FX専業 システムトレード日々の戦績

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。

2020/10/26 月曜日

2020年第44週の月曜日です。 

昨日の日曜日、欧州と英国で夏時間が終了し標準時(いわゆる冬時間)へと移行となりました。一番目立つところでは、金融イベントや指標発表の時間が1時間遅くなります。午後3時や午後6時ちょうどに多かったドイツやユーロ圏の指標発表は午後4時や午後7時に、午後8時45分に発表になっておりました欧州中銀ECBの金融政策発表は午後9時45分に、最近はなにかと午後3時に発表される英国の指標集中発表は午後4時になります。冬時間から夏時間に変わり1時間早くなった時のように「待ってたら終わってたでござる」と言うことはありませんからまだ安心です。

欧州は、来年2021年に実施される夏時間をもって夏時間が廃止となります。来年10月末に予定されている夏時間から標準時への変更は、あくまでも夏時間の廃止による標準時への変更と言う事から、正確な意味での夏時間から標準時への変更としたら、今回の実施が最後と言う事になります。

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ちなみに、英国は2022年以降も夏時間を維持する事になっておりまして、EUが加盟国に義務付けている夏時間の廃に抵抗できた事が、ブリグジットして現時点で考えられる数少ない勝利の一つなのかもしれません(笑)。 


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。今週は主要中銀のうち、日銀,欧州中銀,カナダ中銀の3つの発表が予定されております。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で10月28日水曜日午後11時に、カナダ中銀のカナダ銀行が今後の金融政策を発表します。政策金利である翌日物金利誘導目標は 0.25%の現状維持との市場予想となっております。カナダ銀行は金融政策が比較的早い中銀でして、政策金利の変更は市場予想を上回る速度で決定される事が多く、先日8日にカナダ銀行のマックレム総裁がマイナス金利の導入を容認するような発言をしております。今回の会合では政策金利や金融政策に変更が無かったとしても、現状より一歩突っ込んだ討議をする可能性はあります。政策金利の変更が無かった場合でも、発表される金融政策についての内容を確認し、あるいは金融系通信社の速報が出るまでは、金融政策発表直後の取引は控えた方が良さそうです。

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29日木曜日正午前後に、日本銀行が金融政策決定会合を終え、決定した今後の金融政策を発表予定です。政策金利である補完当座預金制度適用利率はマイナス 0.10%の現状維持との市場予想になっております。また、午後3時半からは日銀の黒田総裁による記者会見が予定されております。日銀に関しては、いつも通り(笑)。

29日木曜日午後9時45分に、欧州中銀ECBが今後の金融政策を発表します。政策金利である主要リファイナンスオペ金利は 0.00%の現状維持との市場予想となっております。また、午後10時半からはECBのラガルド総裁による記者会見が予定されております。欧州は新型コロナウイルスによる影響が現状でも色濃く残っておりまして、追加の金融緩和が予想されております。いつもは総裁会見まで動かない事が多いユーロですが、今回は9時45分の発表時点で動く可能性がありますので、十分に注意しておいた方が良さそうです。事前に金融緩和が予想されているため、仮に金融緩和が無かった場合にも「失望」とか言って動きますのでご注意下さい。

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毎度おなじみエキゾチックカントリーでは10月26日月曜日カザフスタン、27日火曜日アルメニア,ジョージア(グルジア)、28日水曜日ブラジル、29日木曜日フィジー,タジキスタン、30日金曜日アゼルバイジャン,ブルガリア,マラウィ,モルドバ,コロンビアなどが予定されております。

 

直接、金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、「英国EU間での通商協議」と「アメリカ大統領選挙」の行方がメインと言うか、他の金融イベントや指標なんて全てぶっ飛ばす勢いです。

また、30日金曜日が週末の月末となってまして、最近流行の月末フローとやらがロンドンフィキシングで発生するとなりますと、欧州と英国が冬時間になったため、今まで金曜日深夜24時だったものが深夜25時(土曜日午前1時)となりますので、狙ってる方は時間にご注意下さい。なお、アメリカは今週はまだ夏時間のため、ニューヨークオプションカットタイムは午後11時のままとなってます。また、月末にかかるため、スポット取引の受渡日を月内最終金曜日にするために2営業日前の水曜日の取引が増える可能性もあり、水曜日の東京仲値や水曜日全体の取引も注意しておいた方がいいかもしれません。


 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日26日月曜日午後9時半にアメリカの新築住宅販売件数があります。先週あれだけ中古住宅の指標が伸びていたため、これで新築住宅の件数も予想以上の伸びを示しますと、アメリカの底力を感じさせてくれます。 発表で金融市場が即反応しなかったとしても、重要な指標と言えます。アメリカの経済について語り合った時に「アメリカの9月の住宅市場の伸び見たらリベンジ消費だけとは言えないんじゃね?」とか発言しますと、相手に優位間違いなしです(笑)。

