FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/03/12 戦績

 2020/03/12 木曜日 戦績

USDJPY        +892,400円

EURUSD        +226,540円

GBPUSD      +2,075,443円

AUDUSD         +75,109円

NZDUSD         +68,227円

USDCAD        +205,602円

USDCHF        +140,463円

EURJPY      +1,317,700円

GBPJPY      +5,070,300円

AUDJPY        +135,200円

NZDJPY        +145,900円

CADJPY         +83,300円

CHFJPY        +167,100円

EURGBP         +79,436円

EURCHF         +29,228円

TOTAL      +10,711,948円

 

週間戦績(当週)

TOTAL      +34,285,175円

 

月間戦績(03月)

TOTAL      +41,282,612円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL      +98,070,789円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +292,164,278円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,672,164,293円

 

株式市場に比べ、随分と外国為替市場は落ち着いてきました。落ち着くと言っても、単に上に下にの乱高下が収まってきただけで、値動き自体は通常より大きくなったままです。このような状況で、高ボラと言っていいのか悩ましいところなんですが。

昨日も、今週2回目となるニューヨーク市場でのドクターストップサーキットブレーカー発動で売買が一時停止となるなど、かなり混迷状態のようです。私としたら、長期展望でダウ買いたいところなのでいいんですが、ドキドキが止まらない方も多いでしょう。大丈夫、そのうち上がります(笑)。

こういうときは笑った方がいいですよ?2008年に日経平均が瞬間7,000円割った頃なんて、盛んに「確実に5,000円割る」とか言われてましたし、ドル円が80円切った頃には「絶対に50円行く」とか言われてましたから。もっとも、どのくらいの期間でな~んて事は言えませんけど。あっ、ちなみに日経平均はどうなるのか全く分からないので、今回いくら下がっても私は買わない事にしております。

 

さて、昨日午後9時45分、欧州中央銀行ECBが今後の金融政策を発表しまして、な~んと政策金利を含む重要な金利は全て据え置きとなりました。 

欧州中央銀行(ECB)
03/12 2145JST
現状 市場予想 結果
主要リファイナンスオペ金利
(政策金利)
  0.00%   0.00%   0.00%
限界貸付ファシリティー金利
(貸出金利)
+0.25% +0.25% +0.25%
預金ファシリティー金利
(預入金利)
 -0.50%  -0.50%  -0.50%

www.bloomberg.co.jp

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直前の予想では、金利引下げも含めた大きな対策を上げる声が多く出ておりましたが、結果としたら「貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO3)の柔軟運用」や金融機関への資金供与をメインとし、金融機関の一時的な資本要件緩和を行うんだそうでして、こんな発表あったら失望しますわ。

日銀もそうなんですが、政策金利が十分に低い、あるいはゼロ金利、もしくはマイナス金利としている中銀が金融機関に資金をじゃぶじゃぶ供給(量的緩和など)しても、理論的な(計算上の)金利引下げ効果と同じだけの効果は見込まれません。ミクロ的な見地からすると「だって、お金貸す先が無いんだもん!」と言うことです(笑)。笑い事じゃないんですが。

もういっそ日銀もECBも一旦利上げして、金利上昇によるさらなる経済失速を織り込んだ上で、マージンを作ってから量的緩和を更に推進してもいいんじゃないかと考えてます。そんな事しても「一緒じゃないか?」と思うかもしれませんが、政策金利が上がると今までゼロ金利やマイナス金利で歪だった部分が正される事になり、その上で資金をじゃぶじゃぶ漬け込んだらどうですかね?

