FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/10/04 戦績[追記あり]

 2018/10/04 木曜日 戦績

USDJPY        +369,400円

EURUSD        +323,514円

GBPUSD        +642,038円

AUDUSD         +58,448円

USDCAD        +130,795円

EURJPY        +108,500円

GBPJPY        +310,100円

AUDJPY         +73,100円

CADJPY        +166,600円

EURGBP         +64,579円

TOTAL       +2,247,074円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +5,239,412円

 

月間戦績(10月)

TOTAL       +5,239,412円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +280,134,786円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,180,463,102円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。後ほど追記いたします。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

単なる雇用統計前の指標も少ない平日木曜日、ここまで各種市場が上り詰めた感を醸し出していたので、かえって雇用統計前に調整のための崩落・急騰があるのかと思っておりましたら案の定(笑)。⇦ 笑ってしまうくらいの案の定。

昨日書きました⇩
>それにしても、米ドル・ダウ・日経平均・原油がうなぎのぼり。
これらがまるっきり逆転しまして、米ドル・ダウ・日経平均・原油がだだ下がりの様相を呈しておりました。

とりあえず、いつもと同じように、既に作ってあります指標の表だけは表示しておきまして、後ほど何か追記しましたらタイトルに追記と入れておきます。


 

オーストラリア9月
0800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
51.8 52.0 52.2
(複合)購買担当者景気指数
改定値
52.0 52.5 52.5
オーストラリア8月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 +15.48億豪ドル +14.00億豪ドル +16.04億豪ドル
ドイツ9月
1630JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
建設業購買担当者景気指数 51.5 51.5 50.2
米国9月
2030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
企業人員削減数(前比)
(チャレンジャー社)
13.7% 70.9%
企業人員削減人数
(チャレンジャー社)
3.85万人 5.53万人
米国 週次
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
新規失業保険申請件数 21.5万件 21.3万件 20.7万件
カナダ8月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
Ivey購買担当者指数 61.9 62.3 50.4
米国8月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業新規受注(前比) -0.5% +2.1%% +2.3%

 

そう言えば、本日早朝にメキシコ中銀の今後の金融政策が発表されてまして、政策金利は7.75%の現状維持だそうです。

メキシコ銀行(中央銀行)
(BCB)

0300JST
現状 市場予想 結果
銀行間オーバーナイト金利
(政策金利)
7.75% 7.75% 7.75%

実はメキシコペソって、あの手の国の通貨の中じゃ割と落ち着いてる通貨で、90年代の例のヤツら以前は対円で30超えていたんですがその後は10台くらいに落ち着き、最近の例のヤツ以降は8-5.5くらいで落ち着いてます。全然落ち着いてなくね?と言うのは、あの手の国の中でと言う話しですから。比較的落ち着いてだだ下がりです(笑)。

 

昨日書き忘れておりました燃油集計を貼っておきます。これでも一昨日から昨日早朝までは原油がうなぎのぼりって言うんですから、原油の値動きには指標とかは一切関係無いのかもしれません。⇦ 笑わない。

米国 週間燃油在庫集計
2330JST
前回値 結果
原油在庫 +185.2万バレル +797.5万バレル
ガソリン在庫 +153.0万バレル   -45.9万バレル
中間留分在庫(暖房用含む)  -224.1万バレル  -175.0万バレル
クッシング原油在庫  +46.1万バレル +169.9万バレル

 


2018/10/05 16:45 追記
 

もう、今日もこんな夕方ですし、昨日のことを今更ほじくり返してもねえ。本日夜の雇用統計に向けてだけ、前を向いてしっかり歩いて行けばいんじゃないかとも思うんですが、そこに行き着くと、過去の値動きから将来を予測している我々システムトレーダーの根本を否定しかねません(笑)。

 

為替の世界では、過去の正確な為替データーを持っているところと言うのはなかなかありません。例えば、1994年12月13日11時23分45秒UTC時点のユーロドルは市場ではどれくらいのレートで、スプレッドはどれくらいで取引されていたのか、瞬時にコンピューターで検索できるところと言うのはなかなか無いと思います。

