FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/03/03 戦績

 2018/03/03 土曜日 戦績

USDJPY        +175,500円

EURUSD        +319,689円

GBPUSD         +43,159円

AUDUSD         +11,933円

USDCAD         +36,037円

EURJPY        +171,300円

GBPJPY        +241,200円

AUDJPY         +59,100円

CADJPY         +47,900円

EURGBP         +21,263円

TOTAL       +1,127,081円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +8,312,923円

 

月間戦績(03月)

TOTAL       +5,060,229円

 

月間戦績(02月)

TOTAL      +35,806,725円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL      +73,082,474円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +973,410,790円

 

【本日のこのエントリーは、予約更新となっております。】

毎週の事ですが、土曜日の戦績は、日本時間で金曜日から土曜日に日付が変わり早朝まで、ニューヨーク時間で金曜日の夕方市場終了までの取引です。


 

数字的には非常に喜ばしい週でしたが、政治や経済的に言えば微妙な週が終わりました。いや、ようやく終わりましたって感じでしょうか。ドル円は、2016年11月から約1年4ヶ月ぶりに105.50を割り込みまして、オカルトチックなテクニカル分析で無くても、100円ちょうど近辺を付ける可能性を考える時に来た感じがします。

 

それにしても、北朝鮮問題も全然解決してませんし、今週末にはイタリアの総選挙やドイツで社会民主党が連立協定の党員投票を行っていた結果の発表があります。明日からは中国で人民代表大会が開催ですし、メイ首相がEU離脱声明を発するのも明日の予定です。いやあ、政治的な注目点が多すぎて、一体どうしたらいいのかって状況になってきました。

どうしたらいいのか分からない=判断付かないのはプロの皆さんも同じでしょうし、そうなったらイベント発生の度に円に逃避される可能性も考えておかなければならないかと思います。

 

こんな混沌としてしまったご時世にもかかわらず、トランプ大統領は、まさか自ら新しい問題を作ってくれるとは・・・・・・ 

仮にWTO提訴されて負けたとしても、そこまで時間が掛かりますし、その間は有効なわけです。だったら逆に、米国も大部分を輸入に頼っている鉄鉱石に対して、世界の80%以上の鉄鉱石を産出する、オーストラリア・ブラジル・中国・インド・ロシアが、米国への鉄鉱石輸出の制限を行ったり、輸関税を掛ける対抗措置に出たとしたら、それをWTOに米国が提訴しても解決までには時間が掛かるわけでして。今回の件は、自国の産業保護と言うよりも、票田のためのポーズに世界を巻き込んでいるような気がしてなりません。

昨日も熱く語ったのですが、農業の方をなんとかした方がいいと思うんですけど。大部分がド田舎で構成されているアメリカさん、農業大切だと思いますけど。 


 

さあ、誰が待っているのか分かりませんが、お待ちかねと言う事になっておりますCFTC の IMMポジションです。毎週火曜日現在の数字を集計して米商品先物取引委員会(CFTC)が週末に公表しております「シカゴIMM」ポジションです。書くことが少ない日曜日の更新に、ブログのスペースを埋めるのに非常に役立ちます(笑)。

 

IMMポジション(2018年02月27日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 44,539 141,190 -96,651 +11,687
EUR (099741) 238,287 100,310 +137,977 +11,851
GBP (096742) 62,924 50,237 +12,687 +4,884
RUB (089741) 18,591 1,511 +17,080 -346
BTC (1330E1) 3,389 5,222 -1,833 -225
金Gold (088691) 251,981 72,263 +179,718 -11,204
原油 (067651) 823,435 119,331 +704,104 +14,738

 

IMMポジション(2018年02月20日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 45,634 153,972 -108,338 +7,171
EUR (099741) 229,273 103,147 +126,126 -1,163
GBP (096742) 57,953 50,150 +7,803 -7,137
RUB (089741) 17,568 142 +17,426 -364
BTC (1330E1) 3,630 5,238 -1,608 +267
金Gold (088691) 257,205 66,283 +190,922 +15,316
原油 (067651) 804,138 114,772 +689,366 -22,895
(前週分を一見してわかりやすくしておくため、青字にしてあります)

