FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2017/05/05 戦績

 2017/05/05 金曜日 戦績

USDJPY        +131,000円

EURUSD        +103,661円

GBPUSD        +171,091円

AUDUSD         +22,307円

USDCAD         +68,272円

EURJPY        +410,200円

GBPJPY        +339,700円

EURGBP         +24,322円

TOTAL       +1,270,553円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +5,172,698円

 

月間戦績(05月)

TOTAL       +5,172,698円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +105,328,113円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +664,884,962円

 

日本では "こどもの日" だった昨日、日本時間で午後9時半に発表になりました米雇用統計 = Employment Situation Summary にて、市場予想を上回る非農業部門雇用者数、前回値も市場予想も下回る低い失業率が発表になり、

4月 前回値 市場予想(中心値) 結果
非農業部門雇用者数 +9.8万人 +18.5万人 +21.1万人
失業率 4.5% 4.6% 4.4%
平均時給(前月比) +0.2% +0.3% +0.3%

前回値も市場予想も上回る結果を受け、時期が時期なら 100pips は最低でもぶっ飛ぶ内容だったのですが、もう全然ダメ ┐(´д`)┌

ドル円だけ見ていれば、指標後にドル高に動いたようにも思えるのですが、対ユーロやポンドでは指標発表後からドル安に動きまして、指標結果は全く無視と言う状況になっておりました。ドル円だけドル高に動いたように見えるのは、ユーロとポンドが対ドルだけで無く対円でも上昇したため、クロスレートの結果として円が売られて対ドルでも下落したためです。世界最弱通貨、日本円の登場です(笑)。

 

 

今回の雇用統計、私も早々と負けを認めまして、いや別に何かに負けたワケでは無いのですが、もう発表から2分後にはドル売っちゃう宣言(笑)。

h.hatena.ne.jp

ここで買った円は、午後9時50分過ぎからのユーロ円・ポンド円アタックチャンスに巻き込まれたドル円の上昇で、根こそぎ建値ストップで刈られたワケですが(汗)。

 

 

今回、いつもの自宅でやっているのと違い、旅先でノートパソコンを駆使ししてトレードしていたため若干余裕が無く、いつもの「雇用統計を前に」のエントリーはせず、はてなハイクで当社予想値を呟いておきました。

h.hatena.ne.jp

もうね、全然外れ(笑)。前回値が +9.8万人と言う事で、今回はある程度伸びる事は容易に想像がつきました。そのため、各社多目の予想を行っておりまして、英バークレイズの +22.5万人と言う大きなものから、モルガンスタンレーの +17.0万人と言うやや弱気なものまで様々。市場予想中心値も集計した会社によって、+18.5万人だったり、+19.0万人だったりバラついていた感じです。

雇用統計、名前が示す通りに「統計」でして、仮に雇用統計を発表する労働省と同じ方法で調査し集計をする事が出来たら、事前に分かるわけなんです。ただ、国家機関である労働省が行う調査と違い、民間企業が全く同じに調査する事が出来ないため、各社適当にチンチロリンで独自の調査手法で予想しております。

一番多い方法としては、他の事前に発表される指標と雇用統計との相関係数を算出し、更にその相関係数を算出させる指標と別の指標との相関係数から修正係数を算出させたりする計算型でして、これがなかなか当たらないんだ(笑)。かと言って、実際の雇用統計での調査対象よりもずっと少ない調査対象を作り出し予測を行う調査型にしても、随分とコストが掛かる割には当りません。だって、アメリカの就労人口が1億5千万人を超えているのに、その千分の一程度の十数万人規模の就労者数増減、上下数万人範囲を当てるなんて、競馬のG1レース当てるより格段に難しいです(笑)。

 

 

