FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/05/24 月曜日

2021年第21週の月曜日です。

もう今週で5月も終わり・・・・・・、って思いたいところなんですが、実は来週の月曜日が5月31日でして、本当の月末は来週となってます。

これ、本当に困るんです。1日だけ月末最終日が月曜日になりますと、あらゆる計算や表記で前月のわずか1日だけのイレギュラーを計算したり表記したりしないとなりません。いまさら改暦とか不可能に近い事も分かるんですが、なんとか改暦を伴わずに暦をピタっとできないものですかね?私的には、全て週だけで過ごしたいところなんですが、周りがそれを許してくれないんです。

そんな、月末とも言えないような感じの月末週っぽい感じの今週ですが、相場的にはとりあえず月末っぽい動きをしてくれる事を期待しておきたいところです。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で5月26日水曜日午前11時に、ニュージーランド中銀のニュージーランド準備銀行(RBNZ)が今後の政策金利と金融政策を発表予定です。政策金利については、現状 0.25%の維持との事前の市場予想となっております。毎回言っているような気もするんですが、先進国中銀の中でRBNZが一番サプライズ的な変更を好む傾向にあり、予断を許さない感じです。また、RBNZは主要国中銀の中では独自路線を貫く傾向もあり、他の中銀が一斉に経済状況の上振れを金融政策発表の声明文に盛り込んでいる中で、ここ最近になってECB高官らが言うようなボトルネック解消による経済上振れは正常な上昇局面とは言えないと言うスタンスを最初から声明文に盛り込んでくる可能性も高く、そうなった場合に市場がどう反応するのか現時点ではなんとも言えません。直前の Reuters-Bloombergなど愉快な皆さんの書かれる内容次第でしょう(笑)。

これ以外にも中銀の金融政策発表としては、24日月曜日午後9時ガーナ、25日火曜日(時間未定)レソト,キルギスタン,午前6時パラグアイ,午後4時半インドネシア,午後9時ハンガリー,午後10時半ナイジェリア、26日水曜日午後11時ケニア,深夜24時グァテマラ、27日木曜日午前10時韓国,午後8時ガンビア,28日金曜日深夜24時アンゴラ村長、29日土曜日午前3時コロンビアなどが予定されております。

このエキゾチックな国々の中では、25日火曜日のキルギスタンがちょっと興味あります。キルギスタンの今回の金融政策発表は発表時間が未定で本当に発表になるのかどうかも怪しいところなんですが、いつもと同じ時間で発表になるとしたら恐らく日本時間で午後1時でしょう。前回4月27日の金融政策発表では従前の5.5%から一気に1%の利上げをし6.5%としてまして、そんなアホな利上げしてどうなったのか声明文に大いに期待しております。ちなみに、最新の物価上昇は8.7%と前回の10.2%よりも抑制されてますが、これ4月のデーターなので別に利上げが理由で物価上昇を抑えられているわけではありません(笑)。キルギスタン、単に興味があるだけで別に通貨を取引したいとか、リアル投資でお金を突っ込みたいとか言うわけでは無いんですが、1桁台の政策金利かつ世界情勢がこんな時に、一気に100bpも利上げしてどうなるのか興味があるところです。

 

直接、金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、28日金曜日にG7財務相・中央銀行総裁会議をオンラインで開催予定です。月が変わり次週6月4~5日とロンドンで開催されるG7財務相会合への布石となるオンライン会議でして、また今回は環境がどうのこうのと財務省や中銀が扱うのには違和感がある内容が主な議題の一つに上がりそうな感じがしております。

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メインは次週の会合ですが、今回は中銀総裁も参加すると言う事で、一応は注意しておいた方が良さそうです。特に週末に差し掛かる日程のため週末にポジションを持ち越さないなど、その辺りの確認を怠らないようにしたいところです。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日24日月曜日午前7時45分にニュージーランドの小売売上高が発表されます。今週金融政策発表も控えているため、月曜日早朝から急変させる可能性がある指標でして、大いに期待しております。NZドル、早く80円超えねえかな~(笑)。

