2017/07/10 戦績
USDJPY +41,200円
EURUSD △22,916円
GBPUSD +27,519円
AUDUSD +4,072円
USDCAD +54,847円
EURJPY +89,400円
GBPJPY +117,600円
EURGBP +1,993円
TOTAL +313,715円
週間戦績(当週)
TOTAL +313,715円
月間戦績(07月)
TOTAL +6,162,035円
年間戦績(2017年)
TOTAL +183,120,440円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +734,817,167円
あれ、ユーロさん?(汗)。いや、なんかユーロは先日もこんなのありましたが、ボラ小さすぎてマイナス食らうのは対米ドルストレート通貨ペアの方が多いです。
クロスレートですと売買の判定に使える通貨が3つ以上になりまして、例えばユーロ円ですと、ユーロドルの値動きとドル円の値動き、そしてユーロ円の値動きの3つの通貨ペアの値動きを過去のパターンで分析出来るのですが、ユーロドルなどのストレート通貨ですとそのものズバリストレート通貨ご本人様しか参照できません。
いや、別にストレート通貨でもクロス円とか参照してもいいんですが、そっちの方が余計に成績悪くなるんですよね。だから参照する意味が無いと言うのが過去のテストで分かっております。それでも、直接取り引きがあり円キャリーがよく行われているユーロでしたらまだ意味は無い事もないんですが、いつクロス円も参照するのかを決定したりとかのルーチンを入れるとなるとイレギュラーなシステムになってしまうので、なるべく画一化したシステムにしておきたいため、だったらマイナスの日があった方がいいやと言う事にしております。
と、ここまでがユーロドルマイナス日計のイイワケです(笑)。
昨日は特に目立った指標も無く、比較的重要視されておりました中国の消費者物価指数=CPI に豪ドルが反応する事も無く、ほとんど重要では無いドイツの貿易収支・経常収支にユーロが反応する事も無く、もう本当に淡々と右へ右へのチャートを作るだけの日になった感じです。
むしろ、こんな値動きの中でクロス円のユーロ円とポンド円が全体の6割以上を稼いでおりまして、よくやってるなと思いました。ええ、その理屈と言うか、理由と言いますか、その辺が上でクドクドと書いたイイワケ文に入っております(笑)。
ドル円、値動きは大した事ありませんが、ジワリジワリと下値を切り上げておりまして、日足で見ますと結構なお点前になってきました。ここで上に抜けますと115円半ばまでは一気に上昇で、その先もし行かれたら久しぶりの120円が見えるのかもしれません。見えないかもしれません(笑)。実際、そんなの誰にも分かりませんからね。
今週は少し長めの足、日足や週足もよく見ておいた方がいいかもしれません。
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2017/07/10 月曜日
7月も、もう実質第2週です。さあ、今週はどんな指標がありましたっけ?
まず、12日の水曜日に英国版雇用統計とも言える、失業者数と失業率が発表になります。最近、微妙に一喜一憂が激しいポンドですので、どんな数字が発表になっても大きく反応してくれる事でしょう(笑)。翌日13日木曜日には米PPI、更にその翌日14日の金曜日に同じく米CPI、小売売上高と鉱工業生産の発表があり、これで今週の重要な指標の大半です。
あと、米鉱工業生産の発表があります日本時間で午後10時15分の少し後、午後11時には例のミシガン大学消費者信頼感指数速報値の発表がありまして、いつもいつも私はこの指標を小馬鹿にしておりますが、正直言って「重要指標」のマーク入れてるFX業者、頭おかしいんじゃ無いかと思ってます。
確かにこの数字で値が動く事は多いんですが、もともとブレが激しい指標でして、アンケート調査する家庭数は、なんと速報値は300世帯、確報値でも500世帯分の集計なんです。別にミシガン大学が悪いのでは無く、ミシガン大学はずっと昔からやっている調査を同じ条件のまま行っているだけでして、大学側としては色々と言われる方が不本意でしょう。ブレが多いから突如値が動く事が多い、だからと言って重要な指標だと言う見方はどうでしょうね。