明日27日火曜日午後9時半にアメリカの耐久財受注がありまして、ここで今重要なのは輸送用機器を除いた前年比です。FXブローカーや金融情報サイトですと、ほとんどがアメリカの耐久財受注は前月比しか発表対象にしておりませんが、新型コロナウイルスでの受注影響が継続して続いている中で、更には航空機の需要が極端に落ち込み逆に陸上輸送への需要が上昇している状況で、それらの特殊要因を除き耐久財受注の現状を正確に把握しやすいのは輸送用機器を除いた前年比でしょう。これも、金融系通信社や市場参加者の多くが注目しないと市場の動きには即反映しませんが「何が本当に重要なのか?本質はなにか?」を常に考えておきますと、あのサブプライムローンショックの発生する前にCDS(破綻リスク取引)を徹底的に契約して巨万の富を築いたような人たちのような「気づき」につながるかもしれません。午後10時に米連邦住宅金融局(FHFA)から全米住宅価格指数、同じ午後10時にS&P社からケースシラー(CS)米住宅価格指数の発表があります。指標発表サイトなどではS&P社から協賛金目当ての指標集計会社がCS米住宅価格指数をメインにしているんですが、こちらは全米の主要都市における実際に取引された様々な物件を集計しているため、現金で購入された物件も、低額物件も高額物件も全て含まれております。対してFHFAが発表する方は公社融資を受けた全米全ての物件が対象となるため、あらゆる都市が含まれている一方、公社融資の受けられる信用力が高い者が購入した物件だけが集計対象となり、当然ですが現金で売買された場合や、信用力が低く民間の金融機関だけで融資を受けた場合は集計に入りません。統計を分析するためには、何がなんでも全ての情報をかき集めればいいと言うわけではありませんが、こう言う事も知った上で指標を見る事は、数字を見て判断する上で必要な知識かと思います。

28日水曜日午前9時半に豪州の第3四半期消費者物価指数(CPI)の発表があります。豪州もいまだにロックダウン祭りを継続している最中の州があり、物価がうんぬん言ってられない状況かもしれませんが、大きな数字の変動がありますと豪ドル相場に影響はあるかと思われます。

29日木曜日午後9時半にアメリカの第3四半期国内総生産(GDP)速報値の発表があります。これ、今週の注目指標ナンバーワンです。前回は前期比年率と言う詐欺みたいな数字でマイナス31.4%と言う凄い数字を出したわけですが、今回は事前の市場予想で前回の数字をそっくりプラスマイナス反転させるようなプラス32%前後を予想するアナリストが多く、今回もまた一般紙を巻き込んで大々的な盛り上がりを見せそうです。それと、力強いアメリカの復活はオレのお陰だ!と言うトランプ大統領の主張も出てくるでしょうから、午後9時半でこの指標関連の値動きが終わりではなく、ニューヨーク時間中は油断できません。

30日金曜日、午前8時半に日本の失業率、午後8時50分に日本の鉱工業生産があります。我が日本は指標の影が薄いので、週に1つくらいは書いておきたいと思います。今週は2つも書いた(笑)。午後4時にドイツの第3四半期国内総生産(GDP)速報値、同じく午後4時にドイツの月次小売売上高の発表があり、前日の欧州中銀ECBの金融政策発表も終わっている事から、EU全体に影響力が強いドイツのGDPや小売売上高と言った注目度が高い指標発表でユーロが動く事もありえそうです。午後7時にユーロ圏の第3四半期圏内総生産(GDP)速報値の発表があります。これが今週の注目指標第2位です。そして午後9時半にアメリカの個人所得や個人消費支出(PCE)など個人収支関連指標がありまして、こちらが今週の注目指標第3位となっております。PCEはいつもなら一番の注目指標となるんですが、さすがにアメリカとユーロ圏のGDPがありますと一段ランクが落ちる感じですが、それでも、週末そして月末のニューヨーク時間に向けてこの指標次第では思わぬ方向に転ぶかもしれません。また、同じく午後9時半にカナダの月次国内総生産(GDP)も発表になります。加ドル好きの私としては外せない指標なんですが、さすがに同じ時間の裏番組でアメリカの個人収支関連指標がありますと、そちらからの影響の方が大きすぎてカナダ自身の指標での動きが観測できなさそうです。最後、午後11時にミシガンさんのなんとか指数確定値があり今週は終了です。 


 

もう10月最終週となってしまいました。毎年この時期になりますと、頭の中はハロウィン一色になるんですが、今年はハロウィンなんて騒いでいていいのか微妙な気になってしまいます。それにしても、ハロウィンが終わりますと、次はクリスマスも年末年始もやって来るわけでして、大騒ぎしないまでもお金使う行事はこれから随分と控えております。そろそろど~んとボラが上がりそうなブリグジット関連や米大統領選挙もありますし、これからの季節に必要な活動資金を稼げるよう、市場の動きに期待しております。他力本願的な部分はありますが、今週もがんばってまいりましょう。 


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