FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/04/20 月曜日

2020年第17週の月曜日です。

本日早朝のオセアニア時間は、どの通貨ペアも前週末の終値近辺からのスタートとなっており、前週末との乖離はほぼ無かったようです。ただ、いつも以上に閑散とした状況で流動性が極端に悪くクソほどスプレッドがでかかったようです。

もっとも、月曜日早朝のオセアニア時間開始直後から取引するなんてするわけも無く、別に構わないんですが、「プライス提示できません」と言う某中欧のD銀行の方がマシなのか、ポンド円でスプレッド189pipsとか提示していた某北欧のS銀行の方がマシなのか(笑)。 


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、日本の皆さんにおなじみなところとしては、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で本日4月20日月曜日午前10時半に中国人民銀行が事実上の政策金利としているローンプライムレートを発表予定です。現状4.05%ですが、事前の市場予想では20bp(ベーシスポイント)の引き下げで3.85%との見込みです。また、22日水曜日午後8時にトルコ中銀が今後の金融政策を発表予定でして、政策金利は現状が9.75%、事前の市場予想では50bp引き下げの9.25%となっております。正直、ここまで長期間に渡って右肩下がりのトルコリラが、なぜここまで日本人の皆様に人気なのか謎なんですが、やっぱり業者の宣伝が上手なんでしょうか。アメリカだったら捕まるレベルの広告も多数あり、金融庁の中の人にはもっともっと頑張ってもらいたいと思います。

これ以外にも今週は金融政策発表が非常に少なく、毎度おなじみエキゾチックカントリーで22日水曜日にパラグアイ、23日木曜日にウクライナ、24日金曜日にロシアなどが予定されている程度です。ロシアと言えば、つい先日からロシア中銀が金(Gold)の購入を止めた事が私の中でもっぱらの話題ですが、今週は金融政策の変更でも注目しておきたいと思います。

21日火曜日午前10時半、豪州中銀RBAが4月7日に開催した金融政策会合での議事要旨を公開します。多分、なにも発生しないかとは思います(笑)。ただ、ニュージーランドドルとのバランスに少しだけ注目はしておきたいと思います。

 

直接、金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、23日木曜日にEU首脳会談がテレビ会議で行われる予定です。

www.consilium.europa.eu

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議題的には「新型コロナウイルスどうするよ?」しか無いわけでして、金融市場的には、前回の会議で決定した「大規模な投資」が具体的にどうなるのかに注目しており、何も進展が無いとユーロの投げ売り、何か進展があるとユーロ買いとなりそうなんですが、現時点で金融市場の皆様を納得させられるだけの「何か」が果たして引き出せるのかどうか。あるいは「どうせ何も決まらないだろう」と言う諦めモードの中で、ちょっとした進展があっただけでユーロ買いが発生するかもしれない可能性もあり、事前の報道なども含めて23日木曜日夕方前くらいから、24日早朝はユーロの値動きに注意した方が良さそうです。願わくば一方通行的な大きな値動きを(笑)。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日20日月曜日、特に目立つ指標はなく、午前8時50分に日本の貿易収支がある事くらいはオマケで書いておきたいかなと思います(笑)。

明日21日火曜日午後3時に英国の失業率など雇用関連指標の発表があります。注目はアメリカであれだけフィーバー中の失業保険申請件数でして、前回は1万7千件程度だった英国ですが今回は30万件を超えるだろうと言う予測をするエコノミストも多く、果たしてどうなる事やら。午後6時にドイツとユーロ圏のZEW景況感指数の発表があります。こちらは前回3月の時に双方ともマイナス50近い数字を出しておりまして、今回更に悪化しますと、数字の大きさのインパクトから市場が反応する可能性もあります。午後9時半にカナダの小売売上高が予定されてます。2月の数字ですので、そこまで悪い数字が出ないかもしれませんが、逆に2月なのに事前の市場予想を下回るような事がありますと、続く3月なんてどうなるんだろう?と言う最悪を想定したケースとして、発表された数字以上にカナダドルが売られるかもしれません。午後11時にアメリカの中古住宅販売件数があり、アメリカの経済を牽引する重要な住宅指標ですので、これも現状ではいつも以上に注意が必要です。特に新築の数字より、中古中宅の数字は「現在持っている住宅の流動性」に関わるため重要となってます。

