったら売る、売ったら買う」が発生するわけですが、実需は買ったもの=外貨は支払いで使ってしまってるんで、いくら価格が上昇しようが既に手元に無いので売れない(笑)。外貨を受け取った方も、自国通貨で受け取っていれば、内需として自国内で還流していたらそちらも、いくら価格が上昇しようが既に手元に無いので売れないんです。
もし、これが株であれば、いくら長期保有しようと思って買った株でも、目の前で極端に株価が上がったら売る人が現れるでしょう。金や原油でも、最終的に受け渡しを希望する実需での取引だったとしても、期限を迎える前に売ってしまった方が得だと思えれば、一旦売却する場合もあります。
よく「仲値500本の不足」とかニュースで言ってる事ありますよね?あれ、割りと不足ばっかり耳にするかと思うのですが、基本的に基軸通貨が不足するので基軸通貨である米ドルを採用している国以外では毎日毎日米ドルが必要になる事が多く、その中でも日本は特に米ドルの需要が多いので、あんな感じなんですが。でも、1本は1ミリオンダラー=約1億1200万円($1=112円の時)ですから、500本は560億円(笑)。これが少なくて朝の一発で買われるんですから、そりゃ大変です。
日本の仲値は有名なので売る方の銀行も準備して待ってますから、そんなに値が動く事は多くは無いのですが、それでも仲値で数十pips動いたりするのは、同時に注文を出した大口が別にあったり、予想以上に邦銀が注文したりとかもあったり。これとは別に日中に大口の注文があれば、都度市場で外貨が調達されるわけですが、なにせ朝の仲値も日中の大口も外貨買うだけ一方通行になりますから戻らないんです。当たり前なんですけど(笑)。
ちょっと何が言いたいのかよく分からない内容になってしまったのですが、つまり、実需があると為替は大きく動くと言う事でして、実際の影響以上に「ジツジュが~」と聞いたディーラーの皆さんの反応の方が大きいと言う事情もあったりして(汗)。
さて、今週は木曜日に日銀金融政策決定会合2日目終了後に発表会と、同じく木曜日に欧州中銀も金融政策発表会がございまして、この2つが終わりませんとなかなか動かないかもしれません。分かりませんけど(笑)。
あと、明日火曜日に豪州中銀RBAの議事録公開と、英国のCPI、今週はなかなかビッグイベントは少ない週になってますが、えっ、日銀とECBの金融政策発表で十分大きいって?それ何も感じないくらいになってきてしまってるんですよね(笑)。
そうそう、今日からブリュッセルのEU本部におきまして、英国のEU離脱交渉第2ラウンドが開始になります。報道されるニュースでユーロとポンドがピピッと動く可能性がありますので、ストップは若干タイトにしておいた方がいいかもしれません。もしかすると、一瞬で値が飛ぶ事故が発生するかもしれませんので。まあ、そうなった時にどの値で約定してくれるかは、業社さん次第なんですけどね。逆指値、入るか入らないか、それでFX業社さんの良し悪しと言うか、良心度合いが計れそうな感じも(笑)。
というわけで、今週も一週間頑張ってまいりましょう。
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