以前この指標は、スポンサーであるロイターが優先して公開する権利を持っていたために、ロイターとの契約がありますと公表の5分前に情報を見る事が出来ました。さらに、ロイター端末を使えるとその2秒前、つまりミシガン大学がありアナーバーの属する東部時間午前10時の発表を待たず、ロイターとの契約があると午前9時55分には見ることができ、さらにロイター端末を操作できると午前9時54分58秒には情報を確認して市場での売買が可能だったんです。
アメリカのニュースチャンネルである CNBCがこの事実を2013年に問題視しまして報道したところ、その後に事前公開はしない事になったのですが、そんな背景もありまして、ミシガン大学消費者信頼感指数に対してあまり良い印象は前から持っておりません。だから繰り返し「ミシガンオレオレ指数」とか言ってたわけですが(笑)。
さて指標とは別に、12日水曜日にはカナダ中銀の金融政策報告公表がありまして、政策金利の発表も同時にございます。よく、日本のFX業者の指標一覧には「政策金利発表」としか書かれていないものもあるのですが、政策金利は金融政策の結果の一つであり、重要なのは政策金利よりも金融政策そのものなんです。それを忘れてはいけません。カナダは最近、非常に元気がいいので、今回も発言によっては加ドルが買われる事になるかもしれませんから注意が必要です。
また、日本時間で日付が変わりまして13日木曜日早朝3時には米地区連銀経済報告、いわゆるベージュブックの公開があります。その後、カンザスティ連銀総裁の講演もございまして、何か面白いこと言うかもしれません(笑)。カンザスシティ連銀のジョージ総裁は「利上げした方がいい、早くバランスシートを縮小した方がいい」と言うタカ派ですので「利上げあと1回だけに限定されるものでは無い、場合によっては4回目が年内にあってもかまわない」的な事を言ってくれるのを、期待してます(笑)。
同じく13日木曜日の午後11時からは、FRB議長のイエレン女史が米上院銀行委員会におきまして半期金融政策報告を行います。え~、米上院は非常にジェントルマンが揃っておりますので、どこかの国の国会や衆院委員会と違い、ヤジや罵声で発言が拒まれる事も無く、議長のメガネが吹っ飛ぶ事もありません(汗)。まあ、こっちは特に何か新しい事を言ったりする事も無い、と言うより、基本的には事前に提出してある内容の説明だけで、報告してない事を言うの自体がダメだったりしますんで。そう言えば、イエレン議長の議会証言と聞くと、イエレン女史が議長になった直後くらいに大雪で議会が閉鎖され証言が延期された事があり、なかなか波乱な人だなと思った記憶があります。実際、波乱ばかりの方ですが、もしかしたらトランプ大統領の下でFRB議長をしていた実績その物が、後の世では波乱だったと評価されるのかもしれません(笑)。
さあ、今日は民間の会社さんでボーナスのところが多いのでしょうか?私はボーナスなんてありませんが、今週の相場自体がボーナスになりますように祈り、今週も頑張ってまいりましょうか。
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2017/07/08 戦績
USDJPY +123,700円
EURUSD +79,625円
GBPUSD +31,393円
AUDUSD +551円
USDCAD +68,202円
EURJPY +229,200円
GBPJPY +103,100円
EURGBP +26,192円
TOTAL +661,963円
週間戦績(当週)
TOTAL +5,269,035円
月間戦績(07月)
TOTAL +5,848,320円
年間戦績(2017年)
TOTAL +182,806,725円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +734,503,452円
【本日のこのエントリーは、予約更新となっております。】
毎週の事ですが、土曜日の戦績は、日本時間で金曜日から土曜日に日付が変わり早朝まで、ニューヨーク時間で金曜日の夕方市場終了までの取引です。
金曜日にありました米雇用統計は全然アマちゃんな結果で終わり戦意喪失、その後は雇用統計の晩に繰り広げられる宴(うたげ)に注力しましたため、実際には土曜日早朝に何があったのか、全く分かりません(笑)。もっとも、特に何も無く淡々と週末に向けていつものように整理が進んだと言うのは数字を見れば明らかでして、特に注目に値するニュースは無かったようです。
