FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/08/31 月曜日

2020年第36週の月曜日です。

本日の早朝オセアニア時間ですが、ドル円だけでなく、全体的に若干ドル高で始まりました。最近多い「ドル高な感じ」ではなく、明確に全体的にドル高での開始は久しぶりのように思います。

理由としては、安倍首相辞任報道による円買いから始まったドル売りが、若干行き過ぎだと土日で頭を冷やした皆さんと、先週末のニューヨーク株式市場の高値引きによる、本日の東京市場の上げ期待なんかもあるのかもしれません。

それにしても、ダウの回復ペースが早いですね~ あの底まで行った今年春の下落から超長期持ち用として買っている者としては、もうちょっとゆっくり上昇でもいいんですが。ここまで短期で急上昇しますと3万ドルの壁への当り方を見極めて、何か短期の作戦を挟む方がいいのか悩むところです。 


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で9月1日火曜日午後1時半に、豪中銀RBAが今後の金融政策と政策金利を発表します。恐らく何も無い、というのが市場の皆さんの共通した見解でありまして私もそう思うんですが、量的緩和(QE)の拡大こそ今回はなかったとしても、QEに関する何らかの言及があるかもしれません。先週豪州政府が11年債を210億豪ドル分起債すると報じられた件もありますし、今後は豪州政府とRBAの親子間でのマッチポンプお金貸し借り加速か?みたいな(笑)。

今週、主だった中銀の金融政策発表はRBAくらいでして、これ以外にも中銀の金融政策発表としては、8月31日月曜日ブルガリア,コロンビア、9月1日火曜日チリ、9月3日木曜日ウクライナなどエキゾチックカントリーと呼ばれるところの予定だけになっております。

また、3日木曜日早朝3時に米地区連銀経済報告いわゆるベージュブックが公開されます。ベージュブックが何なのかは、過去に何度も何度も何度も何度も書いておりますので詳細は省略しますが、このベージュブックが次回FOMCで議題のたたき台になるため、利上げ利下げの予想が難しい時などにはこのベージュブックでドッカ~ンと動く事もあります。そうは言っても、最近は動かないときの方が多いので軽視しがちですが、もうそろそろ何かありそうな気がしてしまい、毎回毎回起きて待ってしまったり。ただし今回も COVID COVID COVID~~~となっているのは容易に分かりますので、発表されたら COVID や CORONA が何回登場しているのかカウント(以下略) ⇦ 今回はここまで、日付を除き完全に7月13日月曜日のコピペ

 

本日8月31日月曜日はロンドン市場がイングランドの休日(サマーバンクホリデー)で休場になっております。なにしろバンクホリデーって言うくらいですから金融機関はお休みでして、金融機関がお休みなので一般企業は営業してても効率悪いのでお休み、お休みの人が多いため小売店は繁盛するので営業、でも、バンクホリデーなのでお役所は休む大義名分が無いためオープンしていると言う歪(いびつ)な休日です。また、あえて「イングランドの休日」と書いたように英国全土の祝日ではありません。いつでも独自路線を貫くスコットランドだけは8月第一週にサマーバンクホリデーとなってます。

祝日絡みでいきますと、来週9月7日月曜日がアメリカにおいて勤労感謝の日(レイバーデー)となっており、今週末の9月4日金曜日はアメリカの皆さんが三連休を前にして浮足立つため、ちょうどこの日は雇用統計の発表日にもなっているわけですが、三連休を前にして市場の値動きにどの程度影響出てくるのか見極める必要がありそうです。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は月初を含む週となっているため指標の数はかなり多くなってまして、値動きに良い影響があればいいのですが。

本日8月31日月曜日、午前8時50分に日本の鉱工業生産があります。そろそろ、コレにもなんか反応してくれてもいいんじゃないかと(笑)。午後9時にドイツの月次消費者物価指数(CPI・HICP)・速報値が発表されます。最近は、ドイツの経済回復が話題になる事が多く、CPIだからと言うよりも、ドイツだからと言う話題性で高数値が出た場合にはユーロ上昇が期待できるかもしれません。

