FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2022/03/14 月曜日

2022年第11週の月曜日です。

今週からアメリカとカナダが夏時間となり、今まで午後10時半が指標発表の集中時間だったものが午後9時半となります。また、もうひとつの指標発表の集中時間と共にニューヨークオプションカットタイムである深夜24時は午後11時になり、随分と夜の仕事が楽になります。「夜の仕事」と書くとなんとなく怪しい感じもあるんですが、なんにでも「夜の」を付けると怪しく感じるので気にしないようにしております。これ、仕事のような動詞だけでなく「果物」のような名詞でも「夜の果物」とすると怪しく感じます(笑)。

アメリカが夏時間になり、厳しくなる事を一つ上げるとしたら、冬時間で早朝4時にあったFOMCなどの発表が早朝3時になるくらいでしょうか。一度寝て、と言うのが早朝3時までと早朝4時までですとかなり違います。ただ「FOMCだ、いえ~い!」と前の晩から起きて待っているのでしたら、早朝3時の方がいいのかな?みたいなところもありまして、いずれにせよ、アメリカの皆さんが自国のためにやっている事を「時間が早いだ、遅いだ」とアレコレ言っても仕方ありません。⇦ ここまでマルっと昨年のコピペ(笑)。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で16日早朝3時に米FRBが連邦公開市場委員会(FOMC)を終え今後の金融政策を発表予定です。事前の市場予想では、政策金利は 0.25%上限から 0.50%上限へと25bp(ベーシスポイント)引き上げ予想が大半となっております。また、午前3時半からはFRBパウエル議長による会見も予定されております。

17日木曜日午後9時に英中銀イングランド銀行(BOE)が金融政策委員会(MPC)にて決定した金融政策を発表予定です。事前の市場予想では、政策金利は 0.50%から 0.75%へと25bp(ベーシスポイント)引き上げ予想が大半となっております。また、金融政策発表後にベイリー総裁による記者会見も予定されております。 

18日金曜日お昼の正午前後に日本銀行が金融政策決定会合を終え、決定した今後の金融政策を発表予定です。事前の市場予想では、政策金利は -0.10%の現状維持が大半となっております。また、午後3時からは日銀黒田総裁の記者会見が予定されております。

これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、15日火曜日午前7時コスタリカ,午後5時アルメニア,午後9時モルドバ、17日木曜日午前3時米国,午前6時ブラジル,午後4時半インドネシア,午後5時中華民国(台湾),午後8時トルコ,午後9時英国、18日金曜日(正午前後)日本国,午後7時ロシア,午後9時アゼルバイジャンなどが予定されております。また、米ドルとペッグしている通貨の発券国や、通貨バスケットの構成で米ドルを主としている通貨の発券国などの金融政策発表も控えております。

この中では、特にトルコが今回は利下げするんじゃないかと私は予想しているのですが果たしてどうでしょうか。あと、ロシアは20%維持なんですかね?あるいは一時的にでも50%とかにする可能性もあるんでしょうか?

15日火曜日午前9時半に豪州中銀RBAが前回3月1日に開催しました金融政策委員会の議事要旨を公開します。この回は、ぶっちゃけ「何も変更は無かった」に近い感じでして、議事要旨で特段飛び跳ねるような事も無いかとは思います。ただ、そう言う時こそ「実は~」的な事が書いてあって動意づく事もあったりする事も多少ありますので、結局は注意はしておきましょう的な事になるんですけど。

 

直接、金融政策とは関係しない政治絡みの事に関しては、ことさら触れる事も無いほどウクライナ情勢を注視しておかなければならないかと思われます。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日14日月曜日、まず今日はホワイトデーです。そして、まともな指標が全くありません(笑)。どこの国でもいいから凄い重要そうな指標と言えば、午後7時にルクセンブルクの国内総生産くらいですかね?いや、マジで。あと消費者物価指数(CPI)とかのインフレ指標ならスウェーデンとかルーマニアとか、カタール,パレスチナ,インド,ベラルーシなんかもあるみたいです。

