FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2016/11/22 戦績

2016/11/22 火曜日 戦績

 


 

通貨ペア(11/22)
USDJPY      +227,900円
JPYUSD*     +232,463円
EURUSD       +96,025円
USDEUR*     +103,773円
GBPUSD      +133,434円
USDGBP*     +128,823円
AUDUSD       +28,708円
USDCAD       +17,539円
EURGBP       +15,018円
TOTAL       +983,683円

 

週間戦績(当週)
TOTAL     +1,934,731円

 

月間戦績(11月)
TOTAL   +108,596,157円

 

年間戦績(2016年)
TOTAL   +413,284,486円

 

累計戦績(専業になってから)
TOTAL   +525,870,761円

 


 

昨日、午前6時ころに発生しました地震で津波が発生し、東北の沿岸部では大勢の方が避難され、朝から本当に災難な事でした。ただ、今回の地震や津波で亡くなった方が1人もおられないと言うのは、非常に良かったと同時に誇らしくも感じます。

よく「30センチの津波」「50センチの津波」と言うニュースで「その程度の波なんて、海に行けばいつも」と考えてしまう方も多いかと思うのですが、30センチの普通の波と30センチの津波と言うのは明らかに違いまして、30センチの波は文字通り波が一瞬打ち寄せて終わりですが、30センチの津波は30センチ海面上昇した水の塊が永遠と、通常は10Km以上の長さで襲ってくるんです。

 

つまり、幅1km=1000m の海岸で30センチの普通の波でしたら、波の長さを1mとし、波の形を簡易的に三角柱として計算しますと

 

普通の波(波の全長1m・波の高さ0.3m・海岸線の全長1,000m・三角柱型)

1m × 0.3m × 1,000m ÷ 2 = 150㎥ = 15万リットル = ドラム缶750本分

 

ですが、幅1km=1000m の海岸で30センチの津波でしたら、津波の全長を10kmとし、波の形を簡易的に直方体として計算しますと

 

津波(波の全長10,000m・波の高さ0.3m・海岸線の全長1,000m・直方体型)

10,000m × 0.3m × 1,000m = 300万㎥ = 30億リットル = ドラム缶150万本分 

 

ドラム缶何本分じゃピンと来ないので、オリンピック競技用プール(全長50m × 幅25m × 水深2m =  2,500㎥)と比較しますと

 

普通の波はオリンピックプール 0.3杯分 vs 津波はオリンピックプール 1,200杯分

 

これ、30センチの津波です。海岸線1kmで津波0.1m毎にオリンピックプール400杯分づつ増えますので、10mの津波が来たらオリンピックプール4万杯分の水が押し寄せ、それに流されたありとあらゆる物が行手を破壊しながら更に被害を大きくして行きます。

 

津波警報が出たら、必ず逃げましょう。

 

 

そして今回も「日本で地震=円買い」と言う流れになりまして、ニュースによっては「リスク回避の円買い」と書かれておりましたが、誰だよこの記事書いたの?もうこれ今回の円買いはリスク回避では無く、リスク選好(リスクオン)の短期勝負としか考えられません。

阪神淡路大震災の時こそ短期集中的な円高ではありませんでしたが、その数ヶ月後には当時としては史上最高値「ドル円 1ドル = 79.75円」を付けました。また、この阪神淡路大震災の後に来た円高理由の一つに、保険会社が保険金支払のために円が必要になるので円買いのリパトリエーション(本国送還)があったと言われており、そのため東日本大震災のときは一気に円高が進んだわけですが、実際には外国為替市場で保険会社が数兆円規模の円買いを行ったところで、たかが知れた変動しか無く、なんやかんや言ってネタを探していたに過ぎません。

つまり「本来は地政学的リスクである地震が、日本のあらゆる信用度の高さから考慮されず、円高になっている」と。こうなって来ると、日本国債の格付けの信憑性も疑わしく(低過ぎ)なって来ます。今月13日深夜に地震が発生しましたニュージーランドでは、地震の後も以前から継続してましたニュージーランドドル売りがそのまま継続しておりまして、ようやく一昨日の月曜日に「少しリバウンドしたかな?」程度です。もし、保険会社のリパトリエーションの理論で通貨高があるのでしたら、地震発生直後からニュージーランドドルも買われていなければなりません。

