FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/03/08 戦績

 2018/03/08 木曜日 戦績

USDJPY         +62,400円

EURUSD        +115,922円

GBPUSD        +146,003円

AUDUSD         +15,994円

USDCAD         +48,739円

EURJPY        +175,600円

GBPJPY         +76,500円

AUDJPY         +11,200円

CADJPY         +49,300円

EURGBP         +20,667円

TOTAL         +722,325円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +3,663,982円

 

月間戦績(03月)

TOTAL       +8,724,211円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL      +76,746,456円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +977,074,772円

 

ナニ待ちだか、タニマチだか知りませんが、全然動かないの(笑)。

日本時間で昨日早朝4時、米ベージュブックが公開されました。もう今から27時間半以上前の事ですので忘却の彼方の皆さんも多いかと思いますが、実はベージュブックの公開は昨日です(笑)。内容的には前回と8割以上同じ感じでして、市場と言えばドル円が申し訳無さそうな程度に動いた事を除きますと、完璧に無反応。スルーとか動意なしとかの言葉で片付けられない「無反応」っぷりが凄かった。

そんな今回のベージュブック、1つだけ面白い記載がありまして、

Four Districts saw a marked increase in steel prices, due in part to a decline in foreign competition.

全米のうち4地区では、鉄鋼価格の上昇が見られました。理由の一つとしては、外国との競争が減少したことによります。

f:id:fxse:20180309072716p:plain

と、各地区連銀の報告を元にしてまとめた「ナショナルサマリー(全連銀の報告概要)」に書かれております。

このベージュブックですが、

This report was prepared at the Federal Reserve Bank of San Francisco based on information collected on or before February 26, 2018.

このベージュブックは、サンフランシスコ地区連銀が 2018年2月26日までの情報を元にしてまとめたものです。

f:id:fxse:20180309072732p:plain

昨年2017年、鉄鋼価格の事について同じようにナショナルサマリーで指摘したベージュブックは何回あったのだろうと調べてみましたら、

2017年9月

Input and materials costs generally increased, most notably for freight, lumber, and steel.

仕入れ価格や原材料費は全体的に上昇したが、特に顕著だったのは輸送費、木材、鉄鋼でした。

2017年5月

Rapidly rising costs for lumber, steel, and other commodities tended to push input costs higher for some manufacturers and the construction sector.  

木材、鉄鋼、およびその他の原材料の急激なコスト上昇が、製造事業者や建設事業者にとって原価を押し上げる原因となりました。 

と、この2回でして、いずれも鉄鋼価格が上昇している事を示唆しております。また、各地区連銀の報告では、クリーブランド地区連銀、リッチモンド地区連銀、シカゴ地区連銀が鉄鋼価格が大好きでして、2017年のベージュブックで何度も何度も「鉄鋼価格ガー、鉄鋼価格ガー」と指摘しております。そのご指摘、ぜ~んぶ「鉄鋼たけえんだよ!」って言う内容です(笑)。 

 

トランプ大統領が海外との競争激化で価格競争に苦しむ米国の製鉄メーカーを守るために、その結果として米国の安全保障を守るために鉄鋼やアルミニウムに関税を掛けようと頑張っております。そうなんだ、そうです。

ちなみに連邦準備制度理事会理事や地区連銀総裁のうちで既に発言している皆さんの意見では、およそ関税反対の方が多数のようです。まっ、FOMCの土台になるベージュブックで「鉄鋼価格ガー、鉄鋼価格ガー」とご指摘されてる皆さんですから。 

 

こうなってきたら、別に関税掛けようが輸入制限しようが、私にとって直接の損得が無い以上はどうでもよくなってきた(笑)。いや、むしろ市場を混乱させてくれたらボラ(値動き)が揚がっていいんじないか的な方に・・・・・・


 

昨日のメインイベントでした、欧州中銀(ECB)の金融政策発表ですが、金利に関しては事前予想の通りに据え置き決定です。最近、いろいろと綻(ほころ)び出している感じが見受けられるEU圏の経済状況を受けると、利上げする時では無い事くらい私にでも分かります。 

欧州中央銀行(ECB) 現状 市場予想 結果
政策金利  0.00%  0.00%  0.00%
預金ファシリティー金利 -0.40% -0.40% -0.40%

