FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/05/21 月曜日

さあ、先週にも増して指標の少ない一週間。指標が少ないのにも関わらず、先週のも増してと言う言葉の不思議(笑)。そんな中でも、割と重要そうな指標がパラパラと散りばめられております。

 

まず「一番注目しております」と言っておきませんと、何でも1番が大好きなこの国の国家元首様のご機嫌が悪くなってしまいそうな米国(笑)。その米国で先日5月1日から開催されましたFOMCの議事録が、日本時間で24日木曜日午前3時に公開されます。今回は年内利上げ方針に関して、僅かながらで何か手がかりでもあればビュ~ンと動く可能性もあったり、あるいは僅かですら何も無ければ完全スルーと言う極端な反応になるかと思われます。

特にドル円、金利差が大きくなってきておりまして、円安ドル高になる事でのキャピタルゲインだけでは無く、円キャリートレードによるインカムゲインも狙える状況です。そんな中で更に金利差が膨らみそうですと、そりゃ「円キャリー!円キャリー!」焚き付けて円を売らせたいのは、日本国政府・日銀と米系金融通信社。三者の思惑が一致する事などそうそうありませんので、あとはあの方さえ「ドル高は国益」と思わせておけば万事OKです。

 

いつも注目英国のと消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の発表が日本時間で23日水曜日、小売売上高の発表が24日木曜日のそれぞれ午後5時半にあります。特に最近反応がいい小売売上高ですが前回がマイナスでして、今回の市場予想はプラスになっております。ある程度どんな数値が発表されても「市場予想を超えればポンド買い」「市場予想を超えなくても前回よりいいからポンド買い」そんな指標スイッチになるようにも思えます。

日本時間で23日水曜日には、欧州で購買担当者指数(PMI)がワンサカ発表になります。とりあえず主要なところで、フランスとドイツ、ユーロ圏だけ押さえておけばいいかなと思います。あとは、25日金曜日にあります米国の耐久財受注くらいでしょうか。もっとも、いつもは無反応な指標で突如過剰反応とも言えるほどビビッと行く事もありますので気が抜けません。大口さんたちが「行くぞ」って事前に教えてくれればいいのですけど(笑)。

 

これ以外の細かい指標なんかは外為どっとコムさんで見ていただければ分かりやすく表になってますんで、そっち⇩見てもらえばいっかな~ と言う事で。
リンク ⇨ 経済指標 週間予測・速報カレンダー


 

今の市場では指標より大きな関心事の政治的な問題ですが、先週末に中国がアメリカに折れる形での貿易戦争回避と言う、1つの問題がようやく動き出したと思えば、今度はイタリアでの連立が不調になると言う政局問題がユーロを脅かしております。

それ自体は指標でもあるのですが、どちらかと言えばいつも指標としてはあまり重要視されてない日本の貿易収支の発表が、あと1時間ちょっとの本日午前8時50分にありまして、貿易収支の数字自体よりも、その数字でアメリカがどのように動くのかと言う部分があり、対米貿易黒字が大きいと今回は反応があるかもしれません。

株式市場は決算時期に円安が重なった特需のような形で上値を伸ばしまして、しばらくは円安の現在の動きが後押しになるでしょうが、今後ずっと行かれるのかどうかは微妙そうなところでしょうか。株は思惑が多すぎて、よく分かりません(笑)。


 

結局、ダラダラと流されるがままの一週間となりそうですが、こう言う時こそシステムトレードが有用な時です。システムは動かない相場でも待って焦れる事もなく、決められた事を決められた通りにやるだけですので。相場はシステムの中の小人さんに頑張って頂きたいと思います(笑)。

気温が上がったり下がったりして落ち着きませんが、季節の変わり目で風邪などひかぬように気をつけまして、今週も1週間頑張ってまいりましょう。


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