さすが、円ショート(ドル円で見たらロングポジション)は減ると思っておりました。予想よりも減少分が少ないくらいですが、先週の火曜日現在と言う事を考えますとこんなものでしょうか。ここで円のネットショートが減る事によって、大口の皆さんが円高になるだろう方向に傾斜してきたのが分かります。

先週も掲示しましたが、こちら⇩過去分をまとめた下書きページでして、ここ見ただけでも1月下旬からは順調に円のネットショートが減っているのがわかります。

fxse.hatenablog.jp

先日「ポンド買う!」と宣言したポンドちゃんですが、ここ最近は順調に値を下げておりまして、ドルコスト平均法で買うのにメリットになっていると言う感覚ではおります。大口さんも一応は同じようにポンド買いと言う判断をしてくれているようで、これ見て心落ち着かせております(笑)。

 そして、我が愛しのルーブルちゃん。まっ、まだ、まだまだ、まだ売り時じゃ無い、そう天からの声が聞こえてます。⇦ 遂に今週、聞こえてると断定した(汗)。 


 

この一週間は、ほんと色々ありました。世界の政治や金融市場でもそうですが、実は私の個人的な方でも忙しいイベントがありまして、ここでようやく落ち着ける感じなんです。落ち着いた状態で、雇用統計週を迎えられるのはありがたいのですが、できればこの一週間の大混乱状態を落ち着いて迎えられていた方が、より良かったかな、みたいな(笑)。 

贅沢は言ってられません。システムの中の小人さんが頑張ってくれただけでも、ありがたいと思っております。日曜日はゆっくり休んで、また月曜日から頑張っていきましょう。 


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2018/03/02 戦績

 2018/03/02 金曜日 戦績

USDJPY        +461,400円

EURUSD        +632,705円

GBPUSD        +134,228円

AUDUSD        14,462

USDCAD         +29,127円

EURJPY        +406,500円

GBPJPY        +539,900円

AUDJPY        +118,600円

CADJPY        +146,400円

EURGBP         +49,537円

TOTAL       +2,503,935円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +7,185,842円

 

月間戦績(03月)

TOTAL       +3,933,148円

 

月間戦績(02月)

TOTAL      +35,806,725円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL      +71,955,393円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +972,283,709円

 

昨日、日本時間で早朝にありましたトランプ大統領の関税発表を受け、直接影響がある鉄鋼株だけでは無く、株式相場全体を含みありとあらゆる市場が騒然となり、収束する様子が見えません。既にカナダやメキシコなど北米自由貿易協定(NAFTA)加盟国の強い反発は当然としても、欧州連合(EU)が対抗措置の発動を示唆、中国も最近なにかと噂の華春瑩外交部報道官を投入して辛口の反撃を行っております。

日本は現時点においては高レベルでの発言を行っていないようですが、この手の問題に関しては慎重には慎重を期して当たる必要があり、可能な限り明言を避け、万一必要な場合にはお得意の「懸念の表明」くらいにとどめておいた方がいいのかなと個人的には考えます。

トランプ大統領が言う「強い国を維持するために、鉄鋼業を守らなければならない」と言うのも分からない事も無いんです。もし世界大戦でも勃発した際には、鉄鋼業を中心とした重工業が十分機能していない事には、長期戦になればなるほど不利になります。そこまで行かずにも、やはり重工業は国を支える基幹産業です。

 

同じ国を支える基幹産業として農業もありますが、こちらは現在でも各国が関税を中心とした直接の保護政策を行ってまして、私としたら農業の方こそ、よほど関税問題が大きいような気がするんですけど。他国が行った関税に関する報道はニュースで大きく取り上げられますが、実は日本のチョコチョコとやってまして、昨年なども牛肉の輸入が多くなりすぎたのでセーフガード発動と言う伝家の宝刀を抜きまして、もともと38.5%だった米国産の牛肉に対する関税率を、昨年2017年8月から今年2018年3月まで限定で50%に引き上げている最中です。