22日水曜日午後3時に英国の物価指数集中発表があります。いつもなら消費者物価指数(CPI)を注目したいのですが、なにせこの新型コロナウイルスによる経済グッチャグチャの中で、物価の伸びとか、インフレ率とか、金融政策にはぶっちゃけ何の影響もないためどうでもいい感じです(笑)。もうちょっと世の中が落ち着いたら重要なんでしょうが、もしかしたら現状では若干物価が下がるくらいの方が歓迎されているのかもしれません。午後9時半にカナダの消費者物価指数(CPI)が発表になります。英国のCPI発表を「そんなの関係ねえ」とか言っておきならがアレなんですが、カナダは私が好きな国、好きな通貨なのでCPI発表も注目してます(笑)。

23日木曜日、この日はマークイット社による主要国の購買担当者景気指数(PMI)の発表が予定されております。前月と比べてのアンケート調査ですので、もしかしたら上向きな数字が出てくるかもしれませんが、あくまでも最悪だった前回との比較ですので、仮に高い数字が出ても楽観はできません。市場の皆さんもそれくらいは分かっている、ハズ、なんですが~、もしかしたら単に数字の強弱だけで丁半張ってしまうお馬鹿な博打打ちな市場参加者がいるかもしれませんので、PMIの発表時間は注意しておいた方が良さそうです。午前8時豪州、午前9時半日本、午後4時15分フランス、午後4時半ドイツ、午後5時イタリア、午後5時ユーロ圏、午後5時半英国、午後10時45分米国となっております。午後9時半にアメリカの週次失業保険申請件数が発表予定でして、もうあまり驚かなくなってきている大量人数の発表ですが、今週も500万人近い新規申請者数と、継続受給者は1700万人に達するのではないかと予想されております。これ、多少数字がブレて増加(悪化)してもあまり市場では反応が無さそうですが、もし大きく減る事でもあったら、そっちの方が食いつきが良さそうです。まあ、現状の産業停止状態のアメリカではそんな事も無さそうですけど。午後11時にアメリカの新築住宅販売件数が発表されます。

24日金曜日、午前8時半に日本の消費者物価指数(CPI)が発表されますが、どうせこれはスルーです。赤字にする必要もありません(笑)。ただ、それでもハードカレンシー4強中第3位の日本円を擁する日本国の消費者物価指数ですので、敬意を払うために羅列だけしておきます。午後3時に英国の小売売上高の発表が予定されてまして、これは正直言ってきつい数字が出るのでしょう。事前の市場予想も現時点ではエコノミストによって随分と開きがあり、FX業者の指標一覧にある市場予想はあてになりません。午後9時半にアメリカの耐久財受注、そして午後11時にミシガンさんの確定値があり今週は終了です。 


 

昨日は本当に暖かく、東京は半袖でも大丈夫なくらいでした。が、今日は一気に冷えるようでして、

tenki.jp

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更には、週半ばから気温が低くなるとか。

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それってつまり、火曜日もしくは火・水曜日くらいしか気温が上がる日が無いって事ですよね?その、コンビネーションでの予報ではなく、まとめてもらった方がありがたいような気もするんですが。

新型コロナウイルスで大変なこの時期に風邪なんてひいてしまったら大変です。新型コロナウイルスの疑いだけでなく、風邪で弱ったところにウイルスがやって来たら感染の可能性はグッと高くなってしまうでしょう。

今週も寒暖の差で風邪などひかぬように気をつけ、頑張ってまいりましょう。


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