今回の雇用統計、なぜ雇用者数は増え失業率は低下したのに米ドルが思ったほど買われなかったのか。

よく「雇用統計の先行指標」と言う言葉を聞くかと思います。先程、雇用統計の事前予想をする方法で「他の事前に発表される指標と雇用統計との相関係数を算出し」と言う事を書きましたが、ここで言う「事前に発表される指標」と言うのが正に「先行指標」と言われるものでして、雇用統計の先行指標として有名なところでは「ADP雇用統計」と言う、給与計算を行うADP社が発表する指標があります。

これ、先程の雇用統計の事前予想をする方法で「調査対象を作り出し予測を行う調査型」に分類される指標でして、給与計算をしていると言う立場から「調査対象を作り出す」と言うのとはちょっと違うのですが、実際にカウント出来ると言う意味で注目されるわけです。

なぜ雇用統計の先行指標のお話しをしたのかと言いますと、実は雇用統計すらも、本来はある指標と同じようなものの先行指標であるためでして、それはズバリ、FOMCの発表する「政策金利」です。「あれ?つい先日、FOMCあったじゃん?」と思われるかたもいるかと思いますが、いつも雇用統計の直前にFOMCってありますか?

実はFOMC、ほぼ6週間毎に年間8回の開催でして、曜日的には必ず火曜日・水曜日の2日間となるんですが、他の指標などのように「毎月第◯何曜日」とかでは無いんです。今年を例にしますと、次の8回になります。

1月31日~2月1日・3月14日~15日・5月2日~3日・6月13日~14日

7月25日~26日・9月19日~20日・10月31日~11月1日・12月12日~13日

www.federalreserve.gov

ですので、たまに雇用統計と同一週になったりまして、その際には雇用統計が若干無視されたりする事もあったりします。が、そんなの関係無くガンガン行く時もあったり市場はいつも気まぐれですので、何と言っても結果論でしか語れません。 

次回、同じようにFOMCと雇用統計が同一週になるのが、FOMCが10月31日~11月1日に行われる週の金曜日11月3日に雇用統計の発表があります。 

 

 

それと、原油。酷いね原油(汗)。

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別に構わないと言えば構わないのですが、昨日も書きましたように実社会への影響があまりにも大きな先物相場ですので、何とも言えません。その、上のグラフでひときわピッと下がっている、日本時間で昨日の午後12時18分から30分ごろに掛けての一気下げ、時間外取引でしかも東京がお休みの昨日、狙われたんでしょうね。

こう言うのがありますと、ヘッジファンド規制とか言う声も分からなくもありません。実生活にあまりにも大きな影響を与えてしまいますから。それに関しては、私としては何とも言えない微妙な気分なんですが(汗)。

 


 

さて、昨日はこどもの日でして、祝日法によりますと「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」とあります。実に素晴らしい日です。 実際には、母への感謝とかそんなのは完全無視で全力子供たちの日と言う感じでして、我が家でもそんな感じです。いや、我が家は特にそんな感じです(笑)。

今年はこどもの日が金曜日でしたので、続く土日もお休みになっている会社、学校が大半だと思います。あと連休も2日間、外国為替取引を生業にしている者にとっては、やっと週末が来たと言う感じでして、これでようやく連休モードの子供たちと遊べるかなと言うところです。昨日のこどもの日もお父さんは抜きでしたので、今日明日は残りの連休を、連休っぽく過ごしたいなと思ってます。

2017/05/04 戦績

 2017/05/04 木曜日 戦績

USDJPY        +519,200円

EURUSD        +349,288円

GBPUSD        +123,652円

AUDUSD         +46,519円

USDCAD        △29,559

EURJPY        +780,700円

GBPJPY        +128,100円

EURGBP         +12,801円

TOTAL       +1,930,701円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +3,902,145円

 

月間戦績(05月)

TOTAL       +3,902,145円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +104,057,560円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +663,614,409円

 

昨日のエントリーで、さんざんFOMC・FOMC言っておりますので、もうお腹いっぱいと言う感じですが、それでも上の戦績にFOMC後の相場の分が含まれておりますので、一応はさらっと行きます。

