FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/07/12 戦績[追記あり]

 2018/07/12 木曜日 戦績

USDJPY        +649,300円

EURUSD        +124,749円

GBPUSD         +95,159円

AUDUSD         +20,439円

USDCAD         +83,299円

EURJPY        +360,300円

GBPJPY        +516,700円

AUDJPY         +65,600円

CADJPY         +41,200円

EURGBP         +32,375円

TOTAL       +1,989,121円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +5,106,590円

 

月間戦績(07月)

TOTAL       +9,286,948円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +192,019,802円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,092,348,118円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。後ほど追記いたします。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

この、強引な展開。ドル売りと言うよりも、ドル円を含む対円通貨全体が円売り一色で、国益とか対米貿易なんちゃらとか、そう言った難しい事は全部放置しまして、一方通行的なこの相場は「待ってました!よっ!大統領!」と言う感じです(笑)。

欧州の消費者物価指数(CPI)もやたら昨日は発表されていたのですが、完全無視状態でして、米国のCPIしか指標として反応してくれていなかったため、とりあえずそれだけ表を作ってありますので先に出しておきます。 

米国6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比) +0.2% +0.2% +0.1%
消費者物価指数コア(前比) +0.2% +0.2% +0.2%
米国6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比) +2.8% +2.9% +2.9%
消費者物価指数コア(前比) +2.2% +2.3% +2.3%

 

また、いつものように、追記しましたらタイトルに「追記」と入れてお知らせします。本日の追記は、午後くらいになっちゃうかもしれません。まっ、待ってる方もそんなにおられないと思いますが(笑)。 


2018/07/13 10:06 追記

 

追記しようかと思ったんですが、考えてみたら昨日の事はほとんど追記するような事が無いじゃん、みたいな(笑)。実際、朝チョロチョロっと書いた事がほとんどでして、他にはトランプ大統領がNATOの分担金がどうのとか、NATOの側がトランプ大統領に摺り寄ったとかそんなの。いつもは、どうにかその辺りをこじつけて 500文字くらい稼ぐんですが、もう別にいいかなって感じです(笑)。

米国のCPIも、前日の生産者物価指数(PPI)の数値で満足して終わっていたようで、ドル円だけ発表直後に若干反応していたものの、ほぼ事前の市場予想と変わらない数字で安心したのか、ドル売りにも買いにも傾斜する事なく安定したと言う部分で良かった結果となりました。 


 

そんな事より、前回分と言うのか、まだ最新版なので今回分と言うのか、いつもは週末に発表になっております CFTC の IMMポジションが、先週の独立記念日の祝日絡みで直近の分はアメリカ東部時間(ニューヨークの属する時間帯)の月曜日に発表になっておりまして、まだ書いておりませんでした。

早くしませんと、次の分が発表されてしまいます(笑)。書くこと無いしちょうどいいので、今日ここでペタペタっと、CFTC の IMMポジションの表を貼っておきたいと思います。

IMMポジション(2018年07月03日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 49,990 88,720 -38,730 -4,509
EUR (099741) 189,005 152,258 +36,747 +2,843
GBP (096742) 43,775 72,556 -28,781 -7,200
RUB (089741) 8,433 2,861 +5,572 -1,134
BTC (1330E1) 2,695 4,196 -1,501 -133
金Gold (088691) 210,483 132,156 +78,327 +1,655
原油 (067651) 762,738 106,018 +656,720 +31,629

 

IMMポジション(2018年06月26日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 44,430 78,651 -34,221 +1,341
EUR (099741) 190,147 156,243 +33,904 -2,214
GBP (096742) 41,491 63,072 -21,581 -2,375
RUB (089741) 9,085 2,379 +6,706 -3,143
BTC (1330E1) 3,175 4,543 -1,368 +227
金Gold (088691) 195,118 118,446 +76,672 -19,840
原油 (067651) 719,301 94,210 +625,091 +44,144
(前週分を一見してわかりやすくしておくため、青字にしてあります)

