2020/04/29 戦績
USDJPY +55,000円
EURUSD +114,413円
GBPUSD +160,482円
AUDUSD +36,221円
NZDUSD +24,590円
USDCAD +41,752円
USDCHF +30,906円
EURJPY +92,600円
GBPJPY +187,700円
AUDJPY +26,100円
NZDJPY +41,600円
CADJPY +14,000円
CHFJPY +45,400円
EURGBP +38,834円
EURCHF +27,161円
TOTAL +936,759円
週間戦績(当週)
TOTAL +2,261,608円
月間戦績(04月)
TOTAL +25,158,618円
年間戦績(2020年)
TOTAL +208,510,670円
累計戦績(令和になってから)
TOTAL +402,604,159円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +1,782,604,174円
日付が本日に変わり早朝午前3時、米連邦公開市場委員会FOMCが2日間の会期を終えまして、決定した議事内容(Statement = 声明文)を公開しました。政策金利については、事前の市場予想通りに据え置きの 0.00~0.25%レンジ、FRBが事実上の上限金利として見ている超過準備預金金利(IOER)も据え置きの 0.10%維持となりました。
連邦準備制度(FRS) (中央銀行制度) 04/30 0300JST |
現状 | 市場予想 | 結果 |
---|---|---|---|
FF金利誘導目標 (政策金利) |
0.00~0.25% | 0.00~0.25% | 0.00~0.25% |
超過準備預金金利 (IOER) |
0.10% | 0.10% | 0.10% |
マイナス金利をこの段階で選択するとも思えませんでしたので、正直、政策金利は今回はどうでもいいです(笑)。
3月以降、度重なる緊急対応を繰り返してきたFRBが、現状をどのように把握し、今度どのようにしていく方針なのかと言う部分がポイントでして、いつも以上に発表される「文言の細かい部分」が重要でした。いつもですと、前回の発表文との差を検討する事で簡単に感じられる細かな違いが、今回は通用しません。
実際に発表された声明文では「強い意思」で現状を維持し⇩
The Committee expects to maintain this target range until it is confident that the economy has weathered recent events and is on track to achieve its maximum employment and price stability goals.
委員会(FOMC)は、現状を取り巻く状況を経済が乗り切り、雇用の最大化と物価安定の目標を達成し軌道に乗ったと確信するまで、この政策金利を維持するであろう。
さらに「調整」の必要があると言う「意思」を示しました⇩
The Committee will closely monitor market conditions and is prepared to adjust its plans as appropriate.
委員会(FOMC)は、引き続き市場の状況を注意深く監視し、適切に計画を調整するつもりである。
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中銀の金融政策発表としてはテンプレート的とも言えるのですが、言い回し自体がいつもと違って「強い表現」かつ「平易な英語」での発表でして、経済紙などではなく、一般紙や大衆紙など多くのアメリカ市民が目にした時に真意が伝わりやすいように考慮されているのではないかと思われます。
経済政策畑の王道を歩いてきたとは言えないFRBのパウエル議長ですが、弁護士や裁判官としての経験などから、危機的状況の中で「マス=大衆」への効果的なアナウンスは把握しているでしょう。今回の声明文はパウエル議長の意見を色濃く反映させた、あるいは文面自体もパウエル議長が提示したのではないかと考えてます。
内容的にはテンプレート的とは言え、「文言の細かい部分」から判断して、そんな強い意思を感じられる声明文なら「FRBを信用し、いまここで慌てる必要はない」となり、FOMC声明文発表直後からの為替相場にも納得できるのかなと思います。
もっとも、そうやって勝手に私が最近のFRBを高評価してるだけで、市場の皆さん的にはどう思ってるのか分かりませんけどね(笑)。
昨日午後9時半、アメリカの四半期国内総生産(GDP)の速報値の発表があったんですが、その発表自体は別にしまして、発表直前の1分前、午後9時29分に円が急激に売られまして⇩
なんですかね?これ?(笑)。いや、なんだか全く分からないんですが、思惑的な円売りとか伝えられましても「へ~、それでどんな思惑?」って思うところです。まあ、そこが分からないのが外国為替市場なんで仕方ないんですけど。だったら、本当に思惑的だったのかどうかも分からないわけでして、極論言えば「理由分からないから思惑的って書いた」のだと言えます(笑)。
その米GDP発表なんですが、GDPそのものは事前の市場予想を下回る落ち込み具合だったんですが、生鮮食品と電気や燃料などのエネルギーを除いたコアだけの個人消費支出が前回値も事前の市場予想も大きく上回り⇩
米国第1四半期(1-3月) 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
国内総生産(GDP)速報値 (前期比・年率換算) |
+2.1% | -4.0% | -4.8% |
GDP価格指数・速報値 (前期比・年率換算) |
+1.4% | +1.2% | +1.4% |
GDP個人消費支出・速報値 (前期比・年率換算) |
+1.8% | -3.6% | -7.6% |
GDPコア個人消費支出・速報値 (前期比・年率換算) |
+1.3% | +1.4% | +1.8% |
極端に悲観的になる事もなく、またFOMCも控えていた事などもあり値動きは限定的だったようです。
このGDP発表の後になりますが、FOXニュースのインタビューで米国家経済会議(NEC)のラリークドロー委員長がこんな事を言っておりました⇩
will experience a big "snapback" from the coronavirus pandemic in the latter half of 2020. "I think the second half of this year is going to grow, big snapback," Kudlow told FOX Business' Stuart Varney, suggesting growth could be as high as 20 percent.