 

と、まあ色々書きましたが、今回の東北地方を襲った地震や津波で人的被害が無かった事は本当に良かったです。

 


 

本日、日本は「勤労感謝の日」の祝日でお休みとなっております。わざわざ宣言することでも無いでしょうけど(笑)。

 

11月にあります2つの祝日「文化の日」と「勤労感謝の日」は、ハッピーマンデー制度が作られた時に何故か移動祝日から除外されているんですよね。

先日、文化の日に(元)輸出専業(id:yuan2)さんも書かれてましたが、この2つの日付は皇室関係の行事に関係する日だったりするのも、移動祝日から除外された時に公式に発表されていない理由の中のひとつとしてあるのかもしれません。

yuan2.hateblo.jp

 

元々は「新嘗祭(にいなめさい)」と呼ばれていた日なんだそうでして、毎度大好き Wikipedia によりますと

収穫祭にあたるもので、11月23日に、天皇が五穀の新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に勧め、また、自らもこれを食して、その年の収穫に感謝する。

 

新嘗祭 - Wikipedia

と言う事でして、つまり収穫祭です。勤労感謝に感謝するのも大切ですが、今はなかなか実際に農作物の成長や酪農を見る機会も少ないので、日本でも収穫祭はやればいいと思うんですけどね。

もう11月23日は勤労感謝の日になってしまったので、他の日にするのか、あるいは勤労感謝の日を別の日にするか移動祝日にしてしまって、11月23日を本来の収穫祭の日に戻した方がいいのか。いや、元々が収穫祭は新嘗祭と言う宮中行事だとすると、11月23日を収穫祭にしようとしたら極端に左側を好む皆さんとかが元気になりそうなので、別の日でもいいです(笑)。

2016/11/21 戦績

2016/11/21 月曜日 戦績

 


 

通貨ペア(11/21)
USDJPY       +41,100円
JPYUSD*      +43,552円
EURUSD       +58,296円
USDEUR*      +53,007円
GBPUSD      +282,201円
USDGBP*     +243,548円
AUDUSD       +18,425円
USDCAD       +92,680円
EURGBP      +118,239円
TOTAL       +951,048円

 

週間戦績(当週)
TOTAL       +951,048円

 

月間戦績(11月)
TOTAL   +107,612,474円

 

年間戦績(2016年)
TOTAL   +412,300,803円

 

累計戦績(専業になってから)
TOTAL   +524,887,078円

 


 

早朝に発生しました地震で東京も少し揺れました。割りと高い階ですと、長~い感じの揺れが先に来て気持ち悪い感覚があるので地震が来そうなのが分かったりします。今のところ大きな被害とかは無さそうなので、良かったです。

 


 

さて、本日はこれから例の朝食会とやらなので、長文での講釈たれは無しでサラッと、サラッと行きます(笑)。

 

ポンド以外、いつもの月曜日よりは若干動きがある程度で、先週からの流れのままドル高にも行かれず、かと言って調整に入る事も出来ないような微妙な地合でした。まあ、その中ではカナダドルと豪ドルなど、資源国通貨と言われる通貨は買われ堅調に推移しました。

そして問題児のポンドですが、日本時間で午後10時26分過ぎに突如一気買いの流れになりまして、そこまでもジリジリと買われておりポジションが買いに傾斜していたから良かったようなものの(汗)。英国のハモンド財務相が何とかかんとか言ったとかとか色々言われておりますが、もう今は何でもいいような状態になっている感じもします。

 


 

さて、昨日ちょっと話題になりましたこちら、

www.bloomberg.com

 

ECB Tells Brexit Banks Not to Rush to Leave the U.K.

