2018/12/08 戦績
USDJPY +42,700円
EURUSD +21,339円
GBPUSD +92,193円
AUDUSD +3,165円
USDCAD +108,650円
USDCHF +23,568円
EURJPY +63,700円
GBPJPY +81,300円
AUDJPY +6,600円
CADJPY +80,800円
CHFJPY +35,900円
EURGBP +9,067円
EURCHF +5,804円
TOTAL +574,786円
週間戦績(当週)
TOTAL +7,187,105円
月間戦績(12月)
TOTAL +7,533,054円
年間戦績(2018年)
TOTAL +351,175,393円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +1,251,503,709円
【本日のこのエントリーは、予約更新となっております。】
毎週の事ですが、土曜日の戦績は、日本時間で金曜日から土曜日に日付が変わり早朝まで、ニューヨーク時間で金曜日の夕方市場終了までの取引です。
週末、アメリカの長期金利がだだ下がりでして、ここ3ヶ月くらいの10年債利回りのチャートを見ますとこんな感じです⇩
ね?最近の落ち込みが極端だと分かるかと思います。
いつもですと、利上げあると目されるFOMCを前に、この時期ですと利上げの折り込み度は相当高くなる頃なんですが、週末段階で25bpの利上げ折り込み度が70.8%と、前週末の78.0%から随分と下がりました。また、金利据え置きとの見方も週末段階で29.2%と、前週末の22.0%から随分と上昇しております。
そして昨日、セントルイス連銀のブラード総裁が⇩このような発言を行いまして、
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実質、利上げ反対の表明です。
ブラード総裁は、いつも利上げに慎重な姿勢を見せているので市場の反応こそ限定的だったのですが、おそらくトランプ大統領は大変満足に違いありません。さあ、全米12の地区連銀の中で下から2番目の規模のセントルイス連銀の総裁から、次期FRB議長が登場するのかどうか(笑)。
上の米10年債利回りのチャートで、後ろに少し透けておりますのはドル円のチャートです。最近はあまり連動しなくなって来ていたのですが、少し前までダイナミックに連動しておりました。これが、もし、12月のFOMCで金利据え置きとでもなり、急激な円高で米10年債利回りまで収束でもしたら面白いのですが。
さあ、誰が待っているのか分かりませんが、お待ちかねと言う事になっておりますCFTC の IMMポジションです。毎週火曜日現在の数字を集計して米商品先物取引委員会(CFTC)が週末に公表しております「シカゴIMM」ポジションです。書くことが少ない日曜日の更新に、ブログのスペースを埋めるのに非常に役立つんですが、が、今週は発表がありません。
年に2回から多くて4回程度、連邦の祝日絡みで発表が翌週月曜日になることがあります。今回は今年2回目の月曜日発表で、1回目は7月の独立記念日絡みのところでした。CFTCのホームページには年間の発表予定日が掲載されておりまして、そこにはちゃんと発表遅延する事も書いてあるんですが、が、実は今回は発表予定日にも掲載されていない発表遅延でして、理由はこちら⇩
そう、先日12月5日に行われましたブッシュシニアの国葬に伴う国民の休日によるものでして、IMMポジションの集計日が毎週火曜日の4日ですので、これでしたら仕方ありません。今回12月4日分の発表は、現地時間で10日月曜日、日本時間では11日火曜日早朝と言う事になります。
ところで、11月25日に更新しましたブログで、IMMポジションのリリーススケジュールの表に凄い誤りが1年近く放置されていると言う事を書きました。
スペース埋まるんで、全文再掲載⇩しておきますね(笑)。
https://www.cftc.gov/MarketReports/CommitmentsofTraders/ReleaseSchedule/index.htm
ところで、この⇧画像は7月の時にキャプチャーしてお絵描きしたものなんですが、今現在でも全く同じ状況なんです。えっ?年間予定だから特に問題無いだろうって?確かに表自体は何の問題も無いんですが、
The following is a tentative schedule of releases through 2017.