上の日時のユーロドルは、まだユーロが導入されていない時期ですので、その当時の各国為替レートから欧州バスケット通貨単位 ECU を計算してから出さないとなりませんから、かなりややこしい話しとなります。ちなみに、ユーロが導入された1999年1月1日時点で 1ECU = 1EUR となってますので、ECUからの流れをそのまま現在まで引き継いでユーロとしてブルームバーグなどでも表示することは可能です。

www.bloomberg.co.jp

 

現在では、かなり正確な銀行間取引レートが個人のFXなどでもそのままに近いレートとして採用されてますので、平常時でしたらマーケットのデーターは誰でも手に入ると言ってもいいかと思います。ただ、ひとたび何かあった際、例えばスイスフランショックですとか、業者や銀行などによって配信されるレートはバラバラでして、一体どれが正確なデーターなのか分かりませんよね。

そこで重要なのが、よく「インターバンク市場」と言われる、実際にはよく分かっていない人が大半のブラックマーケットでの価格です(笑)。インターバンク市場と言う名前の通り、銀行間の決済市場と言う意味なんですが、実際にはごく狭い一部のトップ銀行や証券会社で構成された狭い狭いマーケットがインターバンク市場として機能してまして、そこに、そららの大きな銀行にぶら下がっている中小様々な銀行が、インターバンク市場とほぼ同じ価格で取引をさせてもらってる構図です。

このインターバンク市場、例えスイスフランショックが発生しようと、値が一気に数千pips飛ぶような大事件が発生しようと、ちゃんと機能してます。この市場に直結できている銀行間では、常に値は付いております。つまり、この市場に直接アクセスできる銀行や証券会社には、世の中で言う正確な為替の過去データーがあるわけでして、お金出して買えるものなら買いたいと言うところでしょうか。恐らく、価格付けるとなったら、数千万円とか言う金額じゃ済まないと思います。

 

そこまで正確な為替レートでは無いのですが、以前私が勤務していた会社でも相当に精度が高い為替レートのデーターを持っておりました。実は、その私の勤務先ですが、倒産しました(笑)。笑い事では無いんですが、大学を卒業して就職した後で他社に移り、出戻ったところで倒産の憂き目に遭い、その時に正規の手続きをしまして、会社が持っていた為替レートを譲り受けております。ぶっちゃけ、弁護士が価値を分かっていなかったので、棚ぼたと言う感じでしたけど。

もし皆さんも、いつかどこかで正確な為替レートの過去データーが手に入る機会でもありましたら、ぜひ入手しておいてください。そんな機会ね~よとか言わずに、覚えておけば、もしかしたらいずれどこかで・・・・・・ 


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2018/10/03 戦績

 2018/10/03 水曜日 戦績

USDJPY         +91,200円

EURUSD        +179,177円

GBPUSD        +150,529円

AUDUSD         +21,260円

USDCAD         +36,398円

EURJPY        +210,900円

GBPJPY        +325,500円

AUDJPY         +28,600円

CADJPY         +58,100円

EURGBP         +40,422円

TOTAL       +1,142,086円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +2,992,338円

 

月間戦績(10月)

TOTAL       +2,992,338円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +277,887,712円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,178,216,028円

 

随分と行きましたね~、ドル円。直近では対米ドルで高値を付けているユーロやポンドと違い、円だけはジリジリと独立独歩を進んできましたので、ここの来てクロス円とも絡みながらの一気上げは気持ちいいくらいです。

昨日午後11時に発表されました米ISM非製造業景況指数の素晴らしく出来た数字を背景にしても、ユーロやポンドはその場一瞬限りの値動きに終わっておりましたが、そこから114円の壁一気超えに進み、ニューヨーク時間で昨日の市場終了時刻、日本時間で午前6時直前に114.50円を越える事に成功しました。

さあ、チャートで印つけた部分までは到達できました。次はチャート上で△つけた115円の壁を超えられるのか。そして、当面のラスボスであろう前回は失敗に終わった□印の120円を超えられるのかどうか。

日米の色々な状況を比較した時に、正直言って現状の為替レートは円にとって割安であろうかとは思います。ただ、為替なんてその場からの相対評価みたいなもので、現時点から悪材料が出れば下げる、良好な事情があれば上がる、それの繰り返しです。一気に絶対評価で修正が入るなんて事はありません。