英国脱出を希望する銀行に対し「慌てないように」との見解をECBが示す

 

この記事内で、冒頭で僅かに触れる程度に終わっているのですが、非常に重要な部分がありまして、こちら 、

To avoid any potential bottlenecks in the process, policy makers are considering allowing banks to use their U.K.-approved internal risk models for an extended period until euro-area regulators are able to hire more staff and perform their own assessments,

(一連の銀行移転に関する)プロセスが滞るのを予防するため、ユーロ監督当局が人員を増やし独自に(銀行の)評価が可能になるまで、相当の期間にわたり英国で承認されている内部リスクモデルを認めることを当局者は検討している

いつもの事で日本語的に分かりやすくするため、かなり意訳が入っているのですが、つまり「英国から一気にEU内に銀行がやって来ると、銀行免許の審査なんか絶対に滞るから、信用リスクを諮るのに一般的に用いられている内部モデル(資本要件など)に関しては、英国で承認されていたらそれを認めとこうぜ」と言うものでして、実質的に英国の銀行免許を英国がEU離脱した後でも認めざるを得ない状況であると告白しているようなものです。

まあ、信用リスクの評価に内部モデルを使う事は、バーゼル委員会が「どうせ、最適化とか言って資本要件を無理やり引き下げたりするんだから、止めようぜ」とか言い出しておりますが、現時点では他の手法に簡単に切り替えられるワケでも無く、実質的にはこれしか一律で評価する術は無いでしょう。

 

段々と、EUを離脱する英国より、英国に離脱されるEUの方が厳しい立場が露見して来たような気がします。これ、英国としたら一方的に「EUの銀行免許は英国で有効とする」とか宣言できますんで、EUに移った銀行が英国内での銀行業務を継続させるのは容易なんです。

さあ、こう言う問題が次から次へと出てきて、そのうち「早くEU離脱させてくれよ」と言う英国と「ちょっと、もうちょっと待ってくれ」と言い始めるEU。どちらに主導権が来るのか、遠からず分かりそうな感じがします。 

 

あれ、全然サラッと終わらなかった(汗)。

X◯と言うFXブローカー:その1

為替関連のブログをご覧の皆さんは、あちこちのブログでよ~く見かけるであろう、あのX◯と言う2文字目を伏せ字で◯にすると、まるでお酒の銘柄のようになってしまうあのブローカー(笑)。

 

このX◯と言う業者ですが、なぜアフィリエイトバナーがこんなに多いのかといいますと、お客さんを紹介して口座開設が完了し、お客さんが取引する度にずっとアフィリエイトプログラムのキックバックが受けられるんです。最高で、10万ドル1往復取引で10ドルとなってまして、これはドル円ですと10万ドル1pips分です。それとアフィリエイトバナーが多い理由のもう1点、完璧な日本語サイトがあり日本語でユーザーもアフィリエイターもサポートが受けられると言う部分でしょう。

ここ、非常に危険でして、もともとキプロスの業者だったのですが、現在はセイシェルに移転と言うか、全く別法人を作ってサービス移管したのか法的には別物と言う立場を取っております。まるで、アメリカの裁判所から禁止命令を出されたシーシェパードが「オーストラリアのシーシェパードは全く関係無い別法人なので、今後も日本の捕鯨船に攻撃は継続する」と言っている理論と同じでして、キプロスからセイシェルの別法人に変更したのは、日本の金融庁からの徹底した攻撃をかわすためです。もう、ここのX◯はずっと日本の金融庁が追いかけてる業者でして、それだけ金融庁へのクレーム報告も多いのでしょう。所在はどこであれ、日本の顧客向けに営業行為を行っている以上は日本の金融免許が必要と言うスタンスですから、金融庁としてはX◯は放置できません。 

ただ、ここも他の多くの業者と同じように、アメリカ居住者の口座開設は一律断っているのは、アメリカの法律「ドッド=フランク・ウォール街改革・消費者保護法」と言う法律に従っているためでして、もしこれに違反するとアメリカはありとあらゆる方法を使って攻撃してきます。一番効果的な方法として、その業者の国の金融当局に対して警告し、金融当局が対処しない場合は、その国に対して経済制裁を発動させると言う内容を含んでおりますので、どの国でもこれは絶対遵守しなければならないんです。要は、日本の金融庁がナメられているわけです。

 

