FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/06/16 戦績

 2021/06/16 水曜日 戦績

USDJPY         +79,100円

EURUSD         +26,378円

GBPUSD        +129,055円

AUDUSD         +26,808円

NZDUSD         +30,926円

USDCAD         +43,551円

USDCHF          +7,439円

EURJPY         +54,400円

GBPJPY         +82,000円

AUDJPY         +17,900円

NZDJPY         +28,300円

CADJPY         +46,100円

CHFJPY         +18,400円

EURGBP         +15,377円

EURCHF                -

TOTAL         +605,734円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,726,651円

 

月間戦績(6月)

TOTAL       +9,123,684円

 

年間戦績(2021年)

TOTAL     +113,682,897円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +738,933,303円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +2,118,933,318円

 

このブログは「日本時間で前日の出来事を書く」と言うのがいつものスタンスですので、本来でしたら深夜に日付が変わってから朝までの出来事は、明日のブログ更新での内容となります。ただ、さすがに明日のブログ更新で「昨日、FOMCが~」とか書いても随分と古いネタになってしまいます(笑)。早朝にFOMCのような金融イベントや事件があった場合のみスタンスを変更し、深夜に日付が変わってから朝までの出来事を書かせていただく場合もございます。

本日早朝3時、米連邦公開市場委員会(FOMC)が2日間の会合を終え、決定した今後の金融政策を発表しました。政策金利に関しては、事前の市場予想通りに据え置き、  

連邦準備制度(FRS)
(中央銀行制度)

06/17 0300JST
現状 市場予想 結果
FF金利誘導目標
(政策金利)
0.00~0.25% 0.00~0.25% 0.00~0.25%
超過準備預金金利
(IOER)
0.10% 0.10% 0.15%

jp.reuters.com

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また、今回は年に4回だけFOMC声明文と同時に長期展望(Projection Materials)が公開される回となっておりました。

今後の政策金利の行方を掴む手がかりとなる注目のドットチャートですが、前回の公表(2021/03/18記事[2021/03/17戦績分] )と比べ、来年2022年以降の金利上昇を予測する者が増えており⇩

FOMC結果発表直後からの米国債利回りと米ドル急上昇は、この利上げ予想者が前回より増え、この長期展望での利上げ予想を実現させるためには2023年までに少なくても2回の利上げが必要になると言う事からの期待によるものと思われます。

www.bloomberg.co.jp

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私もFOMC結果発表直後から声明文(Statement)の確認は捨て、最初からこちらの長期展望(Projection Materials)のドットチャート狙いだったんですが、なかなかサイトが重くて。もちろん「PDFファイル開いて~、ドットチャート見て~」とかではなく、ちゃんとドットチャートを描画するための数値データーを直接確認する方法があるんですが、結局はFRBのサイト自体が重くなるので表示まで時間がかかるのは同じ事です。で、結局は金融系通信社さんの速報の方が早かった(笑)。 

 

その後、早朝3時半からのFRBパウエル議長による会見がありましたが、特に目新しい事もなく、金融系通信社の皆さんも会見中は内容をダラダラと伝えるだけで終了⇩

www.nikkei.com

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会見中はドル買いも一服と言った感じでしたが、会見が終わりますとパウエル議長のネガティブ発言が思ったほど強くなく、FOMC声明文や長期展望での早期金融緩和終了への期待感が持てたのか再度ドル買いとなりました。

当然、そうなりますと今までの予想より早く利上げとなる=企業にとっては資金調達コストが上昇すると言う事でダウは下落、ただ米株が揃って下落するわけではなく、ハイテク銘柄が多いナスダックは下げ幅は小さくなってまして、ナスダックの下落幅の小ささは、このニュースが関係しているかとは思います⇩

イエレン米財務長官は16日、米国は世界各国がデジタルサービス税を差し止め、もしくは縮小するようあらゆる手段を尽くしていると述べ、関税措置も辞さない姿勢を示した。

jp.reuters.com

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それにしても、FOMC終了直後のロイターやブルームバーグなど金融系通信社のホームページでは、今回はFOMCよりも米露首脳会談の方をメインに扱っておりまして、米露首脳会談への関心の高さが伺えます。同じような時間帯に出ていた会談直後の記事では、ロイターは期待感⇩

jp.reuters.com

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ブルームバーグは2時間半で終了したと言うセンセーショナルさ⇩

www.bloomberg.co.jp

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まあ、いつもの事ですけど(笑)。

それでも、この記事の後からブルームバーグもちゃんとした中身を伝える記事を出していた事もお伝えしておきます⇩

www.bloomberg.co.jp

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それと昨日の市場ですが、昨日は典型的なFOMC待ち相場と言った感じでして、東京時間も全く動かないわけではなく、小さな波を作るような感じに動いており「どっかの銀行がカバーしてるんだろうな~」的な雰囲気を感じました。

FOMC前ですし、銀行のプロップディーラーさんたちもポジション持ったままにしたくないでしょう。そもそもオーバーナイトでポジション持ち越すのは少しお偉いディーラーさんたちにしか認められいないので、下っ端の皆さんは清算するしかありません。MDさんから許可取れば持てるでしょうが、こんな時に自分の枠使ってまで下っ端にオーバーナイト許可するMDさんも居ないでしょう。そもそも下っ端に許可するなら自分でも大丈夫って思ってるからで、だったら重要な自分の枠を下っ端にくれてやらず自分でポジション持ちます(笑)。あの世界、別の会社は当たり前なんですが同じ会社の上司も部下も同僚も全員がライバル、全員がエネミー(敵)ですし。

