FX専業 システムトレード日々の戦績

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。

2017/04/10 月曜日

随分昔アメブロ時代に書いたのですが、いつもシステムトレーダーを自称する私ですが、前日分のチャートをグラフに手書きすると言う、システムトレーダーに似つかわしくないアナログチックな作業を毎日毎日しております。

ameblo.jp

赤いシャープペンシルと青いシャープペンシルの芯を入れた2本のシャープペンシルを用意し、値が上がった日は青いシャープペンシルでキャンドルを描き、下がった日は赤いシャープペンシル*1 でキャンドルを描きます。すると、ここ最近は上がり基調なのか下がり基調なのか、シャープペンシルの芯の減り具合を比べますと、一目瞭然と言うわけです。バーチャートよりキャンドルチャートですと実体部分を塗りつぶしますので、上昇下降の比率以上に、その時々の方向感がシャープペンシルの芯の減り具合に現れます。それ以上に、自分で手で描く事によって、なんとなく値動きを感じられると言いますか。実際のところ、半分は惰性で続けてるんですが(笑)。

これ、全通貨でやりますと大変ですので、ドル円・ユーロドル・ポンドドルの3ペアだけ限定です。日々描く日足と、週に1回の週足、3ペアで合計6枚のグラフですが、これがまた値動きが激しいと上や下に方眼紙を足したりしないとならず、毎回方眼紙を左から右まで使い終わるまで、キレイに1枚で足りる事は少ないんです。次の方眼紙になる時にも「最近は上昇傾向だから、下の方から始めとこうかな」とかすると、突然トレンドが変わって下にどんどん行き始めたり(笑)。なかなか大変です。

A4版の方眼紙は、だいたいどのメーカーでも「長辺250mm×短編180mm」です。キャンドルに2ミリ幅を使い、キャンドルとキャンドルの間は1ミリ開けますので1枚でキャンドル83本、日足を描く場合キャンドルは週5本ですので方眼紙を横向きに使うと16週分ちょっとのキャンドルが描けます。ですが、ここはあえて13週分までにしておき、年間52週を4枚の方眼紙でキレイに分けて使うと言うわけです。週足に関しては、方眼紙を縦向きに使いますと1枚でキャンドル60本が描けますので、年間52週でちょうどいい感じになります。

ところで、このキャンドルチャート、ロウソク足チャートとも言いますが、日本人が発明したって知ってましたか?日本人が発明したので、用語もそのまま日本語が用いられている物もあったりしまして、たとえば十字クロスの「寄引同事線」は、海外の方でも「Doji Lines」又は「Doji form」あるいは単に「Doji」と言ったり *2 します。もっと凄いのは、寄り引きがその日の高値安値だった場合に発生する、キャンドルが実体部分だけの上下にヒゲが無いチャート、日本語では「丸坊主」と言われますが、これも「Marubozu」です(笑)。ロウソク足チャートの発明が日本人であり、用語の由来が日本語と知らずに使ってる人も多くいたりしまして、見るからに西洋人が「マルボウズ、マルボウズ」言ってる *3 のは、若干面白いです。

 

なんでこんな話しになったのかと言いますと、先週まで我が家に滞在しておりました、英国から来ていたうちの子たちのハトコの彼(三人称)が、私が描いているチャートを見て「なぜパソコンで簡単に表示されるのに、毎日手で描いているのか」と不思議そうに聞いてきたのを思い出しまして、書いてみました。やはり、何度も日本にやって来て、その度に夜中にカップ麺を一緒に食べておりますと、帰ってしまうと若干寂しい気がしないでも無いです。「べっ、別に、寂しいとは言ってないんだから、勘違いしないでよね」と言う感じではあるのですが(笑)。

その時に「相場観を掴むのには、自分で手で描くと感じられるようになる」と言う話しをしましたところ、彼(三人称)も今後描いてみると言うので、日本にいるうちにチャートを描く練習をしておりました。 

上に表示したアメブロ時代の記事では「100均で売っている方眼紙」を使っているような事を書いたのですが、100均で売っている方眼紙でも別に構わないと言うだけでして、私が実際に使っているのはトレーシングペーパーの方眼紙です。これ、普通の方眼紙と何が違うのかと言いますと、方眼の印刷が裏側になりまして、チャートを描く表面は真っさらなんです。ですので、方眼を印刷してあるインクの本当に微妙な盛り上がりや描き難さが一切無いんです。この手の物は日本人が作るのが間違いなく世界一でして、この紙も浅草橋のシモジマと言う文具専門のお店に、一緒に自転車で行って買ってきたので英国に持ち帰っております。