いつものように⇩このエントリーをFOMC直後にしたのですが、いつもなら1時間後くらいになるのですが、今回は随分と早目の30分後には投稿できちゃいました。 

fxse.hatenablog.jp

結果として、市場の予想どおりの内容しか入っておらずサプライズなしの予定調和的な議事要旨だったわけでして、初動が鈍かったのは「書き方がいつもと若干違う雰囲気」で、コンピューターを使った比較に時間が掛かった。いや、多分そうなんだと思います。おそらく、どの資金運用をしている会社でもコンピューターでは無く、人が判断してオーダーする事になったのでしょう。わかりませんけど ⇦ 超適当(笑)。

 

私も、とりあえずドルを随分と買い込みまして、買い込んだ数分後には30pipsほど一気に上昇が来たのでシメシメと言う感じです。もちろん、逆があれば文字通り一瞬先は闇と言う状況にもなるわけでして、首尾よく行ってもドキドキはするものです。

東京時間の日中はタラタラと値動きしていただけで、FOMCの後だからと言って特に目立った動きはありませんでした。ところが欧州時間に入ると一変、急に慌ただしくなりまして、ユーロが買われそうな勢いです。そんな時、当初は円でドル買ってるので、今度はドルでユーロを買えば、合成レートでユーロ円のクロス円が完成です。メリットとしては、一度ドル円をクローズさせてユーロ円を書い直す事に比べ、スプレッド分の手数料が若干お得になる事と、値動き次第でイザとなったら後から買ったユーロドルだけクローズさせてドル円すとなったら、それもスプレッド分の手数料がお得と言う事でしょうか。デメリットとしたら、そう言うシステムになってないと、合成レートでの損益がパッと見ただけで分からない事と、証拠金が二重に掛かるためにレバレッジ限界いっぱいいっぱいでトレードしてる方には難しいと言う事です。もっとも、レバレッジ限界いっぱいいっぱいと言うのはトレードでは無く、もうプレイと言うべき、いやベット(bet)かも(笑)。

 

欧州時間に入るとドルが売られ始めていたにも関わらず、ドル円だけは上を目指しておりました。ユーロやポンドが上昇しているので、クロス円としても上昇余地があるのでおかしな話しでは無いのですが、明らかに113円を狙ってる動きでして、雇用統計前日のニューヨークカット又はロンドンフィキシングでの113.00ノータッチのバリアオプションでもあるのでしょう。午後7時半前に一度は113円を示現したような感じもあったのですが、あの多くのFXブローカーで付けた bid で 113.004前後ですと銀行間の通常スプレッド3~5pipsでは 113.00タッチは不成立です。

その後、20pips程度押し戻された事で「これ完璧オプション攻防だわ」と、かえってバレバレでして、全力掛けて「このチャンス乗り遅れるな」とばかりに皆さん買うわけです(笑)。うちの、シンガポールのアレックスくんも買うわけです(笑)。113円付け、上に跳ねない事を確認し、誰もそれ以上は冒険する気が無いのが分かりますので、全員が全員そそくさと撤退しましてドル円崩落と言う、市場参加者による完璧な連携プレイなわけです。ええ、オプション守ろうとしてた人だけが一人負けです。なにしろ、オプション受けてた方(銀行)も攻撃に参加してるでしょうから(笑)。

 

久々に激しく資金突っ込んでいたのがフランスのエリックでして、原油が酷い(笑)。笑うしか無い状態の、WTI原油先物1バレル=47ドル後半から45ドル前半まで、わずか半日で5%近く下落(汗)。5%下落って、ドル円で言えば110.00円から5.50円の下落で104.50円になる事で、日経平均で言えば20,000円から1,000円下落して19,000円になる事と一緒です。原油先物なんて実際の原油現物の100倍近く、市場によっては100倍以上の取引をしており、それが実際の経済に与える影響の大きさを考えたら、烏賊(いか)様のお住いになられてる相場のようなもんです。

