FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/10/01 月曜日

週が明け月曜日、とうとう10月になりました。一年を四半期とした際に最後となる第4四半期の始まりでもあります。日本では四半期と言う区分けはあまり重要視せず、上場企業の四半期報告書が法律で義務付けられたのも2000年を過ぎてからの事ですが、海外では多くの国で四半期毎の区切りを多用してます。アメリカやタイの予算年度が10月からなのも、この四半期に合わせて都合がいい月を選択したものなんでしょう。分かりませんけど(笑)。 


 

さて、今週のメインイベントですが、何を言っても日本時間(以下全ての指標発表時間は日本時間)で10月5日午後9時半に発表されます米雇用統計と、同時に発表されますカナダの雇用関連指標でしょう。FOMC直前に雇用統計が発表される時には、どんな数字が出ようとその回のFOMC結果に大きな影響を与えないだろうと言う事で、事前の市場予想と大差が無ければ反応薄となる事が多いのですが、今回はFOMCが終わった直後、次回のFOMCに向けて影響を与えるには十分な時間があります。

最近では、あまり雇用に関する数字に対して重要視していないようなイメージがあるFRBや地区連銀ですが、それも現在の良好な雇用に関する数字があればこそで、もし重大な悪化を示すような兆候でもあればFOMC議題としても大きく取り上げられる事は間違いありません。更に雇用に関する数字の悪化があれば、トランプ大統領がここぞとばかりに「利上げが雇用に影響を与えた」くらいの攻撃をしてくる事も予想出来ます。

ちょうど今週、現地時間で2日午後0時45分、日本時間で3日早朝2時45分からマサチューセッツ州ボストンにおきまして、FRBのパウエル議長が米ビジネス経済学会の年次総会で「雇用とインフレの展望」と言う講演を行う予定になっております。ここでくっちゃべる話す内容と合わせ、今回の雇用統計の数字の動き次第では、最近はあまり動かないイメージがある雇用統計が火を噴く可能性もあったりするかな~と。いや、むしろたまには火を吹いて欲しいかなって(笑)。

 

政治関連でのゴタゴタは今週も継続するでしょう。本日は、中国が国慶節と言われる建国記念日で、今週は国慶節の連休に入ります。一般的に、軍事的な武力衝突と伴う戦争であったとしても建国記念日を中心とした祝日祭日には休戦協定を締結する事もあるくらい、建国のお祝いをしている国へは配慮は必要な時期となります。トランプ大統領もその辺りは配慮するでしょうから、今週の政治的ゴタゴタに関しては、アメリカとしたら対中より北米内での問題に一旦はシフトするのではないかと思ってます。トランプ大統領もその辺りは配慮、する、んでしょうね?いや、できればして欲しいな、みたいな。

他にも、ブリグジット問題や欧州各国の政治的・経済的な問題、ロシア、北朝鮮、ここ最近の各種問題は何一つ解決していない状態ですので、いつでも何が発生してもおかしくない状態です。世界的に見たら、日本ほど落ち着いている国が無いように見えるのも現実です。10月にもなりましたし、第4四半期にも入りました。ここら辺りで、もう一度世界を見回して、どんな問題が為替に影響を与える可能性があるのかそのうち考えてみたいと思います。


 

今週の指標ですが、本日この後すぐになりますが10月1日午前8時50分に日銀短観が発表になります。為替に直接影響は無いのですが、株式市場へ影響があり波及する事は考えられます。同じく本日午後11時に米ISM製造業景況指数が発表になります。

明日2日火曜日午後1時半に豪中銀RBAが政策金利を発表予定でして、今回は以前から示されている利上げペースの考え方で1.50%据え置きはほぼ決定なんですが、その利上げペースの考え方が続いているとRBAは考えているのか、発表される文章や発言から若干の動きはあるかもしれません。

3日水曜日はまたしてもPMI集中日となっておりまして、翌日のブログでは指標結果をズラズラとする事で内容が充実する非常にありがたい日です(笑)。午後9時15分には米ADP社の発表する雇用集計午後11時には米ISM製造業景況指数が発表予定です。4日木曜日には指標自体の発表が少なく注目の指標と言うのが無いのですが、現地時間で4日午前9時15分、日本時間で午後10時15分からミズーリ州セントルイスにおきまして、FOMC委員でありFRB副議長のランダル・クォールズ氏が米預金保険機構の開催する会議におきまして「都市と農村コミュニティ銀行の動向」と言った内容の講演を行います。同氏は銀行監督に関する責任者でもあるので、当たり前と言えば当たり前な内容なんですが、銀行行政に対する何か新しい話題でもあれば米銀行株式に影響がある可能性もあり、ダウに波及し、米ドルに波及する事も考えられます。ここまで来ると、アメリカで何があっても米ドルに波及する可能性を考えなければなりませんね(笑)。

そして、最後5日金曜日の午後9時半に米雇用統計とカナダ雇用関連指標が発表になりまして、今週も終了となります。個人的には、米週間燃油在庫統計も気になるんですが、最近では天然ガスとかの指標も気になり始めてまして、掘削リグの稼働率とかまでそのうち気になるんじゃないかと思ってます。って事は、既に気になってます。


 

週末にかけて台風の影響が凄かった感じですが、まだ今現在も24号が東北あたりをノロノロとしているようです。そして次の25号が沖縄に迫っており、まるで心太(ところてん)状態です。関東は始発からほとんど全ての鉄道が運休しておりまして、ようやく山手線が運転を開始したとかのニュースが出てきました。通勤や通学に随分と影響が出ている事でしょう。大人は出社出来ずに大変な思いをしているでしょうが、突然の自宅待機になってしまった子供たちは、いつもより早く起きて大騒ぎしていたり(笑)。事情が許すなら、いっそ親子で今日は遊んでしまうのもいいのかもしれません。

 

今週も雨風に負けず、週末からの三連休に向けて頑張ってまいりましょう。 


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