2020/03/03 戦績
USDJPY +103,700円
EURUSD +141,926円
GBPUSD +85,128円
AUDUSD +28,774円
NZDUSD +6,003円
USDCAD +2,991円
USDCHF +33,325円
EURJPY +170,700円
GBPJPY +135,600円
AUDJPY +24,000円
NZDJPY +16,500円
CADJPY +20,300円
CHFJPY +33,200円
EURGBP +50,959円
EURCHF △2,943円
TOTAL +850,163円
週間戦績(当週)
TOTAL +2,436,756円
月間戦績(03月)
TOTAL +2,436,756円
年間戦績(2020年)
TOTAL +59,224,933円
累計戦績(令和になってから)
TOTAL +253,318,422円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +1,633,318,437円
昨日、日本時間で夜9時半過ぎ、G7各国の財務相中央銀行総裁が電話会談を行いまして、適切な手段を講じるとの共同声明を発表しました。
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内容的には声明の通りで、それ以上でもそれ以下でもありません。電話会談の日程が3日に決定したと伝わった日本時間で月曜日の早朝から、為替相場はG7電話会談での内容待ちモードに突入した様子でした。
どこから出てきたのか「G7で協調利下げ」の観測まで登場し、声明が伝わると「利下げが含まれず失望」と言われる始末です。
よくロイターやブルームバーグなどが伝えている銀行関係者の声ですが、銀行関係者は市場参加者の代表ではありません。銀行は営利を目的にしておりますので、まず自分たち、そしてお客様の利益のために行動します。必ずしも実体経済に即した内容を発言しているわけではありません。
しかし、だからと言って銀行関係者の声は聞かず無視ししていいわけではなく、我々が取引している為替相場への影響力は当然あります。ジョージソロスが言ったと言われる「市場は常に間違っている」の言葉通りで、間違っていようが、誰かに乗らさせられようが、動いた方に賭けた者が勝つのが相場です。
ただ、本当はどうなんだ?と言う事を分かって行動しているのと、流れるままに乗っているのでは「人の行く裏を行き、花の山を探す」事はできないのかな?と思うわけです。サーフィンでもただ波に乗るだけではなく、自らビッグウェーブを探しに行くようなものではないでしょうか。サーフィンしませんけど(笑)。
そんなG7電話会談の話しが終わり、ニューヨーク市場が開帳オープンして落ち着いた現地午前10時、日本時間で日付が変わる瞬間の深夜24時にFOMCから緊急発表が行われました。50bp(ベーシスポイント)の利下げです。
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連邦準備制度(FRS) (中央銀行制度) 03/03 2400JST |
現状 | 市場織り込み度 (03/18水準) |
結果 |
---|---|---|---|
FF金利誘導目標 (政策金利) |
1.50~1.75% | 1.00~1.25% | 1.00~1.25% |
超過準備預金金利 (IOER) |
1.55% | - | 1.10% |
もともと再来週に予定されていたFOMCに向け、市場では50bp利下げを100%織り込み済みだったため、この発表を受けても為替相場の反応は限定的でした。ニューヨーク株式市場での反応は発表直後一瞬伸びたものの反落、ニュースではこのように伝えられておりました⇩
米連邦準備理事会(FRB)が50ベーシスポイント(bp)の緊急利下げを実施したことを受け、新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響の大きさが一層意識された。
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ですよね~ そうなっちゃいますよね~ トランプ大統領がいくら「利下げ!利下げ!り!さ!げ!」と言ってもパウエル議長が首を縦に振らないのは、結局はコレがあるためで、金融市場だけでなく実体経済を考えてだけでなく、金融市場ですらこのようになってしまうんです。萎縮です。
最近は一般紙だけでなく、金融系メディアまでも実体経済への対応を中銀にもとめておりますが、本来「実体経済=ミクロ経済」への対応は政府にしかできず、中銀は大きなスタンスからのマクロ経済でしか対応できません。簡単に言えば、今日食べる物に困ってる人々に中銀は食事を与える権限が無いのです。
利下げすると言う事は、当然ですが銀行の預金金利は下がります。収入がなく金利で生活している方にとっては死活問題で、特に退職したお年寄りが多く含まれるでしょう。預金金利が下がれば貸し出し金利も下がり、企業は低コストで融資が受けられるようになる反面、配当を下げられる材料にもなりえます。
権限を与えられず、大きなスタンスでのマクロ経済を制御しながらも、雇用や生活まで守らなければならない使命感を持つFRBは、今回の利下げは断腸の思い、忸怩たる思いであったろうと想像するところです。
前回のFOMC緊急招集での緊急利下げは、バーナンキ氏がFRB議長であった2008年10月29日(現地時間)に行われました。
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この時も今回と全く同じく、1.50~1.75% 金利を50bp下げ、1.00~1.25%(正確には、FFレート1.00% 公定歩合1.25%)へと変更しております。その後、史上最低金利時代が長く続き、バーナンキ氏からFRB議長をイエレン女史が引き継ぎ、FRB暗黒時代とも言える期間を乗り切りました。昨日の緊急利下げが、またしても終わりの始まりとならないように願っております。
予定されていたものとしては、豪州中銀RBAが政策金利と今後の金融政策を発表しまして、事前の市場予想では +0.75%の据え置きであったものの 25bpの利下げを行いまして +0.50となりました。
