FX専業 システムトレード日々の戦績

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。

2020/08/10 月曜日

2020年第33週の月曜日です。

本日の早朝オセアニア時間は、若干ユーロだけ高いような気がしないでもないような感じでしたが、およそ前週末と同レベルからのスタートだったと言えそうです。

本日は、日本が「山の日」の祝日で東京市場はお休みとなってまして、また、今週は日本でお盆休みの連休に入っているところも多いため、その辺りも影響しているかもしれません。日本以外でも、欧米と言われる地域で夏休みに入っている皆さんも多いため、今週は西側諸国全体で金融市場参加者が少なくなるかと思われます。

クリスマス休暇の時期と同じとまでは言いませんが、株式市場や金融機関自体はオープンしているのにもかかわらず、市場参加者が少ないパターンの場合、全くボラが無くなるのか、ボラが大きくなるのか極端な場合が多いため、今週の取引は十分に注意が必要と言えます。  


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で8月12日水曜日午前11時に、ニュージーランド中銀のニュージーランド準備銀行(RBNZ)が今後の政策金利と金融政策の発表を行います。現時点で、大きな金融政策の変更や政策金利の変更などは無いかと思われますが、最近各国中銀が「仕事してますよ~」的なイイワケのように実施する「量的緩和政策の枠拡大」はしてくるかもしれません。ところで、日銀の行っている国債買い入れはニュースなどで「量的緩和」と書かれますが、他の中銀のやっている国債買い入れは、あまり「量的緩和」と書かれる事が無いように思えます。一般紙より、金融系通信社の方がむしろ量的緩和と表現している事も多いような気がします。一般紙で「国債買い入れ」とか「QE」とか書かれても、読者の皆さんは、それが日銀のやっている量的緩和と同一のものだと認識できないように思えるんですがどうなんでしょう。これって、もしかしたら、あえて「日銀は世界的に見て異端な政策をしている」と印象付けるためなんですかね?(笑)。まあいいや。仮に、RNBZ が LSAP 大規模資産購入プログラム(量的緩和)の規模を拡大したとしますと、通常時なら「経済状況の悪化」と言う事でNZドル的にはネガティブ材料となるわけですが、現状では世界中が経済状況悪化しているわけでして、その悪化を食い止める政策を打ち出す「RBNZマジ有能」と評価され、NZドルが買われる可能性が高いかと思われます。ただ、直前までの市場の雰囲気で見定めるしか無いので、その辺り、金融系通信社による「有識者の発言」と言う名を借りた市場誘導に注意しておく必要があるかと思われます。

これ以外にも中銀の金融政策発表としては、日本の皆さんにおなじみなところでは、14日木曜日早朝3時にメキシコ中銀の発表が予定されてまして、「今回は」と言うか「今回も」利下げを予想するアナリストさんが多く、たぶん利下げされるのでしょう。利下げが無かったら無かったで大きく動きそうですし、発表自体が日本時間早朝ですので「起きたらポジション全部無くなってた。口座がマイナスだった。追証の請求メール来てた。」とかなりませんよう、十分お気をつけください。毎度おなじみエキゾチックカントリーですが今週は少なく、12日木曜日ベラルーシ、13日金曜日セルビア,ウガンダ,エジプト,ペルーなどが予定されております。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日10日月曜日、赤字にするほどの指標もなく、午前10時半ころに中国が消費者物価指数(CPI)の発表を行う程度です。以前は中国の指標発表があると豪州が属国と比喩されるくらい豪ドルが動いていたのですが、最近はどうも軟調でして、そろそろ中国の指標で豪ドルの値動きを追うのは終焉でしょうか。あと、午後9時15分にカナダの住宅着工件数があります。