金融政策内容としては今までの発表と大して変わらず、ただ、テーパリングと言われている金融緩和終了への道筋を最近は示唆していたのにも関わらず、声明文の中で「必要なら規模を拡大する」と言う言葉だけは無くなったものの、量的緩和の延長を記載してあったため、その部分を意識して発表直後からユーロが買われました。

f:id:fxse:20180309072746p:plain

その後行われました会見におきまして、マリオちゃんドラギECB総裁がいつものようにノラリクラリと発言を始めまして、遂には、

ん? 政策の変更について? 
あんま話さんかったわ(笑)。

と言ったところユーロだだ下がり⇩

f:id:fxse:20180309072802p:plain

 

若干これ、読めていたと言うか、パターンだったと言いますか。その割に、昨日の数字がボロボロなのは、

リスク回避した結果です(笑)。 

いやあ、攻めるところは攻めませんと数字が取れないと言うのが身に沁みた冷たい雨の降る3月の深夜でした・・・・・・ 


 

指標、いろいろありましたが、せっかく表作ったので羅列だけしておきます。 

日本国第4四半期(10-12月) 前回値 市場予想(中心値) 結果
GDP2次速報
(前比)
+0.1% +0.2% +0.4%
GDP2次速報
(前期比年率)
+0.5% +1.0% +1.6%
GDPデフレーター2次速報
(前比)
 0.0%  0.0% +0.1%
日本国1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
経常収支 +7972億円 +4734億円 +6074億円
貿易収支 +5389億円 -6955億円 -6666億円
英国2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
RICS住宅価格 +7% +7% 0%
豪州1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
貿易収支 -11.46億AUD +1.60億AUD +10.55億AUD
中国2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
貿易収支 +203.5億USD -57.0億USD +337.4億USD
日本国2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
景気ウォッチャー調査
現状判断DI
49.9 50.5 48.6
景気ウォッチャー調査
先行き判断DI
52.4 51.7 51.4
ドイツ1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
製造業受注(前比) +3.0% -1.8% -3.9%
カナダ2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
住宅着工件数 21.62万件 21.50万件 22.97万件
カナダ1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
建設許可件数(前比) +4.8% -1.5% +5.6%
新築住宅価格指数(前比)  0.0% +0.1%  0.0%
米国 週次 前回値 市場予想(中心値) 結果
新規失業保険申請件数 21.0万件 22.0万件  23.1万件

 

世界中を巻き込んで大問題となっておりました、米国の鉄鋼関連関税ですが、ついにトランプ大統領が命令書に署名しました。

www.bloomberg.co.jp

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特に市場は混乱する事なくやり過ごした感じでして、今後の米国や各国の対応待ちと言ったところでしょうか。

また、上のブルームバーグの記事でもありますが、

カナダとメキシコについて、地域的に重要な同盟国であり北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉における米国の交渉相手であるという位置づけから適用除外とすることに同意した。また、他の貿易相手国も関税適用除外を求める選択肢があり、同盟国は関税が安全保障への打撃となることを示せば適用除外となる可能性がある。

結局はカナダとメキシコは適用除外、それ以外にも「安全保障への打撃となることを(こっちから)示せば」適用除外になる可能性もあると言う事で、随分と高飛車なので、いっそ日本はそのまま静観して頂き、高精度な日本の鉄鋼を輸入してもらわなくてもいいくらいの感覚で行って欲しいかな~、みたいな。いや、最近は日本もいろいろあったんだった忘れてた(汗)。

 

さっ、今日は米雇用統計です。結局、こいつ待ちかよって感じもあるんですが、仕方ありません。


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2018/03/07 戦績

 2018/03/07 水曜日 戦績

USDJPY        +263,900円

EURUSD        +100,536円

GBPUSD        +215,249円

AUDUSD         +21,450円

USDCAD         +36,188円

EURJPY         +72,900円

GBPJPY        +153,100円

AUDJPY         +21,600円

CADJPY         +31,100円

EURGBP         +28,562円

TOTAL         +944,585円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +2,941,657円

 

月間戦績(03月)

TOTAL       +8,001,886円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL      +76,024,131円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +976,352,447円

 

またもや、例のトランプ大統領が強引にも推し進めようとしている鉄鋼関税の関係で市場が混乱しました。あの関税に当初から大反対している、米国家経済会議(NEC)委員長のゲーリーコーン氏が、自らの役職を辞する事で強く抗議したものです。

www.nikkei.com

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実際には「クッソ!やってられかっよ(# ゚Д゚) 」と捨て台詞を吐いた事は予想できますが(笑)。⇦ いや、笑ってる場合じゃないです。