オーストラリア準備銀行 (中央銀行) 03/03 1230JST |
現状 | 市場予想 | 結果 |
---|---|---|---|
キャッシュターゲット (政策金利) |
0.75% | 0.75% | 0.50% |
この発表があった段階では、市場はG7電話会談結果待ち状態でしたので反応薄(笑)。いや、RBAの利下げがあったからこそ、余計にG7で協調利下げが行われるのではないかと噂が色濃くなった感じです。
いつもどおりだったら「RBAが市場最低金利へ予想外の利下げ~~~」と話題の的になるところ、あまり目立ちたくない、目立つと必ず悪く言われるRBAとしたら、利下げのいいチャンスだったようにも思えます。
いつもと同じように、既に作ってあります指標の結果だけは貼っておきます。正直言って、昨日は指標どうでもいいです(笑)。
日本国2月 0850JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
マネタリーベース(前年比) | 2.9 | 3.0 | 3.6 |
マネタリーベース 季節調整済(前月比) |
-1.9 | - | 12.4 |
マネタリーベース(月末残高) | 517兆2075億円 | - | 515兆8833億円 |
オーストラリア1月 0930JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
住宅建設許可件数(前月比) | +3.9% -0.2% |
+1.0% | -15.3% |
住宅建設許可件数(前年比) | +7.2% +2.7% |
+2.4% | -11.3% |
豪州第4四半期(10-12月) 0930JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
経常収支 | +79億豪ドル | +23億豪ドル | +10億豪ドル |
日本国2月 1400JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
消費者態度指数 季節調整済(二人以上世帯) |
39.1 | 38.1 | 38.4 |
消費者態度指数 (二人以上世帯) |
39.2 | - | 38.2 |
消費者態度指数 (単身世帯) |
39.3 | - | 38.4 |
消費者態度指数 (総世帯) |
39.2 | - | 38.3 |
スイス第4四半期(10-12月) 1545JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
国内総生産(GDP) (前期比) |
+0.4% | +0.2% | +0.3% |
国内総生産(GDP) (前年比) |
+1.1% | +1.3% | +1.5% |
フランス1月 1645JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
予算収支 | -928億ユーロ | - | -200億ユーロ |
イタリア1月 1800JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
失業率 | 9.8% | 9.8% | 9.8% |
英国2月 03/03 1830JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
建設業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
48.4 | 52.6 |
ユーロ圏1月 1900JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
失業率 | 7.4% | 7.4% | 7.4% |
ユーロ圏2月 1900JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
消費者物価指数(前月比) HICP(EU基準)・速報値 |
-1.0% | -1.0% | +0.2% |
消費者物価指数(前年比) HICP(EU基準)・速報値 |
+1.4% | +1.2% | +1.2% |
ユーロ圏2月 1900JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
消費者物価指数コア(前月比) HICP(EU基準)・速報値 |
-1.3% | -1.3% | +0.4% |
消費者物価指数コア(前年比) HICP(EU基準)・速報値 |
+1.3% | +1.3% | +1.4% |
ユーロ圏1月 1900JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
生産者物価指数(前月比) | +0.1% 0.0% |
+0.5% | +0.4% |
生産者物価指数(前年比) | -0.6% -0.7% |
-0.7% | -0.5% |
=別表= 購買担当者景気指数(製造業) 最新03/03 Updated
ミャンマー2月 03/03 0930JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
製造業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
52.7 | 49.8 |
ASEAN圏2月 03/03 0930JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
製造業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
49.8 | 50.2 |
シンガポール2月 03/03 2200JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
製造業購買担当者景気指数 | 50.3 | 48.7 |
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