ちなみに、このアフィリエイトなんですが、1取引ごとにキックバックがある行為は、それ自体がデリバティブ取引による収益になりますので、日本在住のX◯アフェリエイターの方は全員が金融商品取引法違反(無登録営業)となりまして、そのうち上位の者を見せしめ的に取り締まるのでは無いかと思っております。

日本国に住んでいる以上、日本の法律を知りませんでしたでは済みませんし、金融庁がホームページでまで警告を発している業者を紹介し、仲介し、当然にそのアフィリエイトバナーのあるブログなりホームページではこのX◯の推薦をしているでしょうから、起訴されたら有罪となる可能性が高いと思われます。場合によっては、そのページから口座開設をして損をした方から民事賠償請求があり裁判で敗訴した場合、同様の訴訟が続く可能性まであると思います。そう言うの、最近弁護士先生は大好きでしょ?金額的に、司法書士の先生も食いつく可能性がありますし、そろそろサラ金の過払い請求が下火なので新しいネタを探してると思いますし。 

 

この業者に関して、少しだけ解せないと言いますか、わからない部分がありまして、実際にインターネット上によく書かれているような「ストップ刈り」「出金拒否」そう言う行為があるのかどうか、自分で実体験していないので分からないんです。日本在住者に対する営業行為としては金融商品取引法違反は間違い無いのですが、詐欺と言うレッテルまで貼っていいのかどうか、と言う事なんです。

ここのブローカーは見ているだけですと、それなりには体裁を整えている感じはしまして、NDDでは無い事は間違い無いのですが、その点はブローカーとしては何ら問題ありません。逆に、優秀なディーラーさえいれば、ディーリングデスクはあった方が会社の収益性も顧客に対する約定率も高くなりますから。

 

インターネットで調べているだけでは分かりませんので、実質ここをコントロールしているであろう、キプロスの会社に行って話しを聞いて来ようとも思ったのですが、いきなり行って刺されてもいけません(笑)。ですので、ここは一つ口座開設してみようと思います。で、実際に10万円くらい入金し、運用してみて「ストップ刈り」はあるのか?利益が出た後で「出金拒否」はあるのか。そこら辺を検証してみたいと思います。

アフィリエイトに関しても検証したいので、海外に住む誰か知り合いにアフェリエイターになってもらいまして、検証したいと思ってるのですが、香港やシンガポール、当然アメリカも駄目ですし、フランスも、英国も、豪州も、とにかくしっかりした国はどこでも違法っぽい感じなんです。検証するなら、アフィリエイトも含めて検証しませんと、意味がありません。

ここ、スキャルピングOKしてますので、アフィリエイトと組み合わせて、徹底的に損益0になるような取引を継続して、アフィリエイトへの課金だけじゃんじゃんして行くとどうなるかと言うのも、試してみたいんですよね。当然、スプレッドがありますから、失敗する事もあるでしょうが、流動性の高い時に両建ても使いながらですと、ある程度は継続できそうです。仮に証拠金10万円溶かしてしまっても、アフィリエイトでそれ以上になればいいわけですから。

 


 

戦の前みたいで、ちょっとワクワクするヾ(´∇`)ノ゙

 

2016/11/21 月曜日

本日は11月21日です。あと本当に1ヶ月で、欧米はクリスマス休暇に入る週がやって来ます。今年の外国為替市場での主な取引は残り1ヶ月、あと4週間しかありません。今年も終わりが近づいて来ました。日本でも12月の事を「師走」と言うくらい、昔から慌ただしい時期ですが、欧米のそれは日本など比較にもなりません、特にアメリカ(汗)。

 

今週の木曜日、24日は感謝祭の祝日でニューヨークは証券取引所もお休みになります。そして、よの翌日が例の有名な「ブラックフライデーセール」の日となっておりまして、 数ある「ブラック◯◯」と言う言葉の中で、ブラックがポジティブな意味で使われている数少ない言葉です。このブラックフライデーセール、日本のお正月の初売りなんて規模では無く、有名どころのハイエンドアパレルショップまで半額以上は当たり前で、8割引とか9割引の商品まで用意しており、開店時間は通常より早くと言うよりも早朝の3時とか4時、中には深夜0時日付が変わった瞬間にオープンするお店もあったり、近年では「ブラックフライデーイブ」とか日本人のような発想で、前日の夜からセールを開始して夜通しオープンしていたりします。