これに強く反応したのは円でして、逆にハードカレンシー(鉄板通貨ー)相互の通貨ペアの中では対円通貨ペア以外は無反応と言う結果。つまりは、コーン委員長が辞した事で市場の混乱と言うよりは「よく分かんねえから、とりあえずリスク回避で円買っておこうぜ」と言う事なんでしょうね。

 

リスク回避で買うならこっち⇩の方が(笑)。

www.cmegroup.com

あるは、こっち⇩か(笑)。

www.nikkei.com

  

あの一瞬の大相場としては、あまり数字が取れませんでしたが、イベント続きで値が動きづらくなる頃合いとしては、良い刺激になったような気はします。もっとも、米国家経済会議委員長が突然の辞職を持ってしてまで得たかったほどの刺激ではありませんが。 


 

指標ですが、昨日のメインどころは北米勢だけでして、と言うか米加の指標はどれも比較的重要な指標ばかりでした。

米国2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
ADP全国雇用者数 +23.4万人 +20.0万人 +23.5万人
米国第4四半期(10~12月) 前回値 市場予想(中心値) 結果
非農業部門労働生産性
確報値・前期比年率換算
-0.1% -0.1%  0.0%
単位労働コスト
確報値・前期比年率換算
+2.0% +2.1% +2.5%
米国1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
🚩貿易収支 -539.0億ドル -550.0億ドル -566.0億ドル
カナダ1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
🚩貿易収支 -30.5億加ドル -25.0億加ドル -19.1億加ドル

注目だった貿易収支は、米国が赤字幅拡大、カナダが赤字幅縮小と言う結果になっておりまして、トランプ大統領は「ほら見ろ!ほら見ろ!」と大はしゃぎ大騒ぎしている事でしょう(笑)。

市場は冷静で、貿易収支の直前にありましたADP全国雇用者数が市場予想を大きく上回った事で若干のドル買いに傾斜したことの方が反応が大きかったほどで、貿易収支への反応を見ておりますと、市場的には鉄鋼関連への関税課税が当初の発表通りに行かないと言う意見が強くなってきているのかもしれません。


 

日本時間で日付が変わった深夜0時に、カナダが政策金利を発表しまして、結果としては予想通りの据え置き1.25%のまま。ゆっくりとした速度で100pips弱の上下運動を、日本時間朝7時の市場日付変更までに完了させてくれました。ベージュブックも反応薄でして、この辺りは明日書こうかと思ってます。

 

本日の欧州中央銀行(ECB)の金融政策発表、明日の日銀金融政策決定会合結果発表、そして雇用統計と、どのように市場が動くおつもりなのかイマイチ予測が難しい感じになってますので、システムトレードと言っても気を抜かないようにしませんと、ある時システムの中の小人さんでは対応出来ない悪魔がやって来るかもしれません。

 

なんか、最近は警告っぽい文章が多いなあ・・・・・・ また以前のように「うひょ~うひょ~」とかバカみたな事ばかり毎日書いていられるような市場環境に戻って欲しいと願ってます。


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2018/03/06 戦績

 2018/03/06 火曜日 戦績

USDJPY        +239,500円

EURUSD        +186,303円

GBPUSD        +470,966円

AUDUSD         +35,729円

USDCAD         +84,396円

EURJPY        +143,500円

GBPJPY        +221,600円

AUDJPY         +18,300円

CADJPY         +14,600円

EURGBP         8,979

TOTAL       +1,405,915円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,997,072円

 

月間戦績(03月)

TOTAL       +7,057,301円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL      +75,079,546円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +975,407,862円

 

昨日は指標も非常に少なく、心の声をダダ漏れさせますと「イタリアの選挙ネタとかで、ユーロ盛り上がらねえかなあ・・・・・・、いっそポンドも巻き込んで(笑)」とか他人様の国や地域の褌(ふんどし)で相撲取ろうなんて考えておりましたら、まさか自分の国が巻き込まれるとは(笑)。

 

昨日、日本時間で午後8時10分過ぎに発表されたましたこちら⇩

www.sankei.com

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この、韓国と北朝鮮の首脳会談開催合意ニュースが市場で伝えられますと、東京時間後場から欧州でのリスク回避とか言いながら買われていた円が一気に売られまして、経済系ニュースは「北朝鮮を巡る地政学的リスクが後退」と書き立てます。