自国の「輸出」だけを見た時に、このドル高は非常に逆風になってしまったトランプ大統領、今後何か言うのか、あるいは財政収支改善となる強いドルは国益に口先だけでは無くようやく気が付き、しばらくはダンマリなのか。いずれにせよ、米ドル高に流れている市場の流れを仮に一気にぶった切る事が出来るとしたら、トランプ大統領だけでしょう。

それにしても、米ドル・ダウ・日経平均・原油がうなぎのぼり。

 


 

日本時間で本日早朝に、FRBのパウエル議長の講演がありまして、大した事は話してないのにそこが着火点になりまして、ドル円は114.50の大台に、ユーロドルは 1.15を切って1.14台に突入、同じくポンドドルも1.29台後半から前半まで一気に下げております。何を言ったのかと言えば、

・アメリカ経済は凄げえポジティブってるぜ!

・まだだ、まだ中立金利まで達してない、まだこれからが本番だ!

・そのうち中立金利は越えるぜ!

つまり、利上げは今後もしますよって事で、そんなのFOMCのドットチャート見ててもそのつもりだと既に分かっている内容です。一番肝心な「いつ」「どのラインまで」に関しては全く触れておりません。示唆もしておりません。結局、上がりたければ上がる、上がりたく無い時に何を言っても上がらない、それだけなんでしょうね。その「上がりたければ」と言うのは、大口の皆さんがどっちにポジション持ってるのかって事のような気もします(笑)。

 

指標もパラパラとありまして、アメリカさんの指標はすこぶるいい感じになってきました。つい最近は若干ペースが落ちた感じもあったのですが、そりゃバブル絶頂期であったとしても、全ての指標が上がり続けるなんて無理ですから、上がったり下がったりはむしろ当然です。そもそもは、前月比(前年比)だけでしか見ないのが間違っているでして、じゃ何を見たらいいのかと言えば、そこはかなり重大な企業秘密です(笑)。まあ、そんなに企業秘密でも無いんですが、為替チャートと同じですよ、移動平均にしてみましょう。それだけで、指標数字の方向感が分かります。

オーストラリア8月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
住宅建設許可件数(前比) -4.6% +1.0% -9.4%
住宅建設許可件数(前比) -5.6% -2.5% -13.6%
ユーロ圏8月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比) -0.6% +0.2% -0.2%
小売売上高(前比) +1.0% +1.7% +1.8%
米国9月
2115JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ADP全米雇用報告
(前比)
16.8万人 18.5万人 23.0万人
米国9月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ISM非製造業景況指数 58.5 58.0 61.6

 

またしても購買担当者景気指数(PMI)シリーズがありまして、別表にしておきます。普段入れてないアイルランドとかロシアとかも入れてみました。アイルランドはブリグジットのせいで最近やけに注目されてますし、ロシアも経済的にどうなの?みたいな雰囲気もあるでしょうから、アイルランドの数字の高さと、ロシアの平均的な数字に、割と面白いかなって思います。

日本国9月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
51.5 51.5 50.2
(複合)購買担当者景気指数
改定値
52.0 52.0 50.7
アイルランド9月
1400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
58.0 58.0 58.7
ロシア9月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
53.3 53.5 54.7
(複合)購買担当者景気指数
改定値
52.1 53.0 53.5
スペイン9月
1615JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
52.7 52.9 52.5
イタリア9月
1645JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
52.6 52.8 53.3
(複合)購買担当者景気指数
改定値
51.7 51.8 52.4
フランス9月
1650JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
55.4 54.3 54.8
(複合)購買担当者景気指数
改定値
54.9 53.6 54.0
ドイツ9月
1655JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
55.0 56.5 55.9
(複合)購買担当者景気指数
改定値
55.6 55.3 55.0
ユーロ圏9月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
54.7 54.7 54.7
(複合)購買担当者景気指数
改定値
54.5 54.2 54.1
英国9月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
54.3 54.0 53.9
(複合)購買担当者景気指数
改定値
54.2 54.0 54.1
米国9月
2245JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
52.9 53.0 53.5
(複合)購買担当者景気指数
改定値
53.4 53.5 53.9