このシモジマですが、文具専門のお店と言うかお店群になっておりまして、いくつものビルに扱い商品ごとに分かれて浅草橋に点在しております。さながら新宿西口のヨドバシカメラのようです。さすがにシモジマの話しを推し進めると、方向性がなんだか分からなくなるので、この辺にしておきます(笑)。

 


 

この土日、いつもの土日以上に世界ではいろいろありました。政治軍事的な動き、そして、またしてもテロリズム。

アメリカが、南シナ海に派遣していた空母カールビンソンを朝鮮半島近海へ向かわせるとの発表がありました。もちろん、北朝鮮の最近の動きを受けてのことでしょう。この報道中で最も気になるのは、このカールビンソンを中心とする空母群が「西太平洋で第3艦隊の作戦統制下に置かれる」と言う事でして、本来朝鮮半島近海は第7艦隊の管轄海域ですので、数年前から言われている管轄海域の撤廃が更に進んだことなのか、あるいは、もともとが管轄であった第7艦隊は自管轄を守る必要性がある作戦を行うために、あえて第3艦隊に特命が下ったのか。3月にありました海上自衛隊と第3艦隊の合同演習の件もありますし、前者の管轄海域撤廃が進んだと思いたいところですが。

エジプトでは、短時間のうちに2ヶ所の教会を爆弾するテロが発生しました。この教会はコプト正教会の教会でして、昨年の12月にも、さらにそれ以前から何度も攻撃の標的にされております。キリスト教の東方教会に属する教派でして、エジプトの人口1割にもなる信者がいるのにも関わらず、ムバラク前大統領の時代から受けていた迫害が、現在も止むことがありません。また、イスラム教との確執も大きく、内からも外からも受難の止むことがないそんな印象がある教派です。今回の爆破テロ、既に早々と過激派組織の「イスラム国」が犯行を認めておりまして、実際は違ったとしてもこの人たちの中では「犯行声明した者勝ち」みたいなところもあるんですが。亡くなられた方が、どうか神様の御許にお導きがありますように。

 


 

で、いよいよ為替の件ですが、なんか書きすぎて疲れたので適当に(笑)。

指標で注目なのは、まず、日本時間で12日水曜日午後5時半に発表のあります英国の雇用関係指標でして、ただでさえ低い英国の失業率がどうなるのか、またILO国際労働機関の定めた方法で計算しなおした失業率、ILO失業率がどうなるのか、その辺が注目です。また、その前日11日火曜日には英国のCPI、週末の木曜金曜日にかけてアメリカのPPIとCPIの発表がありまして、特に日本時間で14日金曜日午後9時半に発表になりますCPIはそのまま直結してインフレ率でもあるわけで、同時に発表になります小売売上高と合わせて「FRBが利上げするのかどうか」「どこまで利上げを織り込んでいいのか」の判断、その結果として「債券利回りがどうなるのか」が決まり、最終的に「株価と為替が動くことになる」この最終的なロジックはいつもと変わらずなのですが、そこにトランプ大統領の思惑が絡んで来ておりますので、いつもにも増して重要なCPIの発表となるかと思います。

 

さあ、来週も後半になったら「ゴールデンウィークまであと何日なのか」指折り数えられるようになって来ます *4 ので、まずは今週を乗り切れるように、頑張ってまいりましょう。

 


*1:赤青はどちらがどちらでも構いませんが、海外では赤青の場合は赤が陽線(上)で青が陰線(下)の、私と逆のパターンの方が多いでしょうか。ただ、私はこっちで始めてしまったのでそのままの色使いと言うだけです。

*2:実際は「Cross」と言う言い方も多くされます。

*3:固有名詞なので仕方ないのですが(笑)。実際は「no shadows(ヒゲなし)」や「only body(実体だけ)」とも言われますが「Marubozu」で通じない人は、まず英語を理解する金融マンではいないと思います。

*4:ゴールデンウィークまで10日を切れば、両手の指10本で数えられると言う意味です。