FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/01/05 戦績

 2021/01/05 火曜日 戦績

USDJPY         +53,200円

EURUSD         +74,089円

GBPUSD        +122,927円

AUDUSD         +22,358円

NZDUSD         +28,393円

USDCAD         +45,118円

USDCHF         +13,286円

EURJPY         +80,600円

GBPJPY        +145,500円

AUDJPY         +25,200円

NZDJPY         +19,200円

CADJPY          +6,800円

CHFJPY         +12,200円

EURGBP         +38,251円

EURCHF          +7,942円

TOTAL         +695,064円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,296,473円

 

月間戦績(1月)

TOTAL       +1,296,473円

 

年間戦績(2021年)

TOTAL       +1,296,473円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +626,546,879円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +2,006,546,894円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

ダウが上がりドルが売られ、原油が上がり金も買われる。一昔前でしたらアリエナイと思われる事が平気に目の前で繰り広げられる相場でして、昨日から本日早朝にかけての相場もまた同じ展開となっておりました。

ダウが上がりドルが売られる事に関しては、昨年からあちこちのメディアで御抱えアナリストによる御高説賜っておりますが、正直、どの説も「結論から理由を探し出した感」が満載な感じです。そもそも、国内の事情だけで完結できる株価と、二ヶ国間あるいは多国間でのバランスで決定される通貨では値動きの本質が違うわけでして、株価と通貨に相関関係を求める事、求めていた事、それ自体が間違っているのでしょう。と、株価と通貨の相関関係を否定する私としては、格好の主張場面ですので声高らかにアピールしておきます(笑)。

 

原油はOPECプラス会合での結果待ちで月曜日から一進一退と言った感じでしたが、日本時間で昨夜、OPECプラス会合参加国は現状の減産維持、サウジアラビアだけは更に自主減産と伝わりますと、

jp.reuters.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

久しぶりに、WTIで50ドル超えたところを拝む事ができました。

とかく、原油価格は「低い方がいい」的な発想をされる方が多いんですが、やはり原油には「湧いて出てくる物を売っている=不労所得で暴利」と言ったイメージがあるのでしょう。あるいは、特定の国にだけ膨大な埋蔵がある事が不公平だと感じるのでしょうか?確かに特定の国にだけ埋蔵が確認できる事は不公平ではあるでしょうが、それは原油だけではなく資源全般ですし、もっと言えば、水が多く気候が穏やかで農業に適している国なんかも不公平と言えるでしょうし、海に面しているだけで漁業ができる不公平と、上げればキリがありません。

そして、湯水の如く湧き出るように思われている原油ですが、実は原油を掘り当てるのは結構大変でして、当初莫大な費用がかかります。また、原油を利用するための技術開発も大変でして、ただ掘って出てきた原油をタンカーに積んでいるわけではありません。

よく「原油埋蔵量が年々増えて、原油が枯渇すると言われる年が伸びてる」と言われますが、あれって新しい油田が発見されるよりも、技術開発で今まで使う事ができなかった油田からの採掘が可能になったため、あたかも埋蔵量が増えたように見えるだけなんです。

原油埋蔵量には、油田に存在する全ての原油を合計した原始埋蔵量と産出可能な原油を合計した可採埋蔵量に分けられまして、よく言われる埋蔵量は後者の産出可能な埋蔵量を言います。つまり、今の段階の技術で産出が不可能な原油でも将来的な技術革新で産出が可能になると埋蔵量が増えたのと同じ事になるわけです。近年の例では、シェールオイルがその最たる例です。

www.nikkei.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

また、生産量調整に関しても、単に価格維持のための調整と言うだけでなく、原油が資源である点からして、不要に安い価格で「安いからジャンジャン使っちゃえ」と言う状況を続けますと、間違いなく枯渇する時期が早まるわけでして、絶滅を防ぐために漁獲量を調整している漁業と同じようなものだとも考えられます。

原油産業の皆さんも、何も濡れ手に粟で暴利を貪っているわけではありません。市井の多くの人にまで理解してもらうのは難しいかもしれませんが、せめて原油取引をしている、原油取引ができる環境にある我々だけでも、正確なところを知り、原油産業に従事する人たちへのリスペクトは忘れないようにしたいものです。原油でポジション持ってるから頑張ってもらいたいためにこんな事書いてるのは否定しません(笑)。

 

為替?ああ、為替ね? 為替も、ちょこっと動いてました(笑)。


 

さあ、誰が待っているのか分かりませんが、お待ちかねと言う事になっておりますCFTC の IMMポジションです。毎週火曜日現在の数字を集計して米商品先物取引委員会(CFTC)が週末に公表しております「シカゴIMM」ポジションです。書くことが少ない日曜日の更新に、ブログのスペースを埋めるのに非常に役立ちます。

と言う事で、いつもなら「日本時間で土曜日早朝発表 ⇨ 日曜日のブログのネタ」となっておりますIMMポジションが、今回分は発表が遅延回となっておりましたため、本日の更新となってます。 

IMMポジション(2020年12月29日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 63,577 16,227 +47,350 +1,257
EUR (099741) 222,848 79,772 +143,076 -826
GBP (096742) 35,735 30,903 +4,832 -1,200
CAD (090741) 42,178 26,810 +15,368 +5,283
CHF (092741) 21,496 9,709 +11,787 +543
AUD (232741) 53,827 60,333 -6,506 -2,087
NZD (112741) 27,839 15,305 +12,534 -1,120
RUB (089741) 7,780 5,729 +2,051 +216
VIX (1170E1) 48,752 147,302 -98,550 +2,905
金Gold (088691) 341,812 72,940 +268,872 -9,324
パラジウム(075651) 4,973 2,259 +2,714 +112
原油 (067651) 655,694 143,963 +511,731 -13,971