この他にも、ザンビアとかガーナとか中東系のレバノンやUAEもあったんですが、さすがにいいかなみたいな(笑)。中東系の発表は、当然アラビア語でも発表されてまして、実はアラビア語の発表文章が非常に分かりやすい。数字だけが浮き出ている感じに見えますので、どこ見たらいいのか一目瞭然なんです。ね?⇩

だから、なに?って感じでしょうけど。 


 

さあ、またしても台風がやって来るようで、せっかくの連休なのに仕方ありません。今日までに台風に備えておき、週末は籠もるくらいの覚悟で臨んだ方がいいのかもしれません。ありがたい事に、どこかの方がお住まいの地域の屋根と違い、うちのマンションの屋根は台風で飛びそうも無い感じではあるので、そっちは心配しなくても良さそうです(笑)。


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2018/10/02 戦績

 2018/10/02 火曜日 戦績

USDJPY         +77,800円

EURUSD        +150,221円

GBPUSD        +281,638円

AUDUSD         +39,958円

USDCAD         +71,103円

EURJPY        +434,200円

GBPJPY        +608,600円

AUDJPY         +36,500円

CADJPY         +82,700円

EURGBP         +31,276円

TOTAL       +1,813,996円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,850,252円

 

月間戦績(10月)

TOTAL       +1,850,252円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +276,745,626円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,177,073,942円

 

月曜日、神様に捨てられたと思っていたら、昨日火曜日、拾ってくれる神様が登場しました。むしろ、このまま先まで連れて行っていただけるなら、昨日登場して下さった神様に搭乗したい勢いです。今度の日曜日に教会に行った時には、火曜日の神様に献金したいと思います。いや、むしろ今後頑張っていただけるように、月曜日の神様にも献金した方がいいのか(笑)。

 

昨日は、久しぶりのクロス円イニシアチブ大爆発と言う感じで、ドル円だけ見ていたら微妙な相場でしょうが、全通貨見てみると確実にドル高円高のコンボ発生でした。またしても、そんな相場に突入しドル円は停滞を迫られるんでしょうかね。

せっかく114円台も付け、もう一弾(一段)の上昇でもしたら昨年の4月以降で3回失敗している114円中盤抜けが完遂でき、一昨年12月に突き抜けた118円台の直近2年の円安値更新でも来たら、最近の高値更新を続ける株式市場へ追い風を吹かせられるかと期待しているんですけど。

ここまで頑張った日経平均ですが、日経平均先物を持ち続けていたとしたら随分と利益が出た事でしょう。私も少し前、2万円行くとか行かないとか言っていた頃に日経平均買ってブログで大騒ぎしていた頃もありました。じゃ、その時から持ち続けていたら良かったと後悔しているのかと言えば、決してそうではありません。ここまで待つには非常に長い時間が掛かりましたでしょうから、時間的な部分を考えますと決して持ち続けていた方が良かったわけでは無いかと思います。

 

よく、「損切りしろ~、損切りしろ~」と言われるのも、この時間的な部分を活かすためでして、損切りせずに俗に言う塩漬け状態にして値が戻るまで待つより、その時に損を出して資産を減らしたとしても、その解放された資産でそこから運用した方がより利益を得られるだろうと言う事です。ただし、私は損切りが万人にオススメできるとは思ってません。損切りして手元に残った資金を、塩漬けしておくよりも効率的に運用出来る人にしか損切りする意味が無い、損切りの重要性を解く方の多くが忘れてしまっているポイントです。

高金利通貨を買って放置し、よく言われる「スワップ投資」と言う手法が一時期流行りました。今は随分と高金利通貨も対円で高くなっておりますので、ここから入られる方は少ないかと思いますけど。特に人気があったのがニュージーランドドルとか言うエキゾチックな通貨だったようで、2008年には例のヤツで80円台から40円台にハイスピードフォールで阿鼻叫喚だったようです。

もともとスワップ投資とか言う手法であったのでレバレッジは低く、半値になってもロスカットされなかったこと、そのままにしておいても当初の目的であった日々のスワップポイントは受け取れること、NZ円の40円台の原因になっていたNZドル米ドルレートが2000年以降では更にその段階から20%程度の安値までしか付けていなかったこと、そして、損切りしても他の投資手法を持ち合わせていない人が多かったであろうことから、当時はこっちも次の仕事を探して余裕が無い時期だったのにそんなクソ相談が多くあり面倒だったので、相談を受けた皆さんには「塩漬け上等!放置がベスト!」だとお伝えしました。