ちなみに、もし100倍もの原油を引き渡しするように先物を買っていた人たちが一斉に「現引き」を要求した場合、原油足りませんので現金決済になります。これ、原油じゃ無くて農産物の先物相場で考えたら分かりやすいのですが、例えば「あずき」を先物で買っていたけど不作で全く収穫できなかった場合、これ受け取れ無くても仕方ないですよね。つまり、商品先物市場には「渡せなかったら仕方ない」と言う考えがありまして、一番怖いのは「金(ゴールド)先物」は実際にそう言う時が来ると言われております。その時、金価格は理論的には無限に上昇する可能性がありまして、まあ実際には現在の1オンス1,200ドル台が一気に1オンス1万~2万ドル台に、そこまで行かなくても数倍までは一瞬で行くでしょう(汗)。

 


 

昨日から、家族+αで某温泉地に来ております。うちの弟くん(長男)や家政婦さんのところのお子さんの小学生組は、さっそく、空気で膨らんで内部で遊べる「ふわふわドーム」を発見し、プレイ要求です(笑)。実はこの「ふわふわドーム」と言う名称は今まで知らなくて、人に説明する時になんて言うのか調べたところ判明しました。

⇩こちらの業者さんでレンタルの扱いをしております。会社名からして、ふわふわです(笑)。

株式会社ふわふわ

そして、なぜゴリラのふわふわドームを見かける事が多いのか分かりました。ゴリラが一番安いんです。レンタルで一番安いって事は、購入してもゴリラが一番安いのは間違い無いと思います。それに説明を見ますと、ゴリラの腕の部分が中の子供が飛び跳ねる事で動くと言う事で、外から見てても面白いと言うのもあるのかもしれませんが、まあ安いからでしょ。 

イベントなどでは無料の場合も多いかもしれませんが、温泉地のこんなのは有料です。しかも良いお値段取りまして、1回10分で子供1人800円(汗)。誰だよ?日本はインフレしてない、今でもデフレとか言ってるヤツ。責任者出てこいよ!

ただ、この金額なので混み合うと言うほど混み合って無く、程よい混雑具合と言いますか、この手の遊具だとあまり人が少ないと中でプレイしてても面白く無いでしょうから、連休中に温泉地だと800円は、丁度いい価格設定なのかもしれません。

 

到着して1回やって、お出かけして帰って来る時にもう1回やって、子供2人で2プレイで3,200円です。随分と楽しかったようでして、昨日の段階で「また明日もやる!」と言っていたので、今日もやるのでしょう。そして、また明日もやるのでしょう。ふわふわドームのテキ屋さんに、3日間で9,600円のお支払です(汗)。回数券とか作ってもらえませんでしょうか(笑)。

2017/05/03 戦績

 2017/05/03 水曜日 戦績

USDJPY        +132,900円

EURUSD        +111,733円

GBPUSD        +167,977円

AUDUSD         +89,273円

USDCAD         +22,380円

EURJPY         +75,500円

GBPJPY         +82,700円

EURGBP         +21,085円

TOTAL         +703,548円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,971,444円

 

月間戦績(05月)

TOTAL       +1,267,896円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +102,126,859円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +661,683,708円

 

昨日と言いますか、昨晩と言いますか、正確に言えば本日早朝と言いますか、2日間に渡ります米連邦公開市場委員会(FOMC)が終わりまして、その議事要旨が公開されました。このブログエントリーの趣旨としては、前日の結果を翌日書くと言う事ですので、本来は日付が変わって本日早朝の事は明日の更新の内容となるのですが、さすがに触れないワケに行かない感じのイベントですので、とりあえず触れておくだけは触れておきます。実は、この記事の下書きしてるのは本日早朝の1時過ぎでして、まだFOMC終わっておりません(笑)。