 

過去のIMMポジション
fxse.hatenablog.jp

 

ネット差引だけ見ておりますと、あまり変化が無い印象ですが、Long(買建て)とShort(売建て)の両方を合わせた取り組み数量で見てみますと、円・ユーロ・ポンドのハードカレンシーはそれぞれ前週比が、円+15,929・ユーロ-5,127・ポンド+11,768と、全体的に大きく取り組みが増えております。金(Gold)や原油についても、金+29,075・原油+55,245となっておりまして、資金は戻って来てるが、プロであっても方向感の見極めが難しい相場となっているようです。

今週末に発表になります数値ですが、今週の火曜日7月10日の数字です。原油価格が大崩落したのが、ニューヨーク時間で水曜日ですので、その前日段階でどの程度プロの皆さんが逃げていたのか、ちょっと興味あります。大幅に減っていたら「はっは~ん」みたいな(笑)。

どうぞ、お楽しみに。


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2018/07/11 戦績

 2018/07/11 水曜日 戦績

USDJPY        +277,100円

EURUSD         +62,505円

GBPUSD        +130,726円

AUDUSD         +13,522円

USDCAD        +147,351円

EURJPY        +216,900円

GBPJPY        +150,200円

AUDJPY         +79,200円

CADJPY         +63,300円

EURGBP         +21,437円

TOTAL       +1,162,241円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +3,117,469円

 

月間戦績(07月)

TOTAL       +7,297,827円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +190,030,681円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,090,358,997円

 

この、ドル円と米10年債利回りの超ウルトラシンクロは何?こんなにも、米国債と円は仲良しでしたっけ?(笑)。

凄いですよね、チャートは全然いじってませんよ。単に上下幅だけ合わせて重ねてみただけです。ちょっと見にくいんで、ドル円と米10年債利回りのチャートを分離したのも載せておきますね。


いや、確かに相関性があるって言えばあるっぽい動きの時もありますけど、それにしてもクリスマス控えた12月中旬のカップルみたいにならなくても。クリスマスまでには、まだまだ時間がありますので。

で、どこのチャートかと言えば、時間は日本時間に合わせてありますので、チャートの時間を見て頂ければ分かりますが、日本時間で昨日午前5時51分に突如崩落しましたドル円と米10年債利回りです。理由としては、対中完全なんちゃらの発言がとか言われてましたが、どちらかと言えば強引にドル円を上げていた皆さんが、一旦ポジション整理したのでは無いかと思ってます。この辺りで来るような気はしてたんですよね。あまりにも強引な展開ですと、弾(資金)が続きませんから。

実はこんなのは、昨日のニューヨーク時間からロンドンフィキシングを超え、本日早朝までのドル買いに比べたら序章にもなってなかったんですけど、それはまた、結果論ですので別ものです。


 

さて、昨日の指標のお時間です。とりあえず日本の指標としても、機械受注は株式市場へ与えるインパクトがあり、株式市場からの波及で為替も動く可能性があるので表自体は作っておきました。まっ、表作っただけのお手軽な仕事で終わったスルー耐性テストだったわけですが。 

日本国5月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
機械受注(前比) +10.1% -5.5%   -3.7%
機械受注(前比)  +9.6% +8.6% +16.5%

 

いつもは例え下らない指標だとしても欧州時間には指標が多くあるんですけど、珍しく昨日は目立った指標は欧州時間にはありませんでした。

その代りと言ってはなんですが、日本時間で午後9時ちょっと過ぎに「ECB理事、来年以降の利上げ方針で対立」とか言うニュースが流れまして、一時的にちょっとユーロが買われる事態に。これ、意見の対立なのになぜユーロが買われたのかと言いますと、今までの利上げ方針以上に早いペースで利上げを主張する理事がいるとかなんとか伝わりまして、早期利上げがあるかもと言うものです。ただこれ、よく考えてみれば、そう言う主張がある理事がいるなんてのは前から分かっている事ですし、今のECBの方針と違う意見があれば、当然今の方針を主張している多くの理事と意見の対立があるのは、ごくごく当たり前な話しです。