 

先程書いた「時間的な部分を活かす」ために短期勝負に出るのも投資では一つの手法なんですが、実はこの「塩漬け上等!放置がベスト!」のように時間を味方につけるのも別の違った投資の解になるんです。つまり、スワップ投資なるものが最初から時間を味方につける手法である以上、資産評価が下がったところで動じる事なく、そのまま堂々と持っていたらいいわけです。

ドル円が200円台だった80年代半ば頃に米国10年債を買っていた方(当時の外為法の規制でなかなか難しいですが)がおられますと、その後100円を切るような相場に突入した90年代半ばに償還となりましたが、信じられない事に、80年代半ば頃の米国債の利回りは13%程度で発行されておりました。つまり、毎年毎年額面の13%を受け取る計算になり10年で額面の130%の利払いがあり、元金と合わせて230%にもなりました。当然、利子に関しては都度その時のレートで円に換算できますから、全額が償還時のレートで円に換算するわけではありません。為替レートが半額以下になったとしても、高い利率が期間を味方につけて為替変動など打ち消した典型的な例です。

 

「時間的な部分を活かすために短期勝負」にするのか、「時間的な部分を味方につけるために長期勝負」にするのか、最初にどちらかに決め、途中で失敗したからと言って変更するのが一番ダメだと言うことです。

 

で、なんで、こんな話しになったかな?(笑)。 


 

昨日、豪中銀RBAが政策金利を発表しまして、事前の市場予想と言うか、RBAが示唆していた通り現状維持の据え置き決定となりました。

オーストラリア準備銀行
(中央銀行)

1730JST
現状 市場予想 結果
キャッシュターゲット
(政策金利)
1.50% 1.50% 1.50%

同時に公開されました犯行声明文にも特に目立った記載もなく、一瞬だけ発表直後に豪ドルがほんのチョロっと買われたものの、その後欧州時間にかけて一気に米ドルが買われた先駆けとなるような米ドル買いの波が押し寄せまして敢え無く撃沈。RBAとしたら、豪ドル高に若干の懸念を持っている事は表明しておりますので、金利発表 ⇨ 米ドル高(豪ドル売り)の流れ自体はむしろ歓迎であったろうと思います。

 

その他、昨日はあまり指標は多く無く、しかもどれもあまり注目に値しないされない感じの指標でした。午後5時半の英国建設PMIとか若干反応する事もあるんですが、昨日はあのドル買いの波の中で、どこまで指標で反応したものなのか全く分かりません。指標に関しては、表を作ったから貼ったと言う程度(笑)。。

日本国9月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネタリーベース(前比) 6.9 7.1 5.9
日本国9月
1400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者態度指数
季節調整(二人以上世帯)
43.3 43.1 43.4
消費者態度指数
(二人以上世帯)
43.5 43.5
消費者態度指数
(単身世帯)
42.7 42.7
消費者態度指数
(総世帯)
43.2 43.2
英国9月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
全国住宅価格指数
(前比)
-0.5% +0.2% +0.3%
全国住宅価格指数
(前比)
+2.0% +1.9% +2.0%
英国9月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
建設業購買担当者景気指数 52.9 52.8 52.1
ユーロ圏8月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数(前比) +0.7% +0.2% +0.3%
生産者物価指数(前比) +4.3% +3.8% +4.2%

 


 

昨日の東京、素晴らしく晴れ、気温的にも非常に過ごしやすく、このまま一生この気候が続けばいいのにと願うほどでした。そうなると、桜も咲かず、紅葉も発生せず、また人は四季を求めるようになるんでしょうね。実に人と言うのはワガママな生物です。動物は四季なんて求めず、できればいつでもお腹いっぱいになる時を過ごせる事を望んでいるのでしょう。人と動物の違いは、四季を求めるところなんでしょうか。ちなみに、赤道直下でも若干の四季はございます。北回帰線より南側にあります香港でも四季がありますし、ほぼ赤道直下の北緯1度シンガポールでも若干の四季がありますから。

 