ちなみに、日本で最近はメジャーになりましたオーストラリア産のオージービーフに関しては基本ベースが生肉29.9%、冷凍27.2%でして、将来的には生肉23.5%冷凍19.5%まで引き下げられる事になっております。仮に大幅に輸入が増えてセーフガード発動となった場合にも、米国産の牛肉の基本ベースである38.5%までしか上がりません。

当たり前ですが、無闇矢鱈とオーストラリアだけ優遇しているわけでは無く、当然ですがオーストラリアは逆に日本に優遇してくれている部分もあり、トレードオフとも言えます。このお互いのトレードオフを最終的な段階まで持って行きますと、フリートレード、つまり完全な関税の撤廃となるわけで、それを太平洋地域の多くの国の間で行おうと言うのが環太平洋自由貿易協定 = TPP なわけです。

TPPが発効する目処が立ってきた現在、将来的にはオーストラリアのオージービーフは更に安く市場で買える時代が来るでしょう。その時に、日本の産業として畜産を守る必要があれば、輸入牛肉を扱う業者や小売店からの利益増に対する納税を使い、日本の畜産をどう守っていくのか考えるのが国の仕事です。場合によっては、畜産から他の業態へ転換してもらうために補助金政策も必要になるかもしれません。

 

関税を使って喧嘩腰で自国産業を守るのか、輸入が増える事で競争力が低下する自国産業の保護は国内問題として取り組むのか。今回のアメリカの鉄鋼製品に対する関税問題は、FTAありきで進んでいる世の中でどう判断されるのか、非常に注目しております。

 

と言う事で昨日の為替市場は、円が買われました&ドルが売られました。

以上終了(笑)。


 

せっかく指標の結果を作っておいたので、これ⇩貼っておきますね。 

日本国1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
失業率  2.7% 2.8% 2.4%
有効求人倍率 1.59 1.60 1.59
東京都区部2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
消費者物価指数(前比)
生鮮食品除く
+0.7% +0.8% +0.9%
ドイツ1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
小売売上高指数(前比) -1.1% +0.7% -0.7%
英国2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
建設業PMI 50.2 50.5 51.4

 

ユーロ圏1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
生産者物価指数(前比) +2.2% +1.6% +1.5%

 

カナダ12月 前回値 市場予想(中心値) 結果
GDP(前月比) +0.4% +0.1%  x.x%
カナダ第4四半期(10-12月) 前回値 市場予想(中心値) 結果
GDP(前期比年率) +1.7% +2.0% +x.x%

 

指標結果って、ホテルの客室や交通機関の指定席のように、その時期が過ぎたら使いみちが無いと言うか意味がなくなるので、指標結果作るのにもイールドマネジメントが必要なのかも(笑)。


 

本日は3月3日と言う事で雛祭りです。我が家にも雛人形が飾ってありますが、最近ではなかなか "家" の事情で大きな雛人形が飾れないお宅も多いかと思います。家の事情と言っても家庭環境とかでは無く、実際の物理的な家の問題です(笑)。実際、雛人形の七段飾りなんかをまともに飾ろうとしますと一部屋専有するくらいの勢いでして、特に都心部のマンションなんかでは難しいかと思います。

雛祭りの日にこう言った比較はどうかとも思うのですが、最近ではお墓参りもバーチャルで出来る時代です。そのうち、どこか田舎の方に雛人形を飾ってもらい、それをバーチャルで体感できるようにして「これ、私の雛人形なのよ」なんて、お友達を集めて雛祭りをするような時代が来るのかなとか最近考えておりました。

あれ?これ、もしかしたらビジネスチャンス?(笑)。 


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2018/03/01 戦績

 2018/03/01 木曜日 戦績

USDJPY        +211,900円

EURUSD        +175,404円

GBPUSD        +123,362円

AUDUSD         +22,067円

USDCAD         +61,777円

EURJPY        +283,100円

GBPJPY        +350,400円

AUDJPY         +79,200円

CADJPY         +86,900円

EURGBP         +35,103円

TOTAL       +1,429,213円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +4,681,907円