明日25日火曜日午後10時にケースシラー社より全米主要都市住宅価格指数の発表、午後11時にアメリカの新築住宅販売件数の発表があります。インフレ指標で経済が上向いたとなれば、小売売上高の次は間違いなく住宅関連の指標に反応する時が来ますので、現状でまだ小売売上高への反応が乏しいところなんですが、住宅関連の指標にいつでも反応できるように今のうちから注意しておきたいところです。

26日水曜日、この日は注目指標が一段と少ないんですが、午前7時45分にニュージーランドの貿易収支がありまして、金融政策発表を前にして最後の指標ですので数字次第ではNZドルが若干振れるかもしれません。他に目立った指標もなく、午後11時半のEIAクッシング在庫(原油)を待つのみです。

27日木曜日、午後9時半にアメリカの耐久財受注、アメリカの第1四半期国内総生産(GDP)改定値の発表があるくらいです。アメリカの四半期GDPは「速報値 ⇨ 改定値 ⇨ 確定値」と全部で3回の発表があり、今回は2回目の「改定値」の発表となってます。私がブログで指標結果を書く際には、2回発表のある指標の場合「速報値 ⇨ 確定値」とするように心がけてまして、なぜかと言えば、2回目の発表の時に「変更がなくても発表される=つまり数値の確定」と言う事で、ただの改定発表なら数値変更無かった場合に発表する必要すらなく、定期的に発表する日程が組まれている以上は数値の確定だと言う理由です。ただ、このアメリカのGDPのように3回の発表がありますと、2回目の発表を改定値としないとバランスが悪くなるため仕方なく改定値としてます。なんのバランスかと言えば「速報値 ⇨ 改定値 ⇨ 確定値」と全部漢字3文字なのでバランスいいでしょ?(笑)。公式発表で、強く Revision(ed) や Revise(d) と表記されている指標については例外的に「改定値」との表記をするつもりではおりますが、そこまで強く主張してる指標はあまり見たことありません。あと、更に脱線なんですが、米雇用統計以外の同種の発表について、よく「失業率など雇用関連指標」と書いているんですが、あれもアメリカは失業率などの雇用関連指標を取りまとめた発表の正式名称が「the Current Employment Statistics 現在の雇用統計」と言いまして、英語での省略形は「CES」、日本語での省略形としては雇用統計が適切であろうと昔から使われているため「雇用統計」としてますが、他の国での名称は Employment Statistics では無いので雇用統計ではありませんからそう書けないと言う事です。最近、やけに「豪雇用統計」やら「英雇用統計」やら書いてあるところが多いので少々気になってます。⇦ 実は文字数稼ぎのコピペ(笑)

28日金曜日、さすがにちょっと指標が多い月末扱いの日となってまして、まず午前8時半に日本の失業率など雇用関連指標の発表があります。あるんですが、たぶん金融市場参加者の皆さんは敢えて無視を決め込むんでしょう(笑)。午後9時半にアメリカの個人所得や個人消費支出など個人収支関連指標の発表がありまして、これが今週注目ナンバー1の指標と言うか唯一の注目指標と言う感じです。特に今回は個人所得に関して事前の市場予想が悪く、前回がプラス21%だったところ今回の予想はマイナス15%(笑)。市場の皆さんは、都合がいいと自分たちで出した事前の予想なんて無視して数字の絶対的な大きさだけで値を動かすため、特に注意しておきたい指標発表です。最後、午後11時ミシガンさんとこの例のアレ確定値がありまして今週は終了です。 


 

昨日は、G1オークスの3着大番狂わせがあったりもしまして、私の周りでも少し大騒ぎな感じもありました。3着は16番人気の大番狂わせとは言え、1着2着はいつものルメ-デムが順番入れ替わっただけでして、そろそろルメ-デムにいいようにされている日本競馬界(日本競馬会にあらず)は、なんとかならないものなんでしょうか。

まあ、そんな事はどうでもいいんですが、今度の日曜日にあります日本ダービーでは、日本人騎手の皆さんにぜひ頑張ってもらいたいところです。⇦ そんな事はどうでよくなってなかった

さあ、日曜日に向けて軍資金を稼ぐため、平日は為替と言う世界を股にかけた丁半賭博でしっかりお稼ぎするべく、今週も一週間頑張ってまいりましょう。なんかもう、平日も休日も全部博打みたいになってきた感(笑)。


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