なぜここまで1日のセールに売る側が命を懸けるのかと言いますと、ここで消費者の心象と言いますか、支持を得たお店が年末商戦を勝ち抜く事になるからなんです。アメリカの年末商戦がどんなものなのかと言いますと、ブラックフライデーからの1ヶ月間で、年間売上の半分を売るんです。さながら、学校制服指定店の新年度前のような感じです(笑)。もし、ブラックフライデーで「この店はダメだ」と判断されますと、この大切な1ヶ月間で売上が取れず、下手すると倒産と言う自体にもなりかねませんから、そりゃ真剣です。

ですから、このブラックフライデーのブラックの意味は「小売店が儲かって、帳簿が黒くなる」と言うところから付いたと言われてまして、数少ないブラックがポジティブな意味で使われている言葉です。黒字・赤字と言うのは日本に西洋式簿記の概念が輸入された時 *1に一緒に入ってきたそうでして、ですので日本でも同じく、利益が出ていると帳簿上は黒、逆だと赤なのはそのためです。

日本も12月が忙しいとか言われますが、日本で小売店が12月に年間の半分を売り上げるなんて事は聞いた事が無いですよね?ですので、アメリカの実質12月として機能するブラックフライデーからクリスマスまでの1ヶ月間は、小売店も忙しく、小売店に納品する業者も、運送業者も、何もかも誰も彼も日本の比にならない過酷な1ヶ月間となります。そしてそれが終わると、みんながクリスマスを祝うために家族で過ごし、今度は営業しているお店を探すのに苦労するほどになります。

 

欧米の企業の決算は多くの企業で1月から12月末までの1年間です。金融関係も例外は少なく、やはり12月が決算期となる企業が多いです。1年間の業績で、評価や昇給が当然変わりますし、予定していた運用益に到達していないマネジャーは自分のクビも掛かっております。予定していた運用益に到達しているマネジャーも、さらに上積みする事で評価やボーナスを目論見みます。

特に今回の12月にはFRBがFOMCにて利上げ決定するのでは無いかと言う期待もあり、それに対する次期大統領候補のトランプ氏(現在でもまだ候補です)がどのような発言をするのかによっても、一喜一憂する展開が予想されております。ボラが高くなる事は、資金運用するマネジャーにとって収益機会ですので、今年の12月は熱い戦いが待っているのでは無いかと思っております。

 


 

今週、指標は微妙な感じの物が多く、今日は早速ですが日本の貿易収支が発表になりまして、今回は数値次第では円売りが入る恐れがありましたので、ちょっとだけ注目しておきましたが、数値的には前回値とほぼ同じ感じで若干の円買いが入りましたが、大した事はありませんでした(笑)。あと、明日の日本時間で22日火曜日午後6時半に英国の財政収支の発表がありまして、これもいつもはあまり意識されない指標ですが、ブレグジットリスクの関係でポンドがナイーブな展開をしておりますので、注意しておくのに越したことはありません。 

注目指標は、日本時間で水曜日深夜0時に発表のある米中古住宅販売件数と同じく木曜日深夜0時に発表のある米新築住宅販売件数のアメリカの住宅関連指標の2つ、水曜日午後10時半に発表のある米耐久財受注でしょうか。その他の欧州の指標などは、よほど良い数字が出ない限り、ユーロ売りが入る指標スイッチとしてしか機能しないかと思っております。

最大のイベントとしては、日本時間で木曜日の早朝4時に公表されます今月頭に行われましたFOMC議事録の公開でして、ここで詳細な内容を把握する事によって、いま市場で織り込まれている12月の利上げがどのくらいの確率なのか、修正される事になります。相場のボラアップとしては、ネガティブな内容で悲観的になっておき、実際には12月のFOMCにて利上げしましたと言う2段ロケットがいいのですが、そうそう上手く行くとは思っておりません(笑)。

 


 

そうそう、23日水曜日は勤労感謝の日で日本はお休みですので、今週は2日働いてお休み、2日働いてお休みと言う、会社勤めの方には嬉しい週ですね。まあ、中には効率が悪くて嫌と言う真面目な方もおられるかとは思いますが(笑)。