 

月間戦績(03月)

TOTAL       +1,429,213円

 

月間戦績(02月)

TOTAL      +35,806,725円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL      +69,451,458円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +969,779,774円

 

このブログは「日本時間で前日の出来事を書く」と言うのがいつものスタンスですので、本来でしたら深夜に日付が変わってから朝までの出来事は、明日のブログ更新での内容となります。ただし、早朝に大きなイベントや事件があった場合のみスタンスを変更し、深夜に日付が変わってから朝までの出来事を書かせていただく場合もございます。

 

そんな感じで、前日ニューヨーク時間のロンドンフィキシングタイムへ向けて、若干の月末進行と思われる値動きがあって以降は、どの通貨ペアも最近の "動意なし" 状態でして、これを "お通夜状態" とも言います(笑)。

日本語では市場が全く動かない様子は「静かな状態」と捉えますが、英語ですと随分と違います。市場に動意が無い静かな状態 = flat market を一言で表すと "congestion" メインでは混雑とか渋滞と言う意味の単語を使います。渋滞して車が動けなくなった様子が、狭いレンジでジリジリとしか動けない様子に見えるのでしょう。ここら辺、言語の違いと言うより文化や考え方の違いなんでしょうが、面白いです。

ちなみに、昨日の東京時間からニューヨーク時間開始くらいまでどれくらい動かなかったのかと言いますと、私がこの下⇩の方で大量に指標結果を用意しておいて「こんなに指標あったのに全然動かなかった」と書こうとしていた事から、およそお分かりいただけるかと。最近は指標結果貼るのにも面倒な日には、外為どっとコムさんの指標結果のページリンクを貼って「そっち見て」くらいの勢いなのに、ネタとして使えそうだと思うと取引していない通貨に対する指標の中国やスイスの指標とか、普段は全く見もしないようなスペインのGDPとかまで引っ張り出して来ます(笑)。 

 

さて、昨日は上でもチョロっと書きましたように、前日のニューヨーク時間の後半で日本時間早朝から東京時間そして欧州開始まで、非常に値動きに乏しい相場となりました。重要指標と言うのはそれほど多く無かったのですが、なにせ購買担当者景気指数(PMI)の発表日ですので数が多い。基本的にPMIと言う指標はマークイット社が調査集計発表までやっているのですが、国によっては政府機関で同じような事をしている場合があります。中国なんかもそんな感じで、中国のPMIには「国家統計局版」と「新財版」があるのはそのためでして、昨日発表の新財版はマークイット社と共同でやっている言わば世界標準版となります。PMIの指標発表の時に「新財/PMI」と書かれていたり「マークイット/PMI」とか書かれているのはそのためです。

 

とりあえず、発表されても市場に即効性のインパクトを与えられ無かった指標の皆さんをお送りします(笑)。

日本国第4四半期(10-12月) 前回値 市場予想(中心値) 結果
法人企業統計・設備投資
(前比)
+4.2% +3.0% +4.3%
中国2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
新財/製造業PMI 51.5 51.3 51.6
スイス第4四半期(10-12月) 前回値 市場予想(中心値) 結果
GDP(前比) +0.7% +0.5% +0.6%
GDP(前比) +1.2% +1.7% +1.9%
スイス2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
製造業PMI 65.3 64.0 65.5
英国2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
全英住宅価格 +0.8% +0.2% -0.3%
スペイン第4四半期(10-12月) 前回値 市場予想(中心値) 結果
GDP(前比) +0.7% +0.7% +0.7%
GDP(前比) +3.1% +3.1% +3.1%
フランス2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
製造業PMI(確報値) 56.1 56.1 55.9
ドイツ2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
製造業PMI(確報値) 60.3 60.3 60.6
ユーロ圏2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
製造業PMI(確報値) 58.5 58.5 58.6
英国2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
製造業PMI 55.3 55.0 55.2
英国1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
消費者信用残高 +16億GBP +14億GBP +14億GBP
ユーロ圏1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
失業率 8.6% 8.6% 8.6%

