FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/01/21 戦績

 2020/01/21 火曜日 戦績

USDJPY         +65,300円

EURUSD         +78,238円

GBPUSD        +122,109円

AUDUSD          +7,353円

NZDUSD          +4,669円

USDCAD         +11,269円

USDCHF         +25,483円

EURJPY         +87,700円

GBPJPY        +170,700円

AUDJPY         +19,300円

NZDJPY          +7,800円

CADJPY         +43,900円

CHFJPY          +8,600円

EURGBP         +18,368円

EURCHF         7,929

TOTAL         +662,860円

 

週間戦績(当週)

TOTAL         +785,930円

 

月間戦績(01月)

TOTAL      +11,834,646円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL      +11,834,646円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +205,928,135円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,585,928,150円

 

昨日、日本銀行が金融政策決定会合の2日目を終えまして、今後の金融政策を発表しました。内容的には事前の市場予想の通りで、政策金利関係はすべて据え置き、

日本銀行(BOJ)
(中央銀行)

01/21 1201JST
現状 市場予想 結果
補完当座預金制度適用利率
(政策金利)
-0.10% -0.10% -0.10%
長期金利誘導目標
(10年物国債利回り)
 0.0%  0.0%  0.0%

大きな政策方針転換とかも全くなく、テレビ東京には「強気の黒田総裁」とか言われておりました(笑)。

www.tv-tokyo.co.jp

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強気と言うか、今現在の情勢を考えた時に、今後状況が悪化した場合の手段を温存しておきたいのは日銀だけでなくどの中銀も同じなわけでして、十分に金利の高い国以外は現段階でこれ以上の緩和政策を取る事は難しいでしょう。むしろ、黒田総裁が言うようなマイナス金利の深堀りをしても、思ったほど効果が現れない可能性の方が高く、いざと言うときのためにインパクト狙いのカードとして残した方が正解だと思います。黒田総裁、強気に見せかけて実はかなりの逃げ腰、弱気だと推測します。

 

また、今回は年に4回公開されます「経済・物価情勢の展望」いわゆる日銀展望レポートが金融政策の発表と同時に公開されました。特に重要な部分としては、日銀の政策委員が今後のGDPや物価推移をどのように見ているかと言う部分で、こんな感じになっております⇩

日銀展望レポート
実質GDP見通し
(中央値)
前回(2019/10) 今回(2020/01)
2019年 +0.6% +0.8%
2020年 +0.7% +0.9%
2021年 +1.0% +1.1%
日銀展望レポート
消費者物価指数見通し
(中央値)
前回(2019/10) 今回(2020/01)
2019年 +0.7% +0.6%
2020年 +1.1% +1.0%
2021年 +1.5% +1.4%

発表内容⇩
https://stat.ameba.jp/user_images/20200122/08/fx-sengyo/78/2c/p/o0830064514700117772.png

ここ最近の発表では、ずっと実質GDP見通しを前回より落とし続けておりましたが、ようやく上方転換したと言うところです。今回より前に実質GDP見通しを3期分揃って上げたのは昨年の1月の発表の時でした。1月に上げ、その後ズルズルと落とす、今年もそのパターンになりませんように祈ってます。

 

そんな感じですので為替の動きも限定的、と言うよりも全く動かずと言った方がいい状況でして、

午前10時からの謎の円買いの方が遥かに値動きが大きかった感じです。それにしても短時間では20pips程度、お昼前に付けた底まで見ても30pips程度なのでたかだかしれた値動きです。

これ原因は色々と言われてますが、あまりにも「小さな崩落」だったので特定が難しく、私としては「中国の大口両替商が、春節で見込んでいた円の需要を遥かに上回る円が両替された分を補充するため、中国時間午前9時(日本時間午前10時)の銀行オープンと同時に円買いを銀行に持ち込んだカバー取引の連鎖」と言う説が濃厚かな~と思ってます。外国為替市場の場合、値動きの原因は本人が言わない限り分からない事が多いので、犯行声明を待つしかありません(笑)。

 

午後6時半にありました英国の雇用関連指標のうち、失業保険受給者の増減が事前の市場予想より大幅に減っておりまして、私の予想に反して非常に良かった(笑)。前回値も下方修正され、今回の結果も事前の市場予想より良かったとなったら、これはもうポンドにとってポジティブです。

英国12月
1830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業保険受給者数増減 +14,900人
+28,800人
+22,600人 +14,900人

もし悪い数字が出たら一気にポンド売りが入ると思っていたのですが、好結果を受けても一瞬の上昇の後に徐々に上値を伸ばしてくれました。

ただ、いまいちの伸びきれずに頭を抑えられているのは、ブリグジットによって好調の結果が持続できるのかと言う部分への疑心と、失業率への変化が無いことがあるのでしょう。逆に言えば、失業保険受給者に悪い結果が出ていたらポンドが一気に落ちたのかと思うと残念でなりませんのかもしれません。

ところで、今回の結果と前回値の修正の数字が同じなんですが、これ入力を間違ったとか言う事ではありませんよね?いや、私の入力ミスではなく、英国の指標担当部署での事です。たまに、間違って発表した数字をさらっと修正して終わらせてる事があるので油断も隙もありませんから、よく注意してみておきたいと思います。


 

今週は指標が少なくて寂しい感じなんですが、あまり多いとスクロールするのも大変なのでこれくらいでいいのかも(笑)。

日本国12月
1300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
スーパーマーケット売上高
全店(前比)
+0.8%
+0.9%
+0.3%
スーパーマーケット売上高
既存店(前比)
 -0.3%
 -0.4%
 -1.0%
スイス12月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネタリーアグリゲイトM1
(前比)
+1.5%
+1.4%
+0.6%
マネタリーアグリゲイトM2
(前比)
+0.8%
+0.7%
+0.1%
マネタリーアグリゲイトM3
(前比)
+1.5%
+1.3%
+0.7%
スペイン11月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支  -25.8億ユーロ  -18.6億ユーロ
英国12月
1830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業保険受給者数増減 +14,900人
 +28,800人
+22,600人 +14,900人
失業率(失業保険申請ベース) 3.4%
3.5%
3.4% 3.5%
英国11月
1830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業率(ILO方式ベース) 3.8% 3.8% 3.8%
英国11月
1830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
週当たり平均賃金
前3ヶ月前年比(手当込み)
+3.2% +3.1% +3.2%
週当たり平均賃金
前3ヶ月前年比(手当なし)
+3.5% +3.4% +3.4%
ドイツ1月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ZEW景況感指数 +10.7 +15.0 +26.7
ユーロ圏1月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ZEW景況感指数 +11.2  +5.5 +25.6
カナダ11月
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業出荷(前比)  -0.2%
 -0.7%
 -0.3%  -0.6%

 


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