ところで、いつもFOMC・FOMC言ってますが、FOMCって何だかお分かりでしょうか?英語で「Federal Open Market Committee」の省略形がFOMCでして、日本語に訳しますと「連邦公開市場委員会」と言います。「Federal=連邦 Open Market=公開市場 Committee=委員会」と、もう本当にそのままです。よく「FOMCって日銀の金融政策決定会合みたいなものだろ?」と思われている方がおられますが、これちょっと違うんです。実は、アメリカ人でも正確に理解していない方が大勢おられるんです。もちろん学校で習うんですよ?うちのお姉ちゃん(長女)はアメリカの学校に通っていた時期もありましたが、学習内容に含まれておりました*1

 

よく、アメリカの金融政策の事についてニュースなどで出て来る用語に、こんな感じのものがあります。

FOMC FRB理事 FRB FRS 連銀総裁 地区連銀

これ、どれが日本の中央銀行である日本銀行、日銀に相当すると思いますか? 実は、どれも日銀に相当するものは無いんです。

アメリカの中央銀行、たまに「中央銀行制度」と言われたり、記事で書かれているのをご覧になられるかもしれません。そう、アメリカに正確な意味で言ったら中央銀行はありません。その代わりに、中央銀行と同じ制度を作ったんです。

上の用語の中で、実体を持ったものは「地区連銀」だけです。正確に言いますと、地区連銀と言うのは通称で、アメリカの各地に散らばっているために地区連銀と呼ばれますが、本来は「連邦準備銀行」略して連銀です。例えば、ニューヨークにあるものは「ニューヨーク地区連銀」とか言われますが、本来は「ニューヨーク連邦準備銀行」でして、地区は付きません。

連銀総裁は地区連銀のトップでして、全部で12ある地区連銀にそれぞれ連銀総裁がおりますので、総裁は12人おります。どの連銀総裁も地区が違うだけで同じ権力かと言いますとそうでは無く、12ある地区連銀の中で、唯一ニューヨーク連銀だけ特別な地位にあり若干大きな権限を持っております。まあ、ニューヨークですからね。

FRSは、Federal Reserve System の省略形でして、つまり「連邦準備制度」と言う形の無い制度と言うもの全体を指す言葉です。英語では、実体の無い "かたまり" をシステムと言う表現をする事が多く、例えば太陽系は「ソーラーシステム」でして、決して太陽光発電システムではありません(笑)。このFRSの場合、日本で言えば日銀のような中央銀行の持つ権力と言う目に見えないものや、その行使を行う実体など全てを含めてFRSと呼びます。

FRBは、実はこれ2つの使い分けがありまして、1つは Federal Reserve Board (of Governors) もう1つは Federal Reserve Bank のそれぞれ省略形です。文脈などから「察しなさいよ」と言う感じで使い分けしますが、どうしても混乱しそうな場合は、先に登場しました Federal Reserve Board の方を Board of Governors 又は単に Governors と書いて対処してます。これ、Federal Reserve Board は日本語で「連邦準備制度理事会」でして、よく聞くかと思います。また、Federal Reserve Bank は先程登場しました「連邦準備銀行」の事でして、通常は Federal Reserve Board の方を指します。FRB理事と言うのは、当然この Federal Reserve Board の理事でして、最大7人の席があり、現在は2名欠員の5名体制です。

そして最後になりました FOMC ですが、これもまた FRS を構成する一つとして、アメリカの金融政策を決める最高意思決定機関です。この最高意思決定機関で委員となるのがFRB理事と連銀総裁でして、FRB理事は全員が毎回委員となりますが、連銀総裁はニューヨーク連銀総裁を除いて持ち回りで最大4名だけ委員となります。ここでニューヨーク連銀だけ特別な地位にあると言う意味がありまして、ニューヨーク連銀だけは総裁が必ず毎回委員になり、更には副総裁の中で筆頭の第一副総裁も次席委員*2になると言う厚遇っぷりです。ニューヨーク連銀を除く11の連銀総裁の中で、委員になった4名を除く7名の中から4名この次席委員にも選抜される*3のですが、この点からもニューヨーク連銀第一副総裁は他の連銀総裁と同じ、あるいはそれ以上の立場であると言えます。

