FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/12/28 月曜日

2020年第53週の月曜日です。 

よく「1年52週」と言いますが、1年は日数で言えば365日ですので、1週間の日数7日で割ると1年は52.14週となります。4年に1度のうるう年ほどではありませんが、1年が53週ある年はたまに発生します。小数点以下が .14 だと言う事からお分かりになるかと思いますが、その頻度は5~6年周期となってまして、前回は2015年の年末でした。また、次回は2026年の年末が第53週となります。

これ、絶対に5~6年周期なのかと言えば、うるう年の例外=「100で割り切れる年はうるう年としないが、100で割り切れても400で割り切れる年はうるう年とする」があるため、微妙に受ける僅か1日のズレによって、同じく400年に1度だけ5~6年周期では無い時が発生します。その時は、7年間53週が発生しない期間となり、次回それが発生するのは「2296年の年末が53週となった後、2303年の年末が53週となるまで7年間53週が発生しない」ことになってます。更にその次は400年後の「2696年から2703年」更にその次は、また400年後の「3096年から3103年」となってます。多分、生きているうちには経験できなさそうです。⇦ 多分じゃねえよ(笑)。

 

本日早朝のオセアニア時間は、先週末の英EU通称競技通商協議の結果などもあったため、何かあるかな~と思っていたところ、ただただ薄商いと言うだけでして、うちの取引銀行さんは価格提示拒否(笑) ⇦ 割とよくある。何がなんでも価格提示するSAXOさんは、ポンド絡みでスプレッド100pips超えるような勢いでした(笑) ⇦ 実はこれも割とよくある

まあ、クリスマスだった週末明けの月曜日早朝から為替取引しようと言う人の方が珍しいと言うか、もう「間違ってる」と言っていいのかもしれません。


 

今週はいよいよ「年末であり年初も含むお年越し週」です。英語を母語とする皆さん的には、なんでもかんでも前向きに考えるため、大晦日は「ニューイヤーズイブ」ですし、日本で年末年始と言われる期間は「ホリデーシーズン」であり、あまり年末年始と言う考え方がありません。前向きな考え極まってるものとしては、卒業式ですら「commencement ceremony = 始まりの第一歩を記念する式典」としている国すらあるくらいです。ちなみに、「 Year end 」と言う表現も無い事はないんですが、米国では基本的に「年末」として通じるかもしれませんが、英国では「年度末」となってしまいまして、個人では4月5日、法人ではそれぞれが定款で定めた日となる会計年度の終わりを指す意味となりますので、英国に行く際には十分にお気をつけ下さい(笑)。英国行ってイヤーエンドとか言う機会といっても、いまこの状況では英国行く事もままならないかと思いますが。⇦ ワラエナイ

 

さて、今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからですが、今週は主要国の金融政策発表や議事録公開など一切ありません。

そして、挑戦する事に意義があると言うような感じのエキゾチックカントリーでも非常に数が少なくなってまして、12月28日月曜日フィジー、30日水曜日トリニダードトバゴ、31日木曜日ブルガリア⇦1月4日に変更が発表予定になってます。

今日のフィジーはいいとしても、30日にトリニダードトバゴって本当かよ?って思うところで、天下のブルー△バーグさんが高い金取ってる上で言うんだから間違いないとも思うんですが、念の為裏取ってみたところ、前回9月の発表文の最後に「次回は2020年12年30日の予定です」って書いてありました⇩

トリニダードトバゴは英連邦加盟国でして、キリスト教徒が過半数を占める国ですから、この期間はお役所も含めて通常ならやる気無しモードのハズなんですが、なぜかやる気マンマンのようです(笑)。

トリニダードトバゴってあまり聞かないかもしれませんが、日本も大使館を設置するくらいカリブ海で重要な国でして、カリブ海地域では、バハマやプエルトリコなどアメリカの観光依存の国を除くと上位に食い込む1人当りGDP=17千ドル超えの国です。だから何?って事もないんですが、今年最後の金融政策発表があるのがトリニダードトバゴって事で引っ張ってみました。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は指標が少ないんですが、クリスマス前からの閑散として相場の中で、ちょっとした事で大きく動く可能性がある週でして、いつもなら気をつけなくてもいいような指標で一気に持っていかれる可能性もあります。指標を追いかけるより、指標発表がよくある時間に注意しておいたらいいような気もします。日本の指標発表時間が多い午前8時半と午前8時50分、英国が午後4時、欧州が午後5時-6時-7時と1時間おき、そしてアメリカが午後10時半と深夜24時、そんなところでしょうか。

本日28日月曜日、午前8時50分に日本の鉱工業生産速報値、午後5時にスペインの小売売上高が発表されます。

明日29日火曜日、午後11時にアメリカのケースシラー住宅価格指数があります。

30日水曜日、午後5時にスペインの消費者物価指数速報値の発表があり、月曜日の小売売上高と合わせてスペインの指標は、今週の数少ない欧州の指標ですので注意しておいた方が良さそうです。午後11時45分にシカゴ購買部協会景況指数、深夜24時に住宅販売留保指数の発表があります。

そして大晦日31日、午後10時半にアメリカの週次新規失業保険申請件数の指標発表がありまして、今年の注目指標は終わりとなります。

最後おまけに、1月1日元日に韓国が貿易収支を発表する予定になってます。韓国は、貿易収支確定値の発表を必ず毎月1日に行ってまして、1月も例外では無いようです。現代では、指標発表はコンピューターにセットしておいたら自動的に発表が可能でしょうから、元日にまで発表するのは一種意地のように見えても、実はコンピューターの設定を「毎月1日」から変更する=イレギュラーを発生させる事がない、極めて合理的な方法なのかもしれません。


 

今年最後となる週の始まりです。既にお休みの方、まだ何日かお仕事の方、お休み中に為替をする方しない方、いろいろおられるかと思いますが、あと少しで今年が終わりなのは全員一緒です。 

新しい年がもうすぐそこ、金曜日に迫ってます。「今年に悔いを残さない」なんてのは無理に決まってますが、だったらいっそ「今年に悔いだけ残していく」くらいのつもりでいきたいと思います(笑)。

金曜日からの新年を気持ちよく迎えられるように、今年ものこり数日ですが頑張ってまいりましょう。


【おなじみさん限定】つづきは ⇨ こちら