明日9月1日火曜日、この日はマークイット社による製造業購買担当者計指数(PMI)確定値の集中発表日になっております。午前8時半に日本の失業率など雇用関連指標が発表されます。注目点は失業率より有効求人倍率でして、前回値が1.11、事前の市場予想では1.05~1.10程度となっておりますが、もしかしたら1.00を割る可能性があるのでは無いかと噂もあり、仮に1.00を割るような事があれば数字どうのこうの関係なく、マスコミによる大騒ぎっぷりで反応がありそうです。まあ、1.00割らなくても大騒ぎするんでしょうけど(笑)。午後4時55分にドイツの失業率など雇用関連指標、また、午後6時にはユーロ圏の失業率などが発表になります。午後11時にアメリカのISM製造業景況指数の発表があります。直前15分前の午後10時45分にはマークイット社によるPMI発表もありまして、マークイット社によるものは確定値の発表ではあるのですが、僅かでも数値の変動でもあれば全米供給管理協会(ISM)発表の方にも変動があるのではないか?との先行指標となりそうなため、今回は午後10時45分からパソコンの前で正座して待っている必要がありそうです。

2日水曜日午前10時半に豪州の第2四半期国内総生産(GDP)の発表があります。前日1日に豪中銀RBAによる金融政策発表が終わっているわけですが、当然RBAはこの未発表GDPの数値も事前開示を受けた上で金融政策委員会での決定をしているでしょうから、発表された金融政策とGDPの数字があまりにもアンマッチですと、GDPの数字がどうのこうのよりRBAの金融政策への不安から、豪ドル相場や豪州株式が動く可能性があります。午後3時にドイツの月次小売売上高の発表があります。アメリカほどは消費依存の社会とは言えないドイツですが、それでも注目のドイツですから油断できません。午後9時15分に米ADP社による全米雇用レポートが発表されます。正直言って、この発表で動くかどうかは、発表された数値が前回値や事前の市場予想と極端な乖離があるか、あるいは直前の雰囲気だけです。

3日木曜日、 この日はマークイット社によるサービス業購買担当者計指数(PMI)確定値などの集中発表日になっております。午後6時にユーロ圏の月次小売売上高が発表されます。午後9時半にアメリカの貿易収支、同じく午後9時半に米週次失業保険申請件数,継続受給者数午後11時には米ISM非製造業の発表があります。

4日金曜日、今週金曜日の状況は正直言って市場の反応がどうなるのか全く想像つかず、いつも以上に当日になってみないと分からないと言う感じです。午前10時半に豪州の月次小売売上高が発表予定ですが、数字に変化があり、市場に動く気があれば動くかもしれません(笑)。午後9時半にアメリカの雇用統計、同じく午後9時半にカナダの失業率など雇用関連指標が発表になります。アメリカの失業率は10%を切る市場予想が大勢を占めてまして、ゆえに、仮に10%を切らなかったら大事(おおごと)になるかもしれず、その辺りが今回の雇用統計で大相場を作れる可能性でしょうか。もちろん「アメリカの雇用が悪化してでもボラ上がれ~~~」とか思っているわけではありません、よ?本当に、ほんと、よ?(笑)。それと毎度の事ながら、カナダの指標での加ドルの値動きには期待しております。今週はミシガンさんとかもなく、以上で今週は終わりです。


 

土曜日に週間天気予報を見た時には、火曜日の最高気温が30度を切っていたんです。それが、今朝見たら⇩

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tenki.jp

アーカイブ ⇨ 2020/08/31現在

ああ、30度切るのは無しになったのね。そして、またしても台風が近づいてきている事ですし、しかも大型とか言われてまして⇩


tenki.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

今週の関東は多少の雨予報があったとしても、台風が近づいている沖縄・九州の皆さんからすると「気温高いくらいでガタガタ言うな!」と言われそうです。

秋に近づくと、本州にも台風がやってくる事になるでしょう。日本は自然災害が多いと言うのを忘れないように、今から秋の台風に関東の我々も備えておく必要があるかと思います。

今週も一週間、がんばってまいりましょう。


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