どうです?この錚々(そうそう)たる面々(笑)。いちいち説明してると日が暮れそうなのでバッサリ省略です。

 

今日の記事はこの指標⇧の皆さんと、この下⇩のアメリカの指標、ぜ~んぶ並べて「ぜんぜん動かねえよ」と言う内容にしようかと思って指標貼り付け祭りの準備を昨日のうちにしたんです。そしたらアメリカの指標のうち、失業保険の申請件数が少なかった事と予想外に個人所得の伸びが維持出来た事など、若干数字が良かったため、ドルが若干の上げ基調となりました。 

米国 週次 前回値 市場予想(中心値) 結果
新規失業保険申請件数 22.2万件 22.5万件 21.0万件
米国12月 前回値 市場予想(中心値) 結果
個人所得(前比) +0.4% +0.3% +0.4%
個人消費支出(前比) +0.4% +0.2% +0.2%
米国12月 前回値 市場予想(中心値) 結果
コアPCEデフレーター
(前比)
+0.2% +0.3% +0.3%
コアPCEデフレーター
(前比)
+1.5% +1.5% +1.5%

それでも、ほんと若干の上げ基調で、ドル円は107円の壁を上に突破出来るわけでも無く、ユーロドルも1.21中盤を下に抜けられるわけでも無くと言う状態です。

ちなみに最近頑張ってるカナダ、昨日は指標の数字こそ良かったのですが頑張れなかったようでして、やっぱり経常収支だと、注目されている時以外は相当の変動が無いと難しいようです。ガッカリだよ!

カナダ第4四半期(10-12月) 前回値 市場予想(中心値) 結果
経常収支 -193.5億CAD -176.5億CAD -163.5億CAD

 

事情が変わってきましたのは、日本時間で深夜0時、いつもでしたら翌日分のブログ記事になる時間帯に発表になりましたこちら⇩ 

米国2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
🚩ISM製造業景況指数 59.1 58.7 60.8
米国1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
建設支出(前比) +0.8% +0.3%  0.0%

もともとISM製造業景況指数は注目度が高い指標ですので、それが市場予想より、更には前回値よりも上回ったと言う事で、昨日そこまでに発表がありました指標の数値が全て市場予想と同じか上回っていた事と合わせてドルが買われます。いや、円が売られます(笑)。主に対円での動きになったのは、ここ最近はどの通貨も円買いに傾斜していた事を考えますとクロス円の同時上昇がユーロやポンドでの対ドルでの値動きを抑えてしまった部分もあるのかなと。

 

昨日は、パウエルFRB議長が先日の下院に続けて上院での議会証言を行いまして、どうせほとんど同じ事を話すのは分かっておりましたので、それほど大きな材料にはならないかと思っておりました。案の定、指標で上がったドル円を援護する程度の材料にしかならず、逆に「賃金上がってる証拠ねえんだよな」的な弱腰な発言に対して揚げ足取られ、予定されておりましたホワイトハウスによる「関税引き上げ発表」の見送りになったため合せ技でドル反落。

その後、ドル上げモードの最中に同調して上げていたニューヨーク株式市場も反落に転じ、欧州の株式市場も見事に全ての市場で下げ基調と言う事態になりました。ああ、たまにネタにされるバルチック指数だけは上げてましたけど(笑)。

 

そして、冒頭で「早朝に大きなイベントや事件があった場合のみスタンスを変更し」と宣言しました事件が発生します。

www.nikkei.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

鉄鋼25%、アルミ10%の関税だそうです(笑)。 

 

実は昨日の昼間から噂は市場に流れておりまして、

www.bloomberg.co.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

でも、まさか本当に鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を掛けてくるとは皆さん思っていなかったのでしょう。私も思っておりませんでした。

 

