FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/03/26 戦績

 2020/03/26 木曜日 戦績

USDJPY        +288,400円

EURUSD        +513,510円

GBPUSD      +1,249,017円

AUDUSD         +46,818円

NZDUSD         +51,372円

USDCAD        +226,196円

USDCHF        +256,221円

EURJPY        +127,100円

GBPJPY        +972,900円

AUDJPY         +84,400円

NZDJPY        +103,700円

CADJPY        +182,300円

CHFJPY         +40,400円

EURGBP         +72,734円

EURCHF         +24,317円

TOTAL       +4,239,385円

 

週間戦績(当週)

TOTAL      +17,299,455円

 

月間戦績(03月)

TOTAL     +117,698,876円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL     +174,487,053円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +368,580,542円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,748,580,557円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

ここに来ての強引なドル買いからの転換した売り展開、先月2月19日から円に対してだけ突如強烈にドル高を誘発し、112円を付けたところで急激にドル安に向かったのと同じような匂いを感じます。

そんな動きの理由は何でも付けられます。2月19日から数日の円売りドル高のときは「遂に日本国と日本円の正当な評価が来た」くらいの勢いで書かれてましたが、数日で勢いを失った直後にダウ暴落からの急激な円高を迎え、一瞬で「リスク回避の円買い」とか言われる有様。そんな正当な評価で失落するような通貨、リスク回避で買うんかい!と突っ込まざるをえませんでした(笑)。まあ、記者や専門家と言われる皆さんも、お仕事だから何か書かないとならないと言う大変なところではあるかと思うんですけど。

 

本来の為替レートと言うのは「いくら」なのかと言うのは非常に難しく、取引されている現在の為替レートが適切と言う事はかなり珍しい事です。よく割安なのか割高なのかを評価する時に使われる、BIS国際決済銀行の公表する「実質実効レート(EER) 」と言うものがありまして、2010年を100とした時に今週の月曜日23日現在で円は87.48と割安=円安となっております。購買力平価と言う物価を元にして評価されているため、国力をそのまま比較したものではありませんが、このEERも一つの目安にはなる基準です。ちなみに一番低いのはアルゼンチンで 9.55です(笑)。

為替レートは本当に複雑かつ微妙なバランスで成立してますから、購買力平価=物価だけで値が決まるわけでも、各国の雇用状況だけで決まるわけでも、政策だけで決まるわけでもありません。ついでに言えば、意図して動かそうとしても動きますし、ミセスワタナベが「あら?お安いわね」とポチッとしただけでもカバー連鎖が入れば大き動くわけで、つまり何が原因で現在価格が決まってるのか、何が原因で動くのか、誰にも全く分かりません。

 

昨日午後9時半、毎週発表されるアメリカの新規失業保険申請件数の発表がありました。近年はおよそ20万件前後の事が多く、先週は28万件強と少し多かったのですが、今週は過去に例を見ないほどの多くの申請が予想されておりました。予想する金融機関や労務関係企業によって100万件から250万件程度までバラツキがありましたが、およそ100万件以上だろうと予想されていたところ、なんと328万件(笑)。

新規失業保険申請件数  28.2万件
 28.1万件
150.0万件 328.3万件

他にも午後9時半にはアメリカのいくつかの指標が同時に発表になっておりましたが、国内総生産(GDP)は2回目の改定である確定値、貿易収支は特に目立った動きもなく、大きく為替相場が動くとしたらこの新規失業保険申請件数だけが材料でしたが、一瞬だけ、ドル円ですと僅か20pips程度の反応をしただけで終了しました。

もっとも、元々それほど大きく注目されている指標では無いと言う事と、継続受給者の数がそれほど伸びておらず冷静に見ていると言うのもあるのでしょう。

失業保険継続受給件数 170.2万件
170.1万件
179.1万件 180.3万件

サブプライムローン問題があった頃もこんな300万件を超える新規申請なんてものは見た事がなかったのですが、カチャカチャっと端末叩いて2008年以降のランキングを出してみたところ、今回がブッチギリのナンバーワン。次の第2位が2009年4月2日発表の66万9千件、そこから50万件を超えている週は第54位2009年11月19日50万1千件まで続きまして、一つ上の第53位2010年8月19日50万4千件を除き全てが2008年と2009年に集中しておりました。つまり、今回のこの1回だけ見ても、過去の毎週毎週大きく申請されていた頃と比べたら大した影響も無いとも言えるのかもしれません。

 

自分で「驚きの指標結果でも値が動かない驚き」と言いながら「こんな指標結果でも値が動かないのも仕方ない」と結論づけてる意味不明な展開になってますが、結局は「市場が何に注目しているかによって為替相場は決定する」と言いたかったわけです。


 

今週末、関東も天気がひどい事になりそうです。

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せっかく暖かくなってきましたが、簡単には冬を終わりにさせてもらえないようです。新型コロナウイルスの影響で大変なご時世ですが、天候にも十分にご注意下さい。


 

いつもと同じように、既に作ってあります指標の結果だけは貼っておきます。

日本国2月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
企業向けサービス価格指数
(前比)
+2.3% +2.2% +2.1%
フランス3月
1530JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
INSEE企業信頼感指数 100.5
102.5
 93.0  98.4
INSEE企業景況総合指数 105.0
105.4
 95.0  94.7
ドイツ4月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
GfK消費者信頼感指数  8.3
 9.8
 7.1  2.7
英国2月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比) +1.1%
+0.9%
+0.2%  -0.3%
小売売上高(前比) +0.9%
+0.8%
+0.8%   0.0%
英国2月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
コア小売売上高(前比) +1.8%
+1.6%
 -0.2%  -0.5%
コア小売売上高(前比) +1.3%
+1.2%
+1.1% +0.5%
ユーロ圏2月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネーサプライM3
(前比)
+5.2% +5.2% +5.5%
マネーサプライM1
(前比)
+7.9% +8.1%
米国第4四半期(10-12月)
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)確定値
(前比・年率換算)
+2.1% +2.1% +2.1%
GDP価格指数・確定値
(前比・年率換算)
+1.3% +1.3% +1.4%
GDP個人消費支出・確定値
(前比・年率換算)
+1.7% +1.7% +1.8%
GDPコア個人消費支出・確定値
(前比・年率換算)
+1.2% +1.2% +1.3%
米国2月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
先行貿易収支
(前比)
-659.0億ドル
-655.0億ドル
-689.0億ドル -598.9億ドル
先行卸売在庫
(前比)
 -0.5%
 -0.4%
 -0.5%
先行小売在庫
(前比)
+0.3%   0.0%
米国 週次
03/26 2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
新規失業保険申請件数  28.2万件
 28.1万件
150.0万件 328.3万件
失業保険継続受給件数 170.2万件
170.1万件
179.1万件 180.3万件

 

=別表= 米国 EIA週間天然ガス在庫集計

米国 EIA週間天然ガス在庫集計
(03/20分)

2330JST
前回値 市場予想 結果
天然ガス在庫(前比)   -9Bcf  -25Bcf  -29Bcf

 


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