そこから20分程度経過した、日本時間で午後9時半には米国の生産者物価指数(PPI)の発表がありました。CPIに直結する重要な指標でして、前月比では前回値こそ超えられなかったものの事前の市場予想は超え、また前年比では前回値も事前の市場予想も超えた強い指標数値でした。 

米国6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数(前比) +0.5% +0.2% +0.3%
生産者物価指数コア(前比) +0.3% +0.2% +0.3%
米国6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数(前比) +3.1% +3.2% +3.4%
生産者物価指数コア(前比) +2.4% +2.6% +2.8%

ところが、直前のユーロの一見や、この指標発表から20分後くらいには、中国がアメリカの関税への対抗措置を強く行うと言うニュースが伝わり、なかなかPPIの数値が評価されません。市場が落ち着き、このPPIの数値が評価されだしたのはロンドンフィキシングタイムである日本時間で深夜0時を超えてからでした。そこからが凄かった(笑)。

 

いつものように、また話しが若干脱線します。

最近、生産者物価指数 = PPI を卸売物価指数として日本語表記しているFXブローカーさんがおられますが、卸売物価指数として発表している国と生産者物価指数として発表している国は別になってまして、アメリカは生産者物価指数 =  Producer Price Index (PPI)ですので、卸売物価指数ではありません。卸売物価指数は英語で Wholesale Price Index = WPI となりまして、現在の日本で企業物価指数と言われる指標とほぼ同じ指標になります。似ている指標なんですが、生産者物価指数には運搬料金などは含まれず出荷時点での価格推移、卸売物価指数は運搬料金や他にも出荷後のコストを含んだ価格推移です。以前はアメリカでも卸売物価指数として発表しておりましたが、1979年からは生産者物価指数 = PPI になったと米統計局のQ&Aに記載があります。 Producer Price Index Frequently Asked Questions

変な日本語表記を覚えてしまって損をするのはお客さんである個人の方です。無料で表示しているものだとは言え、もうちょっとしっかりしてもらいたいものです。

 

米ドルに関しては、日本時間で深夜0時過ぎにPPIが評価されドル買いが入ったと言う事でしたが、昨日はもう一つ重要な発表がありました。カナダ中銀の金融政策と政策金利の発表です。

jp.reuters.com

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結果、政策金利は事前の市場予想通りに25ベーシスポイントの利上げとなり⇩ 

カナダ銀行
(中央銀行)

2300JST
現状 市場予想 結果
翌日物金利誘導目標
(政策金利)
1.25% 1.50% 1.50%

一時的には米ドル加ドルペアで50~60pipsほど加ドル高が進行したものの、利上げが既に市場で随分と織り込まれていた事、次回の利上げは示唆されたものの時期は確定されず不透明な事、そして昨日は米ドル買いモードへ突入する雰囲気満々だった事で加ドル高は一瞬で収束し、日本時間で日付が変わる頃には既に金利発表前の水準へ戻り、その後は他の通貨と同様に米ドル高への運命をたどりました。

カナダとしては、豪州や他の資源国同様、自国通貨高はあまり嬉しいものでは無いでしょうから、今回の利上げタイミングは結果として加ドル高にならずに済んで良かったと言えるかと思います。カナダ中銀やカナダ政府としてはと言う事で、私としては値が動いてさえくれれば何だっていいんですけど(笑)。 


 

為替とはまた違うんですが、原油価格の下落が激しいです。昨日、またいつもの週刊ディアゴスティーニアメリカの週次燃油在庫の発表があったのですが、非常に多くの原油在庫取り崩しがあったため、一瞬だけ値上がりしたもののその後下落。