次の表は、2017年末までの暫定的なリリーススケジュールです。もう、2018年も終わろうとしてるんですけど(笑)。
この表を見る度に思ってる事がありまして、これがもし日本のお役所のホームページの記載であったら、年度が間違って掲載されても早い段階で修正されたと思うんです。そこには、記載誤りを発見したら指摘せずにはいられない皆様と、指摘されたらスグに直さないとならない義務感的な何かがあり、良いとか悪いとか判断が難しいところでもあります。
もしかしたら、CFTCも誤りを指摘されているけど修正していないのかもしれませんし、日本語を理解する人より遥かに多い英語を理解する人がこのページを見ているのにも関わらず、ただの一人もCFTCに指摘しなかったのかもしれません。繰り返しますが、だから日本がどうのとか日本人がどうのと批判したり小馬鹿にしているわけでもなく、アメリカがどうのとか英語話者がどうのと同じく批判したり小馬鹿にしているわけでもありません。
翌年のスケジュールが発表になるのは、例年ですとサンクスギビングが明けて12月になった頃ですので、来年版こそ「schedule of releases through 2019.」になりますように見守っていたいと思ってます。来年版がもし 2017 のままだったら、これはもうさすがにCFTCに言いますよ(笑)。
そして、ついに来年のリリーススケジュールが公開されまして、私の祈りが天を通じてCFTCまで届いたようです。ちゃんと来年のリリーススケジュールでは、2019年になってました。これで夜も安心して寝られます(笑)。
ちなみに、来年は公表がずれるのは独立記念日と感謝祭、クリスマスの絡みで3回の予定のようです。
ファーウェイの副会長が逮捕され、株式市場も大きく揺るがす大事態となっておりまして、ニュースなどでも盛んにアメリカからの追跡を逃れるかのような行動をしていたとの報道が繰り返しされております。
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今回、メキシコへ行くにあたってカナダで乗り継いだ事に関して、アメリカでの逮捕を避けるためとの報道が山のようにありますが、その点に関して私が知りうる限りの知識で、そのような意図があったかどうかは現時点では全く不明であると言う事を説明してみたいと思います。
まず、アジアからメキシコに行くためにカナダで乗り継いで行く事は、広く一般的に行われております。アジア圏からメキシコまで直行便が非常に少ないと言う理由以外に、メキシコを目的地とするアメリカでの乗り継ぎでもビザが必要なためです。
日本人はあまりビザを意識しませんが、アメリカにビザ免除で入国できる国籍者と言うのはかなり少なく、このファーウェイの副会長が持っていたとされる中国と香港のパスポートではビザが無いとアメリカに入国できません。乗り継ぎだけなら入国する必要が無いのでは?と思うかもしれませんが、それはアメリカの空港の構造によるもので、国際線の出発でも国内線の出発でも、ほとんどの空港で出発ゲートが共用でして、国際線から到着した場合には必ず全員がアメリカに入国する必要があるんです。ですので、特に香港のパスポートを持ってるのでしたら、カナダへはビザが無くても入国できますし、そもそもカナダでしたら国際線から国際線への乗り継ぎは入国せずにする事も可能ですので中南米とアジアの往来にカナダで乗り継ぐのは一般的です。
ちなみに、アメリカを経由してカナダとメキシコへ行く際には、ビザ免除でアメリカに入国して乗り継いだ場合、カナダやメキシコなど近隣諸国へ行ってる期間もアメリカに滞在した事になると言う謎規則がありまして、例えばカナダへ行く際にデルタ航空でシアトルまで行って乗り継いでトロントへ行くなんて格安で行かれる航空券があったりするので比較的行われるのですが、日本人の場合はカナダに6ヶ月までビザ免除で滞在できるからと言ってそのまま6ヶ月滞在して帰国しますと、先程の謎規則のためにアメリカにも6ヶ月滞在した事にされて、アメリカでオーバーステイと言う事になるので C-1通過ビザが必要と言うのが本来の規則なんです。ただ、これにも例外がありまして、カナダやメキシコの居住者であればビザ免除で通過がOKだったりしますし、厳密にこの条件を適用されたと言う人も実際にはあまり聞いた事がありません(出入国回数の多さと合わせ技で指摘された人なら知っております)。
話しは戻りまして、「孟氏は10代後半の息子が米ボストンの学校に通っているにもかかわらず、17年から米国を避けてきた」と言う記事もあるのですが、留学先にお母ちゃんが頻繁に来たら、普通はウザくね?(笑)。いや、何回かは行ったとしても「母ちゃん、もう来んなよ!」って言われね?(笑)。だいたい、アジア圏からボストンに行くのですら普通は乗継便ですから、ボストンに息子が留学してるのにアメリカに入国してないから、それがアメリカの捜査に気がついて渡米を避けていたとは思えません。
それに、中国や香港のパスポートでは入国にビザが必要と言うだけでなく、大企業の上級管理職が非常に重宝する条約E-1/E-2ビザと言われる無敵のアメリカビザが中国や香港のパスポートでは取れないんです。正確に言えば、国籍に対して取得可能かどうかの判断であるので、中国国籍者には取れないと言う方が正しいのですが。ここまで大企業の副会長ですので観光や商用で入国できるB-1/B-2ビザは持っていたでしょうが、息子に会いたいからと言ってわざわざB-2観光ビザを行使したり、あるいは無理やり出張を作ってB-1商用で入ってまで息子に会いに行く事までするかどうか。ビザ免除や条約ビザが取れる日本人や先進西側諸国民と同じような感覚で、中国国籍者や発展途上国の方のアメリカ入国を考える事はできないんです。
また、アメリカ捜査当局が逮捕状を取っていた事を知っていてカナダ乗り継ぎをしたと言う論調も多く見かけますが、まさかファーウェイくらいの世界規模の会社が、もし本当にアメリカ捜査当局が逮捕状を取っていた事を知っていたなら、カナダが刑事協力でアメリカの逮捕状を執行できる事を知らないわけがありません。一体何十人、もしかしたら何百人のアメリカの弁護士を雇ってるのでしょう。
先日からのカルロス・ゴーン氏の逮捕でもそうですが、発表している方は自己に都合がいい内容で発表しますし、報道などは盛り上がると思われる方に傾斜して報道する事はよくある事です。
今回のファーウェイの件、本当に言われるような対イラン制裁に反する取引を行っていたのかどうか、その点をしっかりと報道してもらいたいと思います。
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