まあ、ニュースの中で強いて言えば、先日新しくアトランタ連銀総裁に就任しましたボスティック氏が「我々は政府の政策に敏感であるべきだ」と言う政府の犬発言をしまして、これ実は凄い事なんです。
発言が切り取られていて前後関係が分からないので何とも言えないのですが、中央銀行に関わる者は政府との独立性を強く維持しなければ、金融政策が骨抜きになる可能性があるわけです。実際には、まだ現時点でボスティック総裁に FOMC での評決権はありませんが、いずれ輪番で発生する事になります。
中央銀行と政府又は政治とつながる部分は、国民・市民から信託された政府から、中央銀行が再信託を受けると言う一点のみであり、そこ以外は高度に独立していなけらばなりません。ですから、トランプ大統領にとってみて目の上のたんこぶであるFRBのイエレン女史も解任する事はもちろん、議長の座から下ろす事も、利上げに強制力を持って対抗する事も出来ません。できる事は得意のツイッターで茶々入れる事と、次期再任しないと言う事くらいですが、すると今度は市民からのトランプ大統領自身の評価にそれが下るわけです。
アトランタ連銀のボスティック総裁、初のアフリカ系黒人の連銀総裁で、しかも同性愛者だと告白している恐らく初の連銀総裁です。また、ハーバードで経済学の博士号取得後に心理学の学位も取得している珍しい方でして、最近は銀行家以外の連銀総裁が多く就任している中でもかなり異色です。いい意味でも悪い意味でもいろいろ注目されておりますので、ちょっと注意してもらいたいかなと思っております。
ボスティック総裁、個人的にはかなり応援している、頑張って欲しいと思っている方です。今風に言うと、推してます(笑)。ただし、昔ごちゃごちゃと問題があったため、アトランタ連銀自体は箱推しではありません(汗)。
ドル円、日本時間で深夜0時を付ける瞬間まで 114円を付けないように頑張っていたようでして、最高値が 113.99円(笑)。実際には、オプション絡みですと FXのレートで 114.02くらいまで行っても 114.00 ノータッチオプション系はノータッチ判定である事が多いのですが、それとは別次元で何かあったのか頑張っていたようです。まあ、実際に日本時間で深夜0時といいますとロンドンフィキシングの時間ですので、オプションで何かあったのでしょう。
よく、為替のニュースで「◯◯円丁度に大漁大量のオプションバリアが観測」とかありますけど、あんなのは「常識的に考えて .00 .20 .50 .80 付近にはオプションバリアやストップロスあるだろう」と言う記者の予想の上で、ちょこっと知り合いのディーラーに「どうなの?」と聞いたところ、そのディーラーが「ああ、あるんじゃないの?」と言ったら鬼の首を取ったように「オプションバリア観測ぅぅぅぅう!」って言う記事書いているだけでしょうから、大して役に立つとは思えません(笑)。大丈夫かな?こんな事書いちゃってて(汗)。
あとは、マーカンタイルの先物の結果がCFTCで発表になってまして、円ショートポジションが増え、ユーロのロングポジションが増え、ポンドのネットショートが減りもう少しでネットロングに転換点と、メインどころの通貨先物はそんな感じですが、ちょっと気になるのが原油です。
目先、あれだけ減産に対する懐疑的な見方で上値が抑えられているのにも関わらず、先物のポジション的には更にロングが積み増しされてるんです。これ、もしかしたら短期筋で売り込んで押さえ込み、中期的にはロングで積み増ししている最中なのかもしれません。いやあくまでも予想ですので、分かりませんよ。
ただ、今の原油先物取り引きの限月って8月がメインになってるかと思いますが、そのまま差金決済せずに決済日を迎える頃の相場がどうなるのかな~、みたいな部分を考えた時と、木曜日金曜日は金(GOLD)と一緒に下落している面白さ(笑)。
さて、中途半端ですが、今週もお疲れ様でした。
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2017/07/07 戦績
USDJPY +167,400円
EURUSD +466,267円
GBPUSD +157,252円
AUDUSD +17,375円
USDCAD +88,916円
EURJPY +532,700円
GBPJPY +183,300円
EURGBP +31,732円
TOTAL +1,644,942円
週間戦績(当週)
TOTAL +4,607,072円
月間戦績(07月)
TOTAL +5,186,357円