米国 週次燃油在庫集計
2330JST
前回値 結果
原油在庫  +124.5万バレル -1263.3万バレル
ガソリン在庫 -150.5万バレル  -69.4万バレル
中間留分在庫(暖房用含む)   +13.4万バレル   +412.5万バレル
クッシング原油在庫  -211.3万バレル  -206.2万バレル

 

理由はこちら⇩ 

jp.reuters.com

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www.aljazeera.com

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ずっと言われていたようでして、でも、ずっと言われていても原油価格は上げ続けており、いつ発表になるのか、どのタイミングで暴落トリガーが発動するのか、原油先物は商品先物の中でも特に特殊な商品なので、情報や経験を持つ者じゃ無いと非常に危険と言うこういう事があるためです。

それにしても、北海ブレント原油先物は6%を超える下落とか「お前は、仮想通貨かよ!」とツッコミたくなります(笑)。


 

最近、もう少しブログをスマートに書こうと思うのですが、毎日毎日何かと発生しましてなかなか思うようにスマートに出来ません。書くことが無い時は、スペースを埋めるのにも苦労するくらいなのに(笑)。もうちょっと、バランスよく世の中の出来事が発生してくれないものでしょうかね。

 

あっ、ワールドカップの件については、触れません・・・・・・、触れません。


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2018/07/10 戦績

 2018/07/10 火曜日 戦績

USDJPY        +140,500円

EURUSD        +212,318円

GBPUSD        +453,849円

AUDUSD         +29,163円

USDCAD         +26,006円

EURJPY        +133,400円

GBPJPY        +329,900円

AUDJPY         +43,200円

CADJPY         +11,700円

EURGBP         +65,567円

TOTAL       +1,445,603円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,955,228円

 

月間戦績(07月)

TOTAL       +6,135,586円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +188,868,440円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,089,196,756円

 

昨日の数字、半分以上は一昨日の月曜日に勃発しました「英国閣僚辞任祭り」が発端となったポンド売りからの買い戻しでお稼ぎあそばされたものでして、よく言われるような「◯◯の半分は~」的な比喩ではなく、ポンドドル・ポンド円・ユーロポンドの3ペアで、全体の58.7%を叩き出しております。

どうでもいいんですが、◯◯の半分シリーズで超有名な「バファ◯ンの半分は優しさでできている」とか言うキャッチコピーですが「よく薬事法違反で問題にならなかったな~」みたいな(笑)。まあ、何につけても「どうでもいいんですが」とか言い出すと、このブログ自体がどうでもいい事の塊みたいなものなんで、存在感を自己否定みたいになっちゃいますけど。

 

脱線ついでに、私としては「国民または、国民から信託された政府・行政から信任された者が、意見の相違で辞職するのは罪」だと考えております。今回、英国の外相であったジョンソン氏や、EU離脱相であったデービス氏が辞任し、英ポンドが売られるような場面もありました。これだけとってみても、国に対して、国民に対して、不利益を与える事態になっているわけです。

意見が相見えない事など、この世の中では当たり前な事で、それを交渉や譲歩あるいは自らの主張を推し、話し合いを進めるのは民主主義の大前提なわけで、自分の意見が通らないから辞めますでは、自分をその立場にした「国民または、国民から信託された政府・行政」に対しての背任です。だって、その人がいなくなったら、その後は誰がその意見を主張するのでしょうか。イエスマンで周囲を固める独裁者を作ることに加担したとも言えるわけです。 

もしブリグジットが上手く行かず「EU離脱が失敗だった」と言われる事になったとしたら、恐らく今回の方針を貫こうとしたメイ首相が批判にさらされるのは間違いありません。ただ、そこで「ほら、私がだからあの時」と言う主張を、今回閣僚を辞任したジョンソン氏やデービス氏がしたとしたら、私の考えとしては「逃げ出したんだから、あなた達の方がもっと悪い」と言う事になります。