 

さて、ダラダラとここまで定義だけを書いたような感じで、全体像が掴みにくいかと思いますので、思いっきり他の物に置き換えて説明します。実は、アメリカの中央銀行制度を真似て作られたものがあります。持株会社をトップにした企業グループでして、つまりこう言う事です。

ある企業グループのトップに君臨する「◯◯ホールディングス」の最高意思決定機関は「株主総会」です。それと同じものが「FOMC」です。株主総会は会社の全ての意思決定が出来ますが、実体はありません。その「◯◯ホールディングス」の業務全般や子会社の細かい方針を決定するのは「◯◯ホールディングス」の「取締役」であり「取締役会」です。これが「FRB理事」であり「FRB」です。

「◯◯ホールディングス」は持株会社で、実際の営利事業はその「子会社」である「✕✕商事」や「△△商会」が行うわけでして、これが「連邦準備銀行」です。営利事業を行うには、社屋や倉庫も必要ですし店舗もあるでしょうから、実体があります。同じように連邦準備銀行にも、実際に市中銀行を監督したり査察を行ったり、あるいは市民からの問い合わせを受けたりとかする必要があり、実体があります。

その子会社には「◯◯ホールディングス」の社長とは別に、それぞれの会社に「社長」がおりまして、それが「連銀総裁」に対応すると言うわけです。ただ単に社長と言うと分かりにくいかもしれないので通称で「子会社社長」とか言うかもしれません。それが「地区連銀総裁」の通称と同じわけです。

そして、「◯◯ホールディングス」の子会社の中で、1社だけ特別大きな会社があったとしたら、その会社は子会社の中でも特別な地位にあるでしょう。当然、その会社の社長は他の子会社の社長よりも多くの権限を持つでしょうし、そんな会社の副社長でしたら、他の子会社の社長より立場が高いかもしれません。それが、ニューヨーク連銀と言うわけです。

これら、「◯◯ホールディングス」本社も含めて全体を「◯◯グループ」と表現する事もあるでしょう。これが「連邦準備制度(FRS)」に対応するわけです。

 

と、3,500文字を越えるような超大作をFOMC待ちの間に書いたわけでして、これ読んで分かりますかね?まあ実際のところは、文章校正ソフトと和訳ソフトの勝利と言った感じの超大作なんですが(汗)。

 


 

昨日の為替市場ですが、ボラが低い事、低い事(笑)。それでも、前日からの流れの中で、そこそこ数字が上がったのでありがたい事です。

少しだけ特筆するとしたら、豪ドルが一方的に売られまくっていた事でしょうか。今週月曜日から上げていた豪ドルでして、火曜日にありましたRBAターゲット(政策金利)発表も据え置きとは言えそこそこの好感でしたが、昨日、格付会社であるフィッチレーティングスが、豪州の外国人投資とマンション供給過剰の問題に関して指摘しまして、それを元に急降下なわけです。ボラが低かった日に珍しく豪ドルのボラが高くてありがたかったんですけど、格付会社も何だかなと言う気がする今日此の頃としては、手放しで喜んでいいものなのかどうか。

他にも、突然のポンド売り攻撃とか、まるで宇宙人が参戦しているかのような突然の方向転換があったり、ポンドの値動きとしては当たり前なのでいいんですけど(笑)。

 


 

さて、明日の夜には雇用統計も控えているのですが、本日から家族でお出かけしてまいります。と言いましても国内でして、ノートパソコンとか他にも色々と持参するので、行った先でも何やらいつもどおりに仕事と言うか、チョコチョコする予定です。当然、雇用統計にも参加するつもりでおります。 

昨日も軽くちょっとだけ秋葉原の方まで自転車で往復してきましたが、観光地は混んでいてビジネス街はガラガラと言う、連休特有の街の様子でした。混んでる時に、わざわざお出かけして混んでる場所に行かなくても良いようなものですが、子供たちは平日に休んで遊びに行くと言うわけにいきませんので、仕方ありません。