欧州時間に入り円とポンド、あとオセアニアの豪ドルとNZドルが対米ドルで急伸しました。米国債と通貨関連でオプション絡みの売りが出ていたと報じられておりまして、特にドル円は非常に分かりやすい価格帯で停滞していたので、本当にオプション絡みの犯行声明だったのかもしれません(笑)。

通貨の売買は取引で相対している相手に理由を告げるわけではないので、本来でしたら「売買の理由」なんて分かるわけが無いんですが、オプション絡みですと「うちがやった!」と犯行声明を出す、あるいは、こっそり漏らす事も多く、そうやって印象づける事でオプション攻防の無駄な玉打ちをしないように誘導しようと言う意図があったりする事もあります。これも逆に相手の闘争心に火を付ける結果になる事も多々あり、絶対に成功するわけでは無いんですけど。

今回のコレ、ドル円だけで見ていたら 110.50が設定価格で110.20を防衛ラインにしていたようにも見えますし、あるいは逆に、110円を切らせたかったのか。まあ、こればっかりはオプション売買の当事者で無いと分かりません。


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

米国4月
0500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
対米証券投資 +1467億ドル 
+1464億ドル 
+1012億ドル 
対米証券投資(短期債除く) +2624億ドル 
+2622億ドル 
+1007億ドル 

───── ニューヨーク時間終了 ─────

NZL第1四半期(1-3月)
0745JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
経常収支
(前比)
 -25.90億NZドル
 -26.95億NZドル
 -22.30億NZドル  -28.95億NZドル
経常収支
(対GDP比)
 -0.8%  -2.1%  -2.2%
日本国5月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易統計(収支)・速報値
通関ベース・季節調整
+2530.72億円 
+2553.24億円 
-912.00億円  -1871.47億円 
貿易統計(収支)・速報値
通関ベース・季節調整
+843.50億円 
+651.79億円 
+2418.00億円  +431.24億円 
日本国4月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
機械受注(前比) +3.7% +2.5% +0.6%
機械受注(前比) -2.0% +8.0% +6.5%
オーストラリア5月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者期待インフレ指数 +0.19%
+0.20%
 -0.06%
英国5月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数
(前比)
+0.6% +0.3% +0.6%
消費者物価指数
(前比)
+1.5% +1.8% +2.1%
消費者物価指数コア
(前比)
+0.3% +0.3% +0.8%
消費者物価指数コア
(前比)
+1.3% +1.5% +2.0%
英国5月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売物価指数 301.1 301.9 301.9
小売物価指数
(前比)
+1.4% +0.3% +0.3%
小売物価指数
(前比)
+2.9% +3.3% +3.3%
小売物価指数コア
(前比)
+1.5% +0.4% +0.3%
小売物価指数コア
(前比)
+3.2% +3.6% +3.4%
英国5月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数
(前比)
+0.4% +0.3% +0.5%
生産者物価指数
(前比)
+4.0%
+3.9%
+4.5% +4.6%
英国5月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数コア
(前比)
+0.5% +0.3% +0.4%
生産者物価指数コア
(前比)
+2.5% +2.6% +2.7%
中国5月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
都市部失業率調査 +5.1% +5.1% +5.0%
中国5月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比)  +0.32%  +0.81%
小売売上高(前比) +17.7% +14.0% +12.4%
中国2021年(1-5月)
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比) +29.6% +26.3% +25.7%
中国5月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産(前比)  +0.52%  +0.52%
鉱工業生産(前比)  +9.8%  +9.2%  +8.8%
中国2021年(1-5月)
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産(前比) +20.3% +18.0% +17.8%
中国5月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
固定資産投資(前比) +1.49% +0.17%
中国2021年(1-5月)
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
固定資産投資(前比) +19.9% +17.0% +15.4%
英国4月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ONS住宅価格指数
(前比)
 +9.9%
 +10.2%
+12.2%  +8.9%
ユーロ圏第1四半期(1-3月)
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
労働者賃金(前比) +3.5% +4.6% +2.2%
労働コスト(前比) +3.0% +3.8% +1.5%
カナダ5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比) +0.5% +0.4% +0.5%
消費者物価指数(前比) +3.4% +3.5% +3.6%
消費者物価指数コア(前比) +0.5% +0.4% +0.4%
消費者物価指数コア(前比) +2.3% +2.4% +2.8%
カナダ4月
2130JST
前回値
(前月確定値)
前回値
(今月暫定値)
結果
卸売売上高(前比)
確定値
+2.8%  -0.8% +0.4%
米国5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
住宅着工件数(年換算) 151.7万件
156.9万件
164.0万件 157.2万件
住宅着工(前比) -12.1%
 -9.5%
+3.9% +3.6%
米国5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
建設許可件数(年換算) 173.3万件
176.0万件
173.0万件 168.1万件
建設許可(前比)  -1.3%
+0.3%
 -0.2%  -3.0%
米国5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
輸入物価指数(前比)  +0.8%
 +0.7%
 +0.8%  +1.1%
輸入物価指数(前比) +10.6% +10.9% +11.3%
輸出物価指数(前比)  +1.1%
 +0.8%
 +0.8%  +2.2%
輸出物価指数(前比) +14.4% +15.2% +17.4%

 


=別表= 米国 EIA週間燃油在庫集計

米国 EIA週間燃油在庫集計
(06/11分)

2330JST
前回値 結果
原油在庫(前比) -524.1万バレル   -735.5万バレル  
ガソリン在庫(前比) +704.6万バレル   +195.4万バレル  
中間留分在庫(前比) +441.2万バレル   -102.3万バレル  
クッシング原油在庫(前比) +16.5万バレル   -215.0万バレル  
原油輸入量(前比) +62.0万バレル   -84.5万バレル  

 


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