結果として随分と円が売られる事になったのですが、メインであろうドル円に関しては、前日からの流れで付けていた東京時間前場中の高値を、この大騒動で超える事はありませんでした。むしろ、若干落ち着きますと全戻しに近い状況です。

f:id:fxse:20180307064525p:plain

 

この円売り「市場の見方」と言うよりも、恐らくは今回の会談結果を受けて売買するように組まれたモデル系の円売りでしょう。特にクロス円での円売りが大きくは、欧州連合がアメリカの関税に対する対抗措置報道なども一緒に材料視されたのか、ドル円以上の値動きでした。

f:id:fxse:20180307065721p:plain

f:id:fxse:20180307065724p:plain

ちなみに、最も激しかったのは欧州通貨では無く、豪ドルや加ドルなどの資源国通貨の皆様ですが、こちらは逆に対米ドルで買われたため

 

トランプ大統領、実はあまり面白く無いんだと思います。結果で言えば、オリンピックの時から見てもアメリカおざなりの中で進んでますから。

www.sankei.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

 

そして、そんな発表がありました前日3月5日に発表されましたこちら⇩

www.sankei.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

記事に間違いが無ければ、この写真が撮影されたのは2月25日、オリンピックの閉会式があった当日です。何時間で25日なのかはハッキリしませんが、衛星写真と言う事で世界標準時で25日でしょうから、オリンピックの閉会式の当日とみていいでしょう。 

北朝鮮は過去に何度も非核化の約束を反故しております。中日新聞が書く「非核化への道を確実に」と言う意見も、もっともだなと。 

www.chunichi.co.jp

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市場は値が動く材料があれば何でもいい的な感じがありますので、あまり期待感を持たずに、方向感も持たずに、事態を見極めたいと思ってます。 


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2018/03/05 戦績

 2018/03/05 月曜日 戦績

USDJPY         +43,400円

EURUSD        +106,237円

GBPUSD        +130,599円

AUDUSD         +24,406円

USDCAD         +45,976円

EURJPY        +110,700円

GBPJPY         +97,300円

AUDJPY          +5,500円

CADJPY         +14,600円

EURGBP         +12,439円

TOTAL         +591,157円

 

週間戦績(当週)

TOTAL         +591,157円

 

月間戦績(03月)

TOTAL       +5,651,386円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL      +73,673,631円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +974,001,947円

 

ドル円だけ見ますと、先週の週初スタートと同じような値動きをしておりまして、ちょっと笑ってしまうくらいです。一旦、どこまで下に行かれるか確認した後で上昇、先週2月26日月曜日は116.30付近までしか攻められない事を確認して上昇、今週は115.30付近までしか攻められない事を確認して上昇、円高下振れは今週も気を付けないとならない展開かもしれません。

 

週初のユーロを混乱させる可能性がありましたドイツの連立問題も、連立の是非を問う党員投票を行っていた社会民主党が、現在のメルケル首相を擁立しているキリスト教民主・社会同盟の両党連立に加わると言う面白くもない結果となったようです。

www.bloomberg.co.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

www.nikkei.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

 

イタリア総選挙の結果も大勢は昨日中に予想されておりまして、混乱する事態になるであろう「一党が過半数の議席を持つ状態」にはならず、連立しないと何も決まらないし、連立しないと何も否決できない状態(笑)。

www.bloomberg.co.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

www.sankeibiz.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

笑ってる場合では無いのですが、価値観がバラバラ多様な国ですと、どこかが過半数議席を獲得してなんでも決めていってしまうと、支持しない人たちからは「独裁」と言うレッテルを貼られて、そのうちカタルーニャのような事態になっていくのでしょう。連立で過半数となってさえいれば、とりあえず、どうしても必要な事に関しては決まっていくと言う事のようです。

ところで、こんな記事もあったんですが、これは一体何を主張したいんでしょうかね?動機は書いてあるので分かるんですが、ちょっと意味が分かりません(汗)。

www.sankei.com

リンク切れ時 ⇨ 記事 写真1 写真2 写真3

 

こんな政治的なイベントがあったからなのか、あるいは元々動く気が無いからなのか分かりませんが、昨日のユーロは指標も盛り沢山だったんですが指標はスルーと言った最近多い状態でした。 

スペイン2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
サービス業PMI(確報値) 56.9 56.5 57.3
イタリア2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
サービス業PMI(確報値) 57.7 57.3 55.0
フランス2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
総合PMI(確報値) 57.8 57.8 57.3
サービス業PMI(確報値) 57.9 57.9 57.4
ドイツ2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
総合PMI(確報値) 57.4 57.4 57.6
サービス業PMI(確報値) 55.3 55.3 55.3
ユーロ圏2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
総合PMI(確報値) 57.5 57.5 57.1
サービス業PMI(確報値) 56.7 56.7 56.2