この噂があった上で、ホワイトハウスが 「関税引き上げ発表」の見送りを行いますとドル売り、実際に発表されると激しいドル売り。

関税引き上げ発表見送っても、発表しても、どっちにしろドル売り、

一体どうしたいのか全くわかりません(笑)。

 

これ、さすがに中国がWTO提訴の構えで来るでしょう。日本は遺憾の意くらいかもしれませんが、普段中国に反発している国の中にも、同調してくる国も多いかと思います。既にカナダが強い不満を表明しておりまして、恐らく在カナダ中国大使館あたりがカナダ政府に対して共闘の申し入れを行っているかと思われます。 

既にカナダは今年の1月10日に反ダンピング関税で米国をWTOに提訴しておりまして、今は60日間ルールである協議機関中でして、その協議機関中に更にコレが来たらカナダとしては・・・・・・


 

最近、米国やカナダを見ていて思うんです。もしかしたら「日本は良い人過ぎる」のかなって。もちろん、諸外国の中でも英国ほど強気になる必要は無いのですが、もうちょっと皆さん、バランス良く出来ませんかね?

 

これで、およそ今週の重大イベントが終わった感じですが、普通の週末金曜日を迎えられるのか、一抹の不安が無いとも言えない感じもします。果たして今日の市場はどう動きますやら。


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2018/02/28 戦績

 2018/02/28 水曜日 戦績

USDJPY        +351,400円

EURUSD        +226,153円

GBPUSD        +181,947円

AUDUSD         +25,442円

USDCAD         +98,206円

EURJPY        +215,600円

GBPJPY        +310,200円

AUDJPY         +39,900円

CADJPY         +54,300円

EURGBP         +46,299円

TOTAL       +1,549,447円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +3,252,694円

 

月間戦績(02月)

TOTAL      +35,806,725円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL      +68,022,245円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +968,350,561円

 

昨日の相場、一言でまとめますと、

今後よくわかんねえから、とりあえず円買っとこうぜ!

と言う感じで、とにかく円買うしか芸がない選択肢が無い状況でした。日経が下落したから?米国債が買われたから?いいえ、恐らく日経や米国債のトレーダーも「だって、円が上がるからこっちが釣られた」って言うでしょう(笑)。

 

ただ、一つ言えるのは「ここに来て急に欧州通貨を買う事を、急に市場が忌避しだした」ということでしょうか。他に大きな材料(ネタ)が無いため、ちょっとした細かい事にも反応している感じもします。

まっ、どうせ来週くらいには、

欧州最高!アメリカ最高!円キャリーいえ~い!

市場の人たちは目先の事しか見えませんから、まるで視野が非常に狭い猫さんが車が視野に入った瞬間に飛び出すような感じです。 


 

指標もボチボチあったんですが、まずいつも扱いが不憫な日本の指標⇩

日本国1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
鉱工業生産(速報値)
+2.9% -4.0% -6.6%

こっ、これは・・・・・・、この数字でスルーなのは、扱いが不憫どころかむしろ評価されているのか?(笑)。 

 

続きまして、いつも発表時間が日本時間で午前9時1分と言う、何も考えないと一瞬意味不明なこちらの指標⇩

英国2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
GfK消費者信頼感 -9 -10 -10

もともと市場予想もマイナス予想でしたし、結果も市場予想と同じでしたし、いずれにしても発表時間が日本時間で株式市場が始まった直後ですからポンドに対する指標としての意味は全く機能しておりません。

それよりこれ、なぜ発表時間がこんな変な時間なのかと言いますと、英国の指標ですから当然英国で発表されるわけで、日本と英国の間には9時間の時差がありますので発表は英国時間で深夜0時1分なんです。そう、発表時間が深夜0時ですと日付を勘違いする人がいるため深夜0時1分にしたと(笑)。噂によると、以前発表する日付を間違えた担当者がいたたため、改善策として深夜0時1分の発表にすることになったようです。いや、もっと良い方法としたら発表時間を昼間にしたらいいと思うんですけど。

 