年間戦績(2017年)
TOTAL +182,144,762円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +733,841,489円
大注目でした米雇用統計が不発に終わり、なんとなく気だるさを感じる週末です。雇用統計発表直後、非農業部門雇用者数の大幅な伸びは完全無視、失業率が 0.1ポイント前回値や市場予想を上回ったのを受けましてドルが売られ、と言うよりも、最初から雇用統計発表直後からドルを売る気満々だった市場参加者が、あまりにも予想を上回った非農業部門雇用者数にビビってドル売りを継続出来なくなり、ドル買いに転じたと言う感じでしょうか(汗)。
米国6月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
非農業部門雇用者数 | +13.8万人 | +17.5万人 | +22.2万人 |
米国6月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
失業率 | 4.3% | 4.3% | 4.4% |
チャートのテクニカル的に言えば、ドル円の日足を見ると十分にドル売りに転じられるポイントまで来ており、雇用統計を引き金にして中期的にドル買いからドル売りに反転と言うのはよく出来たシナリオとなり得ます。ユーロやポンドに関しては、最近の欧州通貨高を背景にして更にドル売りとでも言っておけば構いません(笑)。
アメリカで雇用統計が発表されるのと同時に、ほぼ毎回同時に発表されますカナダの雇用統計が今月は同時に発表になりました。これ、アメリカの雇用統計がたまに第二金曜日に発表になるのと同じように、カナダの雇用統計も同じようにたまに第二金曜日に発表が変更になります。よく「第一金曜日が月初だと第二金曜日」とか言う完全嘘の記述が散見しているのですが、まず月初と言う不正確な表現(笑)。まあ、仮に「第一金曜日が1日だと第二金曜日」だったとしても、では今年の12月は1日が金曜日ですが1日にカナダの雇用統計が発表になりますけど、これどう説明するんでしょうかね?
カナダ統計局公式サイト ⇨ 2017年12月のリリーススケジュール
何かにつけて、コピペでサイトを作るのが大好きな人が多いため、誰かが間違って書くとそれがそのまま常識のように拡散してしまいます。どんな事でも、正式なサイトを検索して、公式の情報を得るように心がけなければなりません。特に wikipedia には、言語毎あえて変えて記述している情報なども散見しますので、注意が必要です。
カナダの雇用統計の発表日も、そのうち⇩こんな感じ
で、まとめたいと思ってます。が、いきなりやってしまうと "誰も何も考えない" でしょうから、カナダの雇用統計(Labour Force Survey)が発表される日を正確に回答出来た方には mineo の通信容量 5GBをパケットギフトを使って進呈したいと思います(笑)。分かった方は、コメント欄からご応募下さい。ちなみに、アメリカの場合は毎月12日がキーになってますが、カナダの場合は毎月15日がキーになってます。検索する際のヒントにはなるかと思います。
さて、そのカナダの雇用統計ですが、アメリカと違って若干良かった。
カナダ6月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
就業者数 | +5.45万人 | +1.00万人 | +4.53万人 |
カナダ6月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
失業率 | 6.6% | 6.6% | 6.5% |
何が良かったって、まず失業率が良かった。アメリカの失業率が悪化した事で米ドル売りをした以上、カナダの失業率が改善した事で加ドルを買わないわけにいかなくなってしまったわけです(笑)。加ドルは 対米ドルで発表から1時間のうちに 100pips以上も上昇した事になりまして、なかなかの値動きです。
しかし、なぜ今日ここまで加ドルに拘ったのかと言いますと、加ドルを取引している割には今回と言うか常日頃からノーマークだったため、せっかくの相場に対応する事が出来なかったと言うか、システムの中の小人さんたちに注意を促しておくことすら忘れていたわけです。要は、指標カレンダーでカナダの雇用統計があると分かっていたのにもかかわらず、実際には忘れていたと(汗)。と言う事で、自分自身にも「カナダの雇用統計の発表日をちゃんと確認しとけよ」と、戒めと言うわけです。