四季はいいんですけどね~

台風、いい加減にしてもらえないでしょうか・・・・・・

https://web.archive.org/web/20181002221203im_/https://storage.tenki.jp/storage/static-images/forecaster_diary/image/2/22/228/2284/main/20181002172133/large.jpg

tenki.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ 2018/10/03 07:00現在

 

本州では、今日あたりが良い天気の最終日のようです。用事がある方で早めに出来る方は、今日までに済ませる方が良さそうです。 


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2018/10/01 戦績

 2018/10/01 月曜日 戦績

USDJPY         +57,700円

EURUSD         +33,168円

GBPUSD       196,522

AUDUSD               0円

USDCAD         +50,929円

EURJPY         +70,700円

GBPJPY        63,500

AUDJPY          +2,900円

CADJPY         +92,100円

EURGBP        11,219

TOTAL          +36,256円

 

週間戦績(当週)

TOTAL          +36,256円

 

月間戦績(10月)

TOTAL          +36,256円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +274,931,630円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,175,259,946円

 

過去、何回か発生しておりました日計マイナスを期待されていた方、大変申し訳ございません。対ポンドは軒並み真っ赤っ赤だったのですが、過去に日計マイナスになった教訓を活かすべく取引通貨ペア分散をしておりましたところ、今回その機能がきちんと作用しまして、対カナダドルペアが日計マイナスから救って下さいました。

ほんと、どっかの通貨ペアが儲かるからと言ってそこに傾斜する事なく、普段は地味でも分散しておくのは重要です。ブログのおなじみさんで、EA(自動売買プログラム)をクソほど大量に稼働させている方もおられますが、それも一つのEAに傾斜する事なく、分散投資の手法として非常に重要だと思います。

 

先月はポンドが激しく動く事が多く、たまたま相場の向かっている方向に対して急激に動いたための漁夫の利状態の大きな利益が何度かありまして、その度にこんな事を書いておりました⇩

最近はこのような結果論的に上手く行ったと言う取引が非常に多くて、少し気を引き締めないとなりません。持っているポジションの傾いている側に急激に動いているから、ある意味では異常値の利益が出たわけで、逆だったらどうなった事やら。

fxse.hatenablog.jp

 

昨日は、超短期的には全く向かっている方向とは逆向きにスパーンと動きまして、このチャート⇩1分足なんですが、1分でここまで行きますと、途中でストップロスなどまず入りません。

Tickを見たとして一瞬でワープしていたのでは無かったとしても、そんなTickで付けていた値なんて、ほんの僅かにお情け程度、あるいはチャートを描かせるためだけに選ばれた勇者のオーダーが通っただけでしょう(笑)。 

 

そんで、この値動きの原因なんですが、懸案であったブリグジットの際の英国とアイルランド国境について、今週にも合意の可能性があると伝わった事でして、

Divorce talks are stuck on the question of how to avoid the need for police and customs checks on the border between the U.K. and Ireland, but the British side now sees a path to reaching an agreement, the official said.

離脱交渉では、英国とアイルランド国境の出入国手続きを避ける方法に関して頭を悩ませていたが、英国側が新たな妥協案を提示と関係者が語る。

www.bloombergquint.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

あまり日本語メディアで報道されていないのですが、日経が若干触れている程度でしょうか。

午後には英政府がアイルランドの国境問題で譲歩案を提示しているとの一部報道を受けて、ポンド買いが急速に強まる場面もあった。一時は1.3113ドル付近まで買われた。ただ、その後伸び悩んだ。

www.nikkei.com

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いずれにせよ、今後発生するであろうブリグジット関連での突発的な値動きは、ここ最近のこんな程度の生ぬるいものでは無く、スイスフランショックレベルの激しさがあると予想してます。いつ発生するのか、どのくらいの規模なのか、ポンド買いか売りか、現段階では全く分かりませんが、突然の発生にも頭を抱える事なくやり過ごすためには、とにかく徹底した分散しか無いのかなと考えております。 

いつも言います「ストップロスは忘れずに」ですが、浅くしておけばスイスフランショックの時と同じように初動で執行される可能性も残ってますので、システムの中の小人さんご相談の上、ほど良い位置でのストップロスを模索するしかないのかなって思います。 


 

