FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2022/04/04 月曜日

2022年第14週の月曜日です。

今週から豪州とニュージーランドがサマータイムから標準時(冬時間)に戻りまして、指標発表時間がいままでの夏時間の時に比べ1時間遅くなります。豪州中銀RBAの金融政策発表は午後0時半から午後1時半に、NZ中銀RBNZの金融政策発表は午前10時から午前11時にそれぞれ変更となります。1時間遅くなるため、冬時間から夏時間に変わったときのように「待っていたら1時間前に発表が終わっていた」とかにはなりませんが、それでも自動取引の設定なんかを間違えたりしませんように。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で4月5日火曜日午後1時半に豪州中銀RBAが今後の金融政策を発表します。夏時間の間は午後0時半の発表でしたが、標準時(冬時間)に戻りさっそくの1時間繰り下がりの発表となっております。政策金利は現状 0.10%維持との市場予想となってます。

これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、5日火曜日午後1時半豪州,午後9時ルーマニア、6日水曜日(時間未定)ポーランド、7日木曜日午前11時スリランカ,午後7時セルビア、8日金曜日午前8時ペルー,午後1時半インド、9日土曜日午前7時ウルグアイなどが予定されております。

 

4月7日木曜日早朝3時に、米FRBが前回3月15~16日(現地時間)に開催しました「連邦公開市場委員会(FOMC) 」の議事要旨を公開します。この回は、25bp(ベーシスポイント)の利上げを行っておりまして、今後は大幅利上げがあると予想されていることから、今回の議事要旨で手がかりを探ろうと非常に注目が集まっております。

fxse.hatenablog.jp

7日木曜日午後8時半に、欧州中銀ECBが3月10日に開催しました金融政策理事会の議事要旨を公開します。この回は、政策金利は変更せず、目新しい金融政策の発表も無かった事から発表時には市場へのインパクトが非常に小さかったんですが、それがゆえに議事要旨で何か今後のヒントが無いか探る展開となりそうです。

fxse.hatenablog.jp

8日金曜日午前10時半に、豪州中銀RBAが半期に1度の金融安定性報告書(Financial Stability Review)を公表します。非常に長期的かつ、大局から見た豪州の状況をまとめたものなので、これをもとに急激に市場が動意づくと言う事はあまり無いのですが、今後のRBAの方針が分かりにくい中で、何かの手がかりがあると今回は市場での反応があるかもしれません。一応注意しておいた方がいいかと思います。

今週は金融イベントが少ない事から、FOMC議事要旨の公開もECB議事要旨の公開もいつも以上に注意しておいた方が良さそうです。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日4日月曜日、特に目立って重要そうな指標はありません。強いていうなら、午後11時にあるアメリカの製造業新規受注くらいでしょうか。特に、受注額の浮き沈みが大きな輸送用機械の受注でも伸びていますと、アメリカ復活!USA!USA!となりそうな感じはあります(笑)。

明日5日火曜日、この日はマークイット社によるサービス業と複合の購買担当者計指数(PMI)確定値の集中発表日になっております。欧州やアメリカはPMIで振れやすいため、それぞれの国の発表時間にだけ若干の注意をしておいた方が良さそうです。フランスが午後4時15分、ドイツが午後4時30分、ユーロ圏が午後5時、英国が午後5時半、アメリカが午後10時45分となってます。午後9時半にアメリカの貿易収支の発表があります。今はあまり貿易収支に注視していない感じではありますが、それでもいつ注目が行くのか分からないところが市場参加者の皆様ですので注意しておいた方がいいでしょう。午後11時にアメリカのISM製造業景況指数の発表がありまして、この発表の15分前にマークイット社の同種の指標サービス業PMIが発表されるので、そこからの流れも要注意です。

6日水曜日、この日も注目度合いが高い指標が少ない日でして、翌日早朝3時にFOMC議事要旨公開も控えている事から、仮に注目度合いが比較的高い指標の発表があっても指標では動かなそうな感じもあります。一応、午後6時にあるユーロ圏の生産者物価指数(PPI)くらいが比較的注目度が高めな指標と言えそうです。

7日木曜日、最近ユーロは指標で動く事はあまり無い感じですが、それでも午後6時にありますユーロ圏の月次小売売上高は発表時間が午後6時と言うちょうど動きやすい時間でもあるので気をつけたい指標です。

8日金曜日午前8時50分に日本の経常収支と貿易収支(国際収支ベース)が発表になります。日本の貿易収支は、国際収支ベースと通関ベースと言うのが発表されてまして、今回は国際収支ベースの方です。いわゆる世界中で発表されている貿易収支はこの国際収支ベースですので、他国の貿易収支との比較はこの指標となります。そして午後9時半にカナダの失業率など雇用関連指標が発表になります。今週、私が個人的に注目度ナンバーワンの指標がこの指標でして、せっかく米雇用統計と1週ズレで発表になるのですから、加ドルには大暴れして欲しいところです(笑)。

 

また、金融イベントや指標だけでなく、ウクライナ情勢が非常に流動的になっておりまして、金融に対する影響も大きくなっております。場合によっては、反転しての急変などの可能性も非常に高くなっておりまして、リスク管理には万全を期した方がいい時期かと思われます。なお、レバレッジを低くする事がリスクを低くする事では無いので、その辺りをよく理解してから取引をされる事をお勧めします。執行されるされないは別にしても、必ずストップロスは入れておきたいところです。


 

さて、昨日のブログでもお知らせしましたが、今週から週に1回月曜日のブログ更新とする事にいたしました。ブリグジットの時みたいな凄い事でもあれば、また臨時に更新する事もあるかとは思いますが、今後は基本期に月曜日の更新となります。今後もよろしくお付き合いください。

少し前は「5月頃の気温」とか言われていたのに、ここ数日は急激に冬に戻ってしまったような感じだった東京ですが、週半ばからは気温も上り春らしい陽気になるようでして、今度の土日はお出かけ日和となりそうです。その天気予報を信じて、今週も一週間頑張ってまいりましょう。裏切られそうな気もする(笑)。


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