明日11日火曜日午前8時50分に日本の経常収支と貿易収支が発表されます。特に貿易収支ですが、日本の貿易収支が大きかろうと少なかろうと市場に与えるインパクトなんて高々しれてるので、とにかく数字はなんでもいいので「マイナス」になっていれば「トランプ大統領からの攻撃が緩和できるオプション」として使えますので、今はマイナスである事だけを祈ります(笑)。午後5時半に英国の失業率など雇用関連指標の発表があります。ここのところ、しばらくイレギュラーで午後3時発表でしたので、久しぶりの午後5時半(現地時間で午前9時半)発表です。英国の場合、速報的に失業保険の申請件数から推定した前月の失業率と、ILO国際労働機関の方式に準拠した方法で算出した前々月の失業率が発表されまして、通常はILO方式の失業率が注目されているのですが、ここ最近は失業保険申請ベースの失業率が速報的に注目されている事があり、失業保険申請件数とILO方式の失業率だけ見ていると、思わぬ値動きにやられる可能性があったりします。午後9時半にアメリカの生産者物価指数(PPI)の発表があります。翌日に消費者物価指数(CPI)の発表がありますので、PPIの値が前回値や事前の市場予想と大きく乖離してますとCPIも大きなズレがある可能性が出てきまして、CPIの前座(先行指標)として機能する、んですけどね~ 今はCPI自体があまり注目されていない感じですから、注目度が低いCPIの前座と言われても(笑)。

12日水曜日午後3時に英国の第2四半期国内総生産(GDP)速報値が待ち受けてます。これ、赤字の太字にしてありますように、今週の注目指標ナンバー2でして、いよいよ英国の第2四半期GDPです。前期比で、前回値がマイナス2.2%なんですが、事前の市場予想としてはマイナス20%前後となってまして、仮に市場予想通りだったとしてもポンドの反応が注目されます。どう反応するのか?市場予想通りのマイナス20%程度の数字が発表されたとして、発表直後からポンドが買われる可能性も否定できない歪(いびつ)な市場心理(笑)。また、同時に英国の鉱工業生産など各種生産指数や貿易収支なども発表されますので、それらの指標も併せてポンドの値動きに注意する必要があります。午後9時半にアメリカの消費者物価指数(CPI)がありますが、FRBの意識がCPIに対しては「注視はしているが、2%なんて難しいね~」と言った感じですので、現時点では市場でもあまり注目度が高くなさそうです。ただ、いつその注目度が豹変するのか分からないところが市場の皆さんですので、雇用統計と同じように「過去の栄光」としては扱っておいた方が良さそうです。もっとも、まだ雇用統計ほど落ちぶれてませんけど(笑)。

13日木曜日午前10時半に豪州の失業率など雇用関連指標の発表があります。豪州でも、再度新型コロナウイルス感染者が増えてきてまして、また新たに州レベルで移動制限などするところが出てきてます。もしかしたら、雇用関連の数字も事前の市場予想より悪化している可能性も指摘されてまして、今回はいつもより注意しておいた方が良さそうです。

14日金曜日午後9時半にアメリカの7月小売売上高が発表予定です。この指標が今週の注目指標ナンバー1となってます。指標のインパクトとしたら英国のGDPの方が高いんですが、やはり基軸通貨米ドルの発券国であるアメリカの指標と言うことから、こちらがナンバー1になるでしょう。アメリカの経済構造を考えたときに、他国の小売売上高以上にアメリカの場合は小売売上高が重要なところでして、前月までは極端なマイナスとリカバーで数字がブレてましたが、そろそろ落ち着いていた感じもあり、前回値は無視で、事前の市場予想とどれくらい乖離するのが注目されてます。最後、午後11時にミシガンなんとかかんとかどうのこうの速報値があり今週は終了となります。 


 

「お盆休みで家にいるけど、外出すると自粛ナンチャラに色々言われそうだし、家で為替でもやってようかな」と言う方も多いかと思われます。

パチンコ行くと、色々と言われる可能性もありますが、家で為替やっていれば「経済の勉強してる」とか「外出自粛してる」とかイイワケもできますので、普段お仕事で為替取引なんてしていられない皆さんも、家族の目を微妙に気にしながらでも、為替取引をお楽しみください(笑)。

今週も一週間、がんばってまいりましょう。


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