FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/09/17 戦績

 2020/09/17 木曜日 戦績

USDJPY        +184,600円

EURUSD        +231,417円

GBPUSD        +175,662円

AUDUSD         +16,543円

NZDUSD         +32,713円

USDCAD         +53,088円

USDCHF         +68,234円

EURJPY        +563,700円

GBPJPY        +162,000円

AUDJPY         +24,900円

NZDJPY         +33,400円

CADJPY        +107,700円

CHFJPY        +179,300円

EURGBP         +49,730円

EURCHF         +25,102円

TOTAL       +1,908,089円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +4,828,333円

 

月間戦績(09月)

TOTAL      +19,052,147円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL     +341,871,003円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +535,964,492円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,915,964,507円

 

昨日、早朝に米FRBがFOMCの結果を公表しまして、続けて日銀と英中銀イングランド銀行の発表が同日にありました。

まず正午ちょっと前の午前11時51分に日銀が金融政策決定会合での結果を公表しまして、政策金利は事前の市場予想通りの据え置き、 

日本銀行(BOJ)
(中央銀行)

09/17 1151JST
現状 市場予想 結果
補完当座預金制度適用利率
(政策金利)
-0.10% -0.10% -0.10%
長期金利誘導目標
(10年物国債利回り)
 0.0%  0.0%  0.0%

金融政策については今までの大規模な金融緩和政策を継続すると言う結果となりまして、つまり何も変わらないと言う予想通りの結果です。

jp.reuters.com

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www.nikkei.com

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複数の報道が伝えているように、金融政策を決定する前提となる景気判断が「上方修正」されたと言う事ですが、前回までの内容があまりにも厳しいものだっただけで、現状として確定している事象としては「ペントアップ需要(抑えていた需要の一時的な景気拡大) 」だけであり、この数ヶ月と言う短期間での景気後退からのペントアップは、果たして景気判断としての上向き転換と言っていいのか微妙なところです。[個人見解 ] 他の要素は全て「みられる」「考えられる」「予想される」と言った未確定なものでしかなく、依然予断を許さない状況は変わっておりません。

ところで、この上の日経の記事なんですが、初稿の出稿日時が今日(9月17日)の午前4時半になってまして⇩

元になる記事があって更新したのかと思うんですが、その元の記事が見つからず、もしかしたらFOMCの記事書きながら一緒に下書きをしていて、時刻の設定を間違えたのか、あるいは誤って一瞬だけ公開してしまったのかな?とか思ったり。さすがに東の飛ばし屋日本経済新聞社と言えども、ちょっと午前4時半に金融政策決定会合の速報は早すぎるかなって(笑)。まあ半分は冗談なんですが。ニュース検索した際「明らかに古い記事」として排除されてしまう事を防ぐためでもありますし、初稿日時の設定や、正しい更新の使い方をお願いしたいと思います。ここでグッチャグチャ言ってても伝わらないんですけど。

 

午後3時半からありました黒田総裁の会見ですが、今回も遮蔽板ではなくマスク姿で登場でした。水を飲む時に大変そうなんですよね(笑)。会見の内容なんですが、いつもと変わらずメインはこれ ⇨ 「必要となれば追加緩和を辞さない姿勢」

www.bloomberg.co.jp

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あと、新しく内閣総理大臣となりました菅首相と連携し「任期満了まで頑張ります」との事です。我らが黒田総裁には、ぜひ頑張ってもらいたいと思います。


 

予想外な展開となったのが午後8時に発表された英中銀イングランド銀行の金融政策発表でして、政策金利については事前の市場予想通りに据え置き、 

イングランド銀行
(中央銀行)

09/17 2000JST
現状 市場予想 結果
政策金利 0.10% 0.10% 0.10%
資産購入枠 7450億ポンド 7450億ポンド 7450億ポンド

ここまでは良かったんです。

金融政策発表がされ、政策金利なんて項目は発表文をパッと見て即判断がつきますし、現代ならコンピューターが間髪入れずに「政策金利据え置きポンド買え~、売れ~」と出来るでしょう。昨日もそんな感じで発表された瞬間に若干ポンド買い、と言うのか、直前に売られていた分くらい戻った程度の値動きだったんですが⇩

発表された内容に「マイナス金利の検討」が判明しますと、 

www.nikkei.com

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まあ、こう⇧なりますよね(笑)

 

ちなみに、このあと午後11時半頃にフォンデアライエン欧州委員長が「英国との通商合意を確信している」と楽観視しているとの発言が伝わりましたところ、

European Commission President Ursula Von der Leyen said she was convinced a trade deal with the United Kingdom was still possible, the Financial Times reported on Thursday.