あまり政治色を濃くしますと余計な事態を招く事があるので、一般論的な事で終わりにしておきます。 


 

さて、昨日の為替相場ですが、ポンド絡みの一喜一憂右往左往を除きまして、とにかくドル円の見えざる手による強制上げが凄かった(笑)。

f:id:fxse:20180711071008p:plain

どこまでも限りなく降り積もる雪とあなたへの思い上昇し続けるかのような、この見事な強引な上げ展開。

 

ちなみに、ユーロもポンドもあまり全くやる気が感じられず、対円だけはドル円との掛け算連動で動いていた程度の模様です。なんとなく、指標もズラズラと欧州時間にあったのですが、どれもイマイチな感じでして、イマイチならイマイチで売り反応して頂いても結構なんですが、そんな気も起きなかったようです。 

フランス5月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産指数
(前比)
-0.5% +0.7% -0.2%
イタリア5月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産指数
(前比)
-1.3% +0.9% +0.7%
英国5月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 -123.4億ポンド -120.0億ポンド -123.6億ポンド
貿易収支(EU以外) -43.3億ポンド -37.0億ポンド -34.9億ポンド
英国5月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産指数
(前比)
-1.0% +0.5% -0.4%
製造業生産指数
(前比)
-1.3% +0.9% +0.4%
サービス業指数
(前比)
+0.2% +0.4% +0.4%
英国5月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
GDP(前比) +0.2% +0.3% +0.3%
ドイツ7月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ZEW景況感指数 -16.1 -18.0 -24.7
ユーロ圏7月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ZEW景況感指数 -12.6 -13.5 -18.7

ポンドは、欧州時間に入ってから徐々に上昇しようとはしていたのですが、鉱工業生産のプラス予想からマイナス転落が効いたのか一旦上昇は止まり、ただ前回値がマイナスだった事から市場予想が期待しすぎだと言う意見なのか、あるいは同時に発表されたGDPにが良かった事を好感したのか、欧州時間が始まる前の水準で売りも停止、その後はダラダラと意志が無い動きをするだけでした。

 

まっ、あっちもこっちも微妙に動くのでは無く、どれか決まった通貨ペアだけ狙ったように動いてくれた方が私としてはありがたいので、むしろ昨日のような値動きは歓迎とも言えます。キレイな値動きの割にドル円の数字が比較的小さいのは、ポジション取ったまま日付を超えた分が多いためでして、ワールドカップ準決勝のフランス・ベルギー戦も終わり、一瞬寝て起きて「よしよし」とポジション見ながらニヤニヤしていたところ、早朝5時51分のあのヘンテコリンなドル円崩落ですよ・・・・・・

世の中、なかなか簡単には稼がせてくれません。


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2018/07/09 戦績

 2018/07/09 月曜日 戦績

USDJPY         +26,200円

EURUSD         +31,160円

GBPUSD        +130,907円

AUDUSD         +12,526円

USDCAD               0円

EURJPY         +57,100円

GBPJPY        +175,000円

AUDJPY         +25,900円

CADJPY          +9,500円

EURGBP         +41,332円

TOTAL         +509,625円

 

週間戦績(当週)

TOTAL         +509,625円

 

月間戦績(07月)

TOTAL       +4,689,983円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +187,422,837円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,087,751,153円

 

昨日は、全然動かないクソ相場厳しい相場、上の数字をご覧いただければ分かるかと思います。それでも、システムの中の小人さんの種族によっては、昨日も随分と頑張った小人さんたちも居たそうでしてうらめしいうやらましい限りです。我が家の小人さんはリスク抑える事の専門家になっている傾向なので、どうしても利益取りに行くのは弱い感じです。

