FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/12/21 月曜日

2020年第52週の月曜日です。

遂に今年も「1年=52週」と言われる一番最後の週、52週目となりました。と、言いましても、今週で今年が終わるわけでは無いのは説明するまでもなく、今年はちょっと特殊な年で来週は2020年第53週となってます。週数の決め方は、毎年年末年始のブログのネタなので、今日ここで書かずに温存しておきたいと思います(笑)。 

 

本日早朝3時ころから始まりました早朝のオセアニア時間は、随分と米ドル買いから始まった感じでした。

これはオセアニア時間開始の少し前に、懸案となっておりましたアメリカの「新型コロナウイルス救済パッケージ延長の可能性が非常に高まった」との一部通信社の報道を受けたもののようです。

Agreement likely Sunday on nearly $1 trillion virus aid bill
1兆ドル近いウイルス支援法案は日曜日にも合意する可能性が高い

apnews.com

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恐らく成立する事は大半の予想ではあったものの、噂で買って事実で売る相場としては、例え直近に出た噂の元が飛ばしのホームラン王AP通信であったとしても「噂がそこに存在していればいいんだよ」的な感じでしょうか?(笑)。


 

英米で新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりました。アレルギー反応などはあるようですが、概ね大きな問題はなく進行しているようでして、このまま接種中断とかのインシデントが発生することなく順調に進む事を祈るばかりです。

製薬会社の株価や株価指数などと言ったミクロな、目先の利益だけでなく、このワクチンの有効性によって世界経済全体と言うグローバルマクロの行く末が決定されると言っても過言ではありません。

数字的に言えば、インフルエンザより恐れる事は無い可能性が高い新型コロナウイルスですが、ここまで各国が対応を迫られ、ここまで人々を陥れているのは、ひとえにインフルエンザと違って有効な(有効と思われる)ワクチンや治療薬が無かったためで、ワクチが開発され、次に治療薬が出来て、初めてインフルエンザと同じ土俵に立って感染率や死亡率など数値の比較が可能になるわけです。

接種が始まりました新型コロナウイルスのワクチンに、期待しております。

 

ところで、

ブリグジットどうなったの?どうなるの?

20日の日曜日まで(日本時間で本日午前9時がリミット)に結論を出す事になっていたハズなんですが、このブログの下書きをしていた昨晩の段階、編集していた本日早朝の段階では、いずれも何ら進展が報じられておりませんでした。まさか朝になったら「交渉延長」とかになってないですよね?

商い薄くなって来る頃まで引っ張ったのは「これはもう敢えてなのか?」と疑いたくなってくるところでして、「ギリギリでのハードブリグジット決定 ▶ ポンドの極端な値動き ▶ BOE緊急会合 ▶ 驚愕の発表からのポンド逆転嵌め込み」そして、BOEは自己勘定で全て向かい玉建てて利益吸収し、ブリグジットへの損失を埋め合わせるつもりなんじゃ無かろうか?と、勘ぐってしまいます(笑)。先進国の中銀がそんな事をするハズ無いって?いや、英国の歴史をよく見てみれば、やらない方がむしろありえないように思えてなりません。

このブログの公開時間21日午前7時半までに発表が無かったとしても、本日早い段階ではあるでしょう。今日はずっとポンド監視待機になりそうです。


 

さて今週の予定です。今週は、世界中で非常に多くの国がクリスマスを祝日としているクリスマス週となります。どのくらいの国がクリスマスを祝日にしているのかと言えばこんな感じで、色のついている国が全てそうなります⇩

こんな状況ですと、何をどう逆らったところで勝てるわけもなく、長いものには巻かれ、クリスマスをエンジョイするしかありません(笑)。取引が閑散となるクリスマス前には手仕舞いするなど、リスク回避してやり過ごすしかありません。

 

まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、日本の皆さんにおなじみなところとしては、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で本日12月21日月曜日午前10時半ころに中国の実質的な政策金利であるローンプライムレートの発表、12月24日木曜日午後10時にトルコ中銀の発表があるくらいでしょうか。イスラム教徒が大半のトルコは、いくら異教徒のお祭りだとは言え「わざわざ12月24日にやらなくても」とも思うんですが、未確認情報ながら、どうもトルコ中銀は「イスラムの暦=ヒジュラ暦 ≒ 太陰暦」で金融政策の会合開催日を決めているらしく、わざわざ12月24日に開催と言う事では無いようです。