まっ、PMIは普段でもあまり意識されないんですけどね(笑)。ついでにポンドに関しても発表直後に大きく動く事は無く、若干下げ過ぎた分を戻る切っ掛けになったくらいのソロ~っとした上昇でした。

英国2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
サービス業PMI 53.0 53.3 54.5

ユーロ圏の小売売上高と米国のPMIも、指標として発表はされていたんで、一応載せてみましたってだけです(笑)。

ユーロ圏1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
小売売上高(前比) -1.0%  0.3% -0.1%
小売売上高(前比)  2.1%  2.1%  2.3%
米国2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
総合PMI(確報値) 55.9 55.9 55.8
サービス業PMI(確報値) 55.9 55.9 55.9

 

トランプ大統領が、先日こんなこと言ってるんですが

 貿易戦争は有用、勝つのも簡単

jp.reuters.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ 

 

この発言が、随分と昔にありましたこちらの噂に被って仕方ありません。

任天堂の倒し方、知らないでしょ?オレらはもう知ってますよ

web.archive.org

まあ、これ自体も出典や発言者がハッキリしない「面接官が言っていた」と言うレベルのものなんですが。 

 

日本時間で日付が変わり本日深夜0時を過ぎてからのドル高は、果たして米国債利回りの上昇だけで上がったのか、大きなイベントを控えて、割りと今日の東京時間からの値動きが重要になるかもしれません。 


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2018/03/05 月曜日

昨日、全国的に非常に気温が高く、なんと東京でも20度を超えておりました。このまま気温がどんどん上がり、完全に春となる、な~んて甘いことを私も考えておりませんが、それでも一歩一歩確実に春に近づいているのが感じられた日でした。

積算温度のグラフを見せられて「春が近づいてます」とか言われましても「あ~そう」ですかって感じです(笑)。やっぱり、肌で感じられる気温になりませんと、春が近づいてると言う気持ちになれません。 


 

とりあえず欧州での各種選挙や投票結果を受けても、本日月曜日の市場は比較的落ち着いてスタートした感じです。先週末、なぜかポジション持ったままになってしまった方も、とりあえず一安心と言ったところでしょうか(笑)。 

 

さて今週の注目点ですが、日本時間で3月8日木曜日早朝5時にあります、米地区連銀経済報告(ベージュブック)の公開がナンバーワンかなと。雇用統計を注目点のナンバーワンにしなかったのは、市場の目が労働環境から経済成長率に移って来てる感じがしまして、それは恐らくFRB議長の交代が一番大きな部分かと思います。つまり、次回3月下旬に開催されるFOMCの土台となるベージュブックの方が、市場ではより重要度が高く評価されるのでは無いかと考えております。私が考えているだけです(笑)。

その次が、3月9日金曜日の東京株式市場前場終了後からお弁当食べ終わったくらいまでの間に発表されると思われる、日銀金融政策決定会合の結果発表です。なんと、雇用統計が注目点の2位にもなりませんでした(笑)。最近、チョロチョロと出口戦略をチラ見させ始めた黒田総裁、今回の会合では何か騙る語るのではないかと考えております。発表が12時25分までにされませんと、もしかしたら、それだけで大きく値を動かく可能性もあったりします。

お次が、3月8日木曜日にあります、欧州中央銀行(ECB)の金融政策発表と、それに引き続き行われるドラギ総裁の会見です。ドラギ総裁が、経済成長が鈍化してきている事に懸念を示している事で、今まで強気だったECBに陰りが出てきているのは間違い無く、その辺りをどのようにまとめて来るのか、あるいは誤魔化さずに方向修正して来たら市場が大きく反応する事になるでしょう。別に混乱する事を期待しているわけじゃ、ねえ?(笑)。そして、最後4つ目の注目点としまして、米雇用統計と言った感じです。

本日、英国メイ首相が議会でEU離脱に関する声明を発表する事になっておりますが、先週末に発表しました内容に近い感じになるかと思いますので、大きく異る部分や詳細な内容でも無い限り、市場に与えるインパクトはそれほど無いかと考えてます。ただ、他に材料が無ければそれだけでもイッてしまうのが為替ですしポンドですから、注意だけはしておかないと思います。

 