よく、自動取引のシステムを「バランス良く作ろう」とか言う人もおりますが、システム作った事がある人ならお分かりになりますように、バランスよくなんて作れるわけねえだろ!って(笑)。だいたい、相場物なんて一寸先をビクビクしながら丁半博打をしているようなものですから「いける時は積極的に」の「いける時」なんてのは分からないわけですよ。 


 

さ、そんな事はどうでもいいんですが、昨日の指標。指標なんてもので市場が動いたんだったら、もっと数字が取れてますから!って感じです(笑)。

日本国5月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支    +5738億円     -4830億円     -3038億円
経常収支 +1兆8451億円 +1兆2400億円 +1兆9383億円
日本国6月
1400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
景気ウォッチャー調査
現状判断DI
47.1 48.1 48.1
景気ウォッチャー調査
先行き判断DI
49.2 50.1 50.0

まるで当たり前のように日本の指標じゃ無反応です。昨日発表されました貿易収支と経常収支、注目度が高いのは貿易収支の方なので貿易収支を上にしてありますが、貿易収支と言うのは経常収支の一項目なわけでして、と言う事は当然ですが経常収支に貿易収支の数字は内包されてます。

先に、昨日同じく発表されましたドイツの数字をご覧ください。経常収支と貿易収支、あまり差がありません。今回発表された5月の数字なんて、貿易収支の方が経常収支を上回っており、つまりは輸出した「物」より、輸入したサービスや海外から還流した資金の方が多い事を意味してます。 

ドイツ5月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 +201億ユーロ +202億ユーロ +197億ユーロ
経常収支 +235億ユーロ +198億ユーロ +126億ユーロ

それに対して日本ですが、貿易収支が赤字にも関わらず、経常収支は前回値をも上回るまっくろくろすけの黒字でして、つまりは輸出より輸入の方が多い「物」の移動だけで無く、輸入したサービスや海外から還流した資金の方が莫大に多いと言う事です。これでよくも「ぼうえきりっこく」だと言ってるものだなと。

 

平成29年(2017年であり平成29年度ではありません)、昨年1年間の累計ですと、経常収支が21兆8742億円の黒字、貿易収支が4兆2246億円の黒字となっており、経常収支の黒字幅の大半を占める第一次所得収支は配当や利子など還流した資金です。

www.mof.go.jp

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ただ、これを言うと「実際に輸出した金額も77兆円もあるじゃないか!」と反論される方もおられるんですが、それでも昨年の名目GDP546兆円に対して14.1%を占めるだけの割合しかありません。

www.bloomberg.co.jp

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この、GDPに対する輸出額の割合を「輸出依存度」と言いまして、文字通り「どれだけ輸出に依存しているのか」と言うのを占める数値となってます。日本は世界的に見ても輸出依存度は非常に低く、世界200ヶ国地域ある中でだいたい140位前後でして、この順位だけ見ると発展途上国の真っ只中にいる感じです(笑)。まっ、貿易立国と言う事にしておいた方が何かと都合がいい(特に国内向けに)事情があるようですし、数字はちゃんと発表してくれてるので別に構わないんですけど。

いつも貿易収支の発表がある時に書きたいと思っていたのですが、いつもはそれなりにネタがあり、もう全然値動きもネタも無かった今日、遂に日の目を見たネタとなりました。 


 

そんな昨日、ニューヨーク時間に入る前は本当に酷かったのですが、ニューヨーク時間に入りどうにか動き出したかと思ったところ、思わぬところから強力なニュースが入ってきました。

jp.reuters.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

このニュースを受けましてポンドは急落。

こう言う政治的な混乱で利益を得ると言うのは、いささか先生微妙な気分ではあるのですが、英国の事ですし良しとしておきましょう(笑)。

今日あたり、そろそろ為替相場も始動してくれると嬉しいのですが、もしかしたら市場の皆さん、トランプ大統領が何か言うまで待ってるつもりじゃないでしょうね?あれは、出来たらサービスタイムって事でお願いしたいのですが・・・・・・