国内でお出かけですと、猫さんたちも連れて行かれるのが非常にいいですね。我が家の2匹、ユピテルくんとユノーちゃんは、初めての旅行です。

 


*1:実際には、そこまで学年が進んでいなかったため、授業としては受けておりません

*2:英語で Alternate Member と表記しまして、日本語訳は決められたものが無く一般的には「代理委員」と訳される事がほとんどですが、その職務内容からして代理では無く、私が以前勤務しておりました某投資銀行での日本語訳は次席委員としておりました。

*3:実際には、11連銀を4グループに分割しまして、そのグループ毎に選出されます。これは、FOMC委員がある地域にかたまらないようにと言う理由からです。

FOMC政策金利発表を終えまして May-2017

つい先ほど、約30分くらい前の日本時間早朝3時、米国東部夏時間で5月2日~3日の2日間に渡って行われておりました「FOMC = 米連邦公開市場委員会」での議事内容に関する「要旨 = Statement」が発表されました。  

 


 

え~、今回はこの「FOMC政策金利発表を終えまして」早いでしょ?(笑)。 

 

金利は予想通り据え置きでして、そこは予想と言うより予定通りくらいなのでいいのですが、もともと今回は金利の動向よりも議事要旨に何と書かれるかが重要でしたので、議事要旨が発表された直後に私も超速で読んだところ、予想以上に書き方と言うか文章全体を変えて来ました。

まあ、極端に変わったわけでは無いのですが、それでもこの手の議事録系のものに関しては、変更が無い部分は前回分をそのまま使いまわすが如くにするのが常でして、まるで読み手が「変更点多いのかも」と錯覚するのを狙ったかのようです(笑)。

FOMCによる市場分析的には、最近発表されている指標数値がそのまま評価されているようで「インフレ率は目標値とする前年比2%に近い水準」と言う事。そして「全会一致」で可決している事が安心材料になり、ドル買いに入っているようです。

が、ちょっとスイッチ入るのに時間がかかったのは、議事録の書き方問題かなと言う感じがしないでも無いです。

 

はてなハイクに私がこれ書いたのも、03時04分30秒くらいでして、実際には1分くらい前に買ってはいたのですが、いつもより判断に時間がかかりました。正確に言えば、アレックスがドル買いだと判断するのに時間がかかりました(笑)。

h.hatena.ne.jp

 

 

誰も見やしないでしょうけど、いつものようにプレスリリース載せておきます(汗)。

 


 

- FOMC 2017/05/03 アメリカ東部夏時間 午後2時発表 プレスリリース -

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2017/05/02 戦績

 2017/05/02 火曜日 戦績

USDJPY        +186,100円

EURUSD         +41,196円

GBPUSD        +139,228円

AUDUSD         +11,503円

USDCAD         +41,626円

EURJPY        +107,700円

GBPJPY        +223,000円

EURGBP         +33,728円

TOTAL         +784,081円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,267,896円

 

月間戦績(05月)

TOTAL       +1,267,896円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +101,423,311円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +660,980,160円

 

昨日はゴールデンウィークの狭間の平日と言う事で、一応は日本の官公庁や金融機関は通常どおり営業しておりました。そして我らが日銀は、3月に行われました金融政策決定会合の議事要旨を公開したのですが、市場は完全スルー(笑)。もともと議事要旨公開に対してスルー予想だったので、ある意味正解で嬉しいような、ボラ無くて悲しいような微妙な気分です。

今週に入ってからの対円相場、ドル円もクロス円も、システムトレードが一番得意とするある程度大きな波の中で相場を形成するパターンでして、ありがたい(笑)。そう考えると、ここで変に刺激を与えられて値動きを崩されるよりも、市場がスルーするような内容で良かったかもしれません。

 