あとは、前日から昨日早朝まで続いておりましたユーロの強制右肩上がり上昇によって、ユーロドルとユーロ円が随分と行ったなあ・・・・・・
そうだ、もうすっかり忘れるところだったんですが、我らが日本銀行(本店東京)が5ヶ月ぶりに国債買い入れの指し値オペを実施しまして、それを受け円が若干売られる場面がございました。 113.30 近辺から .70 近辺まで 40pips 程度なんですが、円が売られた理由が理由だけに、株式市場には円安効果の波及は無かったようです。
リンク切れ時 ⇨ アーカイブ
実際に金融機関からの応札(日銀が提示した金額(金利)で国債を売りますよ~)は無く、日銀も実際に応札されるとは思って無いでしょうから、あくまでも市場に対する長期金利のキャップを示すメッセージとしての役割しか果たさない指値オペになってますが、口先介入と言われないためには、実際に応札があれば買い入れると言うのがミソです(笑)。これで、しばらくの間は長期金利が若干は安定するでしょうから、来週以降の株価や株価指数に若干プラスに働くのかなとも思ってます。実際、日経先物は夜間取引で2万円台回復して終了してますし。
【おなじみさん限定】つづきは ⇨ こちら
2017/07/06 戦績
USDJPY +118,500円
EURUSD +135,933円
GBPUSD +42,804円
AUDUSD △12,006円
USDCAD +46,579円
EURJPY +238,200円
GBPJPY +91,600円
EURGBP +15,188円
TOTAL +676,798円
週間戦績(当週)
TOTAL +2,962,130円
月間戦績(07月)
TOTAL +3,541,415円
年間戦績(2017年)
TOTAL +180,499,820円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +732,196,547円
日本時間で昨日の早朝3時、先月6月に行われました連邦準備制度理事会 FOMC の議事録が公開されました。前日分を翌日にまとめて書いておりますこのブログ、前日早朝の出来事は遠い遥か昔の事のように思えます(笑)。
さて、公開された FOMC 議事録に書かれていた議事内容ですが、概ね予想通りでして、ただ発表直後に若干のドル売りが見られたのは「委員によってバランスシート縮小開始時期に関する見解に相違が見られたため」とか言ってますが、そんなの公表1秒で分かるかってんの(笑)。実際、公表直後に精査する部隊もいるワケですが「前回議事録との相違点」特に用いられている単語の強弱や言い回しなどから、それがFOMCの「強めのメッセージ」なのか「弱めのメッセージ」なのか、その程度しか一瞬ではまだ判断出来ませんし、さすがの精鋭部隊でも1秒では無理でしょう。結局いつもの、大型指標が発表された瞬間にある流動性の低下と、売りに賭けていた皆さんの努力の成果だと思います。
よく、指標発表直前から「結果として発表前に逆方向に動いていた」巷で「フェイク」と言われる値動き、「結果として発表前に動き始めていた」巷で「指標漏れ」と言われる値動き、そのほとんどの指標発表直前のこれらの値動きは、直前になってポジション整理した向きのカバー連鎖と言うババ抜きの結果です。
通常なら、A銀行からB銀行に仮にドル売ったとして、B銀行のディーラーが「そのままドル持っててもいいや」と思えればドル持ちポジションを取るのですが、これから大型指標が控えていると誰もババ掴まされたく無いので速攻で他の銀行に押し付けようとします。通常なら、どこかで誰かが引き受けてしまうような量のドルでも、どんどん転売される事でいつも以上に値が動きやすくなると言う感じでして、個人がやっておりますFXで最近は指標発表直前の値動きが生じているとも言われてます。
まあ、上の2つのパターンで後者の「指標漏れ」と言われる場合には、実際に漏れていたとしか考えられない場合も中にはあるのですが、そんな思惑だけでも作り出せる値動きでもあるので、実際に指標を漏らした人がいたのかどうか徹底的に調査する事はマズありません。調査しても分からないでしょうし、だとしたら無駄ですからね。
日本時間で午後9時15分に発表になりましたアメリカの指標でADP全国雇用者数、その15分後午後9時半には週刊失業保険がディアゴスティーニから新発売新規失業保険申請件数と貿易収支が発表になったんですが、あまりパッとしない(笑)。