フィナンシャルタイムズ紙が木曜日に伝えたところによると、欧州委員会のウルスラ・フォンデアライエン欧州委員長は「英国との通商合意はまだ可能であると確信している」と述べた。

financialpost.com

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ほとんど全部戻りました(笑)


 

これで、先週の欧州中銀ECBの発表と合わせ、ハードカレンシーを管轄する4つの中銀の金融政策が出揃いました。

現時点で一番気になっているのがドル円でして、ここのところ105円を切ろうとすると、日銀だけでなく日本国財務相からも「為替の動きを注視している」と発言が繰り返されていたのですが、市場参加者の皆さん的にはどう言った意図で104円台に持ち込んだのか?と言う事でして、

1.単に何も考えずにドル売りしていたら104円台になった。
2.政権交代のゴタゴタで、どこまで行かれるのか試してる。
3.104円台に入っても何も言われないので、あえてスルーしてる。

いくつか考えてみたんですが、⇧このあたりでしょうか。政権交代しても日銀の体制は何も変わってませんし、財務相は麻生副総理が兼任のままです。もし、このまま何も発言が無いとしたら、もうちょっと下への攻めをあえてしてくる動きも出るかもしれません。期待してます(笑)。


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

この指標一覧の一番下の方にありますカナダのADP雇用報告なんですが、前回がプラスの114.98万人だったものが、前回値がマイナス52.30万人に修正された上に、更に今回の数値がマイナス20.54万人と、事前の市場予想で100万人前後と思われていたものとあまりにも大差がありすぎる数字の発表で笑ってしまいました。もともとカナダのADP雇用報告は重要視されていない、と言うか、そもそもこんな指標がある事自体を知らない方も多いくらいで市場への影響は皆無だったんですが、逆にそれでいいのかADP社!と言った気分です。

米国7月
0500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
対米証券投資  -698億ドル
 -679億ドル
 -887億ドル
対米証券投資(短期債除く) +1130億ドル  +108億ドル

───── ニューヨーク時間終了 ─────

NZL第2四半期(4-6月)
0745JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)
(前比)
 -1.4%
 -1.6%
-12.8% -12.2%
国内総生産(GDP)
(前比)
 -0.1%
 -0.2%
-13.3% -12.4%
中国8月
1000JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
SWIFT人民元取扱高
(前同期間比)
+1.86% +1.91%
オーストラリア8月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
就業者数 +119,200人
+114,700人
 -50,000人 +111,000人
失業率  7.48%
 7.49%
 7.70%  6.83%
労働参加率 64.67%
64.66%
64.70% 64.76%
オーストラリア8月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
雇用者数 フルタイム  +38,900人
 +43,500人
 -15,000人  +36,200人
雇用者数 パートタイム  +80,300人
 +71,200人
 -35,000人  +74,800人
スイス8月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 +33.41億CHF
+33.79億CHF
+35.83億CHF
イタリア7月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 +62.28億ユーロ
+62.32億ユーロ
+76.61億ユーロ +96.94億ユーロ
貿易収支(EU内) +15.52億ユーロ
+15.57億ユーロ
+30.07億ユーロ
ユーロ圏7月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
建設支出(前比)  +5.1%
 +4.0
 +0.2%
建設支出(前比)  -4.8%
 -5.9%
 -3.8%
ユーロ圏8月
1800JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・確定値
 -0.4%  -0.4%  -0.4%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・確定値
 -0.2%  -0.2%  -0.2%
消費者物価指数コア(前比)
HICP(EU基準)・確定値
 -0.4%  -0.4%  -0.5%
消費者物価指数コア(前比)
HICP(EU基準)・確定値
+0.6% +0.6% +0.6%
米国8月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
住宅着工件数(年換算) 149.2万件
149.6万件
147.8万件 141.6万件
住宅着工(前比) +17.9%
+22.6%
 -1.2%  -5.1%
米国8月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
建設許可件数(年換算) 148.3万件
149.5万件
152.0万件 147.0万件
建設許可(前比) +17.9%
+18.8%
 +2.5%  -0.9%
米国 週次
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
新規失業保険申請件数  89.3万件
 88.4万件
 85.0万件  86.0万件
失業保険継続受給件数 1354.4万件
 1338.5万件
1300.0万件 1262.8万件
米国9月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
Philly連銀製造業指数 +17.2 +15.0 +15.0
カナダ8月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ADP雇用報告
(前比)
 -52.30万人
+114.98万人
+100.00万人  -20.54万人

 


=別表= 米国 EIA週間天然ガス在庫集計

米国 EIA週間天然ガス在庫集計
(09/11分)

2330JST
前回値 市場予想 結果
天然ガス在庫(前比)   +70Bcf   +79Bcf   +89Bcf

 


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