 

さて、為替取引をしている以上、否が応でもアメリカさんを意識しておかなければなりません。ここ最近は、世界的な流れを考えて置かなければ、株の取引も難しいグローバル化が究極に進んでおります。 金融の事だけでなく、アメリカの消費者意識まで考えて取引が出来れば、より効果的に収益の女神が微笑んでくれるのかなとも思います。

そんな事も考えながら、今週も一週間頑張ってまいりましょう。

 


*1:日本に西洋式簿記を輸入して広めたのは福沢諭吉先生です。

2016/11/19 戦績

2016/11/19 土曜日 戦績

 


 

通貨ペア(11/19)
USDJPY       +63,700円
JPYUSD*      +65,213円
EURUSD       +11,056円
USDEUR*       +9,454円
GBPUSD       +36,769円
USDGBP*      +28,603円
AUDUSD       +25,888円
USDCAD      △29,447
EURGBP       △4,377
TOTAL       +206,859円

 

週間戦績(当週)
TOTAL     +7,129,349円

 

月間戦績(11月)
TOTAL   +106,661,426円

 

年間戦績(2016年)
TOTAL   +411,349,755円

 

累計戦績(専業になってから)
TOTAL   +523,936,030円

 


 

【本日のこのエントリーは、予約更新となっております。】

毎週の事ですが土曜日の戦績は、日本時間で土曜日深夜0時に日付が変わってから早朝まで、ニューヨーク時間で金曜日の夕方市場終了までの取引です。

 


 

この1週間、CPIやPPIなど通常でしたら発表された数値で大きく値が動く事がある指標発表が多くございましたが、もう、そんなの完全無視で「ドルだけ買っとけばいいや」と言う大きな流れを先週から引き継ぎ、怒濤とも言える一方通行なドル買い相場でして、ドル円で約4円=400pips、ユーロドルで約300pips、ポンドドルで約200pipsほど1週間でドル高が進行しました。

この中で、円とユーロの2つに関しましては、あの米大統領選挙一般投票がありましたこの前の週から、ほぼ売られっぱなしの状況でして、俗に5本足と言われる英国時間を基準にしました日足チャートで見ますと、この2週間の10営業日中でドル円は2日だけ実体の小さな陰線を付けただけで他8日は全てドル買いの陽線日、ユーロドルは10営業日全てがドル買いの陰線日となりました。

ただ、ポンドドルに関しては、この1週間は若干のポンド安となったのですが、その前の米大統領選が行われた週でもポンド買いが進んでおりまして、月足で見た時にドル売りポンド買いが進んでいる陽線なんです。これポンドドルだけでして、私が他に取引している対米ドル通貨ですと、円やユーロはもちろん、豪ドルや加ドルもドル高、そして私が取引していないニュージーランドドルやスイスフランもドル高で進行しております。

ここまで世の中全体の流れでドル高なのにも関わらずポンドが買われている背景には、行き過ぎたポンド安に対する調整と言うテクニカル的な部分だけでは無く、ファンダメンタルズ的な部分が大きく作用しているかと思います。ある種の加熱相場の中で、流れに逆行出来るのはテクニカルだけでは説明出来ません。株で言えば、大暴落の日にストップ高を付けた銘柄があったとして、それが調整と言う言葉では説明がつかないのと同じです。

そのファンダメンタルズ的な解釈としては、アメリカが今後トランプ効果によって経済が上向きになった時の利益享受国になる可能性と、それに付随してもいるのですが、EU離脱がリスクでは無くメリットになりえる部分にスポットが当たってきたのも要因でしょう。また、英国のEU離脱とアメリカのトランプ大統領誕生と言う、事前に大方は予測していなかった2つの事象が、結果として民意は正しい判断をしていたと言う事になりえる可能性を秘めている共通点で、心理的に作用している部分も若干あるとも思えなくありません。まあ、何年かして「クソ!こんなはずじゃ無かった」とか後悔の言葉や、「やっぱりね」とか諦めの言葉が聞こえてくる可能性もござますが(笑)。