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2018/07/09 月曜日

全国的に荒れ狂った豪雨の一週間、関東だけは無傷に近い状態でして「まさか、これが梅雨が明けたと言う意味だったのか」とか誰かにそう言われたら、なんとなく説得力がありそうな気もしてしまいます。いや、梅雨が明けて関東だけ上空の気圧が高くなり、雨雲が避けたとかあるんでしょうかね?恐らく関係無いのでしょうが。


 

さて今週、トランプ大統領と楽しい仲間たちその周囲を除きまして、大きな注目は3点、まず日本時間で7月12日木曜日午後9時半に発表予定になっております、アメリカの消費者物価指数(CPI)です。特に変動が激しい生鮮食品と燃油を除いたコアCPIの前月比・前年比ともにどうなるのかが、雇用関連指標が落ち着いている今は最も金利に直結する指標と言えますので非常に注目しております。

次に、ブレグジットで揺れる英国の中銀、イングランド銀行(BOE)カーニー総裁の講演が日本時間で7月12日木曜日深夜0時半ころから予定されております。先日、次回の金融政策決定委員会(MPC)での利上げ示唆とも取れる発言をしたカーニー総裁ですが、もしかしたらあの発言の後で奥さんに怒られて「市場は意図を正確に読み取っていない」的な発言をする可能性もあります。中銀総裁の皆さん、何か言いたい事は言いたいんですが、自分の発言で市場が動いたと言われる事を嫌います。ですので、一旦発言を否定し、でもやっぱり実行すると言うのは、もはや鉄板と言うか(笑)。それと、英国のメイ首相がハードブレグジット強行姿勢からソフトブレグジット路線へ転換した事で、その点に関して高く評価する事はまず間違い無いでしょう。この事は、確実に発言した瞬間にポンドが買われる要因となるかと思います。講演は米国のマサチューセッツ・ボストンで行われまして、主催が全米経済研究所ですので、必ずや何か期待に応えてくれる質疑があると信じております(笑)。

それと、ハードカレンシー関連では無いのですが、最近非常にいい仕事をしてくれますカナダドルですが、日本時間で7月11日水曜日午後11時に、カナダ中銀であるカナダ銀行の金融政策と政策金利発表があります。政策金利に関して事前の市場予想は、現状1.25%から1.50%へ25ベーシスポイントの利上げとなってまして、利上げは随分と織り込まれておりますので、発表される金融政策の要旨によっては「利上げ発表売り」もありえます。その辺り、事前の市場の雰囲気と言うか、ぶっちゃけ「ブルームなとかさんや、ロイなんとかさんがどっちに誘導したいのかどんな感じで伝えているのか」よく注意しておいた方がいいかと思います。カナダどるなんてやってないと言う方でも、資源国通貨とか言って、勝手に豪ドルやNZドルに影響してくれる事もありますので。

 

あとは、一般的な指標はずらずらとありますが、何でもかんでも気にしているとキリがありません。適当に、自分が重要そうだと思うものだけチェックしておけばいいかなと。まず本日7月9日月曜日には、この後1時間後くらいの午前8時50分に日本の経常収支と貿易収支の発表あります。貿易収支は対米金額だけ注意しておき、トランプさんを刺激しない程度ならいいなと(笑)。もともと今回は赤字予想になってますので、どうせ某大統領はその場その場の金額しか見ないでしょうから、季節調整とかそう言うのは全部抜きにして、日本の対米貿易で黒字幅が減少していれば良しとするでしょう。大丈夫かな?こんな事ばっかり言ってて。それと、同じく日本時間で本日午後3時にはドイツの経常収支と貿易収支が発表になりますが、ドイツの場合はユーロ圏なのであまり単国での数字は意味をなしません。それでも、もしかしたら月曜日ですし、他に材料が無くてユーロちゃんが動くかもしれませんので、一応頭の片隅にでも置いておく程度で。