日本時間で午後5時半に発表されました、英国4月製造業PMIの数値が良かったため市場が好感してポンド買われたりもしてましたが、それも一瞬の事で、ある程度買いが一巡しますと調整して終了と言う動きでした。

今週末には雇用統計もありますし、ポンドやユーロは随分と買ってしまっている感じもありますから、あまり買いたくも、そして値動きして欲しくも無いんでしょうね。「値動きする ⇨ カバー取引来る ⇨ 自分もカバー取引する ⇨⇨⇨ 堂々巡り」となりますので、皆んなが空気読んで取引しない感じ(笑)。もっとも、随分と買い込んだ欧州通貨が高くなっているので含み益が大きく、積極的に攻める必要が無いと言う理由もあるかもしれません。

 

実は、昨日は適当にプラプラ遊んでいたためパソコンの前にほとんど座っておらず、こんな適当に抽象的な事しか書けませんでした(笑)。 

 


 

日本って、落とし物が出て来る事で有名です。ほんと、何でも出てくると言う感じでして、私も過去に袋にも何も入れてない現金10万円を置き忘れて、それが出てきた時には驚愕しました。

昨日、またしても驚愕と言うか「そっ、それは・・・・・・、出て来る・・・・・・、の?(汗)」と言う感じの物が出てきまして、ちょっと今回は何とも言えない気分です。

 

4月21日、銀行のATMでお金を下ろしたんです。そして、その時にATMの明細をどうやら落としたらしく、それを拾った方が届けられたと(汗)。先週、銀行さんから電話がありまして、届けられてしまっている以上は返還すると言う事で、どうやら捨てといて下さいは無理な雰囲気でした。昨日、ちょうど銀行さんに行く用事がりましたので、その届けられていたATMの明細を返還して頂きましたところ、随分と雨に打たれて、人に踏まれた形跡のある感じでした(汗)。

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4月21日は全く降水が無く

www.tenki.jp

 

翌22日の深夜にある程度雨が降っております。 

www.tenki.jp

 

恐らく、21日に落としたATMの明細が2晩路上で過ごし、23日にこのお姿になったところを拾得されたと言う事なんだと思います。

え~、銀行に行って分かった事なんですが、どうやら拾ったのはお子さんのようでして「落とした人は困ってると思うから、渡してあげて欲しい」と言う事のようです。どこのどなた、と言う事は教えて頂けませんでしたが、私が帰った後で銀行さんから拾ったお子さんに電話して、持ち主に渡した事を伝えてくれるそうです。

 

本当に、大変ご迷惑をお掛けしました。

今後はATM明細は確実に処分致します。

 

ただ、一つだけ銀行さんにお願いがありまして「明細不要」と言うボタンを、全てのATMの画面に設定するように、お願いします。たまに小さいシュレッダーが設置してあるATMコーナーもありますが、絶対に「明細不要」ボタンを設定した方が安上がりだと思います。

昔はATM明細の発行は絶対だったでしょうが、今は発行しなくても大丈夫になったハズなので、そのようなボタンがあるATMが存在しているのでしょうし。もしダメなら、そのようなボタンがあるATMがダメって事になってしまいます。

コンビニのATMと違って出金金額の記載もある以上、課税文書で5万円を越える入出金の明細には200円の印紙税も納付しているハズです。経費節約にもなるでしょうから、ぜひよろしくお願いします。

 

ちなみに、通常はATM明細が銀行さんの窓口に届けられたとしても、受け取った後で処分なさるそうです。仮に、後日落とした持ち主から必要だったと言われても、銀行さんでしたら取引証明を発行する事も可能ですし。当然、有料でしょうけど(笑)。

今回の件がなぜ「通常」では無かったのか分かりませんが、恐らくお子さんが届けられたと言うのが1点、それと、持ち主への返還を強く希望されたのが最大の理由なのでしょう。窓口のお姉さんも、若干笑いを堪えながら対応して下さいました。