お次はドイツの指標でして、失業者数と失業率と言う重要な指標です⇩ 

ドイツ2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
失業者数 -2.5万人 -2.2万人 -2.2万人
失業率 5.4% 5.4% 5.4%

昨日あれだけ「欧州におけるドイツの重要性」を説いたのですが、あんまり変化の無い数字に市場はポーカーフェイス。失業者数のマイナス分が市場予想よりも増えているので数字は良くなっているわけですが、やはり大幅な変化が無いと市場にショックを与えるのには不足のようです。

それにしても、アメリカや日本の失業率をいつも見ておりますと、この5%台でも高く感じます。ユーロ圏全体の9%台とかはさすがに「どうよ?」って感じなんですが、世界的には5%台の失業率でも低いくらいなんですよね。もっとも、失業率0%なんて言う社会主義の国もあるわけですが(笑)。

 

最後にもうひとつだけ、シカゴ購買部協会景気指数です⇩

米国2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
シカゴ購買部協会景気指数 65.7 64.1 61.9

一応これもスルー扱いのような感じになっているので、市場に直接与えたインパクトは無かったに近いのですが、それよりも、最近はアメリカや欧州で指標の数字が悪い事が多くなってきているような気がして、そちらの方が若干心配です。

景況感指数のようなものは「そう感じる」と言うアンケート調査の結果を集計する手法ですから、当然ですが超好景気の時にもある一定上は数字が伸びずに、下がる事すらあります。ただ、今は超好景気なのかと言われればそうでは無く、景況感指数のような数字でスルーする事が「この手の数字はそう言うもの」として市場が納得してしまっているとしたら、そちらの方が大局を見誤る原因となりそうで危険のように思います。 まっ、市場の大方が間違ってくれますと、そこをちゃんと見極められたなら大儲けのチャンスなんですが(笑)。 

 

他にもいくつか指標はありましたが、数字自体は外為どっとコムさんとかで見ればわかりやすく表になってますんでそっち見てもらえばいっかな~、的な。

リンクしときますね ⇨ 経済指標 週間予測・速報カレンダー

⇧最近コレばっかり、いや、もうある意味当たり前になってきた(笑)。


 

3月にいよいよ入りました。今週は月初週ですが雇用統計が無く、まさか来週の雇用統計までこのままズルズルするつもりでは無いでしょう(笑)。どこで見切りを付けて動いてくれるのか、いっそ今程度の値動きをしてくれるのでしたら、これ以上大きく動いてくれなくてもいいと言う感じもしないでもありません。 

 ユーロに関しては、今週の日曜日にありますイタリアの総選挙と、ドイツの社会民主党の連立協定党員投票結果が来週の相場に影響ありそうです。

 

あれ?来週の話しなんかして、もう今週の動意は諦めたみたいになってる(笑)。


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2018/02/27 戦績

 2018/02/27 火曜日 戦績

USDJPY         +62,900円

EURUSD        +162,215円

GBPUSD        +127,659円

AUDUSD          +7,309円

USDCAD         +41,077円

EURJPY        +130,700円

GBPJPY        +199,400円

AUDJPY         +17,100円

CADJPY          +2,900円

EURGBP         +39,173円

TOTAL         +790,433円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,703,247円

 

月間戦績(02月)

TOTAL      +34,257,278円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL      +66,472,798円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +966,801,114円

 

ターゲットを決め「これ!」となったら一斉にそこしか見ないのが、金融市場の常です。昨日は、もう完全にパウエルFRB議長の議会証言待ちモードで、朝からピクリとも動かない為替相場(笑)。相場に、こう言った "何か待ち" が入ってしまったら、致し方ありません。

 

正確に言いますと日本時間で昨日に含まれる、26日の月曜日から27日の火曜日に変わった瞬間深夜0時にありました指標⇩

米国1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
新築住宅販売件数 64.3万件 64.7万件 59.3万件
新築住宅販売件数前月比  -7.6% +3.5%