トランプ大統領のこちらの発言⇩

トランプ大統領はホワイトハウスで「中国は極めて強く協議を望んでいるが、率直に言って現時点では時期尚早だ。中国側の準備が整っていないため協議はできない」とし、「時期尚早な協議を無理に行えば、米国、および米国の労働者にとって正しい合意は得られない」と述べた。

jp.reuters.com

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これは、素直に言えないトランプ大統領の、中国の国慶節期間中は協議お休みするぞ発言なんでしょうかね(笑)。まあ、別に発言意図が本気でもかまわないんですが。

 

さて、昨日は指標がズラズラっとありましたが、とりあえず作ってしまった表だけ貼り付けておきます。 

日本国7-9月期
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
日銀短観
大企業製造業業況判断DI
21 22 19
日銀短観
大企業製造業先行き
21 19 19
日銀短観
大企業全産業設備投資
(前年度比)
13.6% 14.2% 13.4%
ドイツ8月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比) -1.1% +0.4% -0.1%
小売売上高(前比) +0.9% +1.5% +1.6%
英国8月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネーサプライM4
(前比)
+0.9% +0.6% +0.2%
マネーサプライM4
(前比)
+2.1% +1.8% +1.2%
英国8月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者信用残高 +8億ポンド +13億ポンド +11億ポンド
ユーロ圏8月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業率 8.2% 8.2% 8.1%
米国8月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
建設支出(前比) +0.2% +0.5% +0.1%
米国9月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ISM製造業景況指数 61.3 60.3 59.8
ISM製造業雇用指数 58.5 58.1 58.8

 

製造業購買担当者景気指数(PMI)シリーズは、時間軸関係なく別にしておきます。なにせ数が多く、通常の指標の間に入れますと、オセロのようになってしまい昨日の指標が全てPMIに見えてきます(笑)。 

日本国9月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
52.9 52.5 52.5
イタリア9月
1645JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
50.1 50.3 50.0
フランス9月
1650JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
52.5 52.5 52.5
ドイツ9月
1655JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
53.7 53.7 53.7
ユーロ圏9月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
53.3 53.3 53.2
英国9月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
53.0 52.6 53.8
カナダ9月
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
56.8 56.8 54.8
米国9月
2245JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
55.6 55.6 55.6

 


 

昨日の東京は台風一家台風一過で、非常に晴れ、そして非常に暑うございました。そして本日も朝から晴れ渡っておりまして、まさに秋晴れと言った感じです。

週末は荒れるそうですけど・・・・・・

さて、出かける用事は今日明日で済ませてしまいましょうかね。


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2018/10/01 月曜日

週が明け月曜日、とうとう10月になりました。一年を四半期とした際に最後となる第4四半期の始まりでもあります。日本では四半期と言う区分けはあまり重要視せず、上場企業の四半期報告書が法律で義務付けられたのも2000年を過ぎてからの事ですが、海外では多くの国で四半期毎の区切りを多用してます。アメリカやタイの予算年度が10月からなのも、この四半期に合わせて都合がいい月を選択したものなんでしょう。分かりませんけど(笑)。 


 

さて、今週のメインイベントですが、何を言っても日本時間(以下全ての指標発表時間は日本時間)で10月5日午後9時半に発表されます米雇用統計と、同時に発表されますカナダの雇用関連指標でしょう。FOMC直前に雇用統計が発表される時には、どんな数字が出ようとその回のFOMC結果に大きな影響を与えないだろうと言う事で、事前の市場予想と大差が無ければ反応薄となる事が多いのですが、今回はFOMCが終わった直後、次回のFOMCに向けて影響を与えるには十分な時間があります。

最近では、あまり雇用に関する数字に対して重要視していないようなイメージがあるFRBや地区連銀ですが、それも現在の良好な雇用に関する数字があればこそで、もし重大な悪化を示すような兆候でもあればFOMC議題としても大きく取り上げられる事は間違いありません。更に雇用に関する数字の悪化があれば、トランプ大統領がここぞとばかりに「利上げが雇用に影響を与えた」くらいの攻撃をしてくる事も予想出来ます。