今週の指標ですが、色々あるようでそうでも無いような(笑)。日本時間で本日から明日に変わった瞬間、米ISM製造業景況指数が発表されますが、先週の製造業が良かったので上手くするとドル買い要素になるかもしれません。明日6日は、豪州中銀が政策金利を発表となってまして、据え置きはほぼ決まりでしょうが声明で何を言うのか、あと7日の早朝にあります豪州中銀ロウ総裁が講演で何を言うのか、どちらかと言えばロウ総裁の講演の方が気になります。

7日水曜日、米貿易収支が発表になります。関税うんぬんで市場を大混乱に陥れた米国の貿易ですから、ここはちょっとした数字のブレで大きく値が動くかもしれません。むしろ、値が動く事を期待していると言った方が正解かもしれません(笑)。それと、8日には中国の貿易収支が発表になります。普段はあまり意識しない中国の貿易収支ですが、今回ばかりはトランプ大統領の思惑に引っかかりまして、中国の貿易収支で米ドルが反応する可能性もあるので注意しないとならないのですが、発表時間がいつものようにまだ分からないってのが、どうよ・・・・・・

 

そんな感じで、大きなイベントが、どん!どん!といくつかある中、割りと細かい指標やイベントが分散している週になってまして、大きなイベントで反応が薄かった場合にも、細かい指標やイベントが引き金になる可能性もあるので、それぞれの結果を楽観視しないように気を付けないとならないかと思ってます。

まっ、私としてはシステムの中の小人さんたちに今週も頑張ってもらえれば、それだけでいいので、「思ったり」とか「考えたり」とか、してるだけ。思ったり考えたりして、それで何かするわけでは無いんですけど(笑)。

ああ、一つだけ実行するとしたら、大混乱になりそうなイベントや指標の前に、システムを一旦止める程度でしょうかね。ただ、システムを止めたとしても、実際には止める必要が無かったと言う事がほとんどでして、何回かシステムを止めて助かった時もあるのですが、全部合計してみますと「全く止めてなかった方が累計すると利益残ってた」と言う結果となっております。それでも今後もそのまま続くとは考えず、リスク取るならリスク回避のスタンスで行きたいと考えてます。


 

冒頭の続きになります。 

人の感覚っていい加減で、毎日毎日0.1度づつ日平均気温が上昇して1ヶ月で3度、真冬から真夏まで6ヶ月で18度も気温が変化しても、毎日その変化に気がつく人はまず居ないでしょう。そんなフラットな気温変化を把握出来ていたとしたら、気象に興味があってグラフでも書いている人だけかと思います。

為替や株に代表されるような金融市場も同じで、1日で大きく値が動いた日なんかは普段興味も無いような方も「凄いね~」くらいの関心は持つわけです。我々のように、為替を日々取引している者が「先週は107円台から105円台まで突入した」とかビッグニュースのように話しても、恐らく一般の方々は「へえ~、ああ、そう」などと、興味すら持ってくれないかもしれません。

 

気象庁や民間気象予報会社から「今年の桜の開花は、例年より遅くなる」と言う発表が随分と前から出ておりまして、つまりそれは「今年は春が来るのが遅れる=暖かくなるのが遅くなる」と言う事になります。桜は積算気温で確実に開花が予想出来るそうですから、グラフと毎日にらめっこしていれば分かるでしょう。 

我々は為替や株、日経先物などの指数先物、原油や穀物などの商品先物のグラフと毎日にらめっこしているわけでして、ドル円が数ヶ月掛けて10円動いても興味もないような方々とくらべて、知識と言うアドバンテージがあるわけです。せっかくそのアドバンテージがあるのですから自分なりに分析して、今後の市場の流れに対して予想をしませんと勿体無いと思います。

 

桜の開花が積算温度で確実に予想出来ると研究した人のように、何がどうなったらドル円が100円行く可能性が高いのか、何がどうなったら100円行かずに上昇に転じる可能性が高いのか、そこ追求しないとせっかく為替や株など金融市場に興味を持ったのに、そのアドバンテージが活かせずに実に勿体無いと思います。

例え発見した法則が擬似相関であったとしても、我々は純数学やってるわけでは無いんですから、「風吹いて桶屋が儲かる」なら「風が吹く度に、毎回毎回桶屋の株を買えばいい」って事です(笑)。

 

さて、今週も一週間、桶屋の株を買うチャンスを見つけるため、がんばってチャート書き書きしましょうか(笑)。 


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