 

IMMポジション(2020年12月21日**現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 66,970 20,877 +46,093 +2,130
EUR (099741) 222,443 78,541 +143,902 +2,069
GBP (096742) 37,550 31,518 +6,032 +1,964
CAD (090741) 43,198 33,113 +10,085 +25,801
CHF (092741) 23,286 12,042 +11,244 +1,953
AUD (232741) 53,323 57,742 -4,419 +4,906
NZD (112741) 28,710 15,056 +13,654 -539
RUB (089741) 8,666 6,831 +1,835 +4,462
VIX (1170E1) 46,185 147,640 -101,455 +11,727
金Gold (088691) 349,870 71,674 +278,196 +6,612
パラジウム(075651) 5,090 2,488 +2,602 +11
原油 (067651) 665,598 139,896 +525,702 +11,898

 

IMMポジション(2020年12月15日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 65,376 21,413 +43,963 -4,203
EUR (099741) 218,710 76,877 +141,833 -14,596
GBP (096742) 35,128 31,060 +4,068 -1,642
CAD (090741) 39,856 55,572 -15,716 +5,022
CHF (092741) 17,177 7,886 +9,291 -1,132
AUD (232741) 45,786 55,111 -9,325 +782
NZD (112741) 28,739 14,546 +14,193 +3,643
RUB (089741) 8,115 10,742 -2,627 +2,041
VIX (1170E1) 45,477 158,659 -113,182 -13,364
金Gold (088691) 340,610 69,026 +271,584 +2,364
パラジウム(075651) 5,292 2,701 +2,591 -20
原油 (067651) 664,557 150,753 +513,804 -825

 

過去のIMMポジション
fxse.hatenablog.jp

さすがに、年末最後の集計だけあり大きな動きはありませんでした。強いて言うなら、加ドルくらいでしょうか。加ドルは12月15日の集計で売買差引がマイナスだったのに、前回21日の集計ではプラス転換、そして今回29日の集計でも伸びてました。最近の加ドル大躍進の理由ですが、やはり多くの市場参加者がいるアメリカからすると、一番近いカナダが「よく見える(見やすい) 」ため、特に新型コロナウイルスへの対応などが自国アメリカと比較して「よく見えて(素晴らしく見え) 」しまうと言うのも理由の一つとしてはありそうです。資源国通貨と言う事で言えば、当然アメリカも一大資源国ですから、それだけでは説明がつきません。資源国通貨と言えば、通貨価格だけで言えば豪ドルもNZドルも上昇してまして、加ドルを加えてこのグループだけで見たら、むしろ英連邦王国通貨で括った方が辻褄が合う感じです。原油や金(Gold)に関しては前週までの上げた分を落としただけのようにも思えます。なにせ年末でしたから、ポジション整理して終えたかった向きもあるのでしょう。

それにしても、円が売買差引プラスで終われたのは何年振りなんでしょう。円を含め、多くの通貨が売買差引プラスでして、それだけ米ドルを持ちたく無いと思わせたのが2020年だったのかもしれません。


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

日本国12月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネタリーベース
(前比)
16.5 18.3
マネタリーベース
季節調整(前比)
 7.3 22.1
マネタリーベース(月末残高) 605兆9127億円 617兆6083億円
オーストラリア12月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ANZ求人広告件数(前比) +13.5%
+13.9%
 +9.2%
ANZ求人広告件数(前比)   -3.3%  +5.0%
ドイツ11月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比) +2.6%  -2.0% +1.9%
小売売上高(前比) +8.6%
+8.2%
+3.9% +5.6%
スイス12月
1630JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI
 -0.2% +0.1%  -0.1%
消費者物価指数(前比)
CPI
 -0.7%  -0.7%  -0.8%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)
 -0.4% +0.1%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)
 -0.8%  -1.0%
スペイン12月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業者数増減  +2.53万人  +1.50万人  +3.68万人
ドイツ12月
1755JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業者数(増減)  -4.0万人
 -3.9万人
+1.00万人  -3.7万人
失業率 6.1% 6.1% 6.1%
ユーロ圏11月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネーサプライM3
(前比)
+10.5% +10.7% +11.0%
マネーサプライM1
(前比)
+13.8% +14.5%
スペイン12月
2030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ICO消費者信頼感指数 55.7 57.8 63.1
カナダ11月
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業製品価格(前比)  -0.3%
 -0.4%
 -0.6%
鉱工業製品価格(前比) +0.7%   0.0%
原材料価格(前比) +0.4%
+0.5%
+0.6%
原材料価格(前比)  -0.9%
 -0.3%
 -1.7%
米国12月
2400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ISM製造業景況指数 57.5 56.6 60.7
ISM製造業雇用指数 48.4 48.0 51.5

 


=別表= 購買担当者景気指数(製造業) 追加01/05

ミャンマー12月
01/05 0930JST
前回値 結果
製造業購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
43.2 44.7
ASEAN圏12月
01/05 0930JST
前回値 結果
製造業購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
50.0 50.8
カザフスタン12月
01/05 1500JST
前回値 結果
製造業購買担当者景気指数
(IHS Markit発表)
48.8 46.9

 


【おなじみさん限定】つづきは ⇨ こちら