FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2017/07/06 戦績

 2017/07/06 木曜日 戦績

USDJPY        +118,500円

EURUSD        +135,933円

GBPUSD         +42,804円

AUDUSD        △12,006

USDCAD         +46,579円

EURJPY        +238,200円

GBPJPY         +91,600円

EURGBP         +15,188円

TOTAL         +676,798円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +2,962,130円

 

月間戦績(07月)

TOTAL       +3,541,415円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +180,499,820円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +732,196,547円

 

日本時間で昨日の早朝3時、先月6月に行われました連邦準備制度理事会 FOMC の議事録が公開されました。前日分を翌日にまとめて書いておりますこのブログ、前日早朝の出来事は遠い遥か昔の事のように思えます(笑)。

さて、公開された FOMC 議事録に書かれていた議事内容ですが、概ね予想通りでして、ただ発表直後に若干のドル売りが見られたのは「委員によってバランスシート縮小開始時期に関する見解に相違が見られたため」とか言ってますが、そんなの公表1秒で分かるかってんの(笑)。実際、公表直後に精査する部隊もいるワケですが「前回議事録との相違点」特に用いられている単語の強弱や言い回しなどから、それがFOMCの「強めのメッセージ」なのか「弱めのメッセージ」なのか、その程度しか一瞬ではまだ判断出来ませんし、さすがの精鋭部隊でも1秒では無理でしょう。結局いつもの、大型指標が発表された瞬間にある流動性の低下と、売りに賭けていた皆さんの努力の成果だと思います。

 

よく、指標発表直前から「結果として発表前に逆方向に動いていた」巷で「フェイク」と言われる値動き、「結果として発表前に動き始めていた」巷で「指標漏れ」と言われる値動き、そのほとんどの指標発表直前のこれらの値動きは、直前になってポジション整理した向きのカバー連鎖と言うババ抜きの結果です。

通常なら、A銀行からB銀行に仮にドル売ったとして、B銀行のディーラーが「そのままドル持っててもいいや」と思えればドル持ちポジションを取るのですが、これから大型指標が控えていると誰もババ掴まされたく無いので速攻で他の銀行に押し付けようとします。通常なら、どこかで誰かが引き受けてしまうような量のドルでも、どんどん転売される事でいつも以上に値が動きやすくなると言う感じでして、個人がやっておりますFXで最近は指標発表直前の値動きが生じているとも言われてます。

まあ、上の2つのパターンで後者の「指標漏れ」と言われる場合には、実際に漏れていたとしか考えられない場合も中にはあるのですが、そんな思惑だけでも作り出せる値動きでもあるので、実際に指標を漏らした人がいたのかどうか徹底的に調査する事はマズありません。調査しても分からないでしょうし、だとしたら無駄ですからね。

 

日本時間で午後9時15分に発表になりましたアメリカの指標でADP全国雇用者数、その15分後午後9時半には週刊失業保険がディアゴスティーニから新発売新規失業保険申請件数と貿易収支が発表になったんですが、あまりパッとしない(笑)。

米国6月 前回値 市場予想(中心値) 結果
ADP全国雇用者数 +25.3万人 +19.0万人 +15.8万人
米国 前回値 市場予想(中心値) 結果
新規失業保険申請件数 +24.4万件 +24.3万件 +24.8万件
米国5月 前回値 市場予想(中心値) 結果
貿易収支 -476.0億 -463.0億 -465.0億

ADP全国雇用者数、これADPって言う略称の会社が発表してる指標なんですが、お給料計算のアウトソーシング会社さんでして、凄い雇用関係データ持ってるところです。噂のビッグデータです(笑)。正しい用法ではありませんが、最近はとりあえずビッグデータと言っておけば納得してくれる風潮が出来つつあり、割りと便利に使えます(笑)。えっと、そのADP社がクライアントさんのデーターを分析して発表しているわけですので、なかなかいい数字なわけです。

雇用統計前に発表になります最後の雇用関係指標が、このADP全国雇用者数と新規失業保険申請件数になりまして、翌日に控えました雇用統計前夜祭と言ったところでしょうか。今回はほぼスルーでしたが、時によっては雇用統計本番と見間違うほどの値動きをする事もあり、それだけ注目されているわけです。

あと、トランプ大統領閣下の大好きな貿易収支が、が、まあ予想通りって事でいいんでしょうね。これ、もし大幅にダウンする事でもあったら、トランプ大統領は諸外国を攻撃(口撃)するネタが無くなってしまうので、発表を管轄する商務省は大変だと思います。ええ、貿易収支減っちゃ大変ですから(笑)。貿易収支より、最近では経常収支の方が重要視される傾向が強かったのですが、合衆国大統領がトランプ氏になってからは、世の中でもまた貿易収支!貿易収支!と言われるようになり、貿易収支の復権を願っていた団体でもあれば、さぞ大喜びしているに違いありません。

 

時系列的に話しが前後してしまうのですが、昨日公表されました欧州中央銀行の6月に行われました理事会の議事録で「インフレ見通しは ECB の政策を受けて改善している」と言う「うひょ~、俺ら(ECB)最強伝説じゃん?ヤバくね?マジヤバくね?」と自画自賛の、これをタカ派と言っていいのかどうか(汗)。まあ、それでも間違いなく ECBは自信満々なので、それを受けた市場としまして「信じて・・・・・・、ほんとにキミ(ECB)の事、信じていいんだよね?」と、過去に何度も何度も裏切られた事は忘れ、また元カレ(ECB)のところへ戻っていったわけです。また裏切られるのに(笑)。

もともと昨日は欧州時間開始直後くらいからユーロは買われておりまして、それが日本時間で午後6時過ぎくらいにギリシャ緊急流動性支援の上限引き下げと言う、ギリシャリスク後退を示唆された事で継続して買われ、最後にECB最強伝説です。

じゃ、なんで昨日の数字、ユーロ円はそこそこなのにユーロドルは並盛りなのかと言いますと、あまりにも一本調子でユーロドルがチャートを形成し大人の階段を登っているため、立ったポジションが全然「キレてな~~い」って状況なんです。あっ、キレてな~~いの部分は某カミソリのCM調でお願いします。ユーロ円は若干の上下感があった時に多少切れたんですけどね。まあ、残りポジションは今日のお楽しみと言うわけです。 

 

日経平均は久しぶりに2万円台を割り、原油は売られ、たと思ったらまた買われ。原油はいつもの事なんで気にしてませんが小麦が大幅に下がったので、山崎製パンの株価でも注意しておきますか(製粉業とか無視で、風が吹いた後の桶屋状態)。 

 


 

今日は七夕ですね。本来は旧暦7月7日ですから8月にやるのが正式なんでしょうが、そんな関係で七夕は梅雨の真っ只中、毎年毎年天の川を挟んで織姫と彦星は会わせてもらえないハードモードでの戦いになってしまいました。

 

週末にかかった七夕です。せっかくですから、雨が降ろうが、雪が降ろうが(南半球は冬ですからねえ)、七夕をエンジョイできればいいなと思います。我が家は雇用統計の日の集まりと七夕が重なったので、凄い事になりそうな気がします(汗)。

 


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