ちょうど今週、現地時間で2日午後0時45分、日本時間で3日早朝2時45分からマサチューセッツ州ボストンにおきまして、FRBのパウエル議長が米ビジネス経済学会の年次総会で「雇用とインフレの展望」と言う講演を行う予定になっております。ここでくっちゃべる話す内容と合わせ、今回の雇用統計の数字の動き次第では、最近はあまり動かないイメージがある雇用統計が火を噴く可能性もあったりするかな~と。いや、むしろたまには火を吹いて欲しいかなって(笑)。

 

政治関連でのゴタゴタは今週も継続するでしょう。本日は、中国が国慶節と言われる建国記念日で、今週は国慶節の連休に入ります。一般的に、軍事的な武力衝突と伴う戦争であったとしても建国記念日を中心とした祝日祭日には休戦協定を締結する事もあるくらい、建国のお祝いをしている国へは配慮は必要な時期となります。トランプ大統領もその辺りは配慮するでしょうから、今週の政治的ゴタゴタに関しては、アメリカとしたら対中より北米内での問題に一旦はシフトするのではないかと思ってます。トランプ大統領もその辺りは配慮、する、んでしょうね?いや、できればして欲しいな、みたいな。

他にも、ブリグジット問題や欧州各国の政治的・経済的な問題、ロシア、北朝鮮、ここ最近の各種問題は何一つ解決していない状態ですので、いつでも何が発生してもおかしくない状態です。世界的に見たら、日本ほど落ち着いている国が無いように見えるのも現実です。10月にもなりましたし、第4四半期にも入りました。ここら辺りで、もう一度世界を見回して、どんな問題が為替に影響を与える可能性があるのかそのうち考えてみたいと思います。


 

今週の指標ですが、本日この後すぐになりますが10月1日午前8時50分に日銀短観が発表になります。為替に直接影響は無いのですが、株式市場へ影響があり波及する事は考えられます。同じく本日午後11時に米ISM製造業景況指数が発表になります。

明日2日火曜日午後1時半に豪中銀RBAが政策金利を発表予定でして、今回は以前から示されている利上げペースの考え方で1.50%据え置きはほぼ決定なんですが、その利上げペースの考え方が続いているとRBAは考えているのか、発表される文章や発言から若干の動きはあるかもしれません。

3日水曜日はまたしてもPMI集中日となっておりまして、翌日のブログでは指標結果をズラズラとする事で内容が充実する非常にありがたい日です(笑)。午後9時15分には米ADP社の発表する雇用集計午後11時には米ISM製造業景況指数が発表予定です。4日木曜日には指標自体の発表が少なく注目の指標と言うのが無いのですが、現地時間で4日午前9時15分、日本時間で午後10時15分からミズーリ州セントルイスにおきまして、FOMC委員でありFRB副議長のランダル・クォールズ氏が米預金保険機構の開催する会議におきまして「都市と農村コミュニティ銀行の動向」と言った内容の講演を行います。同氏は銀行監督に関する責任者でもあるので、当たり前と言えば当たり前な内容なんですが、銀行行政に対する何か新しい話題でもあれば米銀行株式に影響がある可能性もあり、ダウに波及し、米ドルに波及する事も考えられます。ここまで来ると、アメリカで何があっても米ドルに波及する可能性を考えなければなりませんね(笑)。

そして、最後5日金曜日の午後9時半に米雇用統計とカナダ雇用関連指標が発表になりまして、今週も終了となります。個人的には、米週間燃油在庫統計も気になるんですが、最近では天然ガスとかの指標も気になり始めてまして、掘削リグの稼働率とかまでそのうち気になるんじゃないかと思ってます。って事は、既に気になってます。


 

週末にかけて台風の影響が凄かった感じですが、まだ今現在も24号が東北あたりをノロノロとしているようです。そして次の25号が沖縄に迫っており、まるで心太(ところてん)状態です。関東は始発からほとんど全ての鉄道が運休しておりまして、ようやく山手線が運転を開始したとかのニュースが出てきました。通勤や通学に随分と影響が出ている事でしょう。大人は出社出来ずに大変な思いをしているでしょうが、突然の自宅待機になってしまった子供たちは、いつもより早く起きて大騒ぎしていたり(笑)。事情が許すなら、いっそ親子で今日は遊んでしまうのもいいのかもしれません。

 

今週も雨風に負けず、週末からの三連休に向けて頑張ってまいりましょう。 


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