FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2022/02/14 月曜日

2022年第7週の月曜日です。

日本時間で昨日の日曜日(アメリカ東部時間で土曜日)、アメリカ合衆国のバイデン大統領とロシアのプーチン大統領が電話会談を行いました。

www.bloomberg.co.jp

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1時間程度の会談を行ったと言う事ですが、結果的に溝は埋まらず、溝が埋まるどころかお互いの立場を言い合っただけのような感じです。当然、報道されている内容が全てでは無いのでしょうが、平行線で終わった事がせめてもの救いだと思ってしまうところです。まるで、ロスカット直前レベルまできた口座を手出しできずにボ~ッと眺めているような心境です。⇦ ワラエナイ

 

ところで、いつも疑問なんですが、一触即発状態のような時の国家元首同士による会談とか、最初はどのような言葉を交わすのでしょう。やはり、カジュアルに Hi!! とか、それともフォーマルに Great talking to you again Mr. President. とかお互いに言い合ってから開始なんでしょうか?あるいは、テタテ会談(通訳以外は一切排除した一対一のサシでの会談)でなければ、補佐官などから紹介され「ああどうも」みたいに目だけで会釈するような感じなのかもしれません。気になって仕方ありません。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと日本の皆さんにおなじみなところとしては、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で17日木曜日午後8時にトルコ中銀の発表があるくらいでしょうか。そろそろレジェップ・エルドアン大統領閣下が利下げを後悔し始めているような感じも見え隠れしてきているので、また中銀総裁がクビになるのかな?とか(笑)。大統領の言った通りやらないとクビ、言った通りやってもクビ、なかなか大変な中銀総裁の職であります。

これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、14日月曜日午後8時にウガンダ、15日火曜日午前7時ホンジュラス、16日水曜日午後6時15分ナミビア,午後7時ザンビア、17日木曜日午前3時グァテマラ,午前7時ウルグアイ,午後4時フィリピン,午後6時半ルワンダ,午後8時トルコ、19日土曜日午前6時半ジャマイカなどが予定されております。

 

15日火曜日午前9時半に豪州中銀RBAが前回2月1日に開催しました金融政策委員会の議事要旨を公開します。 この回は量的緩和政策である債券購入プログラムの終了を決めた会合でして、声明文にて「現時点では低金利政策を維持する=利上げは急がず」との内容を受け、一瞬だけ豪ドルが売られその後に豪ドルが買われる流れとなっておりました。

fxse.hatenablog.jp

こう言った細かい部分の判断には、議事要旨が非常に重用されるわけでして、今回の議事要旨公開は注意しておいた方がいいかと思われます。 

17日木曜日早朝4時に、米FRBが前回1月25~26日(現地時間)に開催しました「連邦公開市場委員会(FOMC) 」の議事要旨を公開します。この回は、声明文発表の段階では「ほぼ変更なし」と思われ米ドルは一瞬の行って来いでチャラとなり、その後のパウエル議長会見で利上げ示唆した事で米ドルが買われる流れとなった回となります。

fxse.hatenablog.jp

パウエル議長が会見で語ったような内容が、どれだけ実際の議事で出ていたのかが今回公開される議事要旨での注目ポイントとなりそうです。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日14日月曜日、今日はバレンタインデーです。そんなせっかくのバレンタインデーなのに、残念な事に注目できそうな指標が何一つ存在していない日となっております。バレンタインデー全く関係ないですけど(笑)。

明日15日火曜日午前8時50分に日本の2021年第4四半期国内総生産(GDP)速報値が発表になります。さすがにコレは日本の指標とは言え注目指標でして、株価が大きく影響を受ける可能性もあり、そこから外国為替市場、特に円に大きく影響がある可能性も考えておく必要があるでしょう。午後4時に英国の失業率など雇用関連指標の発表。午後10時半にアメリカの生産者物価指数(PPI)の発表など注目指標がいくつかあります。先週アメリカの消費者物価指数(CPI)で大きくインフレが確認されておりましたが、PPIもまた最終的にはCPIを押し上げる直接の原因となりますので、以前のように「CPIで動いたらPPIはもういいや」と言うわけにはいかない状況であろうかと思われます。

16日水曜日午前10時半に中国の月次消費者物価指数(CPI)の発表があります。CPIですので上海株価辺りが反応しアジア株式市場全体に影響を与え、外国為替市場まで波及する可能性もあるでしょう。午後4時には英国の消費者物価指数(CPI)など各種物価指数の集中発表があります。午後10時半にアメリカの1月小売売上高の発表があり、これが今週の注目ナンバーワン指標となってます。前回は、まさかの前月比割れでしたので、今回はイケるんじゃないかと各社予想は+2.0%弱ほどに集中しておりましてハズレたら面白い結果に(笑)結果に注目したいと思います。同じく午後10時半に裏番組ではカナダの消費者物価指数(CPI)が発表になります。

17日木曜日午前8時50分に日本の通関ベース貿易収支の発表があります。他国であまり発表にならない通関ベースなので過去の数値としか比較できませんが、港ごとの取り扱い高とか見ると、取り扱いキャパに対する現状から上限を見通すとかもできるようです。金融屋さんとしてはそこまで求めてませんが、できるって知ってるだけでもなにか優位に立てる日がありそうな気もします ⇦ コピペ。午前9時半に豪州の失業率など雇用関連指標の発表があります。正直言って、いま豪州は雇用に関してめちゃめちゃセンシティブになってまして、失業率だけでなく労働参加率も、そして、雇用者数増減だけでなく内訳のフルタイム・パートタイムの別まで金融屋さんがツッコんで来る可能性もあります。今回は、避けられるなら避けてしまった方がいい指標発表かもしれません。午後10時半にアメリカの住宅着工件数など新築住宅関連指標の発表があります。最近あまり市場が反応する事がない指標ですが、いつ反応してもおかしくない中型指標ではあります。

18日金曜日午前8時半に日本の消費者物価指数(CPI)の発表があります、が、いつものように「だから何?」的にスルー耐性が強そうです(笑)。午後4時に英国の小売売上高の発表があります。ポンドは、いま何の発表を受けても反応しやすい感じではあるので、特に最後金曜日の指標と言うのは注意しておいた方が良さそうです。午後10時半にはカナダも小売売上高を発表します。アメリカと違いカナダは前回発表になった前月比がプラスであったためなのか今回はマイナス予想のところが多く、カナダ好きとしては微妙なところではあるのですが、まあ、動いてくれたら何でもいいです(笑)。最後、深夜24時にアメリカの中古住宅販売件数が発表になります。まあ、恐らく反応は無いでしょう。

そして、最後おまけで19日土曜日早朝3時にベーカーヒューズ社の掘削リグカウントが発表になります。先週、急激にリグカウントが伸びましてビビるくらいだったんですが、果たして今週の伸びはいかほどになるのか、原油や資源関連大好きな私としては気がかりです。


 

昨日の東京は、お昼くらいから急に冷たい雨が降り始めまして、雪の予報だったものが雨で済みました。ハズレたのではなく、雨で済んで良かったと天に感謝したいところでしゃあるんです、が、冬の雨はとにかく冷たくてたまりません。また今週末には天気が崩れるような予報が出てまして、毎週末ごと晴れの予報とならないのは、出歩かせたく無いからと言う陰謀説?(笑)。

今週も一週間、頑張ってまいりましょう。


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