毎度おなじみエキゾチックカントリーもさすがに少なくなってまして、21日月曜日パラグアイ、23日水曜日タイ王国、24日木曜日エジプトなどが予定されております。イスラム教徒が大半のエジプトは、いくら異教徒のお祭り(以下略

12月23日水曜日午前8時50分、日銀が10月28~29日に開催しました金融政策決定会合の議事要旨を公開予定です。会合直後の発表でも目立った反応も無かった回でして、年に4回だけ金融政策決定会合の終了と同時に公開される「経済・物価情勢の展望(展望リポート) 」で「成長率・物価見通しを下方修正」してましたが、これも議事要旨に直接関係してくるとは思えません。おそらく、議事要旨公開されてもスルーされるかとは思いますが、クリスマスを前にして株も為替も商いが薄くなっているでしょうから、そこを突いて狙ってくる可能性は全く無いわけではなく、その場合、何か公開されるタイミングと言うのは仕掛けやすい時刻です。そこだけ注意しておきたいと思います。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日21日月曜日は特に目立った注目指標がありません。

明日22日火曜日午後4時に英国の四半期経常収支、同じく午後4時に英国の四半期国内総生産(GDP)確定値、午後10時半にアメリカの四半期国内総生産(GDP)確定値があります。いつものように、四半期GDP確定値は極端に動かなければ完全スルーとなるかと思います。深夜24時にアメリカの中古住宅販売件数、リッチモンド連銀製造業指数、米コンファレンスボード(全米産業審議会)が発表する消費者信頼感指数があります。深夜24時は動きが大きな時間ですし、それぞれ別分野の指標が集中発表となるため、どれか当たればいいな?的な感じはします(笑)。

23日水曜日午後10時半にアメリカの個人所得と個人消費支出(PCE)など個人収支関連指標の発表があります。この指標が今週一番の注目指標です。また、同じく午後10時半にカナダの月次国内総生産(GDP)があります。他にも午後10時半にはアメリカの耐久財受注があったり週次の新規失業保険申請件数があったりしますが、それぞれ個別に発表になっていればそれなりに注目指標ではあるものの、個人所得とPCEと一緒に発表のため、もったいない(笑)。深夜24時に米新築住宅販売件数の発表と、いつもなら金曜日に発表されるミシガン確定値が、今週は金曜日がクリスマスのため、この日の深夜24時に発表されます。

24日木曜日、午後10時半にカナダの住宅建設許可件数が発表されます。まだ北米は24日の午前中でして、クリスマスイブは24日の日没からとなりますので正確にはクリスマスイブでは無いのでセーフです。何がセーフなのか?は分かりませんが(笑)。カナダを含め、アメリカや英国などの証券取引所の多くは24日が時短営業となっているところが多くなっております。

25日金曜日、この日世界は日本とトルコの指標発表を待っているだけの日[独自研究? ] 日本トルコ連合が天下を取る日となります(笑)。午前8時半に日本の失業率、有効求人倍率、企業向けサービス価格指数、東京都区部消費者物価指数、午前8時50分に経済産業省発表の小売業販売額、午後2時に日本の新築住宅着工件数、午後4時にトルコ統計局が発表する設備稼働率、午後5時にトルコ中銀が発表する製造業信頼感指数となってます。正直言って、失業率と有効求人倍率以外は注目指標として取り上げた事が無いレヴェルの指標なんですが、とにかく羅列したいので書いてみました。


 

とりあえず、年内の取引をどのようにするのか決めました。今週は、24日木曜日の午後3時までをもって終了とします。来週は、28日月曜日から通常通り始め、年内の取引を30日水曜日の午後3時で終わりにしようと思います。例年は、もう少し早く取引を切り上げていたんですが、今年は年末年始を家で過ごすためギリギリまで取引が可能でして、どうせ家にいるからそれでいいかな~と言う軽い感じで決めました。まあ、ヘッジファンドやっているわけでもありませんから誰かに報告するまでも無いんですが、どこかで宣言しておきますと、ズルズル抑止効果があるかな?と(笑)。

 

さあ、クリスマスを直前に控え、まだ少し足りないと思う分は今週稼いで本番を迎えればいいだけです。クリスマス直前まで、精一杯がんばりましょう。


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