明日15日火曜日午前9時半に豪州の四半期住宅価格指数が発表になります。豪州は住宅価格で非常に混乱しておりまして、なんと前年比で20%越えが続いておりまして、このまま行きますと10年後には5倍になりそうです(笑)。それは冗談にしても、とにかく住宅価格で株価や為替レートも動く可能性もあるため注意しておきたいところです。午後4時に英国の失業率など雇用関連指標が発表になります。各国で非常に良い雇用関連指標の発表が出ており、英国も同じように好調ですとポンド買いが出るかもしれません。特に月遅れのILO方式による失業率ではなく、速報的な失業保険申請を元にした月次失業率の方を今回は注目しております。午後9時半にアメリカの生産者物価指数(PPI)の発表もありまして、FOMC発表を前にした最後の物価指標の発表ですので、前回値や事前の市場予想と大きく乖離すると市場で大きく反応する可能性もあり注意しておきたいところです。

16日水曜日午前8時50分に日本の通関ベース貿易収支の発表があります。他国であまり発表にならない通関ベースなので過去の数値としか比較できませんが、港ごとの取り扱い高とか見ると、取り扱いキャパに対する現状から上限を見通すとかもできるようです。金融屋さんとしてはそこまで求めてませんが、できるって知ってるだけでもなにか優位に立てる日がありそうな気もします ⇦ コピペ。午後9時半にアメリカの月次小売売上高が発表になります。本当にFOMC発表直前のため、若干の数値のブレくらいでは動かない可能性もありますが、一応こちらが今週の注目ナンバーワン指標となります。カナダ好きな私としては、同じく午後9時半にあるカナダの消費者物価指数(CPI)の方に期待しております。

17日木曜日午前6時45分にニュージーランドの四半期国内総生産(GDP)が発表になります。イメージ的にはNZドルはGDPで振れやすい感じがしまして、別に過去の数値を見ての発言では無いので単なるイメージです。今回は2021年の第4四半期の数値が発表になるため、一緒に年計も速報されるハズです。四半期としては、前回の第3四半期が前期比も前年比もマイナスだったところ、今回は双方ともプラス成長の事前予想になっておりまして、予想とか無視してマイナスからプラスへの大きな変化だけを切り取って反応する可能性も十分にあります。午前9時半に豪州の失業率など雇用関連指標が発表されます。恐らく「良くて当たり前、悪ければ 0.1%でも容赦しない」そんなスタンスで見ている市場の方々が多いように思えます。午後9時半にアメリカの住宅着工件数,建設許可件数など新築住宅関連指標の発表がありますが、市場が動いてこの指標以外に理由が見つからなかった場合のみ持てはやされるだけでしょう(笑)。

18日金曜日午前8時半に日本の消費者物価指数(CPI)の発表があります。金融政策決定会合の結果発表を前にして最後の大型指標ですので、一応は注意しておいた方がいいような気もします。⇦ 気持ちの問題(笑)。午後9時半にカナダの小売売上高の発表があります。ハードカレンシー発券中銀の金融政策発表が3本あった週末となりますので、ぐでんぐでんに動き疲れた相場となっているのか、あるいは動けず消化不良の状態になっているのかによって違うかもしれませんが、加ドル単体では動いてくれると期待しております。最後午後11時にアメリカの中古住宅販売件数が発表となりまして今週は終了です。


 

昨日も東京は随分と暖かくなりまして、2日続けて20度前後となりました。そして本日なんですが、なんと20度を大きく超えて23度予報になっております。

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もう、春が来ると言うより、春過ぎて夏!まるで持統天皇(笑)。

実際に夏になるまでには、まだまだ季節のイベントをこなす必要がありまして、何事も一歩づつです。待ち遠しい暖かい季節(お財布の中身含む)を迎えられるよう、今週も一週間頑張ってまいりましょう。


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