2020年後半には、新型コロナウイルスのパンデミックから立ち直るでしょう。「今年後半の立ち直りは早い予想します」とFOXビジネスの記者に語り、20%成長も視野に入ると示唆した。
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どっからこの自信と言うか、超ポジティブな考えが出てくるのか。
米国家経済会議の委員長なんですから、どんなにアホくさい物でも構わないので、せめて何か数字に対する裏付けをお願いしたいといつも思ってます。
う~ん、世界中の指標がネガティブ(笑)。笑い事じゃないんですが、プラス要素があるのは、マネーサプライ(銀行からお金じゃぶじゃぶ)と原油(在庫余ってオイルじゃぶじゃぶ)くらいしか見かけないようになってきました。
こうなってきますと消費者物価指数(CPI)が伸びたとしても、マクロ的に見た経済が回るインフレ上昇と言う事にはならず、短期的なミクロ視点で「収入減、失業率上昇、その上で物価が上昇して市民生活が厳しくなる」と言うだけになりそうです。
ニュージーランド3月 0745JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
貿易収支 | +5.94億NZドル | +6.86億NZドル | +6.72億NZドル |
豪州第1四半期(1-3月) 1030JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
消費者物価指数(CPI) (前期比) |
+0.7% | +0.2% | +0.3% |
消費者物価指数(CPI) (前年比) |
+1.8% | +2.0% | +2.2% |
ドイツ3月 1500JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
輸入物価指数(前月比) | -0.9% | -2.5% | -3.5% |
輸入物価指数(前年比) | -2.0% | -4.0% | -5.5% |
スペイン3月 1600JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
小売売上高(前月比) | +0.3% | -5.6% | -15.3% |
小売売上高(前年比) | +1.8% | -3.0% | -14.1% |
イタリア3月 1700JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
生産者物価指数(PPI) (前月比) |
-0.5% -0.4% |
-0.8% | -1.0% |
生産者物価指数(PPI) (前年比) |
-2.7% -2.6% |
-3.7% | -3.6% |
ユーロ圏3月 1800JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
マネーサプライM3 (前年比) |
+5.5% | +5.5% | +7.5% |
マネーサプライM1 (前年比) |
+8.1% | - | +10.3% |
ユーロ圏4月 1800JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
ユーロ圏景況感指数 | 94.2 94.5 |
74.7 | 67.0 |
ユーロ圏4月 1800JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
企業信頼感指数 | -0.28 | -1.24 | -1.81 |
ユーロ圏4月 1800JST |
前回値 (速報値) |
市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
消費者信頼感指数 確定値 |
-22.7 | -22.7 | -22.7 |
ドイツ4月 2100JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
消費者物価指数(前月比) CPI・速報値 |
+0.1% | +0.1% | +0.3% |
消費者物価指数(前年比) CPI・速報値 |
+1.4% | +0.6% | +0.8% |
消費者物価指数(前月比) HICP(EU基準)・速報値 |
+0.1% | +0.1% | +0.4% |
消費者物価指数(前年比) HICP(EU基準)・速報値 |
+1.3% | +0.5% | +0.8% |
米国第1四半期(1-3月) 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
国内総生産(GDP)速報値 (前期比・年率換算) |
+2.1% | -4.0% | -4.8% |
GDP価格指数・速報値 (前期比・年率換算) |
+1.4% | +1.2% | +1.4% |
GDP個人消費支出・速報値 (前期比・年率換算) |
+1.8% | -3.6% | -7.6% |
GDPコア個人消費支出・速報値 (前期比・年率換算) |
+1.3% | +1.4% | +1.8% |
カナダ2月 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
対加証券投資 | +168.10億加ドル +170.11億加ドル |
- | +206.09億加ドル |
米国3月 2300JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
中古住宅販売留保(前月比) | +2.3% +2.4% |
-10.0% | -20.8% |
中古住宅販売留保(前年比) | +9.4% | -2.3% | -16.3% |
=別表= 米国 EIA週間燃油在庫集計
米国 EIA週間燃油在庫集計 (04/24分) 2330JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
原油在庫(前週比) | +1502.2万バレル | +899.1万バレル |
ガソリン在庫(前週比) | +101.7万バレル | -366.9万バレル |
中間留分在庫(前週比) | +787.6万バレル | +509.2万バレル |
クッシング原油在庫(前週比) | +477.6万バレル | +363.7万バレル |
原油輸入量(前週比) | -19.7万バレル | -4.7万バレル |
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