やった事ないから分かりませんし、経済学の先生からはバカにされるのかもしれませんが、もともと日銀がマイナス金利やろうとしたときも、量的緩和をやろうとしたときも「バカじゃねえの?」と言われていたものが、今じゃ世界中で大ヒット御礼状態なわけですし。

世の中に資金供給するために国債はどうしても必要で、それは国債を償還するために発行される赤字国債よりも重要な目的です。逆に、国債の発行が必要ない財務状況でも国債を発行しないとならないのは資金供給の目的があるためです。政策金利を上げると国債の金利も当然上昇しますから、政府としては現状の低いままの政策金利の方が都合がいいのでしょう。

この際、日銀には政策金利を1%に利上げし、政府に500兆円くらいの100年国債を発行させ引き受けたらどうでしょう?多少はインフレ圧力の足しになって、インフレ目標の2%も夢じゃないかもしれません(笑)。これが純粋にできるのは、ハードカレンシー発券国では日本と英国だけですから、せっかくの優位性を活かすべきだと思います。ECBの金融政策発表から、なぜか日銀への提言に変わってしまいました(笑)。

 

午後10時半からありましたECBのラガルド総裁による記者会見ですが、これもまあ、特に何か重要なこともなく、一言でいえば「ECBが新型コロナウイルス怖いって認識を持った」って事でした。

jp.reuters.com

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そんな感じだったので当然ユーロが大きく買われる事などあるわけもなく、市場の流れ的にもドル買いモードだったこともあり、金融政策発表の一連の時間帯だけダラダラとしただけで終了した昨日のユーロでした。

むしろ、一昨日に緊急利下げまでしたのに評価されず美しくダダ下がりのポンドの方が、取引的には果てしなくありがたい値動きでした。


およそ1日で約400pipsだらっと下がるだけの簡単なお仕事(笑)。

いつまで、この大相場は続いてくれるのでしょうか。できれば、外国為替市場だけでもしばらく続いてくれると嬉しいのですが。 

 

アメリカが欧州からの渡航を事実上禁止ことになったようです。さすがアメリカ、シェンゲン圏からの渡航を一気に停止するとか、日本じゃ欧州の顔色をうかがって不可能です。日本政府への嫌味とかではなく仕方ないことでしょう。

www.bloomberg.co.jp

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ただ、新型コロナウイルスの影響を考えて純粋な国益でなのか、選挙対策でなのかが微妙なところですが。 


 

いつもと同じように、既に作ってあります指標の結果だけは貼っておきます。

日本国2月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
企業物価指数(前比) +0.1%
+0.2%
 -0.3%  -0.4%
企業物価指数(前比) +1.5%
+1.7%
+1.0% +0.9%
日本国第1四半期(1-3月)
0850JST
前回調査
現状判断
前回調査
見通し
結果
法人企業景気予測調査
現状判断(大企業・全産業)
 -6.2 +2.0 -10.1
法人企業景気予測調査
現状判断(大企業・製造業)
 -7.8 +0.7 -17.2
法人企業景気予測調査
現状判断(大企業・非製造業)
 -5.3 +2.6  -6.6
英国2月
0901JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
RICS住宅価格指数
(前比)
+18
+17
+20 +29
オーストラリア3月
0900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者期待インフレ指数 4.0% 4.6% 4.0%
ユーロ圏1月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産
(前比)
 -1.8%
 -2.1%
+1.4% +2.3%
鉱工業生産
(前比)
 -3.6%
 -4.7%
 -3.1%  -1.9%
アイルランド2月
2000JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI
 -0.7% +0.6%
消費者物価指数(前比)
CPI
+1.3% +1.1%
アイルランド2月
2000JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)
 -0.7% +0.6%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)
+1.1% +0.9%
米国2月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数
最終需要(前比)
+0.5%  -0.1%  -0.6%
生産者物価指数
最終需要(前比)
+2.1% +1.8% +1.3%
生産者物価指数
コア(前比)
+0.5% +0.1%  -0.3%
生産者物価指数
コア(前比)
+1.7% +1.7% +1.4%
米国 週次
03/12 2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
新規失業保険申請件数 21.5万件
21.6万件
21.8万件 21.1万件
失業保険継続受給件数 173.3万件
172.9万件
173.3万件 172.2万件

 

=別表= 米国 EIA週間天然ガス在庫集計

米国 EIA週間天然ガス在庫集計
(03/06分)

2330JST
前回値 市場予想 結果
天然ガス在庫(前比) -109Bcf  -59Bcf  -48Bcf

 


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