米国6月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
ADP全国雇用者数 | +25.3万人 | +19.0万人 | +15.8万人 |
米国 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
新規失業保険申請件数 | +24.4万件 | +24.3万件 | +24.8万件 |
米国5月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
貿易収支 | -476.0億 | -463.0億 | -465.0億 |
ADP全国雇用者数、これADPって言う略称の会社が発表してる指標なんですが、お給料計算のアウトソーシング会社さんでして、凄い雇用関係データ持ってるところです。噂のビッグデータです(笑)。正しい用法ではありませんが、最近はとりあえずビッグデータと言っておけば納得してくれる風潮が出来つつあり、割りと便利に使えます(笑)。えっと、そのADP社がクライアントさんのデーターを分析して発表しているわけですので、なかなかいい数字なわけです。
雇用統計前に発表になります最後の雇用関係指標が、このADP全国雇用者数と新規失業保険申請件数になりまして、翌日に控えました雇用統計前夜祭と言ったところでしょうか。今回はほぼスルーでしたが、時によっては雇用統計本番と見間違うほどの値動きをする事もあり、それだけ注目されているわけです。
あと、トランプ大統領閣下の大好きな貿易収支が、が、まあ予想通りって事でいいんでしょうね。これ、もし大幅にダウンする事でもあったら、トランプ大統領は諸外国を攻撃(口撃)するネタが無くなってしまうので、発表を管轄する商務省は大変だと思います。ええ、貿易収支減っちゃ大変ですから(笑)。貿易収支より、最近では経常収支の方が重要視される傾向が強かったのですが、合衆国大統領がトランプ氏になってからは、世の中でもまた貿易収支!貿易収支!と言われるようになり、貿易収支の復権を願っていた団体でもあれば、さぞ大喜びしているに違いありません。
時系列的に話しが前後してしまうのですが、昨日公表されました欧州中央銀行の6月に行われました理事会の議事録で「インフレ見通しは ECB の政策を受けて改善している」と言う「うひょ~、俺ら(ECB)最強伝説じゃん?ヤバくね?マジヤバくね?」と自画自賛の、これをタカ派と言っていいのかどうか(汗)。まあ、それでも間違いなく ECBは自信満々なので、それを受けた市場としまして「信じて・・・・・・、ほんとにキミ(ECB)の事、信じていいんだよね?」と、過去に何度も何度も裏切られた事は忘れ、また元カレ(ECB)のところへ戻っていったわけです。また裏切られるのに(笑)。
もともと昨日は欧州時間開始直後くらいからユーロは買われておりまして、それが日本時間で午後6時過ぎくらいにギリシャ緊急流動性支援の上限引き下げと言う、ギリシャリスク後退を示唆された事で継続して買われ、最後にECB最強伝説です。
じゃ、なんで昨日の数字、ユーロ円はそこそこなのにユーロドルは並盛りなのかと言いますと、あまりにも一本調子でユーロドルがチャートを形成し大人の階段を登っているため、立ったポジションが全然「キレてな~~い」って状況なんです。あっ、キレてな~~いの部分は某カミソリのCM調でお願いします。ユーロ円は若干の上下感があった時に多少切れたんですけどね。まあ、残りポジションは今日のお楽しみと言うわけです。
日経平均は久しぶりに2万円台を割り、原油は売られ、たと思ったらまた買われ。原油はいつもの事なんで気にしてませんが小麦が大幅に下がったので、山崎製パンの株価でも注意しておきますか(製粉業とか無視で、風が吹いた後の桶屋状態)。
今日は七夕ですね。本来は旧暦7月7日ですから8月にやるのが正式なんでしょうが、そんな関係で七夕は梅雨の真っ只中、毎年毎年天の川を挟んで織姫と彦星は会わせてもらえないハードモードでの戦いになってしまいました。
週末にかかった七夕です。せっかくですから、雨が降ろうが、雪が降ろうが(南半球は冬ですからねえ)、七夕をエンジョイできればいいなと思います。我が家は雇用統計の日の集まりと七夕が重なったので、凄い事になりそうな気がします(汗)。
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