-7.8%

これ、さすがに酷いですよね。住宅関連指標は、特に米国の場合には景気の反映度が高いの注目されますので、普通ならこの程度の数字が出ますと反応しそうなものなんですが、昨日は全く動じず。振り返ってみますと、この辺りから既にパウエル待ちが始まっていたわけです。⇦ これが書きたかったので、遥か30時間以上も前の指標まで引っ張り出して来たわけです(笑)。

 

東京時間、株式市場の前場は上げ基調で引け、日経平均も22,500円を付けるところまで行ったようです。後場にかけては売り先行で前場に上げた分全戻しでしが、それでも前日比 +200円を超えて終了、この間ドル円は上を107.10下を106.80の中で動くだけで、株式相場に影響を与える事も、株式相場から影響が与えられる事も無かったように見えます。実に寂しい・・・・・・

欧州時間に入りましても事態は変わらず、いくつかありました欧州の指標も反応薄でした。もっとも、あまり普段から意識される指標では無かったのと、前回値や市場予想と差異が小さかったため、これが "何か待ち" の時で無かったとしても反応は限定的だったかとは思います。

フランス2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
消費者信頼感指数 104 103 100
ユーロ圏2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
経済信頼感 114.9 114.0 114.1
消費者信頼感(確報値)    0.1    0.1    0.1

 

若干の反応があったのが、さすがドイツの消費者物価指数(CPI)でした。 

ドイツ2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
消費者物価指数(速報値)
+1.6% +1.5% +1.4%

欧州経済の要(かなめ)であるドイツのCPIが悪化していると言う事は、普通の国のCPIが悪化している以上に意味がある事なんです。

欧州を一つの国家として見たら、単にその一つの地域の物価の伸び≒経済成長が鈍化していると言う事で、大した事が無いようにも捉えられてしまいます。それでは、こう置き換えてみたらどうでしょう?「日本で言ったら、東京の経済成長が危うくなってきた」ねっ、危険でしょ? 

欧州の場合、経済的にドイツに依存している国が多数あります。直接的な経済支援だけでは無く、就労場所ともなり輸出先ともなってます。日本で東京の経済が悪化したとしたら、日本国の税収は激減し、0.1%の労働者が東京で職を失うと地方の比では無く、東京で大量消費される事を前提に作られている商品は売れないと言う事になります。ドイツの経済成長が鈍化すると言うことは、欧州にとって非常に由々しき事態だと言うのがお分かりいただけるかと思います。それにしても "何か待ち" の状況でしたので、反応は限定的でした。

 

そして、いよいよ日本時間で午後10時半、パウエルFRB議長の議会証言待ちモードだった市場に「議会証言に先立つ事前見解」が伝えられました。内容は、先日公開されましたFOMCの議事録とほぼ同じ内容だったため、市場では実際の議会証言を待たないと方針は確認出来ないと言う流れになったわけです。

一部ネット上で「緩やかな利上げ」と言う表現に対して「ハト派」との書き込みが多くあったようですが、これは確実に翻訳と伝え方の問題でして、実際の議会証言でも「緩やか」と日本語に翻訳されております「gradual (gradually)」は、議会証言最終段のMonetary Policy のところで4回も繰り返すくらい、力説の立役者になっております。英語と言うか、アメリカ人との会話に少し慣れている方ですと、アメリカ人がどれだけ同じ単語を繰り返し使う事を避けようとしているのかお分かりかと思いますが、それにも関わらずこれだけ繰り返すと言う事は、この単語が持っている押しの強さを表しておりまして同じ緩やかの意味である「slow (slowly)」とは違います。

 

この発表があった直後から若干ドルが売られておりまして、それもまたハト派との印象につながっていたようですが、それはパウエル議長がどうのこうのでは無く、コイツのせいです⇩

米国1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
耐久財受注
+2.6% -2.0% -3.7%
耐久財受注
比・輸送用機器除く
+0.7% +0.4% -0.3%

あ~ぁ(笑)。とりあえず、笑っておこう。 

 

イベントクリアで、今日からまた動意が出てくれるといいのですが。 


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