明日、7月10日火曜日午前10時半に中国のCPIと生産者物価指数(PPI)が発表になります。中国、いつもは無視なんですが、米中貿易摩擦の真っ只中でして、事前の市場予想は前回値を上回る数字が出ておりますが、これが落ちると米ドルが動き、相対する通貨が人民元は無理なので円で対処する事になるかもしれません。最近は中国(オセアニア)と言う状況は脱してきているようですが、それでもまだ豪州にとって最大の取引相手である事は代わり無く、米国からの輸入に高い関税を掛けられますと豪州からの輸入が増える事は間違いありません。中国の指標が豪ドルに直結する状態も、また再燃するかもしれません。午後5時半には英国の貿易収支と鉱工業生産・製造業生産午後6時にはドイツとユーロ圏のZEW景況感指数の発表もあります。

7月11日水曜日、午前8時50分に日本の機械受注がありまして、機械受注が直接為替に影響する事は稀なんですが、株価に影響した結果、日経平均の動きからドル円が踊る事は十分にあります。午後9時半には米国のPPI午後11時半には米燃油関連指標の発表です。翌日の米CPIの発表を控え米PPIは最後の先行指標となりまして、事前の市場予想はCPIとPPIは連動して予想してますから、ここでPPIの市場予想が大きく違う事がありますと荒れる可能性もあります。燃油関連指標は為替がどうのでは無く、最近の私の興味です(笑)。

7月12日木曜日、早朝2時に米財務省の10年債入札があります。最近は米国債利回りが低下しておりまして、その中での10年債入札ですので、結果によっては市場の米国債利回りに影響があります。米国債利回りは対ドルでの為替レートに大きな影響を与えますので、大型指標発表時のような準備は要らないと思いますが、ストップロスがきちんと入っているか確認する程度のリスク対策は必要かと思います。日本時間の午後から、欧州各国のCPI午後6時にユーロ圏の鉱工業生産があります。

今週の最終営業日、13日の金曜日 ⇦ これが書きたかった(笑)。13日金曜日には、非常に注目の中国の貿易収支が発表になります。ちなみに、中国の貿易収支は発表時間が決まってませんので、恐らく日本時間で午前11時から午後1時くらいまでの間に発表にはなると思うんですが、もしかしたら翌日になったりとかもあるので、何とも言えない指標です。中国の指標ですから、回り回ってドル円が動く事はありますが、それ以上に米中貿易摩擦(人為的)の中での数字ですので、単に興味があります(笑)。午後11時にはミシガン大の例の指標もありますが、赤字にするほどの事ではありません。


 

この前、こんなニュースがありました⇩

大量の米国産大豆を積んた貨物船1隻が中国北部に向かって急行していたが、輸入関税が課される前に到着するという時間との闘いに敗れてしまった(以下略)

www.bloomberg.co.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

これは(笑)。笑っちゃいけないんですが、恐らく当事者の皆さんも笑うしかない状況でしょう。いや、非常に悲しい出来事です。あとちょっと、半日早く到着できたら25%の関税が掛からずに済んだのに。

地図で見ると、本当にあとちょっとだったようです。

貿易摩擦も貿易戦争もどうでもいいんですが、実際に大変な思いをするのは事業者の皆さん、そして最終的な消費者の皆さんです。確かに関税政策と言うのは自国の産業保護と言う側面も大きいでしょうが、これだけ国際的な世の中でFTAとかガンガンやっているような時代に関税で対処しようと言うのには、何か違和感を感じてしまう部分もあったりします。


 

そんな感じで、今週も為替市場はどうなるのか占うのが難しい情勢ですが、それでも必殺技「行き当たりばったり」で対処するしかありません(笑)。そして普段の生活的には、そろそろ雨風、そして地震が落ち着いてくれる事を祈るしかありません。

行き当たりばったり相場と天災と言う難題が目の前にありますが、今週も一週間頑張ってまいりましょう。 


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